全然違いますよね、左右の写真。
左が、長雨によって防除適期を逃したために立枯病にかかってしまったアスパラです。こうなると、立枯の進行を止めるために殺菌剤をかけ、なんとか養分が株に転流するように延命措置をとってやるしかありません。ひどくなると、春のアスパラがとれなくなります。
右のアスパラは、ほぼ健康な状態です。同じ畑でも、風当たりやアスパラの密集度合いなどのちょっとした加減でこんなにも差が出ます。露地栽培だから、特にそうです。この状態のまま、倒れることなく養分転流するには、台風や雪で倒伏しないことが条件です。積雪地帯なので、転流率は50%くらいですが、これを100%にできれば、北海道のアスパラ農家はもっともっと儲かります。あとは経費との兼ね合いで、どれだけ良い方法を見つけ出せるか、です。まあ、積雪による恩恵もあるので、雪が悪い、というわけではありませんし、倒伏しなければ、だけでもダメなんですけどね。
またしても長いですね。毎朝気温が10度以下にさがっているので、もうアスパラの萌芽はほとんどありません。要は、収穫が終了したこれから時期のアスパラの管理も大事なんです、ということです。
0 件のコメント:
コメントを投稿