2015年1月9日金曜日

キャリアデザイン

家業を継ぐ、もしくは起業する。
これをキャリアのゴールとして、大学生は就職活動をしてはどうか。


先日、母校である北海学園大学の同級生と
同じ研究室の教授に来園していただきました。
その際に、私や妻のキャリア形成についての
関心をお話いただき、これは伝えられるかも、と思いました。


ざっくりと、私の仕事歴。

私はもともと一社にいるつもりはなく就職しました。
家業を継ぐのではなく、スキルを積んで
漠然と「もっといい会社に行く」とか思ってました(笑)

転職に目覚めたのは在職4年を過ぎたころ。
このままでは社会人としてカッコ悪い。
同級生のI君と出会いそう思いました。
で、すぐに転職活動開始。

二社に転職し、勉強と営業でスキルを磨き、
独立志向が芽生えましたが、家業を選びました。
家業の農業を継いで、7年が経ちます。


今の大学生、就職に対して非常に悩むそうです。
私のころもそうだったのかもしれませんが、私は悩まずです。
だって、行く会社は悪いけど腰かけ。
当時は良しとされなかったけど、今では
「いずれは独立したいが、そのために御社で一生懸命働きます」
という話は受け入れられると思います。
「一生御社のために」なんて、誰が信じる?(笑)
そういう建前だけで採用決める会社なら、将来はないし。

営業は嫌だ、事務職がいい。
そんな話も良く聞きます。
逆でしょ(笑)
税理士や司法書士などの士業を志すならまだしも、
後継者や起業に最も役に立つのは、人脈です。
仕事は、人の人による人のためのものです。
人とのつながりが持てる仕事こそ、キャリア形成です。
頭下げなくてもいいですし、ノルマもくそくらえ。
大事なのは、お客様のためになることができたかどうか。
できたなら、もっと数を増やせないか、質を高められないか、
という自分なりの改善をしてみればいい。
小さい会社は社長の力が営業力ですし、
大きい会社は兵隊は沢山います。
それくらいの楽な気持ちでいいと思います。
怒られるかな(笑)

でもね、自分のキャリアを向上させようと思ったら、
ずっと会社にいようと思う社員より、一生けん命になるし、
業績も上がるはずですよ。
自分のため、自分とお客様のため。


ゴールは描かなくていいんです。
人とつながって、仕事をひとつひとつ覚えていくと、
新たに見えるステージに行きます。
それは行く前にはわからないので、
学生の分際で「やりたいことを決める」なんて、無理です。
だから、今の仕事を、自分ためにやるんです。


そんなアドバイスをしてあげたいな、と思う次第です。

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