2022年12月7日水曜日

出張〜東京編

11/16~26、毎年恒例のお得意様挨拶回りに行ってきました。

昨年、10日間の日程が辛いから、
来年からは東京近郊と大阪近郊の2カ所を、
1年おきに訪問することにしよう、と決めたのですが、
それを思い出したのが、行きの飛行機の中という、
お粗末な話。

農繁期には本当に畑以外のことに頭が頭が働かなくなっています。
でも、昨年は農家に会うことをメインに回ったことは覚えていて、
今年はアスパラを売ってくれている現場、街の雰囲気を中心に
回るという事は、計画に入れれました。

そんな旅の中のことを、3部に分けて書きます。まずは東京。

写真は目黒の寄生虫館です。
観光はゼロでしたが、ふと面白そうで寄ってみました。


どういう寄生虫が過去に人に被害を及ぼして、
どうやって解決してきたか、を詳しく展示してくれています。
ミクロの世界ですが、こうして展示してくれることが、
そしてそれを維持しているということが、感動的でした。
唯一無二の存在なんです、この館は。
そのお陰で、大事なこと思い出せました。
私はアスパラだけを作りたいんじゃなくて、
うちやま農園にしかできないことを探していたんだ、と。
楽しいと思う仕事をすることはもちろんですが、
うちにしかできないことで家族や社会に貢献できたら、
それは最高に嬉しいだろうな、と思ってます。
この一点突破の施設のお陰で、気分晴れやかです。


こちらは「HAUS」さんです。
オーナーシェフの小林さんが畑に来てくれたので、
オープンのお祝いとお礼に伺いました。
お店に伺った時には、料理ももちろんですが、
お客さんの雰囲気にも気を配っています。
お客さんがお店を作ります。
うちも、お客さんに作ってもらってます。
それを具体的な感じじゃなくて、抽象的に感じることが、
私のアスパラの一部に還元されていると思ってます。


いつもの八百屋さん。
よくやってますよね、直送メインの八百屋を。


こちら、野菜ジャーナリストの篠原さん。
3年ぶりくらいに会いましたが、
野菜や畑の話よりも、育児の話でほぼ終わってしまったw
子育てって、贅沢な時間でもあり、次代を担うことでもあり、
とても充実しているように感じました。
畑には、ゆっくり復活して欲しいと思います。
これだけ情報発信が容易にできるようになりまして、
畑の現場感みたいなものが伝えやすくなりましたが、
認証や主義ではない、きちんとした野菜を作る人は、
それほど増えていない、という実感です。
真贋の見極めをしつつ、それを伝えられる野菜ジャーナリストは貴重です。


東京駅。15時。
人が少ないんですよ。
コロナ前にはサラリーマン風のおじさま達が
電話と鞄を持ってうじゃうじゃしてましたが、
あの人たちはどこへ行っちゃったの?と思います。


東京では、何人かの旧友と親交を深めることもできました。
昔の自分を知る人たちを通して、偏った自分や社会の見方など
の発見があり、大好きな時間です。

物価がものすごく上がっているんだな、ということも実感。
それなのに、生鮮品については全然上がっていない。
大事なものが何か気づいている人、世界に安心している人、
色々な価値観がありますので多くな書けませんが、
テレビや政治に惑わされるなかれです。

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