2012年12月25日火曜日

夢のクリスマス

連れていくのが楽しい、ムスメのバレエ。
たまに他の子のお母さんがいますが、
カメラを向けるのは私くらい。
真ん中がムスメ。
半年でずいぶん柔らかくなりました。
これだけは飽きずに続けそうで嬉しい。

 
今日はムスメの友達が家にきてクリスマスパーティ。
ママ友も来ていたので、私はひとりでアルテピアッツァ美唄に。
相変わらず、ひっそりと静かで、
景色も音も美しい・・・とわかったフリ。
気温は-15度くらい。
こんな日に限ってカフェは休み。

 
-15度言えば、子供でも外遊びが短くなります。
昨日、快晴でも気温は-15度。
こうして遊んでいても冷たさが体に凍みてくるみたいで、
30分もしないで自ら家に避難しました。
 
 
クリスマスパーティを前に、綺麗な景色。
ムスメが邪魔する。

 
サンタさんにプレゼントをもらい、本当に上機嫌の子供たち。
ライダーベルトって、こんなに大きかったっけ?
お菓子のお家は大人気。
 
妻からのクリスマスプレゼントはこちら。
何やらよいワインらしいです。
夜は飲む前に沈没しましたが…。
 
 
さて、うちやま農園は今も昔もワリとギリギリの暮らしをしています。
小学校のときから大学まで、奨学金を借りながら学校に通わせてもらったり、
買い食いとか外食を高校に行くまで殆ど経験しなかったり。
 
そんな幼少期の唯一の楽しみがクリスマス。
誕生日は親か祖父母が何か買ってくれましたが、クリスマスだけは
自分の欲しいものを指定して買ってもらえたからです。
歳をとったせいか、今の子供は…、なんて思いますが、
私の時もきっと両親は思ったんでしょうね。
 
ある幼稚園では、自分で手紙を書けないとサンタさんが来ないと言って、
必死で子供に平仮名を覚えさせて書かせるそうです。
賢い。
ただでもらえると思うなよ、ですね。
 
 
書かせるといえば、中学校1年生のときに、将来の夢、という作文を書かされました。
元ネタは、サッカー選手の引退後の人生設計に関わる新聞記事です。
私は何も考えていないのに、いきなり将来の夢を作文にしろ、
という無理難題を突き付けられたときには、怒りを感じました。
 
無理矢理書いた、バドミントンの選手、という夢。
父がやっていた影響から私もやっていましたが、それほど好きでもないし、
自分がそれほど旨い選手じゃないこともわかっていました。
それでも、宿題だから書いたんです。
父はどう思ったか知りません。
担任の先生は、「バドミントンにプロはないね」と切り捨てました。
今思うと面白い話ですが、当時は何のことやら。
 
何を書きたいかというと、
就職活動とか、引退後の支援とか、本人の意思のないところに
いくら制度や支援を与えても、無駄になることが殆どです。
その制度があるお陰で、努力を怠ったり、恵まれたことを当たり前と思ったり。
厳しい環境をある程度経験させなければ、10年後20年後に伸びてないのではないでしょうか。
もちろん、支援すべきことは沢山あります。
本人ではどうしようもないという被災者・被害者に対しては、全体で支援すべき。
ただ、甘やかすだけ、とか、それが仕事だから、とか、支援が目的の支援なら、考え直してほしい。
 
長くなりましたが、最近の雑感です。
みなさま、良いお年をお迎えください。

2012年12月22日土曜日

慰安旅行と手術

年末に差し掛かってきまして、忘年会も一段落し、
ようやくクリスマス気分になりつつあります。
 
今年はなぜかうちやま農園の周辺は雪が少ないです。
現在でも積雪は80cmないくらい。
岩見沢では1日に80cmくらい降ったのに。
雪も局地化してます。
 
 
さて、12月19-20日、一泊で慰安旅行に行ってきました。
場所は旭岳の湧駒荘。
お湯が最高でした。
銀婚湯に匹敵するよい温泉でした。
 
もちろん、温泉以外にも行きました。
恒例の旭山動物園。
ゴリラに鼻くそ詰めるの、と遊ぶ子供たち。
旅館では浴衣に大はしゃぎ。
旭川にあるもりもりパークではこんな遊具も。
きっと楽しいに違いない。
 
 
本当は沖縄に行く予定だったんですが、
諸事情により道内の温泉に。
来年こそは沖縄に行けるように、もっともっと働かねば。
 
 
今年の冬は、土壌医検定を受けてみることに。
たぶん、余裕で合格します。
偏らない内容であることを祈りつつ。
 
あとは、沢山人に会うことと、これまで読んだ本を読み返そうかな、と。
2回読んだ時の頭に入る楽しさを知りつつも、ついつい新しい本に
向かってしまう、飽きっぽい私。
 
 
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あと、私、裂孔原性網膜剥離、でした。

5月下旬からの飛蚊症の原因はこれでした。友人が技師をしている眼科に行き、本日、レーザー手術しまして、網膜剥離を回避しました。左目に1つ、右目に2つ、穴が開いていましたので、ほぼ緊急手術。もう大丈夫、かな。

 
主な原因は近視、ということとで、目の使いすぎとか疲労とかは関係ないようです。もともと網膜周辺の組織が弱いことも原因かもしれない、とのことですが、これは先天的なものらしいので、どうしようもない。裂孔原性網膜剥離の予防法はないに等しいそうです。

 
今後は毎年眼科での定期検診が必要です。人間ドックの眼底検査では発見されにくいそうです。近視で飛蚊症のみなさん、早めに眼科に行くことが網膜剥離を回避しますよ。

2012年12月15日土曜日

成長という刺激を感じること

自分のことじゃなく、他人の。
 
忘年会シーズンなので、1年ぶりに会う人もいます。
農業に携わっていますが、人との交流を欠かさなくて
良かったと思うことは多いです。
 
新たな人との出会いや交流はもちろん楽しいのですが、
20年近くも付き合いがあると、その人がどう成長しているか、
ただ飲んでいるだけでも成長を感じたりするわけです。
 
昨日は、大学の先輩や同僚、教授との忘年会でしたが、
その先輩Kさんの成長に失礼ながら驚かされました。
そのKさんは、いつも会えば冗談ばかりですが、
昔っから基本的に仕事ができるイケリーマンです。
 
おっ!、と驚かされたのは、新たなステージで仕事をしていること。
不動産を扱い続ける業種も職場も同じですが、営業のやり方が素晴らしい。
Kさんは、お客さまに物件を勧めるのではなく、
仕事を生かして得た人脈を生かして、お客さまの問題解決をしているのです。
物件を動かすという動機や背景に気を配り、
間違った選択をしないように、親身にアドバイスしてます。
それも、早く、的確に。
嗅覚といってしまえばそれまでですが、お客さまの言葉の端々に
出る潜在的なニーズをしっかりと聞いているのです。
たぶん、いつでも、どんなときも、当たり前に。
 
 
農業を、農作業を、アスパラづくりや営業を、それらだけをしているうちは、
一生この人に追いつけないぞ、と危機感を感じた飲み会でした。
いつもかまってくれてありがとうございます。
 
 
 
そしてムスコとムスメの成長はもちろん、毎日感じます。
こんなに凍てつく日(マイナス10度くらい)も、
 
だるまさんが転んだしたり、
 
犬と戯れたり、
1時間くらい外で遊びます。
冬は運動不足解消にもなりますしね。
 

2012年12月8日土曜日

変える、変わる、は楽しい。

携帯電話、iPhone(softbank)に変えました。
番号はそのままです。
docomoの顧客サービスの悪さには、もう我慢なりません。
冬なので、使いこなすまでたっぷりと時間使えましたから、
スマホって、本当に便利だな、と思ってます。
デスクワークの時間が減り、もっと早く使って入ればよかったな、と。
 
 
3日間、天気がやや荒れ気味でした。
そして荒天が明けると、倉庫の壁に穴が。
飛んでましたね、鉄板が。

慌てて父と応急処置。
今日も吹雪ですが、中に雪が入らないうちに直せて良かった。
 
以前に父との仲について書きましたが、
父に限らず、人に対する自分のあり方は、
常に変化しています。
人を動かす、というカーネギーの名著を10年くらい前に読みましたが、
人を動かすには自分が変わること・動くことが大事だ、
と、年を追うごとに強く実感します。
 
 
12月、忘年会が沢山入ってます。
すすきのには週2くらいでいってますね。
先日の異業種交流会では、たっぷりと仕事の刺激をもらってきましたし、
ある団体のイベントでは洗脳活動に怒りを覚え、
就職支援している先輩の活動と今の学生について感激し、
普段は忙しくて話せない農家とじっくり話したり。
変化や挑戦を楽しめるきっかけは、沢山転がってますね。
 
読書も進みますが、人に会える充実感もたっぷりあります、冬は。
まだまだ楽しみます。

文字だらけ

久々に、写真なしです。
 
地域のシステムについて、という前回の予告にしばられ、
書くハードルを上げてしまったことを後悔。
まあ、書くけど。
ながいし、取り留めもオチもないので、注意して読んでください。
 
 
細かいことは省きます。
美唄の農村は、24の連合会で構成されています。
その連合会ごとに、連合会長などの役員の他に、
農業委員会、農業共済、農民協議会、
内々で選別する農協の理事や市議会議員…、
連合会をさらに分けた農事組合も2~4あります。
 
で、他の連合会の事情までは知りませんが、
わが連合会では、40歳以下が5名しかいません。
高齢化は顕著で、他もそれ大差ないでしょう。
役の数に対して、人が少ない。
役の重さに対して、見合う人材が少ない。のです。
 
でね、昔の農家(あえて表現を曖昧にしときます)は、
その「役」を名誉として欲しがったみたい。
スーツ着て、肩書き背負って、楽しかったみたい。
 
だから、役の数も変わらず、必要性も審議されず、
放置されたまま地域が回ってきたようです。
 
このままでは、役の仕事がある人に集中してしまうことや、
能力ない人が役を務めることになることや、
世代交代も何もなく、何とか人を宛がうことに始終する、
という状況から脱することができないのではないか。
 
延いては、将来のことを考えることや、
現状を改善していくことに時間や労力を使えないのではないか、
という心配にまで及んでいる訳です、私の中では。
 
若けりゃ良いわけでもないし、年寄りがダメなわけではない。
ただ、未来を考えて作るのは、若い人の仕事だと思う。
この先20年くらいしか生きれない人より、この先50年生きる人の方が、
農村や地域、自治体のことを必死に考えれるはずだし、
その声を拾える土壌を作らない組織は、老化して死ぬか腐るかする。
 
地域から人を選ぶという作業はシステム上、続くでしょう。
では選ぶとき、もっと考えたらいいのではないか、と。
この役や組織は、必要なのか?
何を持ってその役にはその人が適任なんだ?
名誉のためにやって良くなることがあるのか?
適任者を見定める能力が我々にはあるのか?
このままで将来は明るいか?
自分の欲を抑えて地域のために意見を言える人か?
大局をみれる人か?
責任ある人か?
あー、尽きない。でも、選ぶシステムを再構築する必要があるかも。
現在は声の大きい人に引っ張られることが多分にある。
 
でもでも、自分の意見を持っていない中高年があまりにも多い。
わかんないなら、わかんないと言えばいいし、
言えないならやるな、とも。
公私の区別がつかない文章になってきたので、この辺で心情吐露をおわります(笑)

2012年12月1日土曜日

根中糖度

毎年11月下旬に土を掘ってアスパラの根をとります。
根中糖度を測るために。 
 
根拠がないとも言われる、アスパラの根中糖度。
なぜか。
根中糖度が高くても、春の収量は天候次第、とか、
転流(黄化)の様子と枝ぶりとは、違う結果になりがち、
とか、根量よりも重要度が低い、などなど。
 
根中糖度だけを根拠にはできないでしょう。
糖度よりも根の量が大事だし、
土の中で測定可能な根の要素も限られるし。
 
そうです、飽くまで指標のひとつ。
根中糖度、秋の天候、黄化、枝ぶりなど、
諸条件を考慮して、翌年の収量予想とともに、
作業段取りや施肥を考えます。
 
上記以外にも、もうひとつ考慮するのは、
雪で倒伏したときの状況。
 
下の2枚の写真のうち、状況が良いのはどちらでしょう?


正解は、下、です。
下の方が、アスパラの盛り上がりがはっきりしてますよね。
土から高い位置で倒伏しているアスパラは、茎に力がある証拠。
べったり倒れている上の写真は、ちょっと心配。
 
この見方も、根中糖度と同じくらいアテになります。
 
 
で、結果はというと、昨年よりも糖度は低めです。
ハウスでは10-20%程度、
露地ではバラツキがありますが、
沢山とれた畑で10前後とちょっと心配。
でも、根の量は間違いなく増えているし、倒伏の状態も
高い位置で折れているので、大丈夫かな…。
 
そう、終わったらすぐに来年が心配になるのです。
 
 
  
今日は、12月。
保育園では餅つきイベントがありました。
我々や園児は参加するのみですが、
下準備をする役員さんたちの陰の苦労は、
親が子供に伝えるべき大事なことのひとつ。
世の中の見える分と見えない部分、選挙が近いせいか気にします。
  
まずは楽しんで、最後に教えます。
ムスメのことが大好きなムスコ。
園児ではないのに餅ついて、丸める作業にも参加。
みんなでいただきました。
役員さん、先生方、本当にありがとうございました。
 
 
地域のシステムについて、次回みっちり書きます。
やるべきこと、増えまくり。
改革を求めない若手、現状に甘んじる年寄り。
20~50年後のことまで考える必要、あるんだよ。