2013年4月14日日曜日

天災ではなく人災

昨日、お得意様宛にお手紙を送らせていただきました。
今年も選りすぐりの露地のアスパラをお届けします。
 
 
 
農業において、天気のせいとか動物や虫のせいとか、
さまざまな言い訳を聞きますが、
私は人災が半分以上あると思っています。
平たく言うと、対策してなかったからでしょ、ということ。
 
本日、うちやま農園ではアスパラの早期出荷用に
約3反のアスパラ畑にトンネルを張る予定でした。
本来は焼却すべきアスパラの残渣も土に鋤き込んで、
スピード優先で作業を進めてきました。
 
ところが昨日、トンネルビニールがネズミに齧られていることが発覚。
結局20本ほどを齧られており、修復不可能なほど。
ビニール100mを0.5m程度に折りたたんで保管していたので、
齧られた状態からは一つのビニールあたり200-400の穴があり、
穴の直径も3-20cm、という状態。
当然、直すにはやられすぎている。
土曜日に発注しても企業は休みのため、月曜にならないと
いつ納品できるかもわからない、ということ。
(結局強風で張れませんでしたが、それは結果論)
 
トンネル張りの段取りを開始した水曜日にチェックしなかったこと、
一昨年くらいからちょこっとネズミに齧られ始めていたのに、
全く対策を行わなかったこと、対策すべきという議論をするのが
面倒で父との議論を行わなかったこと、などが人災たる理由です。
 
ネズミは、本能で生きているだけなので、対策してあげれば
父からも恨まれなくてすんだのにね。
 
永いものでは10年近くになるものから、2年前に買ったものまで。
2年置きに100m×10本くらい、新しくしていこうとしていたのですが…。
まあ、おかげで準備万端でトンネル張りをおこなえること、
新しいビニールなので作業しやすいこと、温度上がりやすく
保温しやすいこと、など、わるいことばかりじゃありません。
20万円ほど、予想外の出費が発生したことに心の整理は着きませんが(笑)
 
 
 
慰めに、ピークのハウスアスパラを収穫して、和んでます。
明日、毎日新聞が取材にくるそうです。
おとう、よろしく。
 
 
 
病んでいるのか、読みたくなって買いました。
同じ本を一度読みましたが、4年くらい前に
大事な人にプレゼント(読んだべか?)したので、再購入。
今回は収容所の詳細な解説付き。

 
苦労こそが生きている意義そのもの、と悟れるか。
甘ったれた根性は、ガンダムと夜と霧で修正します。

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