うちやま農園はパートさんが元気に働くことでは、
多分北海道で一番なんじゃないかと思っています。
経営移譲を受けた10年前から、雇用の改革に着手しました。
(以降、大きく改革したのは、雇用、ハウス、販売)
母は、楽しく仕事をしたい人。
父は、仕事を監視して無理矢理でも目一杯仕事させようとする人。
そして昔から来ているパートさんは、どうなんだろう?
パートさんが辞めていき、人手が足りなかった10年前、
なんでやめるんだ?よりも、
どうやったら仕事してもらえるんだ?を考えました。
アドバイスをくれたのは、就農当時からうちやま農園に来てくれていた、
ある編集者の方です。
こういう仕事をしてほしい、
この時間は必ず来てほしい、という数々の農家のわがままを、
わがままだと認識させてくれました。
そして、こういう人に来てほしい、
こういう人ならうちで仕事すると良いかも、
とか、そんな条件・待遇をたくさん考えて、求人広告を出しました。
もちろん、父は大反対。
そんな無駄な金使って、みたいな。
その条件・待遇とは、
・休み自由(休みのために仕事してください)
・健康第一、家族第一
・好きな時間を選べる
・7ヶ月で100万円以上稼げる
・美味しいアスパラをたくさん収穫するためにたくさん手間をかけたい、
というこちらの願いを明確にする
などです。
たくさんの応募が来て、たくさんの人の話を聞き、
またそれを翌年以降の雇用に生かし・・・、
というPDCAサイクルを回し続けて今日に至ります。
来てくれている人の「こういう風に働きたい」の希望には、
かなり寄り添って対応できていると思います。
スタッフにも責任を負わせすぎず、
来るもの拒まず、去るもの追わず、
のスタンスです。
長い人で30年以上、主力の方々は40代で10年前からいる人も、
5年前も、去年の人もいます。
人の都合に合わせて仕事を作るのは、私はけっこう上手いと思います。
2024年に4名入ってくれましたが、1人が離脱。
30年以上来てくれた方も、高齢のために離脱。
年収の壁や社保の規定も変わる国会の動きを受けて、
環境が少し変わってくるので、今年も数名募集します。
畑の人と、選果専門の人。
2月24日から「シゴトガイド」にて募集しますので、
興味ある人は覗いてみてください。
https://www.sgnavi.com/iwamizawa/
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