2019年11月14日木曜日

これでいいのか、生鮮品

農作業オフシーズンがやってきた。
積雪による強制的なオフだけど。

野菜など生鮮品の価値だけがあがらない社会に腹立つ。
値上げの話はすぐにニュースになるけど、
農作物が極端な気候変動で収量減になった時、
値上げにならないと毎年作り続けることはできないです。

これも、これまで勝ち組とされていた篤農家や
優良経営農家が苦しみ始めているから。
もちろん、そのまま優良経営の農家もあるけど、
少なくとも知ってる何軒かの農家が、
気候変動と野菜の価値への理解のなさなどに苦しんでいる。

今年の量販店は特に、低価格安定を目論んでいたのか、
野菜が多いときにも値下げせず、供給減の時だけ値上げ。
消費者は買いやすいのかもしれないが、これでは生産者は報われない。
なぜなら、野菜の価格は基準がそもそも低いからだ。

前回の消費税増税のときも、世間が好景気で沸いているときも、
野菜は安いことを求められた。

生鮮品以外は、とくに贅沢品やサービスはけっこう値上げ容認するのに、
体と心をつくる大事なものだけ安いことだけが正義みたいな。
安さだけが消費者の味方じゃないだろうに。

機械でもさ、安いもの買ったおかげで、
メンテナンス費用や買い替え頻度が多くなったり、
パート賃をけちって自分が身を削った結果、
過労で倒れるみたいな。

だから高けりゃそれでいいのかというと、そうでもない。
カードも結局金を使えば使うほどお得感が益すとか、
なんか不平等。
だって、使いたくても使えない人はたくさんいる。

どっちか極端な方、ではなく、
良心というか良識というか、
みんなが上手くいくちょうどいいところって、
社会的に決まってるんだろうけど、
そこが不満、て話。
何を食べるか、とても大事だと思います。
同時に、どうやって作っているか、もとても大事。
どうやって作るか、どうやって運ぶか、については、
いくらで売れるか、がとても重要な要素です。

農業にだけ、金儲けを許さない的な空気も感じますが、
経営できないと潰れるんですよ、農家だって。
農協も負債過多の農家はそうそう助けない。
でも、生鮮品に関わるどの業界も苦しいですね。
取り扱いをやめる小売店も出てきています。

生き残るために必死。
みんなそうです。
でも「自分だけ」の意識が強すぎるのかもしれません。
自戒の意味も込めて。
他人あっての自分です。

2019年11月8日金曜日

挨拶回りスタート

今年もまもなく農作業が終わります。
冬の恒例行事、お客様行脚の情報交換がはじまりました。

まずは北海道内から。

僕達のような供給側の危機感とは違い、
消費者と接する現場の危機感も半端じゃない。
本当に野菜が売れなくなる日が来るかもしれない。

いわゆる中食で十分、という空気。
きちんとした加工会社と販売者がやるなら何の問題もないと思いますが、
大事な体を作る食を、商売ベースでしか考えられない人たちが作ったら、
中食や外食自体が健康を蝕むことになります。

安いことには理由がありますが、
食べ物が体に繁栄されることを実感するのは、
通常であればたぶん30代くらいから。
若いと気づかない人が多い。
でも、気づいた時には遅いんですよね。

節約するために、まずは食費って、絶対におかしい。
経費削減を掲げる会社がまず人件費削るくらいおかしいい。
なぜ食べるのか。
何を食べたらいいのか。
単純化した栄養学から考えても何も解決しないはず。


以下は、備忘録的にキーワードを表記。
・うちともう二件だけ
・2年後に
・青果の面積や売り方に悩む
・従業員のやる気
・売り上げ減へのモチベーション