2010年12月19日日曜日

2010年振り返り

今年をざっくりと振り返ります。
 
良くも悪くも、農家のこせがれネットワークに浸かった1年でした。
北海道の設立発表会が1月にあり、3月からREFARM北海道
として活動をスタートし、本年だけで8回のイベントを開催。
また取材もうちやま農園ではなく、REFARM北海道の世話人
としてのものが多く、時間を畑仕事以外に使ってしまいました。
 
このお陰で、沢山の農業者と友人になって切磋琢磨できている
ことはもちろん、農業者以外の方とも多数知り合うことができ、
本当に農家のこせがれネットワークには感謝感謝です。
 
本業のアスパラについては、本当に苦しい年だった。
昨年の低温多雨の影響から、予想通り春からアスパラは収量が
少なかった。それを通年で補うために、早々に立茎栽培へシフト
して夏のアスパラをとる戦術が当たり、総収量は何とか前年を
上回ることができた。高温多雨の初夏となり、病気との闘いであった
が、幸いにも虫の被害は少なかったため、草勢は旺盛となり、
来年の春ものは平年並みの収量が期待できそう。
 
麦は散々だった。大豆は旺盛な成長を止めたことで倒伏を防ぐこと
に成功し、前年を上回る量は確保したが、目標には及ばなかった。
 
新年早々に妻の妊娠がわかり、忙しい年を予感させた。
3月には私の肝臓からアルコール分解酵素が分泌されていないことが
わかり、禁酒を決行。最近になり350ml缶を飲めるようになるまで回復。
6月にはFIFAワールドカップが私を苦しめた。体は疲労困憊なのに、
寝不足に次ぐ寝不足で、体力的に若くはないと実感した。
8月には第2子が誕生し、準備、育児、家事などに追われる日々を送った
が、熱い夏と出産繁忙が過ぎれば平穏な日々が訪れた。写真は100日。
 
研修生の松橋くんがいたことによって、人を育てることにおいて勉強になる
ことが多かった。農業については、有志による勉強会をスタートさせたこと、
豚を新たに飼って命を勉強できたこと(もちろん来年も飼う)が収穫だが、
今年に限っては、勉強時間が不足したと思う。すぐにできる気になることが
自分の悪いところ。要は自惚れ屋で自信過剰。アスパラのことにおいては
気をつけている『謙虚な姿勢』を、多方面ではついつい忘れる。
 
12月には、昨年まで所属していた団体を辞めて浮いたお小遣いを使って
東京に営業と市場調査に行けた。これはいろいろな人からの刺激をうけて
実行に踏み切った。うちやま農園としてではなく、ビジネスマンである私のため。
小売店や飲食店の動向を肌で感じ、直接交流することで、新たに見えてきた
ことが沢山ある。書くと安っぽくなるから書かない。
実感できたことは、いわゆる世間の動向も大切だが、「何がやりたいか」が
はっきりしていれば、それに流されることもなく、やりたいことを実現するための
方法を考えられる、ということ。
 
年賀状に追われているが、ちょっと息抜きしてみました。

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