2009年12月29日火曜日
2009年さよなら
本日、「ニューカントリー」の取材を受けました。まだ経営者でもないのに、経営者のネクストステージ、というコーナー。妻と二人で、うちやま農園について話させてもらいました。うちやま農園の特徴は、体験農園にとどまらず、作物をつくることから食べ方までをプローデュース、また父の経営は…、などなど、話はいつものように脱線し放題。発売は1月23日だそうです。
なぜ写真が某メーカーのお菓子かというと、取材に来られた素敵な女性記者さんの写真を撮り忘れてしまったため、お土産を撮った次第です。すみません。
相変わらず、農家が聞いたら怒るんじゃないかということばかり話しました。今年は農家のこせがれネットワークのお陰で、たくさんの取材を受けさていただきました。でも、こんなに好き勝手なことばかり話していたら、総スカンを受けるのではないかと心配にもなります。
こちらは、マイナス12度まで冷え込んだ朝の、樹氷です。こんな天気には「シバレル」といいます。寒い、滅茶苦茶寒い、のもっと寒い版です。
さて、本年もみなさまのお陰で、うちやま農園は無事(?)に一年を過ごすことができました。ありがとうございます。そして、来年もまたよろしくお願いいたします。
…このブログは妻の料理ブログに比べるとかなり不人気です。まあ、面白くないのはわかって書いてるんですけどね。でもうちやま農園が続く限り、このブログも続きます。よろしくお願いします(^^)
2009年12月24日木曜日
新聞て…
ブログの読者が2名になりました!嬉しい(^^)
さて、今日は新聞記事について、ボヤキを。
一昨日、某新聞社から電話で質問を受けた。内容は「農家の戸別所得補償の運用で産地づくり交付金などの補助が減額されますが、うちやま農園のアスパラではどうですか」というもの。
回答は「アスパラの全面積ではないが一部は補助金をもらっている。受取額は120万円くらい。減るのは減るが、補助金をアテにした経営は行ってません。それよりも、票取り目的でない政治を自信もって推進してくれ、と思ってます。」と。
それが記事には「80万円くらい補助金が減額となる。正直、辛い。」と。…!!!ぬぬぬ…。補助金をアテにしている農業経営は、経営ではないと思う。記事には美唄市のアスパラ農家(33歳)と書かれている(実際の経営主はまだ父なので正確ではありませんが)ので、まあ、我が家だとわかるでしょう。そこまで逼迫した経営ではありませんが、補助金をアテにしている農家が見たら「うちやま農園も苦しいんだな」と共感してくれるかな。周囲から浮かないためには結果オーライかな??
書きたいことを書けばいいのか?事実を書くのが新聞の役目でしょう。僕も妻も取材して成果物のレポートを納品する仕事をしていたので、取材する人への目は厳しめ。書きたい内容は仮説であって、取材や調査によって事実が違えば、実態を書くべきだと思いました。古くから賢い経営をしている農家ほど雑誌や新聞の取材を嫌がりますし、かつては私の好きな中田英寿氏もそうだったように、やはり乗り越えなければならない壁があるのかな、こちら側に。言い方が悪かった、出会いを大切にしていなかった、相手を尊重していなかった、などなど…。
2009年12月20日日曜日
農業道徳その2
後藤さんとの話し合いには父も参戦。それについての雑感を。
さて、『儲ける』とは、適正な利益を上げること。暴利を上げることが儲けではない。私と父にはこの認識に行き違いがある。二宮尊徳曰く、『道徳なき利益は悪だが、利益なき道徳は戯言』だそうです。
一方で勉強になったのは、新しいとか珍しい、ことへの話題集中の疑問。農業ブームの中ですがその以前から、報じられる農業はそこへ。過去からの伝統技術を守り良質な農作物を作り続けている農家、食糧供給を義務と捕らえて日本のために作り続ける農家、農協の責任は農家にあると黙々と努力する農家…。いずれも数は少ないですが、うちやま農園も含めて現在メディアに注目されている小売り農家や効率的経営よりも、大事にしなければならない農家は、たくさんある。まあ、継ぎたい農業や魅力ある農業とは別次元の価値ですけどね。私もややミーハーなので、それを忘れてはならない。
2009年12月15日火曜日
新・農業人フェアにて
2009年12月10日木曜日
アスパラガス加工品
あくまで一個人の感想ですが…最悪でした(>_<)
アスパラガスはこれまで加工品としてはヒットがないです。ジャム、焼酎、缶詰…。消費者に与えた印象は、風味や匂いに癖があって食べにくい、加工品で美味しくないなら新鮮でも美味しくないだろう、などではないでしょうか。
このジュースもそうです。香り・味・後味は悪く、栄養価が高いというだけでは我慢できません。ホワイトアスパラの缶詰の味は本物ではなく、新鮮なものの本当の美味しさが理解され始めた昨今、これはまた誤解を与えるでしょう。復刻版、と書いてあるのですが、以前の評価も気になります。
農家や地元を助ける加工品ならいいのですが…
2009年12月8日火曜日
農業道徳
ブログ書いてる方は尊敬する農家のひとり。うまく事が進んでいるときには、忘れがち。まだ身に付いていない証拠です。父は、私はこの辺が農家として足りないとよく言う。有無…
2009年12月5日土曜日
たまには仕事写真を
2009年12月4日金曜日
取材受けました。
Agrizmの1月16日発売号に載るそうです。
午後には、北海道アルバイト情報社のおふたりもいらしていただいたのですが、写真を撮り忘れました、すみません。
取材は、父は何回も、妻も数回受けているので慣れているようだが、私は本格的な雑誌の取材は初めてです。それが1日に一気に2件も…。
話をしていて感じたことは、私は消費者ウケしたり、紙面ウケする農家ではない、ということ。
農家の記事でよく見るものとして、消費者に喜んでもらえればいい、自分が作った成果がみえる、自然の恵みを受けて生活できる、生き方がここにある、サラリーマンと比べたら人間らしい、などなどのコメント。
実は、共感できるものは少ないんです。
農家のことと消費者のことを長期的に考えたときには、農作物の低価格化は農業の衰退を招くし、自然の恵みをもらうなら山にこもったりする方がいいし、農業は取りたい作物だけを作るので自然には逆らっているし、同じ仕事なのにサラリーマンと農家を比較するのも変だな、と思ってます。
仕事として、自分の成功する場所として農業を、内山家を継ぐことを選んだわけなので、自己実現の手段です。もちろん、エンドユーザー(消費者)への最大の満足を考え、地域コミュニティーの改善や農業界の底上げ、土や作物など農業についての勉強、後世のことを考えた持続可能な農業を展開していくことも必要ですが、それは農業でなくても、サラリーマンでも必要なことでしょう。
さらに、農協や国策に頼らずに自分で経営できる農業を考え、実践していくことは、既に当たり前のことで、特別大きな声で言うことでもないと思います。さらに、取材をされたことがない農家にも、素晴らしい農家はたくさんあるんです。
そんな考えがあるものだから、「あれ、農家らしくないな」という感じの表情をされたり、「そうですよね!」なんていう盛り上がりに欠ける取材だったかな、という感想です。
でも、それが私らしい、と妻や友人は言ってくれます(^^)
ということで、我が家の写真もいっぱい撮っていただいたので、私が撮った下のような家の写真が、どんな素敵な写真になるのか、楽しみです。つまらないから、すこーししか掲載されないかも知れませんが…。
最後になってしましたが、REFARM設立発表会in北海道の開催内容が決定しました。
http://www.re-farm.jp/event/2010/01/refarmin-1.html
是非ご参加を!!