2009年7月11日

土壌還元消毒


アスパラのハウスで連作する際に障害を防ぐために
消毒する方法のひとつです。アスパラ生育の障害になる
フザリウムの低減に効果があると言われています。
 
まず、1.5t/10a程度の米ぬかを撒きます。そして、
深耕ロータリで50cm程度まで耕します。
 

耕すと、こんな感じになります。白っぽいにょろにょろ
した物体は、アスパラの吸収根です。たっぷりあります。
 
このあと、ロータリかけのために端に除けておいた
灌水チューブを元に戻し、全面にビニールを掛けて、
たっぷりと灌水して、ハウス内を蒸しぶろサウナ状態に
して、1ヶ月間くらい米ぬかを発酵させると、消毒完了。
 
アレロパシー対策については、植える際にはもう少し
資材の投入が必要なんですが、それはその時に
掲載します。活性炭が大事なんです。
 
 

さて、本日は美唄のアンテナショップがオープンしました。
アンテナショップなのに、美唄市内にありまして、お客様
もほとんどが美唄の人…。
うちやま農園からは、アスパラとソラマメを出してます。
まずまずの売れ行き。

価格破壊

これ、ダメです。
 
農協より高いから、売れないよりマシだから、趣味だから、などなど。これらの理由で野菜を大量に安く販売することは、同業者の首を絞めるだけでなく、自分にも返ってくるのです。
 
アスパラを例に、農協への販売価格1,000円/kgとすると、仲卸には1,300円、小売店には1,700円、消費者には2,000円以上。概ねこんな感じで値段が付いています。農家と消費者の間には2~4業者が入って、運送やとりまとめといった手間を掛けるために、価格が上昇していきます。
 
仮に、農協より高いからと、スーパー(小売店)に1,300円で売ったとしましょう。始めは良いかもしれませんが、売り場担当者や仕入れ担当者が代わったり、スーパーの経営環境が変化したとき、さらに安くしてくれ、もしくは他所では1,200円で売ってくれる、などという状況になりがちです。こうなると止まりません。900円で売るところも出てきます。消費者にとっては良いことだと思います。私も安くて良い野菜選びには自信ありますし。しかし、原価計算をすると、農家は赤字のところが多いです。でも正確な原価計算をしていないところがさらに価格を破壊します。さらに、いったん下がった価格は、なかなか上がりません。最悪なのは、「農協に出すより良いでしょ」などと、当初から価格引き下げを目的とした買いつけ業者がいるいことです。農協は販売の手間と選果作業を行うので、1,000円でいいんです。この手間を農家がやるなら、その分の価格も乗せて販売しないと、人件費も出ないですよ、ホント。
 
また、補助金を原価から差し引いて販売価格を設定するという、国に依存した農業経営。これも農業の振興を妨げるとともに、票田に利用され、経営能力が養われないことに繋がっているのではないでしょうか。補助金を頼りに価格を設定されると、補助金をもらえない農家は食べていけません。これも農業が産業として成長しない原因かも。自分さえよければいい、という農家は勝手すぎです。
 
談合をしろ、高く売れ、と言っているわけではありませんが、適正価格があると思います。種代、肥料代、農薬代、機械償却費、人件費(無農薬の場合は手間が掛かる分、人件費が増加する)、その他資材費、そして適正な利益を加えたのが、販売・小売価格になるべきなのです。これができる農家とできない農家で価格設定が違いますが、補助金に頼らず、事業の黒字を維持するなら、よく見かける異常な低価格野菜は無くなるはずなんですが…。
 
安く売ると、喜ばれます。でも、安く売らなくても、適正価格でも、商品が良ければ、さらに喜ばれる。そして、お客様だけでなく、農業振興にも貢献できる、と思うのです…。
 
そもそも、新鮮な野菜が一番おいしいでしょ?一番おいしいものが一番高い、これでいいのでは??

2009年7月6日

その他の野菜の状況


トウモロコシですが、生育がやや遅れています。
大きく見せるように写真撮りましたが、
実際はまだ膝丈くらいです。


こちらは、自然薯です。
北海道では育たない、原種がないというのが
常識らしいですが、近所で原種がありましたので、
作らせてもらってます。
品種は「掘れ惚れねちっこ」。織田農園さんより。


こちはら、ニンニクです。
春の野菜では、アスパラ同様に疲労回復や滋養強壮
の効果を持つ野菜で、香りがたまらない!6片の
ニンニクを大事に種とって作り続けています。
 
20年くらい前にはニンニクも大量生産していたのですが、
アスパラと作業時期が重複してしまうため、やめて、
家庭用と御裾分け用に少しだけ作ってます。


こちらは直播したソラマメ。右はハウスの中のソラマメ。
収穫し始めましたが、味が乗るのはあと2,3日後かな。
 
うちやま農園では、好きな野菜、自分が食べたい野菜を
作ってます。農薬は0回か1回の散布に止め、堆肥や有機石灰
などをメインに施し、アスパラ同様に露地主体です。
 
寒暖の差が激しいことと、泥炭という天然有機土質で育つ
野菜は、野菜のプロでなくとも、美味しくなっちゃいますよ!(^^)!
 
ソラマメ、ニンニクをメインにした、旬の野菜詰め合わせ
受付できますよー

親バカ&生産者バカ?


 娘と戯れています。
 トラクタにも乗せちゃってます(^^)
 
 たまに圃場に娘が来た時には、少しの時間ですが
 仕事そっちのけです。
 
 うーん、一番かわいい


さて、こちらはハウス促成の立茎栽培による
夏アスパラの萌芽です。やっと出てきました。
 
昨年よりも手を掛けたこともあって、良い茎が
立ち、太めのアスパラがでてます(^^)
ただ、もう少し多くとれるハズなんですが…。
 
露地の夏アスパラ、あと1週間くらいで最盛期に
入る予定ですが、6月の悪天候もあってやや
遅れるかもしれません。
 
アスパラ、頑張って光合成してくれー!!

2009年6月29日

収穫終盤


 
大勢でのわいわい収穫体験&バーベキュー♪
札幌から車でいらっしゃって、生の美味しさに感激の様子(^^)
来年は、もっと美味しい時期に来てくださいね!!
 


こちら、仲良し4人組でした。
好天の下、野菜好きの方々が、新鮮なアスパラに舌鼓(^^)
 
 
 
 先日、農家のこせがれネットワークの、北海道交流会が
開催されました。参加人数は20名ほどでしたが、来年1月の
決起集会in北海道の開催を約束してくれました。
 私、幹事もやらせていただくことになりまして、
参加目標人数は200人です。興味ある方、見てみてください。
 要は、農家を、カッコ良くて、稼げて、感動のある、3K産業に
しよう!そのために、新規就農者や実家が農家の『こせがれ』を
就農させるための支援をしよう、というものです。
 全国の農家と横のつながりも持てますし、何より、日本の農業を
活性化したい!!という思いのある方は、ぜひご参加を!
 参加資格はありませんが、農業王国北海道なので、
農家の積極的な参加がほしいです。今後はブログでも
開催内容などについて報告していきます。

2009年6月23日

好み

 こちら、キリンビールさんの『ザ・ゴールド』。私が日本のビールでは2番目に好きで、1番は同じくキリンビールさんの『ハートランド』で、樽生のものはタマリマセン。
 奥に写っているのは妻の料理ですが、メインはビール。こちら北海道ではほとんど置いている店はありません。コンビニはもちろん、酒屋さんでも置いているところは僅か。発売から2年くらいと思いますが、あっという間に店頭から消えました…。美味さの解説は省略しますが、一般的な好みと私の好みにズレがあるんだな、と思います。
 これは、結構大きな問題だと思います。野菜の味も好みが分かれ、アスパラひとつとっても、臭み、甘み、エグみ、すっきり感、歯ごたえ、などなど要素があり、それぞれの人に美味しいアスパラは違いますよね。てことは、一番、なんて決めにくいですよ、本当に。うちやま農園では、他の農家さんのアスパラも購入して食べていますが、食べなれた味と鮮度から、我が家のが一番だな、なんて思っているのかも知れません。だからこそ、お得意様の声はとても大切。
 今年は時期にもよるのかも知れませんが、「去年よりも筋が固い」、「甘みが減った」などの感想をいただきました。天候や土の具合のちょっとした違いで変化がでてしまうのですが、言い訳です。露地栽培なので、常時同じような味、なんて無理なんですが、味が落ちたことには不安を覚えますし、改善のために考えられる対策は実行します。ちなみに、「毎年美味しいね」とか「野性味あふれる露地の味ですね」といった感想もいただいてます。
 そうです、来年の味へのアスパラ管理は、すでに始まっているんです!
 最後にお知らせ。遅くなりましたが、『現代農業』7月号の208P~209Pに、うちやま農園のアスパラ収穫作業風景が掲載されています。