2013年10月30日水曜日

冬が近い

今年は秋が長いお陰で、仕事がゆっくりです。
 
いつもは草退治・杭抜き・ハウス巻き上げ・機械整備・秋まき小麦播種など、
10月の1カ月で戦っていましたが、今年は、
9月下旬から11月上旬までは雪が降らなそうなので、
丁寧に仕事を片付けています。
 
今朝はいい天気だったので、ある人に影響されてカメラ持って畑へ。
アスパラの実も真っ赤に色づきました。
今年は株の生育が順調だったため、実を付けた木や
その数自体も少ないです。
 

こちらは早くから立茎しておがり過ぎた挙句に斑点病で落葉が激しいアスパラの下部。
茎を見てもフザリウムは入っていないので、株は死なないと思います。
 
 
ハウスのアスパラは、まだ屋根に守られています。
灌水は10日に一回くらいですが、温度が低いので乾きません。
そして、桁面は40cmくらい空けています。
夜は寒いですが、日中は陽が差せばハウス内は25度に。
光合成をまだ行わせたいので、屋根をかけて粘ります。
 

こちらは露地の春どりのみのアスパラ。
もう少しで綺麗な黄色に仕上がるでしょう。
 
 
今年の役目を終えた農業用水取り出し口。
 

梨の葉の紅葉はなかなか綺麗です。 
 
 
野菜を作っていた庭やハウスもすっきり冬仕度。
 
 
明日から2泊3日でアスパラ組合の道外研修に行ってきます。
行先は佐賀と熊本です。
技術を盗んできます(笑)
毎年行く道外研修ですが、毎年必死です。
少しでも自分の畑で活かせることを探したい。
それだけ。
 
日本一かどうかはどうでもいいんです。
ずーっとわからないでしょうから。
でも、ずーっと目指していたいのです。
 
 
10月から一念発起、プールに通っています。
大の苦手の水泳を習いに行ってます。
毎週一回、まずは息継ぎクロールと背泳ぎを、というコース。
今日が3回目でしたが、毎回キツイけど楽しいんです。
新しいことを経験して学んで身につけていくこと自体が楽しいと再確認。
あと1カ月でできるようになったら、水に癒されることもできるかと考えちゃいます。
体力や新しい出会いがあればそれはそれで楽しい。
とにかく、学びは楽しい。
 
とりとめなく、おしまい。

2013年10月25日金曜日

記念写真

一年に一回のオシャレして、一年に一回の記念写真。
ムスメが生まれてから今年で5年目。
毎年同じ時期に撮っているので、5年もたまると面白い。
 

いつもの写真館です。











 
どれか一枚は年賀状にしますが、あとは家宝です(笑)
 
当たり前ですが、子供の成長は早いものです。
できれば20歳くらいまでは毎年一緒に撮ってほしいです。

2013年10月16日水曜日

ムスメ、5歳。

昨日、愛娘の誕生日でした。
1,824gで生れてきて、毎日を楽しくしてくれてます。
 
この写真、内山家の縮図です。
決めたがりのムスメ、すぐに首を突っ込むムスコ、
そしていかなる時もテレビが最優先の祖父さん(笑)
 
私が就農した年に生まれた娘は、私の農業歴そのものです。
そして妻も田舎にきて苦悩の5年。さらに今後も…(笑)
 
 
農業が好き、と素直に言えないのは、経営が安定しないからですね。
毎年余裕の黒字経営ができてこそだと思いますが、
赤字と黒字を彷徨っている状況では、心に余裕を持つことを
意識しないと余裕が生まれないです。
余裕なフリはできますが、心から余裕じゃないと、相手に伝わります。
 
こんなもんじゃない、もっともっと、あれもこれもしたい、
あれが心配これも心配・・・、という毎日。
 
来年のしかけを考えながら、一日パソコンに向かう台風の日。
やることだらけで嬉しくなります。

2013年10月14日月曜日

過剰宣伝

気にしなきゃいいのですが、農閑期になると、農家の過剰なアピールが気になります。
 
田んぼや畑の水捌けが良くなったのは、農薬や化学肥料をやらなかったから?
あるプログラムを実行したから?
そうかもしれないけど、それだけじゃない。
トラクターでこねたか、いつ土を触り始めたか、どうおこしたか、
前年までの天候、草の放置の仕方などなど、
たくさん考えられる要因があります。
農薬や化学肥料を与えていても、水捌けを良くしている農家はたくさんいます。
それを少ない知識をもとに自分以外のやり方を批判する農業者がいることに
腹が立ってしまいます。未熟者ゆえに。
他者を批判しないと買ってもらえない農家は、さも自分のやり方だけが正しいと
アピールすることが多いです。
見えにくい世界ですから、アピールしたもん勝ち?(笑)
 
ある人がイベントで山形県の農家のブースに行ったら、
山形県の他の農家を批判して自分はこうしてるとアピール。
それは自分しか得しないし、中期スパンでは自分も損する。
だって、批判してる山形県に自分も住んでますからね。
批判は返ってきます。
 
アピールしなさすぎも良くない。
だって消費者には見えないことが多いですから。
でも、農家として当たり前のことをわざわざアピールすることって、プロじゃない。
プロスポーツ選手が体を大事にしていることをいちいちアピールする?
当たり前の基準が農家によって違いますからね。
 
何を伝えるか。
自分が正しいと思ったことを伝えるのもいいが、それは変化しますよね。
それでもその時その時に必要な情報・意見は与えるべきではなかろうか。
昨日まで正しいと思っていたことがひっくり返る。
知ってると思ってたけど知れば知るほど知らないことに気付く。
自分が信じることだけを伝えて良いのか?
実は聞きたい情報は聞き手が決めているからこちらの情報も全て受け入れてないかも。
尊敬する農家の言うことはよくわかるが、言い過ぎだな、とか、そこまで確かじゃない、とか、ある。
受け手側ばかり考えると目先の情報供与になってしまうか。
考え事は枚挙に暇がない。
何人かで議論したい。結論のない議論を。
 
農業では、土が全てです。でも、土のことは殆ど解明されていません。
私は土を、自然を、地球を、知っています。
それは嘘です。お気をつけください。
 
なんてことを悶々と思ったりするのが農閑期の悪いところです。

2013年10月11日金曜日

秋です。

すっかり秋です。
今年は過去5年と違い、アスパラの収穫終了から
大豆収穫までの期間が長いので、いつもできない
細々した地味な仕事(ほとんどが草退治!)をやってます。
 
 
朝露がべったりつくので早朝は仕事できません。
日曜日はこどもと外で少し戯れることもできます。
植物に水を上げる行為、大好きなんですよね。

 
秋の空は、特に夕焼けが綺麗ですよね。
この日は全道各地で美しい夕焼けが見れたようで、
facebookには夕焼けの写真だらけでした。
 
 
その大豆。
黒大豆の「イワイクロ」です。
まだ葉が落ち切ってないので、収穫は10/20前後になりそうです。
 
 
こちらは、とあるドキュメンタリー番組の映像です。
低価格化がもたらす社会的な弊害についての内容でした。
ディスカウントを打ち出す店の従業員への対応の悪さや、
値引きによる給料低下で生活が逆に苦しくなる状態、
一方では物価の低い国の従業員や経営陣のトップは豊かにみえる。
 
低価格自体が悪いわけではないでしょうが、
悪循環を作る一因がないとも言いきれない。
結局、社会が悪いんじゃなくて、社会をつくってるひとりひとりが
考えて行動しないと、いつのまにか悪循環にのまれてしまうよ、という話。
 
農業界では痛感しますね。
国策に従って減反の補助金をもらながらの営農。
いつのまにか補助金が減るという方向に進むにあたり、
俺たちの生活が困るからと反対運動を起こす。
反対運動で仕方なく補助金は維持。
でも補助金は税金から出されているものなので税収が減ると
無駄な補助金は出してられないから農業改革必要、と。
でも現場は反対運動してれば食っていけることに味を占めている。
一生懸命働いている人も沢山いるんでしょうけど、
農協を含めて自助努力が足りない人は反対運動ばかりして、
経営改善策なんて考えない。
国民は自分たちの税金が農家を支えているなら納得するだろうけど、
そのお金が無駄な高級車や贅沢品、そして仕事時間の短縮
(農家の労働時間はサラリーマンよりも少ないことが多い)に消えていると
気づいたらなら、怒りの矛先は農家に向きます。
理解を得られている今しか、改革の時はないと思うのです。
 
やってるけど旨く行かない?
それはやり方が悪いのです。
ロジカルに考える力がない組織が多すぎることも、農業社会が変わらない一因でしょうね。
 
とめどなく書きすぎたので、このへんで。
別にむしゃくしゃしてるわけではないです。
書き始めたら脱線しました。
始めに言いたかったことは、単純な低価格化には
みんなのことを考えると反対、ということです。

2013年10月1日火曜日

畑巡回

雨の日は、アルテピアッツァ美唄で勉強したり読書したり。
この時間がとてもいいんですよねー。
でも、ちょっと寒めなので風邪ひいたり。
 
 
9/27、初霜に期待しましたが、2度どまりでした。
友人のいる赤井川や士別では降りたようです。
降りるとアスパラの転流スピードが急激に増します。
こればっかりは天候任せなので、今後の管理を頑張ります。

 
 
収穫は終了しているので、雨上がりは圃場巡回くらいしか仕事がないです。
 
ここは6月上旬にポットから定植した圃場「D新植」。
品種はスーパーウェルカム。
欠株も少なく、順調です。
  
  
こちら5/12にポットから定植の圃場「E25年」。
品種はスーパーウェルカム。
こちらの方が勢いがありますが、本数はD新植の方がありますね。
色の濃淡は向きの関係です。
その証拠に、こんな株もありますし。
おほほほほ、と。
 
 
こちら定植2年目の「E24年」。
品種はウェルカム。
灰色かび病と斑点病によってかなり擬葉が落ちてしまいました。
殺菌剤を散布しても、なるときはなる。
欠株にならないようにだけしとけば、来年回復しますが。
  
 
こちらは「ハウスD」。8月上旬にポットから定植しました。
9/25にはこんな太さも萌芽。
さすがスーパーウェルカム、と思います。
 
 
 
ハウス以外は、日数のさこそあれ、来春は収穫します。
ふふふ・・・

ふと…

たぶん、家族のことは誰もが大事。その表現の仕方、関わり方、優先順位が違う。そこを認めるか否定するかで、家族や親族関係の在り方が変わって来るんじゃないかと、葬儀に出て気づいたりする。


あんな行動信じられない、とか、あれをしないなんて、とか、やらないなら家族じゃない、とか。その人を否定してるだけで、認めてない。認めてないのに、自分だけは認められたい、自分だけは正しいと思っちゃう。


家族や他人の考えを認めることが、大事にする、ということの体現かもしれない。