2013年5月28日火曜日

写真でひとことふたこと

予想以上の繁忙につき、ブログ更新怠ってます。
 
これ、ヨーデルという品種。
写真は2LとL中心に出ていまして、畑全体がこうです。
太物が出ないといわれている品種ですが、
手間をかけて管理してあげると、こうなります。
アスパラ農家さんたち、どうだ、と思ってます。

 
こちら、モチキビを定植。
  
 
朝3時半くらいはこんな感じです。
青い空に月が綺麗です。
4時くらいから仕事開始なので、気持ちいい。
  
 
こちら、一番の働き者たち。
  
 
トンネル片付け。
8人がかりは早い。
3反2kmのトンネルを1.5hで片付ける。
  
 
ティーリムという品種。
味・形・色から、来年は予定通りここがホワイトアスパラになります。
  
 
ムラサキアスパラは、このくらいしか取れないです。
増やす予定もなし。

 
 
今日も張り切っていきましょー!!!!

2013年5月19日日曜日

露地アスパラ収穫前の近況

ホワイトアスパラのLサイズ、こんな感じです。
収穫はあと1週間で終了です。
 
 
とうもろこし、定植してくれーと言ってます。
でもまだ畑ができていないので、もう少し辛抱しててください。
右はモチキビ、左はスイートコーン。
ともに早生品種ですが、こんなにも生育が違うとは。
 
 
こちらはうちやま農園の美味しさの秘密、泥炭です。
食物繊維がそのまま残っていますね。
粘土の下40cmくらいからは泥炭です。
水分が抜ければ栄養の供給源です。
豊かな土地だと改めて実感。
 
 
露地アスパラ、こんな状態です。
早くでろでろー

 
アスパラの収穫前には、肥料散布、除草、杭立て、新植の圃場作り、
野菜の定植、麦の防除や除草、大豆圃場準備、アスパラ発送準備などなど、
結構な業務内容。
とれ始めたらとれ始めたらでアスパラが呼ぶもんで…。
 
 
というわけで、近況報告でした。

2013年5月15日水曜日

聞き慣れた「寒いね」

モチキビが発芽しましたが、直根はこんなに伸びるの早いんですね。
 
 
ハウスの中では苗も生きてますが、露地ではアスパラも凍えてます。
萌芽しても伸びれないし、日照がないから緑にもならない。
  
 
道端のスギナも、まだツクシの状態。
1か月遅れですよね。

 
ハウス内では立茎栽培の準備。
選定を行っていますが、こういう茎が1割くらいあります。
過去には肥料焼けと言われた症状ですが、
萌芽して30cmくらいになってから現れますし、
肥料をまいてなくてもこうなるので、明らかに肥料焼けではない。
でも、まだ原因は特定できません。
 
 
昨日は写真家の本田さんが走っていく姿。
曇天の昨日。
薄日が差したほんの10分ほどの間、畑から湯気があがりました。
逆光で撮るために走って行かれましたが、子供のような笑顔でした。
 
この湯気、当然ですが周りの畑作の畑(もちろんうちの大豆畑も)ではあまりあがりません。
微生物が活発に動いている証拠なので、うちでもアスパラ畑が反応が早く、よく見られます。
 
 
子供は寒くても関係ありません。
夕方の凍える寒さの中、ブランコで大はしゃぎ^^
 
 
昨日、篤トマト農家が遊びに来て、嘆いていました。
日照が無さ過ぎて、生育不良。
定植したものが活着すらしない、とのこと。
どんなに室温上げても、水を調整しても、
日照不足には対処法が無いと、珍しく意気消沈してました。
そういうこともありますよね、農業ですから。
これを照明をいれて解決するとかなると、もはや工業ですが、
農業ではなく食糧生産業として考えるなら、それもありかと。
どうなることやら、今年の天気。

2013年5月12日日曜日

きた!

ホワイトアスパラ、苦味が来ました!香りと苦みと旨み!
いつもの好きな味です。
収穫は5/25まで。

2013年5月11日土曜日

学習こそが仕事のモチベーション。

今年の定植するアスパラの苗は、15,000株ほどあります。
アスパラを作付しているひとならお分かりかとおもいますが、
概ね、8反の露地畑にアスパラを定植します。
 
これ以上面積が増えると、
ただでさえ管理できていない畑があるのに、どうやって管理していくの?
逆に収量が減るんじゃないの?
なんて思われるんじゃないかな、と。
植える理由はただ一つ、来年、基盤整備事業が入るから、です。
13町の畑のうち、半分の6町5反(うちアスパラは2町5反)。
もう半分は平成29年に入る予定。
その間、なんとか農業で生計を立てたいので、
再来年の収穫分を作っていくのです。
 
(基盤整備について、もしくは基盤整備の実施判断などについては、
問い合わせがありましたら、別タイトルで書こうと思います。)
 
うちやま農園ではこれまでの約40年の経験から、
定植適期は5月中旬とみています。
 
まずは2反を植えちまおう、ということで圃場作り。
ここは暗渠も入っているし、肥料や土壌改良材や堆肥も投入済み。
ロータリーでおこした後、溝切り器で植え溝を作ります。

この後、溝に肥料や土壌改良材を追加投入し、テーラーで混ぜます。
今回の投入は、手で撒きます。
20kgを背負って畑を何度も何度も歩きます。今回は2km×2回、くらいかな。

そして弾丸を定植予定地の下に走らせて水捌けを改善し、
30cm間隔に印をつけた紐を張り、苗を畑に並べます。
 
そして、あとはパートさんに定植してもらい、土を均して完成。
まだ萌芽したてなので、何が植わってるかわかりませんね。
段取りに奔走して朝から晩までこれに時間を使ったおかげで、
あっという間に2反は終了しました。
これの代償が野菜の苗を半分くらい枯死させたことだけど、やっちゃったものは仕方ない。
 
新たな畑には毎年わくわくする。
どんな生育をしてくれるか、楽しみ。
 
 
さらに忙しくさせたのは、このホワイトアスパラの収穫。
朝4時からこいつに時間を取られてしまうのは、
嬉しいような辛いような。
美味しいからいいんですけどね。
これも妻が事務仕事を手伝ってくれているお陰です。
4時から20時まで体を使っても、元気です^^
 
 
一方露地のトンネルかけは、4日前でこの状況。
毎日パートさんに収穫してもらってます。

今年は予想に反して、太い。
昨年の立茎の状況から翌年の出来を判断するのですが、
ここは予想を大きく上回っております。
株が若いせいもありますが、ここまでとは。
しかし、食べれば食べるほど、露地が食べたくなりますね。
あと2週間ほどの我慢です^^
 
 
こちら、試し撮り。
そうです、あのお方です^^

保育園では、恒例の芋植え。
元気いっぱいの子供たち。
 
 
 
本日、長沼のアスパラ農家の押谷さんがいらっしゃいました。
この時期に暇なアスパラ農家なんて、あり得ない、という共通認識のもと、
夕方のうす暗い中で2時間、アスパラ談義してました。
 
低温・日照不足の影響でアスパラの生育が悪いため、
例年であればしたくてもできない作業だけが今年は進んでしまい、
雨の日に作業がほぼなくなっているという状況。
そんな時に学びに出掛けるという押谷さんは、やはり強敵だし好敵手。
押谷さんは自分のことを鼻くそとも思ってないでしょうけど、
今回もたっぷりと刺激をいただきました。
 
押谷さんが自分の父親なら嫌だけど、
他人だから素直に聞けちゃう部分は多々あります(笑)
やはり学習が仕事の最高のモチベーションかもしれないと再確認。

2013年5月5日日曜日

雨だけど自分次第

今朝の収穫。
ハウスもまだ20kg/反とれてますが、そろそろ立茎開始します。
  
 
トンネル、3~5株にひとつは萌芽してます。
早いものは15cmくらい。
  
 
トウモロコシ、まだ発芽しませんが、掘ったら根と芽は出してました。
4/27に播種したので、そろそろかと。
  
 
昨日はアルテピアッツァ美唄に勉強しにいきました。
家にいては家族の動きや畑が気になって集中できません。
雨で焦らされますが、落ちつて基本を守ることが大事ではないかと。
などなど、5冊を2時半、ちょいちょい読んでみました。
夜と霧はやはり秀逸。
  
 
夕方、低温にもかかわらず生育の早い畑にむりやりトラクタ入れる父。
雨だけどアスパラに合わせるとちょっといじりたい。

 
ちょっと晴れ間が出る本日、気合入ってきた!!!

2013年5月3日金曜日

準備万端だけど・・・

新たにカメラを購入、した訳ではないです。
保育園の広報担当として持たされました。
ミラーレス一眼で、F値も2.8まで絞れます。
  
かわいいムスコも
  
かわいいムスメも
 よく写ります。
 
 
へたくその育苗なので、曇ったレンズでちょうどいい。
こちらはソラマメです。
  
こちらは2日前のトンネルの中。
ようやく萌芽を始めました。
連休明けから収穫スタートするかな、というところ。
でも外は・・・
手前が露地、そしてトンネルが張ってあり、奥にハウス。
さらにその奥には雪山が・・・、雪ですよ、たっぷり。
いくら促成栽培しても、自然は自然で早くならないです。
無理しないように。
 

で、こちらのアスパラ苗3000本は、試験品種。
5月中旬に定植予定で播種しましたが、日照不足から10日くらいの遅れが。
畑作りも同じくらい遅れそうなので、ちょうど良くなりそう。
 
 
 
ここからは、いつもの偏屈雑感です。
 
久々に本を買う。
村上春樹は、買うのを我慢していたが、本屋で並んでるのをみると衝動抑えられず。
そしてもう一冊。
これは農家にも読んでほしい。
専門知識よりもん何よりも、考え方なのです、仕事は。

仕事の仕方って、考え方を知っているかいないかで、全然違います。
その考え方は、仕事をしているだけでは身につきません。
さらに、応用的な考え方は、自分の経験や見識から身につけるべきで、
ランチェスター分析の本を読んだり、マーケティングの本を読んで身に付くものではありません。
あの本で書いてた、とか、あの人が言ってた、は全く説得力はなく、
自ら体得した言葉が大事だし、人を惹きつけるわけだし。
(自分もできてないが、勉強したことで満足してる人も近くに多い。)
 
農家を集めて、今後の農業のためにとか何とか言って、
SWOT分析をやらせる勉強会(と称する会合)がよくあって、
何の目的もなくこれがマーケティング手法のひとつとか、
活かし方はあなた次第とかいう主催者たちと、
このくだらない分析をやって、満足して帰る農家たち。
これじゃあ、この業界はお先真っ暗だ、と思ったのが5年前。
なんと、最近も同じようなことが繰り返されているという。
 
せめて地元の農家や農協職員だけでも気づいてもらわないとね。
頑張って考えれば、美唄農協が今すべきことが見えてくるですよ。
現状満足、慰めあい、思考放棄、ことなかれ主義貫徹などなど横行していますが、
農家がやる気になる根本を考えないと、よくならないです。