2021年8月17日火曜日

ひとり言のつづき

 アスパラがさ、「今は肥料ほしくないんだよ」て言ってる。


かもしれない。


こっちは過去の経験からこの時期にこのお世話を、とか、

今こそこの病気予防を、とか、

今は何もあげなくて大丈夫、とか決めて作業してます。


でも、アスパラの様子からそう判断しているだけで、

実は「もう遅いよね」とか、

「腹いっぱいなのに食べれないよ」とか、

「病気になるような免疫してないけど」とか、

そういう状態の時もあるでしょう。


そこを、こちらの勝手な都合を押し付けている可能性はある。

それはアスパラにではなく、他人にも。

自分がこうしたんだから、このくらいはやってくれるだろう、

やってくれたからこのくらい返しておけばいいだろう。

それが合ってないと、両想いにはなりませんね。

独り善がり。


人に対しては、独り善がりでも、それなりの仲間ができる。

でもアスパラに対してこっちが独り善がりでは、うまく作れない。

それはあったかもしれないなー。


暑い中、よく光合成して根が伸びているから、

アスパラの吸収根は水を探しているだろうし、

新芽が出てきて頭の開きが早いと思ったけど、

雨が降れば締まるだろう、なんて、甘かったのかも。

瀕死状態だったかも。

ハウス内はたっぷり毎日水あげたもね。

露地は強いから、なんて都合の良い解釈だったかも。


開花時はやっぱり水がいるんだよ。

いるさそりゃあ。

本当?となりの株は5日遅いけど、

そっちの方が生育いいよ?ん?


思い通りに生育して、

美味しい農作物がたくさん収穫できたら、

そりゃあ楽しいよね。

そうじゃない。

思い通りにならないことを、

楽しめることが農業の醍醐味のひとつじゃないか。

今は楽しくないけど、

後で楽しく話せるように。

0 件のコメント: