2013年1月31日木曜日

イベントのお知らせ

イベントのお知らせが2つあります。
読んだ方、是非ご参加ください!
 
 
【2/10 北海道Rootsオープン勉強会「三手先の農業を考える」】
農家のこせがれネットワーク北海道の農家が集まる組織の北海道Roots。
いつもやっている勉強会の内容を、わかりやすくして、公開勉強会を行います。農家が感じていることでも、環境や食糧という身近な問題をわかりやすく話題提供します。
北海道農業研究センターの信濃卓郎氏を講師に迎え、楽しいイベントです。
詳細は末端に。
 
 
【2/16 REFARM北海道3周年イベント「みんなで大宴会」】
もう3周年ですね。
はっきり言って、ネタ切れです(笑)
そろそろ解散しても良いかな、とも思いますが、
これだけ尖がった農家が集まって、生活者と真剣に農業の話をする場は殆どありませんので、できる限り、無理ない範囲で、続けることにしました。
なので、今回はネタ集めや、もう一回みんなの声を聞こう、ということで、単なる飲み会にしたわけです。形式ばらない中から、オモシロイものを見つけたい。
詳細はコチラ
 
 
【おまけ】
そして私は、2/12-16、東京に市場調査・営業に行きます。
今回は、スーパーと八百屋さんとレストランをメインに回ります。
 
お陰さまで、沢山の方にお店を紹介していただき、
アポイントだけで15件を超えそうです。
好きな飛び込み営業も考えると、そうとう忙しくて楽しい旅になりそうです。
 
facebookも初めて仕事の役に立ちました。
こういう情報発信もあるのね、と久松さんに教えてもらいました。
そして、まだまだ情報待ってます。
飲食店や八百屋さん・百貨店の紹介、デートの申込、
飲みの誘いなど、ウェルカムです。
 
うちやま農園のアスパラはもちろんですが、美唄のアスパラの
販売先を探したい&市場分析から新たな営業先を決めたい、
という目的もあります。 
うちやま農園があるのは、美唄アスパラ組合のお陰です。
そこをないがしろにはできない。
 
うちやま農園から仕入れるのと、美唄アスパラ生産組合から仕入れるの、
どっちがメリットあるかは、お客さまに決めてもらおうかな、と。
組合の方が価格は安いし、供給量も安定するけど、
鮮度や信頼はうちやま農園の方がいいかな。あと味も(笑)
 
東京では農家仲間や従姉夫婦、昔の友人など、
沢山の人と会います。楽しみでならない。
帰ってきたらすぐにハウスの除雪が待っているので、
最後の冬仕事として気合い入れて行きます。
 
 
 
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北海道Roots × いいね!農style 勉強会
「三手先の農業を考える」

【開催趣旨】
大きな畑で巨大なトラクターを走らせたり、小さい面積の中で多種多様な作物を育てたり、
はたまた工場のごとく水と肥料とLEDを駆使してみたり・・・。

いろんな農スタイルがある日本の農業ですが、食べる人も作る人も見据えなければならない事実があります。

人は生きていくために食べ物が欠かせません。そんなシンプルな事実の裏側で、
人口増加、環境破壊、生産性向上、石油枯渇とバイオエタノール生産など、
様々な問題が複雑に絡み合っています。
一方で、私たちの足下・土壌や根っこの世界では、目に見えない無数の微生物が蠢いて、
堆肥や植物残渣を分解し、農作物の栄養源を生産し、循環を繋ぐ役割を担ってくれています。
そのおかげで、人間を含め地球上の生物は、今まで生命を永らえることができました。

地球の未来を踏まえて、「正しい農業」とはどうあるべきなのでしょうか。

今回はREFARM北海道内の農家の勉強グループ「北海道Roots」が、オープン勉強会を開催します。
勉強している内容の一部を、より分かりやすくお伝えします。みなさんの考えるきっかけになれば幸いです。

【内容】
北海道農業研究センターの信濃卓郎氏による講演です。
上記趣旨に基づく2つのテーマを1時間づつ講演し、質疑応答を行います。

オープン勉強会ということで、和やかな雰囲気での開催を行いたいと思っています。

【講師紹介】
信濃卓郎氏  北海道農業研究センター勤務 博士(農学)
経歴はこちらhttp://cse.naro.affrc.go.jp/shinano/NARCHrhizosphere/About_Me.html
ブログはこちらhttp://takuro.exblog.jp/
趣味:自転車、世界旅行

北海道Roots勉強会にて2度、講師役を担当して頂きました。
農業を、微生物や根域といったミクロな視点から、環境問題とグローバル経済というマクロな視点まで、
多くの研究と世界中を渡り歩いて培った広い視野で、鋭く指摘し、熱く問題提起してくれます。

【日時・会場】
2月10日(日)14:00~17:30
札幌市中央区南2条西6丁目 南2西6ビル B1F

【参加について】
会費:1,000円(当日会場にていただきます)
下記申込フォームから申し込みください。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dEk2MHc5dVlkYkRsc00tUjcxcVc1U0E6MQ

【スケジュール】
14:00 開会
14:05 北海道Rootsからご挨拶
14:10 講師紹介
14:15 講演1スタート
15:15 休憩
15:30 講演2スタート
16:30 休憩
16:45 質疑応答
17:25 お知らせなど
17:30 終了

18:00 懇親会(希望者のみ)

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2013年1月22日火曜日

凄い農家って?

【幻日という朝日の横に虹が見える現象】

 
 
 
農家として何が凄いか。
もしくは、凄い農家って、どんなのか。
(曖昧にしたく、凄いという表現にしてます。それぞれの解釈に任せます。)
 
 
直売所で自分で商品を売ることなのか、直接消費者に食物を届けられることなのか、一流レストランにとっても美味しい食材を出荷することなのか、大きな土地を利用して大量に食料を生産することなのか、原料を加工してワインやチーズなどの加工品を美味しく作ることなのか、農法へのこだわりや自然を大事にする農家なのか、科学的根拠に基づいて多収穫するとこか。
 
 
思うに、農業を続けている農家が、もっとも素晴らしいでしょう。
 
 
言っておきますが、農業は、産業です。
前提を否定する人もいるかも知れませんが、保護・利権などの有無は別として、過去から産業として位置づけられています。
 
 
既存の農家に対して、もっと自分で値段をつけるべきだ、とか、農協以外に販売先を作るべきだ、とか、肥料代を減らしてもっともっと経費を削るべきだ、とか、もっと土地を増やすべきだ、とか、もっと人前に出て自分を売り込むべきだ、とか。
これらは完全にベクトルが違う話。
潰れた農家に対しての反省点として挙げるなら上記で良いが、これからのことを決めていく経営者に対して言うことではなかろう。天気予報は、過去の集計からの予報だから当たらないことが多いのだ。現在の異常気象に全く対応できていない。
常に状況は変化しているし、変化はその時からすれば異常なはず。
 
 
本人がそうしたいのかどうか、そこが大事。
目立っても、補助金をたくさんもらっても、自然に良いと思われる農業をやっても、潰れたらおしまい。それって、狙撃や防御の技術が高くても、結局死んで帰ってこれなかった兵隊と同じだ。
潰れたら、だれも助けてくれませんし、お客様は困ってしまう。
別な仕事で食っていけば、仕事人としては凄いですが、農家としては凄くない。
 
 
現状の経営が数年内に潰れるだろう、とか、このやり方なら持続性が高い、とか聞きますが、それも予想でしかありません。絶対はないのです。逆に、潰れると思われている農家が長続きして地域のリーダー的存在になることもあります。急にコメの値段が上がったり、悪天候で野菜がとれなかったり、台風被害があったりと、予想がつかないことは枚挙に暇がありません。
  
 
だからといって、何かをやらないことが悪いわけでもなく、何かをやることが良いわけでもない。
今日、農家をやっている農家、農業で家族を養っている農家は、凄いです。
自分で販路や生産方法などを模索して道を切り開く農家も、農協依存の農家も、続けるという目的は共通してるはずです。まあ、オモシロイかどうか、目立つかどうか、自己満足できるかどうか、などの項目では大きく異なりますけど。

農協依存の農家も、農協に依存すると選択している、と思うと認めるところがある。認めることは、否定するよりも気持ちの良いこと。ネガティブな表現よりもポジティブな表現で目標設定した方が、モチベーションが上がる。
 
 
もう少し、自分らしく表現。
言いたいことは、
農家が、そうやりたいと思って悩んでいるなら、こうすべきだよ、と言ってあげるのは良かろう。
でも、他人が勝手に決めた「こうあるべき姿」を押しつけることについては、ばかじゃねーの、えらそうに、と思うよ。
 
 
農家は自営業者です。
自営業者は、明日どうなるか、わかりません。
今日生きられたこと、今日を最後だと思って思いっきり働けたこと、今日ご飯を食べられたこと、それらが大事だし、感謝すべきだし、
「ただそれだけのことしかないんじゃないか」、とも思う。
 
 
 
【美しい夕焼け前】

2013年1月15日火曜日

足りないもの

昨年の経理と今年の計画。

言うは易し行なうは難し。
絶対的な正義は自分の中に据えられても、手段は山ほどあり、肚を決められないでグラグラする。
ある過程なのはわかるが、苦しいし、自信がなくなる。不安とともに、何か生み出せれば良いのだが…。

あれ、こんなんだっけ?自分、大丈夫?となるのは、何年振り?

晴れの日が少ないので、晴れてると写真撮りたくなります。

2013年1月5日土曜日

謹賀新年

いつもご購読ありがとうございます。
昨年はこのブログをみて来てくれた農業関係職の方が3名おり、
とても嬉しかったです。
お客さまよりも、農家や業者さんや地元の人が読んでいることが
多いブログですが、内容は変えずに行きます。
 
本年もうちやま農園をよろしくお願いします。
 
 
毎年のことですが、畑は雪景色。
昨年に比べて、60cmくらい少ないですね。
吹雪が多いので、雪が飛んでしまって残ってないです。
 
こちらは2012/12/24

こちらが2012/12/29

こちらは2013/1/5

並べてみましたが、全然変わりませんね(笑)
 
 
年末に上原農園さんから、ゴボウとニンジンと、
そして無敵のサトイモが届きました!
旨い農作物には目がないワタクシ。
サトイモ、サイコー!!!!

 
そういえば、怒らないことにしようと思いましたが、
愛情を持って怒ることにしました。
 
で、組織のことを自分のやりたいように文句言う人がいますが、
だったら自分で自分のやりたいことを実現する組織を立ち上げれば
いいじゃん、という怒りです。
人の文句は誰でも言えるけど、自分でやるのって、難しいのよ。
口ばっかりで40年以上も生きてきたのかよ、とね。
いや、これには愛は無い。ただ嫌いなだけだ。
でも、文句言うなら入るな、入るなら文句言うな、だよ。
 
じゃあ私が何も文句言わないかと聞かれれば、ご存知のとおり、
文句は沢山言いますよ。
その文句は、改善してほしいし、いくらでも一肌脱ぐし、
愛情がある組織や人にしか言ってません。
どうでも良いことや諦めたことは、無視無視。
関わるだけ無駄ですから。
 
 
子供にはどうだろうなー。
諦めの良さは長所とも思っているが、わが子を諦めては
いけないのだろうなー、とも。
ま、その時にならないとわからないけど、冬なので無駄なことも考えます。
 
 
ミニかまくらに・・・
 犬ぞり。
冬の楽しみはまだまだ続く。