2025年1月4日土曜日

2025年も最適化

2023年末に、経営の最適化を目指すと漠然と宣言していました。

それに気づいたのは、2024年末。

とにかく黒字化に必死だった2024年は、

目指す姿を思い出しもしなかったものの、

最適化へと進んでいると思える一年でした。


もちろん、その流れで2025年も進みます。

とにかく、関わる人を大切にします。

実は家を建てた15年前に、

スタッフの休憩場所を新しくできなかったことに、

ずーっと引け目を感じていました。

ごめんね、みんな頑張っているのに、うちだけ新しくしちゃって、と。

15年遅れましたが、昨年ようやくスタッフの休憩場所を綺麗にできました。

今年からは、もう少し快適になると思います。

少しホッとしてますが、もっとスタッフに寄り添いたいですね。


選果場では、直売を再開しようかと思っています。

コロナでスタッフへの配慮から、中断していましたが、

スタッフもやってくれそうなので、

今年から再開予定です。

収穫体験は、まだ休みます。

生産体制がもう少し確立したらやろうかな、と。

スタッフも面白くやれるといいんですよね。

誰かが我慢する仕組みは、良い循環を産まないので、

関わる人みんなが楽しめてお金が回る体制を探ります。


少しずつ、確実に、老化しています。

だから、少しずつ、無理していたことを減らしていきます。

でもできることは全力でやります。

毎年毎年、たくさんの変化がやってきて、

たくさんの小さな対応を積み重ねて、快適な職場に。

人にも、アスパラにも、最適を。

泥炭を生かしたアスパラづくりで、今年も鮮度良いアスパラを届けます。


遊びに来てくれる息子の友達にも。


雪が昨年ペンキ塗ったにも関わらず屋根に溜まりすぎる。

あれ、困ったなあ。


皆様にも良い年になりますように。

本年もよろしくお願いします。

2024年12月17日火曜日

癒えた傷

出張から帰ってきたら、しっかりと積雪していました。
晴れていますが遠くに雪雲が見えるこの景色、結構好きです。
2週間経って本日、あっという間に雪まみれで、
ハウスのパイプを見る限りでは、1mくらいになったでしょうか。


仕事を終え、今年の収支も無事に黒字で終えそうで、
色々な人に会って、色々な本を読んでいる途中。
ふと、2年前に負った心の傷というか、引っ掛かりが取れた、
ような気がしました。

息子が小6で育児が一段落、農業経営も人に恵まれていると
実感できていた2年前、本気で街を変えることに挑戦しようと、
調査して考えて、そして断念。

やりたいこと、自分で意義深いと思ったこと、
残りの人生を賭けられるんじゃないかと思ったこと、
社会に貢献したい気持ちなど、混沌とした気持ちが昂っていましたが、
(理由は親しい人にしか話していません)
それを断念しました。
無意識でしたが、ショックで無力感というか虚無感というか、
宙ぶらりんのまま2年過ごして、
そんなことも忘れて仕事に没頭していました。

それがつい先日、
馴れ合いのままで過ごしている場合じゃないのでは、
と尊敬する人に飲み会で突っ込まれ、
快適な暮らしに一石を投じてもらいました。

何かやりたいな、きっと心はそれを求めている。
もちろん、これからそれがじわじわと湧き上がってくると
思うので、転換期に自分の考えで判断できるように、
心と体を健康に保っておこうと思います。



11/21-30まで、お得意先の挨拶回りに出張していました。
大阪2泊、愛知3泊、東京4泊。
7〜8割くらいは回れますが、ハードな旅です。

でも、美味しい料理と規則正しい生活で、なんとかなる。
以前は朝早くから夜遅くまで遊びも仕事もびっちり入れていましたが、
今では朝は10時以降、夜もご飯食べたら帰ってくる感じで、
ほぼ仕事のみで行動します。


レストランでの充実した時間。
ほんの一部ですが、写真だけお裾分け。
お得意先との交流は、仕事の刺激と共に、
年々深くなることに充実感があります。

小売店では、人の流れ、表情、店員さんの動き、
そしてバイヤーの笑顔。
醸成するような良い時間ですが、共有できる人は誰もいません。
1人で噛み締めて、次のアポイントへ。


出張出発前に完成させた人工芝の冬季保管ハウス。
機械入れますが、運動もできます。
10日間家族に会えなかった寂しさもありましたが、
一瞬で元通り。


年の瀬となりましたが、今年も人に恵まれた1年でした。
アスパラに、スタッフに、家族に、お客さんに、
サプライヤーの皆さんや、農家の仲間たち、
そして自分にも、しっかりと寄り添えるように、
英気を養う冬休みにしたいと思います。
2024年は年男でしたが、いつも通り良い一年でした。
感謝感謝。ありがとうございます。
皆様も、良いお年をお迎えください。

2024年11月20日水曜日

農作業一段落の初冬

9月の投稿から、片付けが一気に進み、雪景色の北海道です。

11月7日に初雪が降り、最高気温も10度まで上がらない日が続いて、

アスパラの転流活動も終息しました。

よく頑張ったアスパラは、今年よりも美味しいアスパラになるはずです。

昨年もそう思いましたが、今年の温度から、ほぼ確実だと思います。

人間がやることよりも、天気や運による結果要因が半分以上を占めます。

そうならないように努力はしても、結果はいつもそうなります。

だから、諦めないことと、諦めること、どっちも大切。


今年のコメの価格高騰は、食用の米を作っている農家にとっては、

これまでの苦労が報われたのかも知れません。しかし、

食用ではなく飼料用や、米以外の畑作物を作った農家にとっては、

そこまで大きな恩恵はなかったと推察されます。

それでも北海道においては天気が良かったため、

昨年に比べて収穫量は増加した農家がほとんどだと思います。


うちやま農園もその波に乗りたかったのですが、

アスパラは昨年より微減、その他の作物は微増だったので、

ほぼ昨年並みの収支となりました。

カリフラワーは3年ぶりに収穫できたものの、

栽培の難しさを痛感。

アスパラ畑の後作でこそうまく行くけど、

更の農地で作るのは難しい。


毎年毎年、何らかの変化がやってきて、何らかの対応をして、

それでも経験値はどんどん上がっているので、

言い訳せずに前向きに経営していきたいです。

11月6日には、お得意先の懇親会があり、

東京でバイヤーさんと農家が集まりました。

今時珍しい企画ですが、やはり、有意義。

人が会うことのパワーは絶大です。


こちら、10年ぶりくらいにパープルアスパラを植えました。

ギフトになるのは2026年ですが、

他の農家がどんどん作らなくなった今こそ、

楽しんで作れそうなので、皆さんも楽しみに待っていてください。


毎年のことですが、1年間のスケジュールはほぼ決まっています。

2月下旬から雪かきとハウス被覆スタートして、

4月から9月が繁忙期、そして11月上旬で農作業終了。

11月中旬〜下旬にお得意先にお礼に伺いつつ、来年の相談。

12月は決算前の資金調整や年末の何となくの忙しさと体休め。

1月には家族旅行入れつつ、趣味の読書、経営計画、

人と会うことを2月中旬までやり、そして雪かきスタート。

メリハリがあると思いますが、体調は仕事に応じて変化するので、

年とともに効かなくなった無理を、熟練の技で効率化します。

まあ、限界はありますね。

だからこそ、家族もスタッフも、健康第一、家庭第一、なのです。

プレイベートの充実のためにビジネスを充実させるという

本来の快適な生活のために、今年も残り数日を楽しみます。

2024年9月26日木曜日

有機農業やってるアスパラ農家を視察

赤井川へ。

ホワイトアスパラで50年前から有名な滝本さんと、

友達の赤木さんの畑を見に。


赤井川は、茎枯病が発生していない、道内でも数少ない生産地のひとつ。

環境が羨ましいのはさておき、それは気候や環境だけではなかろう。

特に、赤木さんは有機圃場も慣行圃場もどちらも手掛けており、

アスパラを見るにはもうここしかないような農家。

性格も最高。


で、農薬云々もある程度はあると思うが、窒素肥料がかなり土に悪さを

しているのではないかと推測。

急激に硝酸態窒素を吸う環境にすることが、土にもアスパラにも、

無理がかかっているかもしれない。炭水化物だけやればいいわけでは無いが、

アスパラの本来の性質に寄った、春のみでがっちりと収穫する、

という生産体制に戻す必要があるのでは無いか、と。


春の収穫量が足りないと、ついつい夏で挽回と考えてします。

それがアスパラに無理をかけているかもしれない、と思ったり。

土に緩衝力を持たせることについては、方向は間違えていないだろう。

有機物の与え方についても、この冬は再考が必要。

作業のタイミングも。


もちろん、経営や販売、市場の状況も話は尽きない。

眠くなる前に帰ってきたが、久しぶりに充実した勉強だった。

2024年9月17日火曜日

ムスコのこと2

閲覧数が意外と多い、ムスコのことという5年前のブログ。

今読むと恥ずかしいくらいのムスコ自慢w

プロになるの?なんて当時は言われたりもしましたが、

期待と不安を親が抱える中で、ムスコなりにサッカーを通じて成長をしています。


小学校から中学校までの話は折に触れて書いていたと思います。

今は中学2年。

サッカーは、怪我と体調不良で不完全燃焼といったところ。

小学校では縁のなかった札幌トレセンに選ばれるも、

大事な大会や選考会の時に体調不良や怪我で参加できないことがほとんど。

チーム内でも上の学年のチームに選ばれるも、

怪我や体調不良で力を出せずに沈黙、試合にもほぼ出ない。

そうこうしている間に試合勘も鈍り、得意の連動も影を潜める。

暑さが一段落したので、これから挽回できるのか、また怪我か・・・。


通学に慣れるのに1年かかったのも影響ありますね。

体が小さいので負荷が大きくなります。

サッカーをする仲間が変わったので、自分の得意なプレーが

コーチにもチームメイトにも理解されずに、苦しんでいるのも感じます。

ワンタッチや連動が当たり前だった前チームと比べると、

とにかくボールを持ってからなんとかしようとするサッカーや、

フィジカルが前提にあるサッカーには馴染めないのかも。

プレースタイルも、誰からも評価されるものではなく、

好きな人と嫌いな人が分かれるスタイルなので、良き指導者に出会えるといいね。


そして、思春期。

楽しいことや勉強などのやるべきことが増えてきて、

やりたいことだけをやれた小学生とは大きく異なる生活。

反抗期、厨二病などなど。

変化を楽しく捉えている親ではありますが、ある部分では苦しんでいるのもわかり、

それを自分で乗り越えて、自主性を掴んでほしいと願っています。

たくさん失敗して、自分で考えろ、と。


コンサドーレのジュニアユースに昇格できなかった時点で、

プロは無理と烙印を押されたようなものだし、そのための努力もさほどしていない。

ストイックにやらないってことはその程度のサッカーへの情熱。

好きだけど、全てを賭けるほどではないってこと、よくわかります。

私もそういう子供だったw

どうやって好きなことと関わっていくか、これからもっともっと考えるでしょう。

早くに決める必要はないし、決めて道を狭めるより、

たくさんの選択肢を作る経験を今はしてほしい。

サッカーと勉強においては、早期に挫折していることが、

今後の人生でプラスに働かせることができる思考を持っているムスコだと思います。


長々と思いを書くってことは、私の脳みそを整理したかったってことかも。

でも、ムスコからは、想像以上に楽しい時間をもらっているのは間違いないです。

2024年8月28日水曜日

8月もあっという間

8/27は終日土砂降りの天気予報。
午後は家の中で体休めをしましたが、
夏の疲れなのか、頭が重く、体がだるいです。
2階の窓で軽々とよじ登るカエルくんです。

今年は昨年よりも3〜5度くらい低いように感じてます。
日中の気温はもちろん、夜も25度を超えていた日がほとんどなかったので、
植物たちは比較的元気に成長しました。
露路の夏アスパラが想像以上に絶好調だったので、
たくさんのお客様にお届けすることができました。


7/11から開始していた、土壌還元消毒。
8/19に覆っていたビニルを剥がし、
土を乾燥させて、施肥&ロータリです。
雨が入る局地があるので、まだ定植はできていませんが、
8/30に植える予定です。
パープルアスパラを7年ぶりに復活させます。

ミニトマト、今年は始めて8年間で一番上手にできています。
8/19から収穫開始しており、
昨年のような暑さもないので、花落ちも少しで、新芽焼けもなく、
2ヶ月の収穫を頑張るのみです。


以前、野中ファームの野中くんの畑を見て、
トッピングしないなんて、信じられない、
と思いましたが、
理屈をこねてやってみると、できてますね。
空気が流れることが大事です。


今年もアスパラの収穫はあと1ヶ月を切り、
作物もミニトマト、カリフラワー、ホオズキ、小豆を残すのみ。
まさかの春アスパラの減収によって大苦戦している本年。
最後まで本年と数年先を見据えた仕事の選択と集中をして、
怪我なく終えられるように頑張ります。