今年の定植するアスパラの苗は、15,000株ほどあります。
アスパラを作付しているひとならお分かりかとおもいますが、
概ね、8反の露地畑にアスパラを定植します。
これ以上面積が増えると、
ただでさえ管理できていない畑があるのに、どうやって管理していくの?
逆に収量が減るんじゃないの?
なんて思われるんじゃないかな、と。
植える理由はただ一つ、来年、基盤整備事業が入るから、です。
13町の畑のうち、半分の6町5反(うちアスパラは2町5反)。
もう半分は平成29年に入る予定。
その間、なんとか農業で生計を立てたいので、
再来年の収穫分を作っていくのです。
(基盤整備について、もしくは基盤整備の実施判断などについては、
問い合わせがありましたら、別タイトルで書こうと思います。)
うちやま農園ではこれまでの約40年の経験から、
定植適期は5月中旬とみています。
まずは2反を植えちまおう、ということで圃場作り。
ここは暗渠も入っているし、肥料や土壌改良材や堆肥も投入済み。
ロータリーでおこした後、溝切り器で植え溝を作ります。
この後、溝に肥料や土壌改良材を追加投入し、テーラーで混ぜます。
今回の投入は、手で撒きます。
20kgを背負って畑を何度も何度も歩きます。今回は2km×2回、くらいかな。
そして弾丸を定植予定地の下に走らせて水捌けを改善し、
30cm間隔に印をつけた紐を張り、苗を畑に並べます。
そして、あとはパートさんに定植してもらい、土を均して完成。
まだ萌芽したてなので、何が植わってるかわかりませんね。
段取りに奔走して朝から晩までこれに時間を使ったおかげで、
あっという間に2反は終了しました。
これの代償が野菜の苗を半分くらい枯死させたことだけど、やっちゃったものは仕方ない。
新たな畑には毎年わくわくする。
どんな生育をしてくれるか、楽しみ。
さらに忙しくさせたのは、このホワイトアスパラの収穫。
朝4時からこいつに時間を取られてしまうのは、
嬉しいような辛いような。
美味しいからいいんですけどね。
これも妻が事務仕事を手伝ってくれているお陰です。
4時から20時まで体を使っても、元気です^^
一方露地のトンネルかけは、4日前でこの状況。
毎日パートさんに収穫してもらってます。
今年は予想に反して、太い。
昨年の立茎の状況から翌年の出来を判断するのですが、
ここは予想を大きく上回っております。
株が若いせいもありますが、ここまでとは。
しかし、食べれば食べるほど、露地が食べたくなりますね。
あと2週間ほどの我慢です^^
こちら、試し撮り。
そうです、あのお方です^^
保育園では、恒例の芋植え。
元気いっぱいの子供たち。
本日、長沼のアスパラ農家の押谷さんがいらっしゃいました。
この時期に暇なアスパラ農家なんて、あり得ない、という共通認識のもと、
夕方のうす暗い中で2時間、アスパラ談義してました。
低温・日照不足の影響でアスパラの生育が悪いため、
例年であればしたくてもできない作業だけが今年は進んでしまい、
雨の日に作業がほぼなくなっているという状況。
そんな時に学びに出掛けるという押谷さんは、やはり強敵だし好敵手。
押谷さんは自分のことを鼻くそとも思ってないでしょうけど、
今回もたっぷりと刺激をいただきました。
押谷さんが自分の父親なら嫌だけど、
他人だから素直に聞けちゃう部分は多々あります(笑)
やはり学習が仕事の最高のモチベーションかもしれないと再確認。