2013年10月14日月曜日

過剰宣伝

気にしなきゃいいのですが、農閑期になると、農家の過剰なアピールが気になります。
 
田んぼや畑の水捌けが良くなったのは、農薬や化学肥料をやらなかったから?
あるプログラムを実行したから?
そうかもしれないけど、それだけじゃない。
トラクターでこねたか、いつ土を触り始めたか、どうおこしたか、
前年までの天候、草の放置の仕方などなど、
たくさん考えられる要因があります。
農薬や化学肥料を与えていても、水捌けを良くしている農家はたくさんいます。
それを少ない知識をもとに自分以外のやり方を批判する農業者がいることに
腹が立ってしまいます。未熟者ゆえに。
他者を批判しないと買ってもらえない農家は、さも自分のやり方だけが正しいと
アピールすることが多いです。
見えにくい世界ですから、アピールしたもん勝ち?(笑)
 
ある人がイベントで山形県の農家のブースに行ったら、
山形県の他の農家を批判して自分はこうしてるとアピール。
それは自分しか得しないし、中期スパンでは自分も損する。
だって、批判してる山形県に自分も住んでますからね。
批判は返ってきます。
 
アピールしなさすぎも良くない。
だって消費者には見えないことが多いですから。
でも、農家として当たり前のことをわざわざアピールすることって、プロじゃない。
プロスポーツ選手が体を大事にしていることをいちいちアピールする?
当たり前の基準が農家によって違いますからね。
 
何を伝えるか。
自分が正しいと思ったことを伝えるのもいいが、それは変化しますよね。
それでもその時その時に必要な情報・意見は与えるべきではなかろうか。
昨日まで正しいと思っていたことがひっくり返る。
知ってると思ってたけど知れば知るほど知らないことに気付く。
自分が信じることだけを伝えて良いのか?
実は聞きたい情報は聞き手が決めているからこちらの情報も全て受け入れてないかも。
尊敬する農家の言うことはよくわかるが、言い過ぎだな、とか、そこまで確かじゃない、とか、ある。
受け手側ばかり考えると目先の情報供与になってしまうか。
考え事は枚挙に暇がない。
何人かで議論したい。結論のない議論を。
 
農業では、土が全てです。でも、土のことは殆ど解明されていません。
私は土を、自然を、地球を、知っています。
それは嘘です。お気をつけください。
 
なんてことを悶々と思ったりするのが農閑期の悪いところです。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

自分を好きでいたいから
自信をもって言葉を発したいんじゃないかな。

自信のない言葉は相手にも響かない。

本当に自信を持っているから
それを誰かに発したいと思うのは
動物の… 人間が進化してきた 本能のようなもの。
自分がいいと思ったやり方を
発していかなければ、今後 何もかわらない、
何も努力しない世界が続くだけ。

相手が言ったことを鵜呑みにするんじゃなく
言った言葉を〝いい”と思った人が
実行してみて、またその上に工夫を重ねる。
だからいいんだと思う。

誰かを批判したり、〝そのやり方じゃ~…”と
いいきってしまう その人達に不満なのは
わかるけれど、人間って そんな意地悪で
ワガママな部分っていっぱいもってるよ。
どんな世界でも同じ。
教師の世界だって 周りそんなのばっかりだもの。

実際、あなたもここでこうやって批判してる。

結局、その人のいいところだけ 見習ったり
参考にすればいいと思う。

人に期待しすぎ…じゃないかな。