2019年6月27日木曜日

夏アスパラにも興奮します

ここ3年、病気に苦しんだ畑も、ついに駄目です。
今年は春アスパラを収穫せずに立茎。
それでも、剪定するほどの茎数はなく、
欠株は50%を超え、擬葉も極端に短い。
極めつけは、これだけ乾燥しているのに、
しっかりと茎枯病に侵されているってことです。
遠めには悪くはみえませんが、これ以上近寄れません笑
すでに枯れ始めている株も2割くらいあります。
ただ、来年の春に最後の収穫はできそうです。


新植ハウスアスパラの定植前です。
写真からはわかりませんが、
これまでにない最高の準備ができました。


来年露地に定植するアスパラも準備開始。
ウェルカムとスーパーウェルカムを6,000粒ずつ。
種の品質は悪く、発芽率70%と表記されていて、
それにも関わらず、小さすぎたり皺がよっていたりと、
もっと選別して発売しろよな、と思うほど。
選んで植えようと思っていましたが、
間違ってそのまま植えてしまいました。
育苗環境が良くない分、悪い種が駆逐されるといいのですが・・・。


ハウスのアスパラがいい感じに仕上がりつつあります。
早いハウスでは、夏アスパラの萌芽がみられます。
興奮は春の露地アスパラほどではありませんが、
かなりあります。
親木の仕上がり具合、緑が淡い色から濃緑になり、
二次擬葉が新緑で芽吹いてきて・・・、と、
綺麗な状況がみられます。


さて、ムスコのサッカー。
チームは3年生が主力選手の半分以上という中での、
全道大会へのU-10予選。
予選を全勝で勝ち進むものの、
惜しくも準決勝敗退となりました。
自分の活躍よりも、チームで勝ちたいという思いが強く、
それに応えたくて送迎以外にもサポートしたのですが、残念。
ムスコだけじゃなく、チームの子供たちと関わるのも
とっても楽しいです。


負けを引きずっている様子はなく、もう切り替えは済んでいるようです。
次の大会にむけて、自主練習をする少年たち。
敗退のあと、悔し涙を流した2人。
大丈夫、練習は必ず自分に返ってくるよ。

2019年6月9日日曜日

残念な結果と、感謝

露地アスパラがこんなにとれなかったのは、
2011年の低温多雨による低収量以来です。

一番初めの萌芽状況をみて、
「いつもより一回り細い」
「萌芽している本数が少なすぎる」
と危機感を抱きました。

収穫してみると、やはり、全然とれない。
量も予定の半分、太いのも予定の1/4くらい。
はじめからSサイズが多い・・・。

収穫開始から5日で収量が落ち始め、緊急態勢に。
アスパラの収穫を早々に切り上げて、
夏や来年春のために養生をしなくては、
来年潰れてしまう。

2011年には、サイズを変更してもらったり、
量を減らしてもらったりして、謝罪の嵐でした。

今年は、レストランや小売店さんに謝罪の嵐。
そりゃそうです。
6月中旬くらいまでは毎年発送してますから、
今年もその用意をしてもらっているのに、
5月下旬で発送停止なんて・・・。

でもありがたいことに、お得意様のほとんどは、
仕方ないね、また夏に、また来春に、
と暖かいご理解をしてくださいました。
中には、あっ、そう・・・、と冷たくされることも。
まあ、完全なこっち都合の話ですから、
理解してくれるだけで、本当にありがたいことです。

すでに夏アスパラや来春への準備は
着々と進んでいます。
気持ちが落ち込む私を、家族やパートさんに
励ましてもらいながら、仕事に取り組んでいます。
この危機を乗り切ります!

2019年6月5日水曜日

生産者と消費者の味方でありたい

市場機能のひとつとして、
作物がとれない時に生産者を価格で助けることがあります。

北海道では今年もアスパラが大きく減収しているにも関わらず、
高値疲れという便利な言葉を使って取引価格を上げることすらしていない。

需要にたいして供給が果たせていないことがもどかしい上に、
流通過程でマッチングが損なわれているなら・・・、とか、

毎年書いてるからもう書くのも面倒だけど。

生産者を助けろとは言いません。
でも、ほしい人に届かない流通機能は見直してほしい。

うちは市場に出してませんから関係ないと思うかもしれませんが、
広い意味ですべての生産物は市場に並んでおります。