2022年12月17日土曜日

出張〜東海・中部

東海・中部地区にも、お得意様がたくさん。
お友達もたくさん。

東京から、名古屋への移動で、静岡と浜松のお店にも寄りました。
静岡県でもアスパラ作りは盛んなのですが、
北海道のブランドもそこそこあるようです。
それだけの価値だと不味いですが、
新幹線で移動しないと、静岡県はとても長いんですよね。


静岡市には、初めて降りました。
駅から10分ほど歩くところに伊勢丹静岡店。
今年からお付き合いいただいております。

お昼はネットで調べて、評判のカツ丼屋さんへ。
とんかつ丸七さん。
カツ丼専門店の贅沢です。
でも、大元があるのは門前仲町だったので、近くに行ってたんだな、と。


ドルチェビータさんには、お客さんと共に交流させていただいております。
46歳トリオの情けない写真(笑)


北河くんは、豊川市のアスパラ生産者。
独自の思考と行動力で、唯一無二のアスパラを模索中。
昨年に続き、車移動を手伝っていただき、アスパラ談義。
そして一緒に飲み会参加も昨年同様。
数少ない、僕を面白がってくれる農家の一人です。


北河くんと一緒に飲んでた愛知の農家達。
丹下くんはいつも優しく、人が自然と集まりますね。

ちょっと素敵な、モンブランホテルに泊まったのですが、
クレイジージャーニーでお馴染みの、
丸山ゴンザレスさんが宿泊されてました。
いつも危険なリポートを観ているので、少し興奮しました。

 

こちらでは、会う予定のバイヤーさんお二人が、コロナに。
お陰で忙しさ解放され、東京と大阪の間にいい休みが取れました。
この歳になると長期出張は体に堪えます。
昨年は美味しいレストランにばかり挨拶行ったので、
美味しい反面、内臓が疲れたのですが、
今回は休憩を多めにとって、次につなげます。


東京と比べると、名古屋の方が個人の裁量が大きいんだな、
と感じました。
マスクは、外で堂々と外してますね。
あとは、表情が少し明るかった気がします。
人を見て、雰囲気を感じている中での、感想です。

2022年12月7日水曜日

出張〜東京編

11/16~26、毎年恒例のお得意様挨拶回りに行ってきました。

昨年、10日間の日程が辛いから、
来年からは東京近郊と大阪近郊の2カ所を、
1年おきに訪問することにしよう、と決めたのですが、
それを思い出したのが、行きの飛行機の中という、
お粗末な話。

農繁期には本当に畑以外のことに頭が頭が働かなくなっています。
でも、昨年は農家に会うことをメインに回ったことは覚えていて、
今年はアスパラを売ってくれている現場、街の雰囲気を中心に
回るという事は、計画に入れれました。

そんな旅の中のことを、3部に分けて書きます。まずは東京。

写真は目黒の寄生虫館です。
観光はゼロでしたが、ふと面白そうで寄ってみました。


どういう寄生虫が過去に人に被害を及ぼして、
どうやって解決してきたか、を詳しく展示してくれています。
ミクロの世界ですが、こうして展示してくれることが、
そしてそれを維持しているということが、感動的でした。
唯一無二の存在なんです、この館は。
そのお陰で、大事なこと思い出せました。
私はアスパラだけを作りたいんじゃなくて、
うちやま農園にしかできないことを探していたんだ、と。
楽しいと思う仕事をすることはもちろんですが、
うちにしかできないことで家族や社会に貢献できたら、
それは最高に嬉しいだろうな、と思ってます。
この一点突破の施設のお陰で、気分晴れやかです。


こちらは「HAUS」さんです。
オーナーシェフの小林さんが畑に来てくれたので、
オープンのお祝いとお礼に伺いました。
お店に伺った時には、料理ももちろんですが、
お客さんの雰囲気にも気を配っています。
お客さんがお店を作ります。
うちも、お客さんに作ってもらってます。
それを具体的な感じじゃなくて、抽象的に感じることが、
私のアスパラの一部に還元されていると思ってます。


いつもの八百屋さん。
よくやってますよね、直送メインの八百屋を。


こちら、野菜ジャーナリストの篠原さん。
3年ぶりくらいに会いましたが、
野菜や畑の話よりも、育児の話でほぼ終わってしまったw
子育てって、贅沢な時間でもあり、次代を担うことでもあり、
とても充実しているように感じました。
畑には、ゆっくり復活して欲しいと思います。
これだけ情報発信が容易にできるようになりまして、
畑の現場感みたいなものが伝えやすくなりましたが、
認証や主義ではない、きちんとした野菜を作る人は、
それほど増えていない、という実感です。
真贋の見極めをしつつ、それを伝えられる野菜ジャーナリストは貴重です。


東京駅。15時。
人が少ないんですよ。
コロナ前にはサラリーマン風のおじさま達が
電話と鞄を持ってうじゃうじゃしてましたが、
あの人たちはどこへ行っちゃったの?と思います。


東京では、何人かの旧友と親交を深めることもできました。
昔の自分を知る人たちを通して、偏った自分や社会の見方など
の発見があり、大好きな時間です。

物価がものすごく上がっているんだな、ということも実感。
それなのに、生鮮品については全然上がっていない。
大事なものが何か気づいている人、世界に安心している人、
色々な価値観がありますので多くな書けませんが、
テレビや政治に惑わされるなかれです。

2022年11月15日火曜日

作業終了

畑の作業、降雪前の片付けが完了しました。

露地も天気の良い時には見栄えもします。
イボ竹を抜き、写真にある手前の鉄杭も抜き終わりました。
ハウスの上から綺麗な写真が撮れました。

ハウス内、今年の新植ハウスも雪前に倒伏。
なるべく長く倒伏しないように、
雪の天気予報ぎりぎりまで立てておきたかったのですが、
11/4にはこの有様。
結局本日11/15でも雪はなく、
もう少し立てておきたかった、残念。

2年目のハウスは、少しの失敗から斑点病が多発。
それでも、まずまずの出来です。

家の前に8棟のハウスを向かい合わせで作りたい、
という5年くらい前からの野望が、ようやく実現した本年。
眺めに達成感はあるものの、体は疲弊しました。
でも、アスパラも30t弱とれたので、充実感のある1年でした。


そして、トマトハウスは越冬準備で、こうなります。
防草用で人工芝。
ここまで片付けてから、挨拶回りの出張に行きます。
約10日間。
半年以上は現場である畑にべったりです。
でも、アスパラを買ってくれる、アスパラを売ってくれる、
アスパラを調理してくれる、そしてアスパラを食べてくれるのは、
7割くらいは東京や大阪なのです。
バイヤーさんや店員さん、その街の雰囲気などなど、
畑ではない現場に伺う大事な機会だと思ってます。
お会いする皆様、よろしくお願いします。


番外編。

数名が気にかけてくれている、ムスコのサッカー。
11/3にリーグ戦最終戦。
3-1、1-0で連勝、ムスコも1得点2アシストと大活躍。
全国大会出場も凄いですが、全勝優勝となりました。
引き分けもなく全勝は、随分過去にも見えたらないくらいすごい。
その一員としてサッカーできたことは、なんとも誇らしい。

相変わらず小さくて、でもオフザボールの動きは、
札幌でも3本の指に入るんじゃないかと思うくらい優秀。
今みたいに上手な子に囲まれなくても、
一人で打開したり、もっと味方を生かせるよう、
ジュニアユースではHKDというチームに入ります。
今は、6年生最後のサッカーを楽しんで!

2022年10月23日日曜日

収穫作業も最終盤

2022年シーズンも、雪が降って強制終了されるまで、
あと1ヶ月ほどとなりました。
先々の予定を考えると、今年のお得意様まわりは、
11/16から開始予定。
まもなく、片付け作業がスタートです。 


10月下旬に向けて、ラストスパートのミニトマト。
最後の駆け込みでどこまでとれるでしょうか。


9月に植えたアスパラも、それなりの高さに。
来春からの成長が楽しみです。

ズッキーニも、10/14まで収穫しました。
北海道の他の生産者が9月で終了するなか、
よく粘ってくれたと思います。
過去最高の収穫量となりましたが、
量も質も、まだまだ改善の余力がたっぷりあります。


最後に、ムスメ、14歳の誕生日。
お得意先の日本料理とらやさんにてお祝い。
中学生になって、個性に磨きがかかっております。
本人は嫌がりますが、僕に顔も性格も似てます。
昔は「カクあるべき」という教育でしたが、今は個性を大事に。
僕も個性を大事にされてたら、弾けた性格になってたのだろうか…。

2022年10月6日木曜日

北海道3t時代

北海道でのアスパラ栽培。

気温の低さ、降雪などの問題から、ハウスで2t/10a収穫できた優秀と

言われていたのが、10年前か、5年前か。


温暖化で積算温度が稼げるようになったことと、

品種改良でこれまでの基準だったウェルカムの1.5倍とれる

ガリバーやアティカスなどの品種の力のお陰で、

今や3t/10aを目指すのが常識だとか。


まあ、一時的な3tなら誰でも行きますので、

5〜10年続けて3tとるのかどうか、見ていきたいと思います。


うちでも、3t超えるハウスがありますが、平均すると2t〜2.5t。

意識改革と不断の勉強によって、もっと技術を伸ばしたいと思います。

もちろん、同時に味も整えて、がプロです。

2022年9月17日土曜日

秋になって、ようやく

今植える?と思われるかもしれません。
ここは土壌還元消毒の試験を行なっていたハウスです。
紫紋羽病という、土壌菌による不治の病におかされたハウスです。
ここ以外にも紫紋羽病のハウスはありますが、10aあたりの収量が
1tを切ったので、栽培をやめて土壌還元消毒による改植試験を行うことにしました。
理由は2つ。
1つは、このハウスの他にも収量が減少していて栽培終了するハウスが今後出てくること。
もう1つは、40年以上前にこの病気の研究は「治らない」ということで打ち切られており、
紫紋羽病にはクロピクという薬剤処理しか効果がないと言われているのですが、
その毒性の強さから使用を控えたく、試験実例がない土壌還元消毒を試す価値があるかと
考えたことです。

消毒には、米糠が1t/10aくらい必要なので、米糠とNK52という微生物資材と
ともに散布して、30〜40cmくらい耕起します。
7月3日に20万リットル/10aの潅水を行なって、土の表面を全て農ポリで覆って、
ハウスを閉め切り、50日放置しました。
温度が必要なので、北海道では6月下旬から8月が適期です。
その後土を乾かして、耕起して、9/2に定植です。

成功したかどうかは、3年後、根がしっかり張った頃にわかります。


ズッキーニ、今年も遅くまでがんばってます。
軟腐病とうどんこ病にかかっているものの、
忙しい収穫作業です。


ハウスアスパラは、もうほぼ終了です。
萌芽がない上に、実も赤くなっていまして、養分転流が始まっていることでしょう。

今年植えた露地アスパラは、他の圃場と同様に、
かなり多くが斑点病にかかってしまいました。
幸いにも欠株にはならなそうですが、
来年の生育が心配です。

秋分の日の前ですが、すでに稲刈りは終盤ですし、
うちの小豆も8割くらいは収穫が終わっております。
春に2週間早く色々なことが始まって早すぎると思っていましたが、
その分早く秋がやってきたんだと思ってます。
この分だと片付けも初雪も早いかもしれませんね。

片付けの段取り、11月下旬の出張の準備、越冬準備などなど、
収穫作業に追われなくなったと思ったら、寒さや雪に追われます。
それでも、周りの農家が稲刈りで忙しい今こそ、暇をアピールしたいと思う、
天邪鬼な私です。

2022年8月31日水曜日

愚痴もあります

今年はとても忙しかったこともあって、

いつもとは違う問題が随所に発生しました。

でも、それは身内のゴタゴタなので、ここでは書きにくいです。


人は変わらないし、色々な人がいますよね。

誰かを妬んだり、誰かに八つ当たりしたり、

そういう詰まらない言動がマイナスの気流を生みます。


昔、ペイフォワードという映画は、負の連鎖を断ち切るために、

良いことがあったら3つ人にお返しする、みたいな話だった気がします。

3つは難しいですが、少なくとも、自分に起こった良くないことを、

自分で止めることで、世の中って少しづつ良くなると信じてます。

それって、もしかしたらストレスがかかるかもしれません。

でも自分が受けた嫌な思いを、なぜ他の人にぶつけることができるのでしょうか。

そっちの方が不思議です。

やられたらやり返す、では戦争が終わりません。

やられたらやり返しやすい人に八つ当たりする、では、

寂しい社会にしかならないと思います。


なんてことを、子供に話すと、

ああ、それな、みたいな感じで流されますけどね。

2022年8月27日土曜日

今年の農作物




雨が多く、気温が高めの夏です。


露地アスパラは、病気が多いです。


昨年と一昨年は、やはり、雨が少なかったので、病気が少なかったのです。

今年は立茎開始時期からゲリラ豪雨が定期的に訪れており、

消石灰を散布したり培土してから1週間は収穫して傷を減らすといった

病気対策も例年通り行い、多少は奏効していると思うのですが、

以前から病気が多い畑では疫病が蔓延しております。

特にひどい畑400aは、罹病株を抜いて持ち出す作業も2回行いましたが、

発生は止まることはありません。


病気発生が少ない畑では疫病はほとんど見られないものの、

雨と高温で繁茂したアスパラに斑点病が目立ちます。

メーデルという品種は斑点病に強いと思っていたのですが、

この圃場ではメーデルのみが罹病しています。

やれやれ。


病気も多いですが、とれているアスパラの量も多いです。

今後の資材価格高騰を見据えて、春に急遽ハウスを建てることにしたのと、

予定外にアスパラがとれていることが重なって、

熱中症で倒れたり、遊びに行く暇がないほど、忙しくなってしまいました。

良いことなのですが、草や病気で畑が荒れているのは、

変動要因の見込みが甘いだけという反省もありますが、

気持ちが落ち着きません。


委託している直播水稲は、草だらけになっています。

除草剤のタイミングが難しいようで。

試験を兼ねているので、来年に活かせればOKですけどね。


小豆は、親父が上手によく管理していると思います。

でも成長が止まらない天気なので、手間もたくさんかかってますね。


ズッキーニとミニトマトは、

ここ3年の失敗を踏まえて、なかなかの出来栄えです。

品種試験も見事に結果が現れたり。


スタッフについては、今年もよく働いてもらってます。

本当に働き者の集まりです。

みんなにハグしたい気持ちになりますが、それはセクハラになってしまいます。


今日は何ヶ月ぶりかの、しとしと雨です。

大粒でドバーッと降る雨ばかりの今年。

しとしと雨ならば作物にも優しいので、ありがたいです。

天候以外の変動要因が多すぎるために、

農業がより難しくなる日々ですが、それは農業だけじゃないです。

変化に対応してこその自営業。

知恵と工夫で、楽しく仕事できたなら、最高です。

ブログの意義


文章を整理しつつ、頭の中を整理する。

ブログを書かなくなると、話す時、伝える時、言葉に力がないのが、

伝えている途中に自分で感じてしまって、

さらに言葉が弱くなる。

そんな経験をしています。


コロナ禍を言い訳にする訳ではないけれども、

他人と違う意見、特に政治や差別に絡む問題、

戦争などの争いごとなどについて、

意見を言いにくくなっている気がしています。


以前ならば、仲間内にでも、共有できる人たちとでも、

と思えたのですが、「会う」ということができなくなった環境では、

インターネット上だけのやり取りが怖くて、もう何も言わなくていいか、

と思ってますし、その方が楽だな、とも思っています。


でも、最近はそれがつまらないというか、

社会に何もしてないことが少しづつ物足りなくなってきています。

同世代がバリバリと社会貢献している中で、

自分の仕事だけでいいのかって、以前のように気持ちが湧き上がることが、

少しだけ出てきております。


少しづつ子離れが進んできていることもあるかな?

下の息子も6年生で、もう送迎や一緒に遊ぶことも減ってきます。

それと共に、その時間を他のことに使えるんじゃないかと、

久しぶりにそっちに頭が向かっています。


少しづつですが、この年になっても変化できそうで、

何が湧いてくるのか楽しみにしています。

2022年7月17日日曜日

更新しないので、何を書いていいのやら

5月から、更新を怠っており、もう季節が2つくらい進んでしまいました。

春の露地アスパラは、ここ数年では最も収穫量が多く、
元気なアスパラを毎日眺めることができました。

天候も、暑すぎず寒すぎずで、アスパラの負担も少なく、
お客様からも喜んでいただけたようです。
春の勢いは特別です。

収穫開始から2週間経ってもこの勢いで萌芽。
気持ちの良い朝でした。

最も収穫が充実した畑ですが、
スタッフの収穫スピードもとても速く、
あっという間に6haの畑を収穫してしまいます。
安心できる後ろ姿です。


忙しい収穫の中、露地55aに約10,000株、
ハウスに2,000株を定植しました。
定植後に雨をもらって成長も順調です。

ハウスは今年新設したのですが、
季節が10日ほど早くて作業が追いつかず、
定植するのも10日ほど遅れた上に、
植えたあとの潅水も2週間後になるという、
露地とは違って綱渡りの定植となりました。
おかげさまで、無事に成長しております。
ここまでが5月のハイライトです。


6月は収穫しつつ、スギナなどの草取り、
ズッキーニやミニトマトなどの管理、
来年のために収穫を打ち切る準備などに時間を使います。

そして、7月。
ハウス内のアスパラは、もう光合成をして夏アスパラが萌芽しております。
なんと言っても、今年は夜温が高いのです。

例年ですと7/20くらいまでは夜温が15度を超えず、
早く温かくなれと嘆くのですが、
今年は6月末頃からずーっと20度前後の夜温が続いております。
そのために、アスパラの生育も順調で、すでに夏。

露地の収穫打ち切りが早かった畑も、あっという間に草勢が旺盛に。
2年目の畑では順調に夏アスパラの萌芽も。
順調に思えた夏アスパラですが、
そうなんでも順調にはいかないです。
乾燥と高温で、病気の多発と、害虫の大量発生で、
7月中旬はヤキモキする毎日を送っております。
ゲリラ豪雨がもたらす露地の被害は、想像を絶するほどです。
それでも、できることをコツコツと、アスパラ中心に作業を進めます。


番外編。
サッカー少年のムスコ6年生、トレセン札幌選抜選手として選ばれて、
全道大会に出場しました。
コンサドーレのジュニアチームにいますが、
5年生まではレギュラー組にはほとんど選ばれなかったのです。
ところが6年生になって、レギュラーチームに選ばれたり、
無縁だと思っていたトレセンにも選ばれるなど、
急成長を見せており、観戦が楽しい日々が続きます。
サッカーの個人戦術やテクニックなど、
もはや私がアドバイスできることはなく、
チームのために、とか、切り替えを早く、とか、
基本的なことをアドバイスするくらいです。
でも、サッカーは遊びです。
親としては、勉強が第一、
一生懸命やるならサッカーもやってもいいよ、という感じ。
スペインリーグを見せたり、アオアシを読んだり、
サッカーを共有・共感することはありますが、
小学生のうちに道を一本にすることはしないようにしてます。
好きなことと仕事は、一致しなくても良い。
趣味に生きがいがあれば、人生はそこそこ楽しいかも。
なんて、将来のことを色々考えてますが、本人がどう思ってるかは、
本人もまだわかっていないと思います。
これからでしょうね、人生とサッカーの関係を作っていくのは。
今は「好き」を先行させていいかな、と思ってますので、
こちらも楽しく応援してます。
ガンバレ、テツ!

2022年5月1日日曜日

アスパラ便り

なるものを、今年から書いております。

小売店さんに向けて書いてまして、アスパラの毎日の情報を、

感想や偏見を交えて書いております。

内容は、ブログに過去に書いたものを重なるものもあれば、

お客さんが喜ぶことや、お店がセールストークに使いやすいものなど、

やってみると結構面白い内容です。

こんなこと、書いてます。


4/24




4/18はこんなことを



お店でアスパラが好評をいただいていることは、

直接買っていただくこととは違う喜びがあります。

それなりの金額になるので、

まずは売り場のスタッフさんに気に入っていただき、

それがお客さんにも伝えられる、という、

実感が二重に必要になるために伝わり難いという高い壁を

クリアしている、と思っているからです。

もっと違った形で発信できると面白いのかもしれませんが、

興味ない人には何も面白くないので、お便りの形に留めております。


2022年4月17日日曜日

なぜ電話で注文を受けないのか、について

ありがたいことに、よくお電話いただきます。

どなたかの紹介だったり、何かで情報を見たりして。

でも、うちは電話でのご注文は受け付けておりません。


今日はそれで電話口で怒って、嫌味言って、ガチャ切りする

中高年の男性からの電話があったので、書くことにしました。


まず、うちは、既存の毎年買ってくれるお客様、

毎年うちのアスパラを楽しみに待ってくれている人のために、

アスパラをお届けしています。

リピーター第一主義です。

これは、今みたいにたくさんの方に買ってもらえるようになる、

ずーっと前、直接販売を始めた頃からの変わらない姿勢です。


リピーターさんは、毎年買って応援してくれております。

それに応えるべく、アスパラを作ることに集中したいのです。


たくさんのお客様に、間違いなく商品がお届けできるように、

リピーターさんには、早期予約やインターネットでの注文に

ご協力いただき、それを商品でお返ししようと必死においしさを求めます。


ではなぜ、電話ではダメだと思いますか?

まず、間違いは多くなること、そして言った言わないの

形が残らない言い合いになりがちなこと、

何より、電話を受ける私が畑にいてメモが取れないこと、

が大きな理由です。

メモが取れたとしても、畑にいる大事な時間は、

生産に集中したいのです。


ご説明させていただき、その後初めてインターネットで

商品を買ったというお客様もいらっしゃいます。

頭が下がる思いです。


買ってやるんだから、売って当たり前だろう、

という姿勢で高圧的に話してくる人は、

申し訳ありませんが、お付き合いしたくないです。

お客さんを選ぶなんて許せない、と思う方もいるかもしれませんが、

人間同士のお付き合いですし、

お互いがお互いのためを少しだけ思いあうって、

大事なことだと思うし、その小さなことの積み重ねが、

人間や社会を作っていくんだと思います。

支えられ、精進して、農家をやっていきたいので、

お客様の皆様、引き続きよろしくお願いします。

2022年3月14日月曜日

いよいよのアドレナリン

本日3/14現在、
昨年に比べて積雪量は35cm少なく、
昨年の3/24と同様の積雪量です。

3/1から除雪作業を始め、早いハウスではようやく
土が見え始めております。
この土が出るのを合図に、
私の仕事モードにスイッチが入ります。
否応なく入るので、嫌な年もありますが(笑)
いい匂いがするんです、春の出始めの土は。

4月初旬には初収穫となる予定です。

ハウスとハウスの間に
「堆雪スペース」を設けております。
雪の降らない地域の方にはわからないと思いますが、
春にハウスの周りの飛ばした雪を、
積んでおくスペースです。
今年は札幌でも注目された雪捨て場の、畑バージョンです。
積雪自体は昨年より5割程度少ないものの、
雪がギュウギュウに詰まっていたため、
結局昨年と同様の3m級の山になりました。


融雪剤も、今年はかなり早く散布しました。
3/6。
小麦の初冬撒きしたところと、アスパラのハウスを建てるところ。

そして手前の山では、春の雪を惜しむ子供達が
ソリ遊び。
登る、滑る、笑う、をずーっと繰り返してました。
雪国の醍醐味ですよね、絶対に。


息子のサッカーも、まだ感染症対策で、
室内に入って見学することができません。
たまたま入り口の近くに車を停められたら、
こっそり覗き見できます。の写真。


採用活動も一段落し、あとは作業を進めて、
美味しいアスパラをとって食べて送って、
たくさんの人に食べてもらって、喜んでもらえるように、
体を労わりながら頑張ります!

2022年2月23日水曜日

スタッフ募集中です

2/18に、新聞折込チラシを入れました。
スタッフを募集しています。


思い起こせば、7年前。
スタッフの人数が足りない問題に直面。

家族労働をいくら頑張っても、体力に限界があります。
それをうまくやるのが農家だ、という父。
でも、それだと疲弊するだけだし、
やりたい仕事が全然できない。
それで経営が良くなっているなら良いけど、
経営は苦しいまま、体も苦しいまま。

農家の都合に合わせて仕事してくれる人なんて、
もういないでしょ。
そう考え方を変えて、
来てくれるスタッフに合わせて仕事をしよう、と。

7年前の募集では、改革を始めたばっかりで、
こちらの思いをうまく形にできずにおり、
残ってくれた人と辞めちゃった人が半々くらい。

うまくいき始めたので、5年前にも再度募集。
たくさんのスタッフが集まり、
仕事の場所から作業の流れから、色々なことが
良い方向に変わっていきました。
スタッフのおかげで、良い流れができましたし、
困っていた8年以上前に比べると、
楽しそうに仕事をしてくれていると思います。

2年前には、少しだけ採用したくて、
インターネットの求人広告のみで募集。
またまたいい人が来てくれたのですが、
5年前とは違う手応え。
やはり、折込チラシの方が、というか、
僕がカタブツなので、新聞読んでいる家は信用できるという
訳のわからない安心感があって、
もう一度折込チラシを入れたくなったのです。

5年前に驚いたのが、
あるお婆さんがその折込チラシをずっと持ってて、
「こんな職場もあるよ」と渡された孫が、
あるイベントで僕に会いに来てくれました。
働いてくれた訳じゃないんだけど、
不思議な気持ちで嬉しくなりました。

そして今回、多分最後となる折込チラシの募集。
うちを長い間支えてくれたベテランのスタッフさん。
体力的にも引退が見えてきてますが、
働けるうちは働いてほしいし、
本人が辞めたいというまでは、畑に来てほしい。
すごく働き者の方々。
昔から親父に厳しく理不尽に鍛えられてます笑
そんな仕事のお手本のベテランさんたちに、
プレッシャーなく気持ちよく働いてほしくて、
最後の募集、という覚悟です。

現在のスタッフさんたち、本当に働き者で、
本当にいい人たち。
畑を見てほしい思いは昔からありましたが、
今は畑で活躍するスタッフの仕事ぶりを見てほしい、
という思いも同じくらい強いです。
僕は仕事ができる人とか速い人じゃなくて、
「いい人」と仕事がしたいのです。
いい人だらけで、みんなが気持ちよく仕事してくれたら、
一番効率が良くなると思ってます。

僕がサラリーマン時代に経験した、
やる気を失わないただ一つの方法は、
上司が余計なことを言わない、求めない、です。
つまり、みんな高い次元で仕事を達成したいのです。
それを周りや上司がつまらなくするので、
いい人のやる気を上げることだけを考えてます。


長くなりましたが、除雪作業を開始した本日。
いいスタッフと共に、今年も無事故で頑張りたい。

2022年2月4日金曜日

品種について

今更ですが、あることに気付きます。

個人の農家で、品種をたくさん植えてる農家は、ないのでは?


うちやま農園では、ウェルカムをはじめ、

ガリバー、メリーワシントン、バイトル、

アティカス(ウェルカムAT)、メーデル、

ズットデルチェ、1312(ハルキタルの仲間)、

スーパーウェルカム、カリフォルニア500、

と、

10種類の品種が植わってます。


これまでは、品種ごとの違いよりも、

農家ごとの作り方や土質による違いの方が大きいので、

品種比較はほぼ意味がない、と発信してきました。


ところが昨今、マツコの知らない世界で話した時に、

ラズノーブルが幻の品種です、なんて紹介したものだから、

ラズノーブルのブームが再燃しているようです。

ここは皆さん、冷静になりましょう。

やはり作り手や土が良くないと、ラズノーブルの味も、つまらないのです。


旬の時期のアスパラは、品種関係なく味が濃くて美味しいです。

写真は、全てウェルカムの写真。




まあ、撮り方で違いますよね。

ウェルカムは、日本で一番流通量の多い品種です。

ほとんどの方がアスパラの風味はウェルカムで記憶していると思います。


では、品種をどうやって決めて植えているのでしょうか。

①収穫量が多い

②病気に強い

③見た目(穂先の締まり具合)

が大きな要因です。


農家の中にも「美味しい」を選定理由に挙げる人は少ないし、

アスパラはアスパラの味、という認識がほとんどです。

うちも、やはり上記の基準は大事にします。


しかし、規模も大きく、露地もハウスもあるうちやま農園では、

そこからさらに細かく考えます。

④露地とハウス、どちらに向いているか

⑤春と夏の取れるバランスはどうか

⑥味の特徴はどうか

特に⑥について、品種ごとの違いを明確に感じています。

でも、なかなか伝わらないくらい、その差はわずかなのです。

比べたら何となくわかる、くらいです。


うちから直接お届けできる美味しさは、

こういうところにも潜んでいると、わかりました。

うちやま農園のアスパラの価値を伝えたいと思って、

歴史や泥炭の価値を情報を発信してきましたが、

品種もこれに加えて良いのではないか、と。

こちらは楽しみが増えたのですが、

お客様に響かないようでしたら、

細々と発信することになります笑

2022年1月15日土曜日

作業革命

大袈裟にタイトル書きましたが、

なんのことはありません、

パソコンをMacBook Air に買い替えました。


3年前に妻が先行して導入してましたが、

心配だったのは、officeがうまく機能するかと、

周辺機器との互換性などなど。


Windowsが遅いのはわかっています。

それでも、サラリーマンになって以来、

23年間使い続けてきましたので、

なんというか、惰性ですね。


年末に1件の振り込みをするのに、

30分もかかりました。

その1分後、購入を決意、決行。



まあまあ、MacBook Airの快適なこと。

仕事がしたい気持ちになります。

毎年、子供の冬休み中は仕事をする気にならないのですが、

10日までに1月分の仕事は完了しました。


色々と早いだけじゃなく、安全で快適。

これは、これまで10年で買ってきたパソコンが、

全く無駄な道のりだったと痛感しました。

惰性で無駄に時間を過ごすことは、他にもありますね、絶対。


これまで嫌だったzoomも快適にできそうで、

息子の送迎中にも仕事もできそうで、

正確に作業が進みそうです。

今年の事務作業に、ご期待ください!

(て誰にも伝わりませんが)

2022年1月4日火曜日

出張あれこれ、友人編

謹賀新年。

友人編を書かないうちに年が明けてしまいました。

コロナ禍がコロナ禍がおさまってくれる事を祈るばかりです。
アスパラのこと、子供たちのこと、家族のこと、日本のこと、
美唄のことなどなど、心配事がたくさんありますが、
自分の近くのできることを1つずつ実行していきます。

さて、本題です。
今回の出張では友人にもたくさん会うことができました。
大人数では会いにくいので、4人以下で、少しずつ。

中学、高校、大学、社会人と、僕は友人に恵まれることが自慢です。
今回も実感しました。
仕事における刺激、人に言いにくプライベート、バカ話、
日本に対すること、子供に対することなどなど、
美味しいご飯を食べながら、充実した時間を過ごしました。

京都には友人がいないので、ちょっと観光。
いつもは寺院を回りますが、
今回は京都の国立博物館に、初めて行きました。
憧れてましたが、展示内容があまりよろしくなくて、がっかり。


帝国データバンク時代の仲間は、15年以上前に共に学び、
ここに来たのは奇しくも転職した人ばかり。
みんな老けちゃったのは仕方ないけれども、
気の置けない仲間です。


こちら、奈良の法隆寺。
奈良の歴史というよりも、歴史観が感じられました。
京都とは何もかも違くて、僕としては気持ちよかった。


石を無造作に祀ったりして。

 

ディスっている訳ではなくて、本当に奈良県と言う場所、
県民性が気になるばかり。でも、外国人観光客を相手にしない、
と言ういうことを当たり前にやっているところって、
こういうことになるんじゃなかろうか。
自分達のことは自分達でやります。
比較しません。
自分で考えるし、探すし、行動します。

そういう選択を常にしている感じに、感動すら覚えました。


2年ぶりにたくさんの友人に会えたことが、出張では何よりの時間でした。
コロナ禍で移動しにくく、人に会いにくい日々。
会う人も都合よく限定できたり、Zoomで、
と気軽に交わしたりできるようにはなりました。
だからこそ、人と会うことで得られる充実感は、
コロナ前よりも大きくなりました。
生の声、顔全体の笑顔、息づかい、仕草…。


昔を懐かしむのではなく、新たな価値を見出していける。
そんな仕事や生活ができたら、今年も素敵な一年にできるような気がします。