2023年9月29日金曜日

ここ数年

ブログの投稿がかなり滞っておりますが、

FACEBOOKに投稿しているためです。

インスタグラムやX(Twitter)は、実名登録ではなく、

誰かわからないので、投稿を控えております。


理由としては、不特定多数の方へのメッセージの難しさを痛感しております。

そして、知っている人にだけ発信する容易さに、流されております。

もしFACEBOOKに登録している方がいらっしゃれば、

友人限定で発信しておりますので、リクエストをしてくれたらありがたいです。

その際、メッセージも添えていただけると助かります。


情けない話ですが、コメントによって私も結構傷ついております。

気にしないようにしても、気になり続けます。

相手が誰かわかっていれば、この人ならこういう解釈するんだ、と

問題なく流せるのですが、相手が見えないとこちら側で咀嚼するしかありません。

それは、精神的な負担がかなり大きく、難しいです。


私は、万人受けする人柄ではありません。

それでも、私を好んでくれたり、面白がってくれたりする少数派の方々に支えられて、

仕事も生活も成り立っていると思っています。


どうしても伝えたいこと、論理的に発信したいことがあれば、

こちらのブログを利用します。

ただ、1ヶ月に1回くらいになってしまっている現状への言い訳を書きたくて、

この周りくどい投稿となりました。

引き続き、よろしくお願いします。

2023年7月12日水曜日

一番大事な時期

7月上旬は、露地アスパラにとって、最も大事な時期です。
うちやま農園に限っては、特に。

アスパラで最も怖いのは、病気です。
次に台風。

病気の中でも、一番怖いのが茎枯病。
次が疫病、褐斑病、斑点病などなど。
その茎枯病や疫病が最も付きやすい時期が、立茎開始直後です。
まだ茎が柔らかいこの時期に、豪雨にさらされると、
うちやま農園ではほぼ全ての畑で病気にかかってしまいます。
雨さえ降らなければ、なんですが、
大事な期間は3週間ほどあるので、その期間に降らないのは奇跡に近い。

対策は諸々あります。
当然、できることはやります。
それでも、ゲリラ豪雨で泥水が跳ねるような天気になったら、
来春の収穫量大幅減少を覚悟します。
自然の猛威の前では、我々の作業など無力に近いです。

ですから、この時期は対策を行いつつ、
ゲリラ豪雨に当たらないことを祈るのみなのです。

6/30に一度当たっていますが、僅かな被害ですみました。
その後乾きまくっていましたが、7/11からの豪雨予報。
今の所、農園の周辺ではゲリラ豪雨はありません。
運がいい。
でも冬に局地的に大雪もらったりしてるから、
トータルではどこも変わらない損害を受けていると思われます。

この時期に、丈夫にアスパラが立ち上がれば、その後は、
台風が来ないか、雹が降らないか、洪水にならないか、と、
ずーっと心配は絶えません。
今が良くても、台風でアスパラが倒れてしまったら、
来年の収穫は減少どころか、ゼロの可能性もあります。

北海道は約半年しか作物を作れません。
折り返し地点にきましたが、気を抜かず畑を歩きたいと思います。

2023年7月6日木曜日

畑の変化をダイジェストで

5月中旬、平年並みの時期に露路アスパラがスタートしました。
他産地が早かったし、美唄市内でもうちより10日も早いところがありましたが、
泥炭地は地温が上がりにくいので、大雪の影響もあり、
ゆっくりと萌芽してきました。
6月初旬にはギフトもほぼ送り終え、
草との戦いを迎えるのですが、そこは省きます。


露地のピーク前に、ホワイトアスパラもピークを迎えておりました。
収穫量は昨年の3割増しで、今年も人気のうちに終えられました。


今年から始める加工品の準備もしています。


アスパラを30日くらいとった頃、来春に向けての準備を始めます。
収穫をいつ打ち切っても良いように、培土してイボ竹を立てて、
アスパラが倒れないようにします。

その頃、ハウス内ではもう立茎が整っており、
来春、夏アスパラに向けての準備万端です。


7月に入って、8年前に仕事に来てくれた山内くんが
新婚の奥様を連れて立ち寄ってくれました。
ゆとりくんというアダ名も持っていますが、
自分のペースを崩さない生き方は、尊敬してます。


色々な野菜の色々な作業があれこれ重なってくるので、
いつもホワイトボードに書き出します。
終わったら消してまた新しいものへ。
天候にも助けられ、少し遅れながらも進んでいます。
今年は、予定していたスタッフが数名来れなくなったので、
作業が進まずにヤキモキしました。
でもスタッフにはそれは伝わっていなかったようで、
イライラやヤキモキを伝わらなくて良かった思ってます。
急いだって、できることは限られているので、
その時の全力が尽くせれば良いと思ってます。
無理しても、長期的には何も良いことは生まれません。


そして、今朝の畑です。
露地の立茎も良い立ち姿になってきました。
本日、午後から暴風が吹き荒れる天気予報なので
気が気じゃありません。
対策はしてあっても、不安ばかりが頭をよぎります。

夏は、アスパラも野菜も、たくさん収穫物が出てきます。
引き続き楽しく仕事して、美味しい野菜を届けられたら、嬉しいです。

毎年のことですが・・・

露地アスパラの収穫が始まってから1ヶ月ほど、
ブログの更新も滞ってますが、色々なことが一瞬の出来事のようです。

一番美味しい露地アスパラの、初めの2週間が、味が濃くて
本当に大好きな味なのです。
そのアスパラを直接お客様に元に届けたくて始めた直送。
今年もなんとか送ることができましたが、その仕事に集中するため、
プライベートなことにはほぼ頭が回りません。

あんなに楽しみにしていた村上春樹氏の新刊「街とその不確かな壁」も
4月下旬から8ページしか進まないという現実。
老化って、こういうことだ。

スタッフのおかげです。あと家族も。
年々体力は落ちるものの、仕事のやり方が上手になっていきます。
そういう人たちに来てもらっていることを、改めて感謝。

先日、古い友人が偶然家の前を通り、立ち話。
テツのサッカーの情報がないじゃないか、とw
少しだけ、書きますね。
4月から新チームとして活動開始。
HKDというチームは、クラブチームでサッカーしたい、
サッカーに意欲的な子供、明るい子供ばかり。
上位リーグにいてガツガツした子供達とは違い、いい意味でリラックスしてます。
そこで楽しそうにサッカーを続けるテツ。
トレセンという選抜された子供の練習会にも参加し、
u13年代の札幌選抜にも選ばれています。
大好きなサッカーのために、勉強も頑張っており、
周りの賢さに圧倒されつつも、喰らい付いてます。
いい根性だなあw
背は145cmくらいまで伸び、まだ伸びそうな気配。
今はサッカーの練習よりも、背を伸ばすための食事と睡眠、
そしてきちんと体を使えるようになるトレーニングが大事だ、
と諭しても、すぐにサッカーしたがる子供なんですよね。

2023年4月23日日曜日

直売と体験農園について

約3年、長らく休止していた直売と収穫体験。

お電話いただいたり、直接来園されて、アスパラ買えますか?と
聞かれる度に、申し訳なくお断りしておりました。

今年から、少しづつ再開しようと考えております。

美唄でうちのアスパラを買えない、
食べているけど畑も見てみたいし、畑で食べてみたい、と言う、
地元の方や、アスパラを買っていただいているお客様への
サービスのために始めます。

方法は、直売も収穫体験も、事前に登録していただいたSNSにて
情報発信することで、数日前のお知らせに対応できる方を
対象に試運転を始めてみます。

うまくいくかはわかりませんが、
最優先は健全なアスパラの生育です。
ご理解いただけいると助かります。
目指すのは、農家側も、収穫する側も、
お互いに気持ちの良い収穫体験です。


なお、これまで休んでいた理由は下記の通りです。
長文ですみませんが、アスパラとお客様を、
ひいてはスタッフや家族のためにやめていましたので、
ご一読いただけると助かります。


お電話で受け付けないのは、申し訳ないのですが、間違いが発生したり、
言った言わないのトラブルが一件でも発生すると精神的に辛いからです。
お互いのためにならない。

なぜ直接来園した人に売らないかと言うと、
3月からたくさんnのお客様にご予約いただいているのに、
急に来園した人や、アポイントもない方へ優遇する理由が何もないからです。
そもそも、小売をしていないのに、売ってもらって当たり前、
みたいな来客が多すぎるんですよね。

収穫体験についても、同様です。
そもそも、畑に入って収穫すると言うこと自体、
実は農家のお手伝いにはひとつもなっておりません。
それどころか、(もちろん過失ですが)傷をつけてしまったり、
菌の持ち込みなど、リスクの方が結構多いのです。
お客様に悪気はないですし、楽しみたい気持ちがあるのも承知しております。

さらに、天気によっては全く収穫もできる状況でもないのに、
そして人も全然足りない時に、
ご予約いただいた手前、断れないことも多々ありました。
せっかく体験に来てもらっているのに、
少ないアスパラが取られちゃう、と言うこちらの気持ちは、
何らかの形で伝わってしまいます。
また収穫してもらうことで、入園料をいただいたとしても、
それに合わせて作業したり、後始末をすることが、
待っているお客様のためにも、アスパラ自体にとっても、
合理性のないことだと判断していました。


無理なく続けられる、みんなのためになって、
みんなが良いと思える仕組みができたらいいなと思ってます。

2023年4月11日火曜日

議会議員、首長、国の奉仕者・・・

昨年末から真剣に考えている、美唄をよくするために、

議員や市長になって美唄を改善するということ。


結論としては、立候補しません。

期待していただいた方々、申し訳ありません。

検討を公言することで、本当になるとはどういうことか、

考えることができました。


私がどういう人生を歩みたいか。

そこに、国や自治体の奉仕者として、枠の中で働くことは当てはまりませんでした。

一般企業で働き、変化を楽しみながら自主的に学びました。

後継者として農業をはじめ、理不尽な環境で我慢を強いられながら自力を蓄え、

経営移譲を受けてからは「他に例がない」ことに挑戦し続けています。


自分を縛るということが、自分にどういう影響を与えるのか。

他にもやりたいことがあるんじゃないか。

自分をスポイルしてきた連中に一泡吹かせたいという欲はないか。

その行為は、身近な人を幸せに、楽しくできるのか。

美唄をよくするための行動は議員・市長だけなのか。


色々な論点があると思いますが、私は違う行為を選択します。

(私の検討だけで騒いだみなさん、勝手に騒いだだけなので知りませんよ。)

今年47歳。

楽しいことはたくさん見つけられますし、挑戦したいことも湧いてきます。

今回のことを直接会って話せた親しい方々は、全員反対してくれました。

反対されるから、もっと真剣に考えられました。

ありがとうございます。


さて、アスパラとりに行こう。