1月23日、とあるアスパラ農家さんの紹介で、とある技術交流勉強会に参加。
そこで、赤井川コロポックル村の赤木さんと会えました!
この方、札幌の飲食店関係者では超有名なアスパラ農家さん。1本200gを超えるアスパラを作っているのですが、勉強熱心だし、技術も隠さない。紹介してくれた士別の石黒さんと3人で、アスパラ談義に花を咲かせました。もう、ものすごい盛り上がりでしたよ。
3人とも技術公開して、アスパラの質をもっと高めあおうという点では考えが一致しているため、気持ち良い交流でした。それぞれの土質、気候、経営状況などが異なるため、味や収量は大きく異なりますが、各地で良いアスパラを作り続けることは大事なこと。素晴らしい出会いに感謝、感謝です。
勉強会で気になったのは、植物が根から硝酸態窒素ではなくてもアミノ酸の状態で吸収するということ。環境次第ではアミノ酸が硝酸態窒素に変化していくこともあるようですが、光合成によってさらに1炭水化物を吸収すると、化学肥料が減らせるとも。確かに、一理ある。化学肥料は50%が流失しているため、有機体での施肥で硝酸態窒素を発生させないのなら、環境にも優しい、か。
考える前に、泥炭土の有機性をもう少し詳しく見る必要がある。腐食した有機物の吸収や微生物や細菌とのバランスなど、正確に分析できない部分もあるし、アスパラは不耕起栽培にも近いので、単純に毎年試せない。極端に悪い慣行農法だけをつるしあげて、農法批判する議論にも意味がない一方で、新しい技術は吸収して試作していかないと、あっという間に取り残されてしまう。
今年も試験がいっぱいあって、楽しくなりそうだ。
2010年1月25日月曜日
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