2016年9月27日火曜日

もう来年!

9/26、アスパラの収穫が終了しました。
昨年よりも1tほど減収し、約19tの収穫量でした。

春アスパラが前年比3割減だったものの、
夏アスパラで盛り返し、全体では前年比0.5割減で終了。
農協に出荷する分を減らしたので、
収入は昨年とほぼ同じ額を確保できました。

パートさんが暑い中本当に一生懸命収穫・選別してくれました。
で、そのパートさんの反省と改善。

うちやま農園では毎年仕事が始まる3月に来れるかどうかの
確認をしてました。
でもそれではお互いに遅すぎる。
パートさんにとっても、うちやま農園にとっても。
秋のうちに色々わかって、長期的な展望を共有できた方が、
お互いにいいことあるでしょう。
辞める事はそれぞれの事情があるから、当然のことですし、
冬に仕事を探して通年で探したい、という意向もあると思います。

お互いの都合や条件が合致するなら働いて欲しいし、
できるだけ働く人の都合にあわせて仕事を用意したい、と思ってます。
ここ3年くらいで雇用については大きく変わったと思ってます。
いや、変えたんです。

農家のために苦しんで働くのが当たり前。
大げさに言うと、そういうスタンスだったと思います、これまでは。
それではいけない、と父に話しても、仕事はやって当たり前だ、と。

権限がないから、黙ってましたけど、それでは人は働いてくれない。
勝手にやりはじめました、色々と。
相談しても理解してくれない部分は、相談せずにやってきました。

今年は、仕事が終わってすぐに今年の感想や今後の意向を聞こうと思ってます。
お互いのために。
みんなが苦労するんじゃなくて、みんなが笑顔で仕事するには、
みんなが気持ちよく働けるにはどうしたらいいか、を第一に考えます。
みんな、精度の高い仕事をしたいと思っている気持ちは知っています。
そのための準備やフォローをするのが、大事なことだと思ってます。

意見を聞くと、今まで聞いてなかったことや発見がたくさんあります。
目から鱗です。
新たな視野と可能性を持って営農できそうです。
本当に、人は大事。

状況に合わせて人をどうこうするのではなくて、
こちらの計画を共有してもらいつつ、人に合わせて体制を柔軟に保つ。
そんなイメージで変化に強い体制を作り、
美唄一働きやすい職場にしたい。

2016年9月24日土曜日

ちょっといい話。

わくわくの杜の運動会のこぼれ話。


ムスコはアンカーで抜かれて負けたんですが、
押されたよね?という話もあります。
押したように見えたんでしょうか。
押されなくても抜かれたと思いますが。


で、そのアンカー同士が運動会のお絵かきで、
片方は相手を押した絵を、片方は押されたから足を引っ掛けようとする絵を、
お互いに笑って突っ込みながら描いたそう。


押した押された、勝った負けた、
泣いた笑ったがあるでしょうが、
終わった後は平和な仲良しに戻るという、
ラグビーのノーサイドの精神そのままじゃないか、と。
環境が良いおかげで、自ずと平和な状況になるという、
本当にのびのび育ってるいるんだな、という話です。


誰に似たんだ?
両親ではないことは確か(笑)

2016年9月23日金曜日

笑顔

9/19はムスメのバレエスタジオの5回目の発表会。
4回目の出演となったムスメは、緊張することもなく
楽しんで帰ってきました。
花束をもらって大喜びのムスメ^^


朝晩、10度前後まで冷え込む季節になりました。
朝露がべったりついて、この日は5度まで下がりました。
アスパラの収穫も毎日できない畑もでてきており、
まもなく収穫終了になると思います。


バレエ発表会の翌日、学校も幼稚園も偶然にも休みなっていたので、
子ども達をつてれ動物園へ。
ペンギン親子を羨ましがるかわいいムスメ(笑)


その後、夜のサッカースクールへ行くムスコ。
ドリブルもだんだんスムーズになってきました。


ムスメ、自転車に乗れるようになりました。
朝練したいと言い出して、つき合わされます。
ちなみに自転車の練習をしたのはじいさん。
孫のために頑張るとは、珍しい(笑)


秋分の日、美唄のマラソン大会に出場。
伴走の私と、張り切っているふたり。
共に3kmを走ります。

完走後の写真がこれ。
毎日わくわくの杜で2km走るムスコは余裕の表情。
小学校ではいつの間にかマラソン大会がないため、
初めて長距離を走るムスメは「もう二度とやりたくない」。

それでも、歩かずに3km完走するのは素晴らしい。
根性あります。


ムスコ、小さいのに早くて面白いです。
おだてたら何でもやりそう。


マラソン大会の後の焼肉は、恒例行事?
4家族集まって、仲良しの子ども達も大喜び。
子どもが大きくなったので、大人だけでゆっくり話すこともできます。
今年最後の焼肉と花火。
学校が違うので来年からは普段顔を合わせないだろうけど、
家族で交流が続けられたらいいな、と思った秋のひとときです。

2016年9月19日月曜日

泣けるなあ

ムスコの幼稚園の運動会でした。
ほんと、真剣に応援しました笑

親子競技もマジです。

障害物競走でたくましさをみせるムスコ。
マラソンで児童がグランドからいなくなって戻ってくるという面白さ、
先生方が一生懸命準備している姿、
園児がみんな笑顔で真剣という健気さ、
集まる親や親類たちの笑顔。
いい運動会でした。

そしてオオトリの紅白リレー。
アンカーのムスコはクラスで一番速い子に抜かれて負けるという辛い結果に。
でも、抜かれても涙をこらえ、言い訳一つしない姿を、
先生方も園児達も知ってくれているそうです。
親としては、結果には原因があるので、それを自分の中で
受け入れて次に繋げてくれたら、それでいいと思ってます。
表面的な勝ち負けなんて、長い人生の中では僅かなひとコマ。
勝った方が我々も本人も嬉しかっただろうけど、きっと、
負けて得たり感じたりしたことの方も大きかったと思います。

ということで、ムスコにとっても親にとっても、最高の運動会でした。
わくわくの杜の先生方、保護者のみなさま、月形町、
本当にありがとうございました。

2016年9月17日土曜日

9月はイベントだらけ

北海道のアスパラ農家にとって、4月~6月は超繁忙期、
7月~9月は繁忙期です。3月および10月~11月は準備・片付け。

農家のイベントごとは稲作農家中心のスケジュールのため、
いけないことが多いです。
行くべき、と言われますが、我々の都合でイベント組むと
稲作農家がこないの実証済み。
お互いに大事な仕事の時期があるので、理解しましょう。

稲刈りが忙しい9月、実はちょっと余裕があるんです。
幸いにも子どものイベントが9月に集中する今年は、
どれも余裕を持って参加できます!


まずは9/3、幼稚園の親子登山。
珍しくヘロヘロになるムスメも頑張りました。

その後は円山動物園で友達と大はしゃぎ。
子どもって、素晴らしい。


外出も多くなるので、最近のお伴はこちら。
いつでも基本は大事。


友人のトマト農家、士別の谷くんからミディトマトとジュースが届く。
今年は天候不順に苦しんだのを知っているから、
とにかく味わい深い。


アスパラはもう最終版。
わかりにくいですが、緑が淡くなっていきます。
スーッと色素が引いていく感じ。

こういう曲がりが多くなります。
もう萌芽しませんよ、の合図。

太いものも少なくなり、ちょっとごつごつしてきます。
いつまで頑張ってくれるか。
9/17現在では、まだ80kgほど収穫できてます。


雨の日もカラフルな合羽で収穫してくれるパートさんのお陰。
本当にありがたいです。

今後は、幼稚園の運動会とマラソン大会、焼肉大会(笑)もあります。
あと動物園にも連れて行け、と。
はいはい、喜んで^^


アスパラの収穫はまもなく終了しますが、
今後は大豆の収穫が残ってます。
ハウスの世話や小麦の播種、機械メンテナンスなど、
秋の片付けも怪我なくこなしたいですね。


先日、大学の先輩が独立するというので、久々に飲みにつれてってもらいました。
もちろん私はノンアルコール。
意欲、生き方、人心掌握など、本当に勉強になります。
そして、ご紹介いただいた方からも刺激をいただきました。
私の狭い視野・狭い器量を少しでも広げてくれる出会いに感謝です。
外に出ると、非日常に来ると、大きな気づきがあると再確認。
お酒飲まなくても、飲みに出る余力を残して仕事をしようと思ったほどです。
でも、そうするのにあと何年かかるかな(笑)

2016年9月14日水曜日

必須条件

農家としての必須条件は、身体が丈夫なこと、健康なことです。


これがないと、大きなハンディキャップを負うことになります。

農業は、毎日の作業の積み重ねです。
その積み重ねが、大事な用事以外でできなくなると、
失った差を埋めることは相当難しいのです。

なぜなら、季節の変化の中では、9/14は9/14しかなく、
同じ作業を9/20に行ったとしても、作物の状態は変わっているため、
同じ効果はたいがい得られないからです。

何日も無理して頑張ると、ミスが出る、怪我をする、
イライラする、判断力が弱くなるなどなど、大きな失敗が待っています。

ですが、毎日の積み重ね。
地味でとても大変なことです。
これができないとなると、できないことを前提に作業体系を組むことになり、
適期作業やスピード勝負ができないことになります。
絶望的な差がでますが、まあ、やりようによっては不可能ではない。
ただ成功がより狭き門となってしまいます。

健康でありたいと思いつつも、そうなっている人は少ないと思います。
身体はいつまでも騙し続けられません。
2,3日であれば無理を聴いてくれますが、ツケは回ってきます。
死なない程度に仕事できるペースで続けられる作業体系と、
人の確保に努めること。
これが園芸作物を中心とした農業では大事なことです。

僕も身体が丈夫なほうではありません。
それを前提にしすぎると言い訳のようになります。
どうやったら自分も健康でいながら良い農作物を
良い判断とよき人のもとで作れるか。
そのための智恵を絞ります。

2016年9月10日土曜日

失敗は成功の糧

生産においては、特にそれを感じます。
失敗というよりも、それはただ必要な経験なんだと。
それを活かすか、失敗で終わらせるか。
それが生産の大きな楽しみのひとつです。


そして、生産に限らず、営業・販売でも同様です。


熟慮して取引に至ったとしても、信頼関係を結ぶに
至らない取引先は、多々あります。


今年だけでも、

商品第一を掲げて取引に至るも、いざ始まると価格の事しか言わない、とある通販会社さま

市場のアスパラが少なくなった時だけ取引依頼をする仲卸さま

電話のやりとりすら面倒がる担当者がいる小売店さま

市場のアスパラが高いときにしか注文しない飲食店さま

などなど、上手くいったことも下手こいたこともあります。


この取引は失敗だったかというと、決してそうではありません。
双方のニーズが合わなかっただけかもしれませんし、
人間関係が生理的に合わないこともありますし、
そもそもの要望を取り違えていたかもしれませんし。


この経験が、次の営業・次の信頼関係構築に役に立ちます。
もっとしっかりニーズを聞こう。
市場取引にないメリットをきちんと聞こう。
電話以外の連絡方法を初めに聞いとこう。
どんなアスパラがいいのか、もっと深く聞こう。


基本的に変わらないことは、会わないと上手くいかない、ことです。
会った上で、信頼関係を結び始められます。
会っても駄目なら諦められる。
アスパラは、話せませんし、アスパラ見て作り手や畑がわかる人もいません。
アスパラの話ですが、人と人のつながりです。
確かなアスパラづくり、とともに、確かな信頼関係づくりも、
重要な農業経営の基盤です。

2016年9月7日水曜日

自然災害

今年は本当に大変な天候です。

農業は天候と付き合わねばなりません。
天候と付き合うということは、自然災害とも付き合います。
数年に一度、数十年に一度、史上初・・・。
色々な言葉が飛び交いますが、いつ災害が降りかかるかはわかりません。

そのための備えも、もろいものです。
何せ、いつ、どんな強さで襲ってくるか、直前にならないとわからないのですから。
そのための対策をしていても何十年も遭わないこともあります。

それにしても、今年の十勝や富良野方面の豪雨災害は恐ろしい。
対岸の火事ではない。
しかし、備えるしかできない。
被災された方、地域の一日でも早い回復をお祈りしております。


当農園でも、今年は天候に泣かされ、減収となります(8月末現在)。
避けられなかったか、と考えると、露地では限界あるな、と痛感します。
ハウスを増やしていますが、太陽は増やせないです。
春に露地で前年比3t減収となったのですが、夏アスパラとハウスで
少しでも取り返せたら、と必死です。
年間20tそこそこの収穫量ですから、前半戦で3tの減は痛い。
雨に泣かされた8月ですが、温度は高いまま推移しています。
9月、どれだけ休眠導入が遅くなるかは、天気次第。
日々全力を尽くすのみです。

もう10日も更新していない!と気づき、焦って書きました。
雑な文面をご容赦ください。


思いつき
1.厚沢部の面白そうなアスパラ農家と知り合えた。久々に函館に行きたい。
2.視察研修の時期になったが、行きたいところが他の農家と合わない。
3.秋アスパラが今年はとれるだろうか?温度と日照が問題だ。
4.定植2年目のアスパラの品種差が見えて、今のうちやま農園は農家には見所満載。
5.今年は経営1年目。何とか黒字にしたい。
6.農業改革でJAの問題を挙げるが、そこよりも農家自身だと思う。政治主導は全て胡散臭い。
7.そういえば、単位面積当たりでは昨年よりも増収している。
8.父母が平和につきあえる幼稚園や学校は、素晴らしい。