2014年3月31日月曜日

そろそろです^^

昨年ハウス内にトンネルをかけて
2重ハウスの代わりにしたのですが、
局地的なので温度管理が非常に面倒かつ難しく、
今年はトンネルバンドを鉄骨材代わりにして
2重ハウスを作ってみました。
あーでもないこーでもない言いながら父と3時間。
ようやく完成し、温度もきちんと保たれています。
 
 
先日の投稿の搬出したアスパラのなりの果てです(笑)
美唄市はアスパラが振興作物のため、
特別に野焼きが許可されています。
こうして病気や虫の卵を焼いて
綺麗なアスパラが育ちます。


ハウス内の温度は、土中、地表面、空中で
かなり異なります。
うまく写ってませんが、土中5cmで25度でも
地表面は35度以上あります。
空中はもっと熱いのです。
大事なのは株元の温度なので地中です。
よーく見るとこの写真ではアスパラが10cmくらい顔を出してます。
この状態でもあと1日蒸しこみました。
出揃うまでは大丈夫。
出揃う前に蒸し込みやめると、萌芽が遅れます。
40度に2,3時間とかいう過酷な状況にならない限り
高温障害にはならない、と思って大丈夫です。


こちらは露地のトンネル予定地。
投雪したのでもう畝が見えています。
連日快晴かつ高温なので、
猛烈なスピードで融雪が進みます。
こんなに天気がいいと、アスパラが出る頃には
愚図つくんじゃないかとか遅霜が、とか、心配になってしまいますが、
雪融けが早いこと自体は良いことです。


そして本日の朝のアスパラ。
明日には食べれそう!!!
昨年は4/7初収穫。
ハウスを10日早く張っても、収穫までの差は6日。
温度がかかるかどうかなんですよね。


雪融けと同時に超繁忙期のはじまりはじまりー^^

2014年3月27日木曜日

友人が死にました。

(暗い話です。脳内整理として書きます。)

3/24に、くも膜下出血で。
同い年、37歳。
朝起きてこない友人を、お母さんが起こしに行ったら、
すでに冷たくなっていたそうです。

高校時代からの友人。
美唄の数少ない友人。
高校卒業してからも、一緒にドライブしたり電話したり、
美唄に戻ってきてからはアスパラ買ってくれたり、
冬には他の友人交えてご飯食べたり。
年に2,3回しか会わないけど、定期的に会ってた。
そんなに親しくないけど、なんとなくウマの合う友人。

26日に妹さんから電話来て、本人だと思って、
「おう。どした?」なんて出たら、報告あり。
なるべくたくさんの同級生に知らせようと、
意外とfacebookが役に立ったり。

その日のうちにご自宅にお伺い。
涙は出るのに言葉なんて何もでない。
独身の女性なので、お父さんとお母さんもうなだれて。
妹さんが気丈に話してくれるが、聞くほどに泣けてくる。
本人らしく人に迷惑かけずに死んだんだ、と…。

祖父母やお義父さんの死とは違う。
違うスイッチが押される感覚がある。
数年前から、大事な家族や友人とは、その人が
いつ死んでもいいように覚悟をすることを覚えました。
もう、我々は受け入れるしかないんだ、と。
でも、会えないとわかると会いたくなる。

家族、恩師、友人などの死に直面するたびに、
たぶん行き方に少し変化があるんじゃないかという気がする。
ひとりの死はとてもとても悲劇で、それを何度も経験すると、
潜在的な何かが変化してくるのではないか、なんて。
それは自分の死も受け入れていけるようになることなんだろうか。

仕事は普通にしてるし、日常になんら支障はない。
数日でこのことすら忘れるかもしれない。
そう、思い出すのは年に数回かもしれない。
でも何かが欠けたんだと思う。
経験が少なくていいこともあるんだと思ったり。

逆に、活発に生きる気力は湧いてくるんです。
死が現実的になるからなのか。
その人のためとかその人も分も、とかは思いません。
いつ死ぬか分からないから、自分のため、家族のため、
生きまくりたいな、と。長さの問題ではなく。

でもやっぱり、少し叫びたいかな。
バカー!って。
明日の告別式で叫んでみようかな。

2014年3月25日火曜日

よろしくお願いしますm(_ _)m

ようやくハウスのアスパラがお目見えです。
日照時間が少なかったので時間がかかりましたが、
24日からの暖気でようやく動き出しそうです。

今年もよろしくお願いします。

2014年3月24日月曜日

一緒に働きませんか?

アスパラ収穫がもうすぐ繁忙期を迎えようとしています。
昨年に続いて、一緒に働いてくれる方を募集しています。

【うちやま農園って、どんな農家?】
アスパラ一筋39年のアスパラ専業農家です。露地のアスパラを中心に栽培し、個人の方への直販をはじめ、一流レストランや百貨店にもアスパラを卸しております。
収穫の始まる5月中旬頃から9月中旬頃まで、働いてくれる方がいらっしゃると助かります。

【どういう働き方?】
仕事内容は、アスパラの収穫が80%、その他雑務が20%くらいです。
研修、パートタイマー、農業体験、いずれもお待ちしております。
アスパラ栽培の技術を学びたい方、お金を稼ぎたい方、限られた時間で仕事をしたい方、経験をしてみたい方、アスパラ好きな方、興味本位の方などなど。

【時間とか給与は?】
パートタイマーの方は時給でお支払しますし、研修や体験の方は内容によりますのでご相談ください。

【どうすれば?】
まずは私の携帯電話にお問い合わせください。
090-9083-5098
一度お会いしてから働くかどうかを決めていただきたいと思います。

【参考までに】
昨年は・・・
・6月中旬までなら働けます → 大歓迎です。
・午後から週二回しか来れませんが大丈夫でしょうか → 大歓迎です。
・平日の午前中のみでもいいですか → 大歓迎です。
・小銭を稼ぎたいので10日間だけ働きたいです → 大歓迎です。
・農業体験したいので二日だけ行ってもいいですか → 大歓迎です。
・ちょっとだけ暇つぶしに行きたいのですが → 大歓迎です。
・アスパラの技術を盗みに行きたいのですが → 大歓迎です。

【将来的には】
実はビジネスパートナーも募集しています。
独立を前提とした研修をしていただき、農業仲間を増やしていきたいと考えてます。
農業での起業をお考えの方も是非お越しください。

2014年3月23日日曜日

ヤマト運輸というパートナー

田舎の農家にとって、輸送を行ってくれる会社があるということが
どれだけありがたいことか、改めて気付かされています。

今回のヤマト運輸の全国一斉値上げに際し、です。

これまでヤマト運輸のサービスのもとで当たり前に
遠くに新鮮な状態で、しかも低価格で発送していました。
もちろん送料はお客様のご負担ですが、お客様がアスパラの
ために出すお金には変わらないですから。
また、田舎から生活者のいる場所に荷物を
運んでくれるサービスがあるからこその、直接販売だと、
改めて認識しております。

サービス面においては、ヤマト運輸が抜きんでていると思います。
シェアを確保するためだったのかもしれませんが、
かゆい所に手が届くサービスがたくさんあります。
翌配便、荷物の追跡、事故の追跡、補償、タイムサービス、などなど。
さらに、ヤマト運輸さんのドライバーさんは、当地域ではみなさん
明るく親切な対応をしていただき、嫌な顔一つしません。

代替え案として、運送会社を代えること、運送方法を変えること、も検討しました。

ゆうパックは、翌配便がないことと、配達員さんの車には
保冷バックがあるだけなので品質低下が著しいのです。
(ヤマト運輸も地域によってはこのように配達するようで、
エリアによっては配送事故が固まったりしますが…)
佐川急便は事故対応が配達員の責任になってしまうので
補償してくれないケースが多いことと、こちらの地域では
集荷の時間が早すぎることや事務所まで車で30分かかることがネックです。

料金は100円前後の差はでますが、運送会社によって品質に差が出るなら
ヤマト運輸にお願いしたいのです。
昨年、運送も含めてお宅の品質だろ?とご意見いただいのもあり

運送方法の変更については、発泡スチロールに保冷剤を入れる、というもの。
でもアスパラの呼吸量の多さでは、実は空気がこもって
腐敗臭をもたらす原因になることもあるんです。
せっかくの鮮度が台無しになるので、やはりこれもNG。
余談ですが、最近は当たり前になってきた品質保持フィルム。
過去にあれによって冷凍事故が多発した経験があり、
温度を下げて湿度を上げて密封しない、というのが良いと感じてます。

他者のサービスに依存しているリスクを最小限に
抑えることも少しずつ取り組まねばならないと認識しました。

更に、お客様はもちろんですが、パートナーとの共存共栄を考えると、
従業員が死にそうな過剰労働をしている状況は改善してほしいとも思います。

でも、まあ、とにかく、ヤマト運輸さん、これからも
アスパラの高品質輸送をよろしくお願いします。
m(_ _)m

2014年3月18日火曜日

ハウスアスパラの萌芽準備

ハウス内の雪がようやく融けました。


まずはアスパラについているネットを外します。
1時間。

そして灌水ホースをよけて刈りハ払い機で
アスパラを刈って、運搬車でハウスの外に出します。
2時間。


スッキリ。


そして土をめくります。
昨年培土した土を崩しているのですが、
土をめくると言います。
土を崩さずに深いままの下部にしておくと、
リン芽群が上がってきてしまうので、
水平にリン芽が伸びるように、土を春には崩します。
だいたい10-15cmの深さですね。
これが3時間。


気になった二重ハウスの歪みを直すのに
さらに2時間かかります。


そして父と2人で二重ハウスのビニルをはり、完成。
これ1時間×2人。
あとは蒸し込んで萌芽を待つばかり。
基準は、10度以上が200時間と言われていますが、
3月中には食べられるでしょう!
続けてもう2棟も作業進めます。


こちらは露地のトンネル栽培予定地。
トラクターで除雪して、この後融雪剤を散布予定。
今年は昨年・一昨年よりも積雪が多いようで…。
2月までは新たなアスパラ販売先が増えて、
雪融けも早そうなので、今年は余裕をもった経営がきるぞ、
と喜んでいましたが、甘かったです。

3/7,8の吹雪で大量の積雪となり、ヤマト運輸依存の
輸送体制の弱点が露呈してしまい、やはり甘くはない。
全然落ち込んでないですけどね。
やるだけです、昨年よりも少し多めに。

ヤマト運輸より、衝撃のお知らせ

通告は事前にされていたのですが、
その数日後に、日経新聞の一面に。
田舎の直売農家にとってのインフラである運送会社さん。
アスパラにおいては、品質維持ではヤマト運輸が
抜きんでているために、当農園も利用させてもらってました。
 
発送件数が2,000件に近づいてきた昨今において、
非常に痛い話ですが、送料の値上げです。
まるまるお客様にご負担いただく訳にもいかず、
頭の痛い話です。


3/12、思い立って旭山動物園へ。
カバ館、距離が近くていいのですが、何せ動かない…。


ハウスの雪が溶けかかってきたなー、と先日。
気になってのぞき見てます。

露地はまだまだ。
こんな模様がでいるくらいの風と低温です。


子どもたちは妻がつくったカマクラに大満足。
かまくらと言えば、お汁粉ですよね^^


なんとか二日間の猛吹雪を乗り越え、ハウスアスパラに
目途が立ってきました。
身体を春モードにしないと・・・

2014年3月9日日曜日

ハウス張りました

3/5に1棟、3/6にもう1棟、ハウスを張りました。

父と2人で1棟あたり3-4時間かかります。
5日は快晴の中、6日はやや雪と風が強まる中。
 
 
あと20日くらいでアスパラ食べれるよー、にこの笑顔の子供たち。


ところが・・・


7日は朝から吹雪で大荒れ。
保育園に子供が行けず、夕方まで除雪車も走れずに陸の孤島状態。


7日の夕方にはこのありさま。
でも、油断してたんですよね、風吹いてるから屋根に雪のらないだろう、と。


しかし、しっかり雪が乗ってまして、
ハウスを潰さない様に父と2人で21時から25時まで懸命の救出作業。
7日は何とか潰さずにすみました。
屋根から落ちた雪と吹雪で吹き込んだ雪で通路が埋まり、
雪がハウスの方の高さまで積り、一部屋根の上の雪と続いていたので、
かなり焦りながら、テンションあがりながらの作業でした。


翌日8日の夕方には通路をしっかり空けて準備。

それでも21時には部分的に40cmくらい上に乗っており、
2時間かけて降ろしました。



そして、何とか今朝を迎えられました。
このように、厳しい除雪をしたくないから、3月に入ってから
ハウスを張るようにしていたのですが、3月でもこれか、という感想です。


両親もハウス始めて15年、3月にこんなに雪で苦労したのは初めて、と。
温度が低すぎてハウス内でストーブも焚けず、
通路を除雪しようにもすぐにふさがるほどの猛吹雪、
もう辛抱強く降ろして飛ばしてを繰り返すしかない状況でした。

かなりぐったりしました。
そして畑の雪も昨年・一昨年なみに増えてしまいました。
4月から土が見えるかと喜んでましたが、また遅くなりそうです…。