2009年3月25日水曜日

早くも!

早くも、萌芽第一号です!
外の最高気温は5℃ですが、
3重ハウスの中は25℃くらい
あるんです。

例年より5日くらい早いです。

下の写真は、実験で堆肥を
大量投入して、土と混ぜている
ところです。



土壌改良で堆肥を投入することは
よく知られていますが、6m×50mの
ハウスに10tもの堆肥を入れる
アスパラ農家もいるんです!
まずは、実験なので1tほど入れました。

実は、泥炭土壌は細菌や微生物の
活動が特殊なので、他の土地で成功
しているからといって、全てが同じように
成果が上がるわけではないのです。

天然有機なのは良いのですが、
使いこなすのはなかなか難しいです…。

2009年3月22日日曜日

エコファーマー

忘れてました。
先週、すべてのアスパラ畑でエコファーマーの
認定を受けました。


しかし、そうです、忘れていいほどのものなです。
なぜなら、確かに持続性の高い農業を実践する、
という目的は素晴らしいのですが、農産品の
品質を高めるでもなく、農場管理を強化するわけ
でもなく、味がよくなるわけでもないからです。

これから書くことは、批判でも、反対意見でもありません。

ただ、曖昧なものへの変な角度からの意見です。

また、うちやま農園でも、有機・無農薬栽培に取り組んでますし、

農業は持続性こそ大切だ、とも思ってます。



食の安心・安全、とは、具体的に何なのでしょう?
そもそも有機・無農薬だからといって、全てが
安心・安全、というわけではなく、科学的に根拠が
ありませんし、証明できません。


うちやま農園では、有機JASも、JGAPも、
申請して諸手続きして、お金を払えば取得できます。
取得しないのは、認証機関への支払いが高すぎること、
食の安心・安全・美味しさ、を作るのは、農家の心掛け
しだいであって、認証ではないと思うから、です。

いろいろな農家がいますし、いろいろな経営があるので、
どこが良くてどこが悪い、という話ではありません。
うちやま農園はうちやま農園のやり方で、消費者に
信頼してもらえば良いと思ってます。

でも、わかりやすい認定で全国区だし、エコファーマー
の認定にはお金が掛からないので、2月にちゃちゃっと
申請して、先週に認定もらっちゃいました。


なぜ有機・無農薬は安心・安全ではないの?とか、
じゃぁどうやって農産物を選べばいいの?などなど、
ご質問にはさらに詳しくご説明します(^^)



近所の田んぼに白鳥が餌を求めてやってきてます。

2009年3月21日土曜日

萌芽準備、完了!!


先日の2重ハウスの中です。

枯れたアスパラを片づけたあと、
有機石灰とマグネシウム肥料を
撒いて土と混ぜ、アスパラの畝に
あわせてトンネルを掛けます。
写真、わかりにくいですね、
すみません。

3重ハウス、のような感じです(^^)
こうすると、例年ではあと10日ほどで
ハウスのグリーンアスパラが萌芽するんですよ。




仕事がおわって、17時くらいに
ハウスの上空を真ガンが飛んでいたので
一枚パチリ。
真ガンはよくみえませんが、夕暮れが
キレイでした。
今日もいい仕事したな~!!

2009年3月19日木曜日

ハウス2重張り

ハウスの中に一回り小さいハウスを張りました。


この時期でも気温は氷点下になるため、2重に
張ってハウス内の温度を保ちます。さらに
このあとトンネルを作って、3重にするんですが…。

下に残る白いものは、雪です。
なんと、明日から1週間くらい、また雪が
降るようです。気温も上がらないので、
収穫が遅れちゃうかも、です。






下の写真は、雪の下になっていた枯れたアスパラを
片付けています。

アスパラは雪降る前に茎葉の養分を根に送り、
越冬します。そして枯れた茎葉には斑点病などの
病気がついているので、すべて圃場の外に出し、
焼却処分します(野焼きにはあたりません^^;)。

結構草刈り機で刈り、フォークで集め、一輪車で
運ぶ。この単純作業が、結構シンドイのです。

でも、あと1週間もすれば大好きなアスパラが食べられる!という思いが
背中を押してくれるんです(^^)!

2009年3月18日水曜日

農家のこせがれネットワーク

高知の旅の1日前、農家のこせがれネットワーク
設立発表会に参加しました!



簡単に説明しますと、農業を、かっこよく、感動があって、
稼げる、新しい3K産業にしようという人たちの集まり。
そのために、新規就農者を増やしたり耕作放棄地を効果的に
利用する取組などを行う予定。農業に積極的に参加したい
人々のプラットフォームとして活動します。
3か月の募集で発起人が1060人にのぼりました。


ここには30代前後を中心に集まっており、北海道では
巡り合えないような農家や農法、農業を取り巻く人々が
集まっており、ここに書く内容がストレートに話せる人々の
集まりでした(^^)
刺激的で、勉強になって、成長につながります!!


みなさんも、ぜひご参加ください!!


さて、2月27日の播種したパプリカの芽が
ようやく出そろってきました。ただ・・・・
やや徒長ぎみです。オランダ系のパプリカでは
ないので、高温が必要なのでしょうか・・・・。
















こちらは、高知のお土産のポンカンを持つ娘。
意味はありません。オマケです。


2009年3月15日日曜日

猛吹雪・・・

北海道は、春の訪れが遠いようです・・・。
昨年よりも早くハウスを張れたものの、気温が上がらず、ハウス内は
まだ雪が残っています。さらに、昨日からの風速10mを超える猛吹雪によって、
桁部分の農ポリが破れてしまいました(T_T)
修理は風が止んでからです。
 下の写真は、ハウス内の様子です。順調に行けば、あと20日もしないでアスパラがニョキニョキと顔を出すはずなんですが・・・。加温設備がないため、ハウスとはいえ自然任せなんです。



こちらは、融雪剤の散布です。何せ13haもあるので、トラクターでバーっと撒きます。
炭酸カルシウムなので、酸性の強い泥炭地のph調整にも役に立つんです(^^)



次回は、報告が遅くなりましたが、農家のこせがれネットワークについて書きます!

2009年3月13日金曜日

高知、高知・・・


 4泊5日の高知研修旅行。ふた皮くらい剥けるかと思いきや、
剥け過ぎた、という感じです!(^^)!


 一行は、北海道農業者サロンといって、北海道の農業を
改善しよう、もっと良くしよう、農業の先駆者たろう、といった
思いのある方々の集まり。私は少々多忙な父の代わりとして
行かせてもらいました。

 山内一豊の土佐藩が開かれたときから、粛々と野菜の原種を
守って作り続けている農家、農地が山しかないために収穫方法
や種苗方法を徹底的に追求して最高の味を求める果樹農家、
害虫を食べる天敵を放つことによって無農薬栽培を行う農家、
などなど。さらには、ここには書けないような、希少な農業も
沢山みることができました!

 農業は製販一体が改善への早道といわれており、うちやま農園
でも目指すところは、そこです。しかし、先日見学させていただいた
農家さんは、農業を続ける、日本の種を守る、もしくは、
(大小は別として)コミュニティのために働く、といった、経済性とは
別の次元で農業を行っている、と感じました。現地を見たことが
ない人は、いろいろと思うことがあるでしょう。


 しかし、目の当たりにすると、それはあたりまえにそこにあって、
論理や正当性などといった頭で理解するような次元は、超えて
しまっているんです。本当に。


 その他にも、農業経営の有り方や、気候・風土の活かし方など、
勉強になることは様々。それは、今後の生活に、ここでの内容に
表れてくると思います。

2009年3月5日木曜日

早期出荷アスパラ

ご存知とは思いますが、うちやま農園は、露地栽培に こだわっています。


ただ、ハウスも4棟あるんです。
何のためかというと、アスパラ収穫期間を
長くするためと、効率的に収入も確保したい、
という点が大きいです。

3月2日から5日にかけて、そのうちの3棟に
ビニールをかけました。上の写真は、ハウスの
中です。


北海道外の方々は見たこともないかも
しれませんが、下の写真は、投雪機で雪を
ハウスの外に飛ばしているんです。

今年は雪が少なかったために、非常に楽を
させてもらいました(^^)


実は、3月7日から、12日まで、出張します。
7日は、発起人になっている「農家のこせがれ
ネットワーク」の決起集会に参加、8日から12日
は、高知県に行って、農作物の勉強をしてきます。
きっと、ふた皮くらい剥けてくると思います!^^!