2011年9月29日木曜日

行楽の秋


動物園に行きました。
大豆の収穫は、まだ水分が多くてできないので、
今週末の雨が終わってからやることに。
こんな農作業日和は今年最後だろうから、
今日はおまえたち、明日はじいちゃんとばんちゃんが遊ぶ、
ということで、まずは我々が旭山動物園へ。
お決まりの顔写真、動物カート。
でもやっぱりふたりで遊ぶのが楽しいみたい。

さて、北海道は明日から低温になります。
最低気温が5度を下回るかもしれません。
アスパラの養分転流は進むので、嬉しいです。
今年は亜リン酸資材を試してます。
長野では2割も転流率が上がったとか…。
アリン・サンデスとベストフォスと試してみる。
黄化と転流は別、とは本当だろうか?
さてさて、実験、実験。

2011年9月27日火曜日

スカイプ会議

昨日、行いました(笑)
内容はこちらから
話をたっぷり聞くけど、それぞれが別の結論を出している。
言い得て妙。
とにかく、充実した4時間でしたよ。
 
真剣に農業をやってる人たちの話、勉強になりまくり。
刺激もたっぷりいただきました。
 
 

  
こちら、ヒマワリを鋤き込み中。
この写真は毎年恒例ですね。
麦の後にヒマワリを緑肥に植え、
翌年に大豆を撒く、という流れ。
 
 
今年の大豆、大失敗。
何俵取れるのか、共済金をもらうことになるのかなー…。
 
  

今回は話がぐちゃぐちゃです。
山ガールに続いて、苔ガールが静かなブームだそうです。
アスパラ畑の苔、どうですか(笑)
 
 
 最後は愛ムスコのサービスショットで(^^;


2011年9月24日土曜日

お彼岸

ようやく、墓参りに行けました。
農作業の合間に上士幌まではなかなか行けませぬ。
 
上士幌には、妻のお父さんのお墓があります。
妻のお父さんは4年前に亡くなっていて、
亡くなってからムスコとムスメが産まれました。
ある意味、親不幸しました。
 
遠いとはいえ、年に2回は行きたいのですが、
ごめんなさいね、お父さん。
 
農家になるときに、反対してくれてありがとうございました。
もっともっと頑張ります。

2011年9月21日水曜日

台風とサッカー

タイトルに特に関連性はないです。
今日、気になるものふたつ、です。
 
















まず台風。
日付が変わる頃に暴風域に入る予報。
今は穏やかで、西の空がこんなに不気味。
 
台風が来るたび、アスパラが倒れないか、
ハウスが潰れないか、心配で心配で。
 
 
サッカー観戦、大好き。
やるのも好きですが、あまり上手くない。
逃げ足速いだけだから。
 
今日は、イングランドプレミアリーグで
マンチェスターUとチェルシーが対戦。
日本代表もザッケローニ監督になってからはより好きに。
 
ある人は、偶然のゴールをみて、何が面白いのか、という。
ゴールを生むために、何回でも何回でも再構築する。
この飽くなき挑戦が美しい、と思う。
 
 






 















ホオヅキ、寒くなってからようやく出来てきました。
今日の収穫は180個ほど。
これもシェフに褒められたっけ(^^)
100個で3,000円です。いかが?

2011年9月20日火曜日

雨の合間に

防除やら、無謀にも定植やらしてます。
7月に終わらせたかった土方工事が、ようやくおわりました。
・・・そんな状況の畑です。
 
 
雨と言えば、いろいろと考えます。
下手な考え休むに似たり、とは言いますが、考えちゃうのはアスパラのこと。
 
ある方々から、「この時期にしては香りも甘味もあって、美味しい」と評価をいただきました。
嬉しいのですが、複雑です。
春に比べると味が薄いのは明らか。
でも「この時期にしては」美味しいのでしょう。
それを、「美味しいですよ」と勧めることができないのは、農家のエゴでしょうか?
 
毎年悩んでます、夏のアスパラについて。
春と比べてはいけないとしたら、美味しいに違いない。
でも、春アスパラが好きな人にとっては、こんなのアスパラじゃない、となる。
これが怖いから、というどちらかというと消極的な理由で勧められないでいる。
 
美味しい、とは嬉しいことなのに、素直に喜べないのは、
変な拘りなんだな、きっと。
美味しいは百者百様。
食べてみる?と軽い気持ちで勧めるのもいいかも。

2011年9月19日月曜日

何の病気?

茎枯病じゃない気がするんですが…
排水性は良好ですが、集中的降雨後の滞水がある場所での広がりが止まりません。

2011年9月17日土曜日

書けないこと

ブログには全てを書きたいと思ってますが、
書きたいけど書けないこと、も出てきました。

就農4年目、そろそろ転換期だな、と感じる昨今。

経営的にも自分を見つめ直さんと、潰してしまう…。
 
 
 
明日の予想最高気温は18度、明後日の予想最低気温は10度。
アスパラの萌芽が終了します、たぶん。
この後は低温が望ましいですが、10月は平年よりも気温高めと長期予報。
ここ数年、10月と11月の高温も気になる。
最後の収穫まで、一本一本大事します。
ムスメやムスコには、アスパラを「血の一本」と教えてます。

2011年9月15日木曜日

離農奨励交付金なるもの

農水省で創設を検討中とのこと。
 
 
物事には目的がある。離農促進が施策ならば、(農水省では)目的は競争力強化。
 
 
競争力強化の目的に対する施策は、他にも多数あげられる。
集団営農に研究者などの技術者を専属させる、トップ経営モデルを踏襲させる、施設に対して補助金を出す(ソフトに出す6次産業は国内向けに経営強化なだけと思っている)、国策による強制農地集約で飛び地をなくす、農業を国営化する、補助金をゼロにして完全市場主義にする、などなど、創造力に乏しい私でもいくつかあげられる。
 
 
その中で、なぜ離農を促進して、5年間で2ha平均を20~30haにすることを選んだのだろうか。
 
 
思うに、機械化・大規模化=若手後継者多い、の現状が考慮されたのではないだろうか。もしくは、全国の農業法人協会や発言力ある農協から、機械化・大規模化の成功例が多いことが訴えられたのでは、とも思う。平均をとる、という意味では間違いとも言い切れないのかも。10件の農家がいるとして、1件が100haもてば、他の9件が11haか。経営体系がこれだけ違うものを画一的に管理しようとすること自体が間違っている。まあ、大規模農家の競争が激化して、小規模農家が生き残りやすくなるという構図が予想できはする。
 
 
後継者が多い地域は、機械化が進んでいる地域なのだ。これは北海道では顕著だ。大規模経営で畑作であれば、後継者が入っても反収の高い作物を作る多角化で経営改善はた易い。しかし、西南団地のように反収を上げまくっている地域では、後継者が入っても後継者を食わすだけの収入を得にくいのだろう。反収が上がりきっていれば売り方の改善しかないが、畑作で反収10万円そこそこであれば、改善の余地がたっぷりあるのだ。
 
 
しかし、若い人のほとんどが機械に乗りたがって、手作業をしたがらないのが北海道農業の現状だ。経営感覚(経費計算や開発公社による土地優良貸付からくる借金など)ない若手が増えていることも問題なのに、それは無視か?大規模化でコストが下がることと競争力強化の関係ロジックに抜け漏れはないのか?若手=有望な農業人なのか?「日本の農業」とは、どこを見て行っている言葉なのか、聞きたいことは山ほどある。
 
 
そもそも、農業を産業ととらえるのか否か、農業を日本の文化と考えるのか、農業は国策にすべきか、などなど、根本的な話が示されない限り、農政には賛成できかねる。

ヨトウムシ


この時期に出没をはじめますが、
今年もやはりきました。

アスパラの擬葉について、食べつくします。
申し訳ないけど、殺虫剤を使います。
 
 
 
 
でも、殺虫剤をかけなくても死んでいるヨトウもいます。
アスパラの防衛能力発揮です。
野菜には自衛のために毒をだす能力があります、本能的には。
でも管理のしやすさや形のよさ、味の良さを優先した品種改良
によって、その能力はほとんどが眠ってしまっています。
 
露地のアスパラでは、たまにその能力が目覚めています。
でも、ごく稀。
 
離農支援金に関しては、後日書きます。
一概に反対、バカみたい、とは言い切れないのが現状ではないかな、とも。

2011年9月12日月曜日

紹介されました!

雑誌、クロワッサンのPremiumにて。

アスパラ畑の大きな写真つきで!

春には美味しいアスパラをお届けしますねー(^^)

2011年9月11日日曜日

今週はボランティア週末

土曜日は売上全額寄付のチャリティマルシェへ、
日曜日は、ろうあ者北海道女性部の大会をうちやま農園で開催。
 
アスパラはもちろん即完売、
  
ろうあ者の北海道大会では50人を超える人たちでアスパラ狩り&BBQ!
 
盛り上がりましたー。
ムスメは、小学2年生のお兄ちゃんにメロメロ。
 
10月には食べ物に感謝する会も行います。
お世話になった分、この時期に還元します。
 
最近、新たなブログを発見。
自分もそうだが、根拠のない自信家の文章はオモシロイ(笑)

2011年9月8日木曜日

雨休み

台風の影響から、長雨が続いています。
わずかな隙を縫っての農作業は、防除、草取りなど。
収穫は雨風関係なく毎日です。

こちらは、きたほなみ、という秋まき小麦の種。
今年は栽培に失敗しました。
放っておいてもできるのが麦、という
うちやま農園の常識が吹っ飛びました。
手間かかるんです、この品種。

こちた、豚のトトちゃんの餌。
朝はこれを3杯、夜は2杯です。

本日、豚を売ってくれた由仁町の石川さんが来てくれました。
豚のお尻の肉付きが良い、と褒めてもらえました。
あと1カ月では早すぎるそうで、1.5カ月か2カ月必要だそう。


最近、ブログがつまらないと自分で思ってます。
やはりもっともっと言いたいことを書くべきか。
しかし、不作で気分的に沈んでいるのも影響していると思う。

仕事が上手くいっている時、
人に褒められた時、
意思が通じたとき、
こんな時は気分が乗ります。
逆に、思いっきり貶された時も。

台風が去って秋かと思いきや、
本日の予想最高気温は30度!
この後も比較的暖かいようで、
アスパラにもうひと頑張りしてもらいましょう!!

2011年9月6日火曜日

福島県産の物販を機に思う。

復興支援の名目で、福島産の野菜や果物を買おう、という動きにはとても疑問を感じる。まあ、買ったところでお金が落ちるのは農協くらい。農家に復興に向けたお金を上乗せして出すわけでもないだろう、たぶん。しかし、問題点はそこではないと思う。
 
批判を怖れずに書くが、福島原発付近は、一刻も早く人をゼロ人にすべきだと思っている。放射能で汚染された地域の人の受け皿を早く見つけてあげることが政治や行政の仕事であり(現状では自分の保身ばかり)、その受け皿になる協力や手助けをするのが日本国民の役割ではないかと思っている。
 
だから、福島県産のものを買うという行為自体が、福島県民を長く被曝させてしまうという一票になっていると思う。ものが食える食えないの話ではなく、福島県民のことを思えば、購入しないという行為で支援したいと思う。
 
なぜ早く危険だと言ってあげない?なぜ本当の情報を出さない?なぜ未来ある子供を守ろうとしない?なぜ、なぜ、すぐに健康に害がでないことが安全だと言える?
 
原発に対しては、ノーと言うべきだと思うし、そうあるべきだと思うが、残念ながら自分に決定権はない。放射能の危険性を正確に知る人はいないのか?情報が錯綜していて混乱してしまう、情けないことに。でも、放射能の危険にさらされていない日本の土地はたくさんあると思う。ブラジルや中国に日本を作ったように、日本の別な場所に福島県を作ってもいいのではないでしょうか。
 
ある人たちとの話の中で、自分の考えが整理できたので、書きました。批判や反論もたくさんもらえると嬉しい。

2011年9月3日土曜日

大雨、そして今日も茎枯病と…

今年の雨はまとまって降ります。
1カ月降らずに土砂降りになった7月20日前後、
お盆の長雨、そして今回の台風の影響の雨。
乾燥が続いて大雨、乾燥が続いて大雨、のパターン。
 
今回は風もあって、時折吹くのは風速20m/sクラス。
この辺は風が強いですが、立茎のアスパラが
強風に煽られることで、新芽を出さなくなり、
伸長も抑制されます。
 
ので、今日からしばらくは収量減確実。
2階の窓にはカエルさんが。
喜ぶムスメとムスコ。


こちらの写真は、茎枯で胞子を飛ばす前と思われる段階。下は胞子がついてるのかな?
 
 
雨がやんだら、また茎枯の除去をしなければ、本当に来年はヤバい…。

2011年9月1日木曜日

茎枯病3

今年定植した苗にもついてます。
菌が飛んでくるから仕方ないんだけど、
この段階から防除なんて・・・。

 
さて、本日から9月。
毎年のことですが、この時期になると
あと少しで収穫が終わる…という安心感が訪れます。
 
毎朝・毎日取るから金になる、というのがアスパラ。
しかし、4月から9月まで毎朝なので、
終わりが見えるとホッとします、正直なところ。
で、終わったら「もっと取りたかった」なんて(笑)
 
この後は、病気がついた株をいかに生かし、
養分転流させるか、という大事な作業。
その矢先に台風直撃の予報。
倒伏しないように刈り取る人もいるようですが、
我が家では刈り取らず、防止策をしたらあとは祈るのみ。
 
周期的には大きな台風被害があってもいい頃なのが気になる…。