2015年10月21日水曜日

アースカフェ

10/17にアースカフェのイベントがうちやま農園で行われました。
土を掘って、その土地の成り立ちや歴史に理解を深めよう、というもの。

3年前にここよりも南西に15kmほどの濱本農場にて行われました。
こちらと同じ泥炭ですが、一言で「泥炭」といっても、これほど違いがあるとは。
堆積物、川の氾濫の頻度、堆積スピード、植生などなど。

中でも、植生や堆積物の説明からこの地の栄養価についての話、
この泥炭土壌におけるフルボ酸の働きと投入資材との関連付けは、
うちやま農園のアスパラガスの味や生育を説明するのには、
心底納得できるものでした。
アスパラの欠株や大豆の生育コントロールの困難性なども納得でした。
思っていたよりも良い土壌があるとわかったと同時に、
思っていたよりも良い土層ではないこともわかりました。


谷教授の話は、少し土をかじったことがある人にはとてもわかりやすく、
切り口や歯切れのいい物言いが素晴らしいです。


当初は私と谷教授のトークバトルを期待する声もありましたが、
喧嘩にならなかったのは、谷さんは農家へのリスペクトを忘れない人だからです。
やっていることや現状について否定することなく、認めながら解説や共感してくれています。
泥炭土壌にピートを入れる意味の理解も当然のようにしていただきました。


場所を変えての座談会では、アスパラの販売方法を中心に。
味の伝え方、消費者とのコミュニケーションのとり方、距離感、
営業先の選定理由、競合概念などなど、好き勝手に話させていただきました。

突っ込みが少なくて残念でしたが、小さいからこそできる販売方法だし、
どうやって営業したか、なぜこうしないのか、といった質問が欲しいところでした。
とはいっても、ブログを読んでくれている農家、前職で懇意にしていた社長の息子さん、
facebookで名前を見たことある方々、友達の友達などなど、
久しぶりにポジティブな出会いの場となったことが嬉しかったです。
来ている方々は積極的に農業をとらえている、気持ちの良い方々で、
これは会を仕切られているLeapsの鈴木さんのお人柄あってだと思います。


私は、懐の深い泥炭土壌と、懐の深いアスパラガスと、
懐の深い人に囲まれていて、本当に恵まれていると実感しました。


おまけの写真は、昨年仕事しに来てくれていた山内くんと子ども達。

2015年10月12日月曜日

イベントのご案内

10/17、「The Earth Cafe @アスパラ畑」開催します。
https://www.facebook.com/events/812218648898377/

アスパラ畑の土を1m掘って、
土壌に詳しい帯広畜産大学の谷教授とあれやこれや議論します。
会費もありますが、充実した内容になると思います。

土壌に、泥炭に、アスパラに、興味がある方、
谷教授に、主催のアースカフェに興味のある方、
是非ご参加ください!



11/18-20、「アグリビジネス創出フェア」のお手伝いに行きます。
当農園が試験圃場となっている、「寒地における高収益施設アスパラガス栽培の実証試験」
のブースにいる予定です。
http://agribiz-fair.jp/detail.php?id=2060


場所は東京はお台場の「東京ビッグサイト」。
お近くの方は是非お越しください!

なお、札幌では同様の内容で11/27・28に開催します。
場所はサッポロファクトリー。
(詳細のリンクは、後日いたします)



12/18、高収益施設アスパラガス新技術研究会による第二回セミナーを開催します。
場所は酪農学園大学。
http://www.rakuno.ac.jp/article-38220.html
少々オカタイかもしれませんが、こちらも是非ご参加ください^^

激変

アスパラ作りが下手くそだなあ、と痛感します。

8/19

9/12

9/23

9/26

10/4

10/11

来年のために、茎葉を刈り取って持ち出ししてます。
少しでも病気の菌を畑に残さないために。
そして少しでも株が生き残るように。
少しでも早く地温が上がって萌芽するように。
少しでも・・・

2015年10月4日日曜日

打ち上げました!

写真撮り忘れましたが、10/3にパートさんの打上を行いました!

17名の固定メンバーのうち、13名が参加。
3時間にわたり、今年のうちやま農園のこともそこそこに、
美味しい料理とお酒と、楽しい話で盛り上がっていただきました。

畑では仕事中心になるので、そのときにはできない話が盛りだくさん。
僕はこのブログの更新頻度が低いことを突っ込まれ、あわてて書いているのです(笑)

うちやま農園は、パートさんなしでは絶対に存在しえません。
こうしてたくさんの方に知っていただきつつ、たくさんの人が働いてみたい
と思える体制を作っていこうと考え初めた本年。
コミュニケーションのとり方を変えたり、話す回数を変えたり、
作業段取りを変えたりと、少しでも快適に、安全に、作業してもらえるようにと
一年間奔走しました。
その甲斐があったのか、それともたまたま優秀な方々に集まっていただいたのか、
わかりませんが、それぞれの方が楽しく作業をしてもらえたと思います。
誰もが「いい仕事」をしたいのです。

5年以上来ていて毎日のように来てくれるベテランさんと、
1年目もしくは2年目で毎日は来れない新人さん。
年齢差や経験差がある中で、揉め事もなく仕事ができてきたのは、
おそらくそれぞれが大人の対応、配慮、気持ちをもって臨んでくれたからだと思います。

もちろん、少し我慢をしてくれた方もいると思いますので、
みんながみんな、快適に仕事をできる体制を目指します。

なお、急でしたが今年は初めて二次会を行い、7名に残っていただき、
日が変わるまでぐだぐだと飲み語りしてました。
農作業できるだけあって、やはりエネルギッシュだなー、と。

また来年も来てくれるかどうかは、うちのやってきたことが試されるところです。
どうなっても受け入れますし、関わってくれたみなさんが、
幸せな人生を歩んでくれるなら、その選択は見守るしかないですし。