2016年3月24日木曜日

ハウスの中で

毎年の仕事。
ただ繰り返すだけ、は、嫌。

自分でやるべきとこと、人に任せていいことを分けながら、今はとりあえず自分でやる。

刈払機は自分、
運搬機・草焼きバーナー仕事は、任せられるか否かの微妙なライン。

二重被覆の2人のうちひとりは、うちの人じゃなくて大丈夫。

重たいものは体に堪えるから、自分が。


温度管理は自分。

現場をみる、という仕事も、判断は自分でするにしても、
人と一緒にみて伝えられることはある。

培土崩しは、盛り方を変えることで任せられる。
親父、遅くなったな。


園芸学会出張から帰ったら、きっと収穫開始だな。
ついに!アスパラが食べられる〜(^^)

2016年3月20日日曜日

わくわくの杜、卒園・修了式

ムスコの卒園・修了式に参加しました。

これまでこの幼稚園の素晴らしさを紹介してこなかったので、
1年通った感想など含めて紹介します。

家から車で30分ほど離れた隣町にある、「わくわくの杜」という幼稚園です。
街の旧小学校校舎を利用して幼稚園を運営しています。

とにかく、遊ばせます。
色々な場所で、色々な道具で、
いつもどこでもだれとでも。
遊びの中にルールがあることもあれば、
ルールがないこともあります。

朝車で10分くらいかけてバス停まで送り、
9時前にバスに乗り、15時半前に帰ってきます。
「今日は何したの?」「今日はだれと走ったの?」
「となりは誰だった?」「どこに行ったの?」
そんな話も楽しいし、毎日の活動をfacebookに投稿してくれます。
自然体験型・子育て支援施設わくわくの杜

運営方針が素晴らしいからか、先生方も一生懸命です。
子どもをよく見ているし、よく放し飼いにしれくれます。
怪我したり、熱出しても、よっぽどのことがなければ親に電話しないし、
その判断も納得できるものなので安心して預けられます。
個人個人よく見ているとわかるやりとりも安心できます。

イベントも多く、バスに乗って色々なところへ行っています。
うちのアスパラ畑にも来てほしいな、この元気な子ども達、と思ってます。

一番は、子どもが変わったことです。
幼稚園に行きたいと言うし、楽しくて仕方ないようです。
4歳(年少)までは地元の保育園でしたが、
行きたくないといってぐずったり、面白くないと愚痴ったり、
昼寝したくないとかテレビ見るの嫌だとか、
外で遊びたいとか、色々文句を言ってました。
でも、言わないです、ここに変わってから。

地元の保育園に入れないことでの周囲からの見られ方はもちろん、
うちの親ですら大反対しました。
しかし、子どもに環境を与えるのは親です。
後悔しないため、子どもを中心に考えると、
幼少期はめいいっぱい遊ばせようという思いから、決断しました。
良いか悪いかは、結果は死ぬときまでわからないと思ってます。
それによって出会いや考え方まで変わり、
それが10年、20年後にどう影響するかはわからないからです。

でもでも、毎日の笑顔が増え、活発に動き回るようになり、
外遊びも虫も自然科学も大好きになったムスコ。
友達と競ったり遊んだり、充実感が窺えて、こっちが嬉しくなるほどです。

岩見沢・当別・美唄にはバスが走ってます。
きちっと管理された保育を望む方には向いてません。
子どもなんだから喧嘩とか怪我とか当たり前、
自分のことも人のことも思いやれる、
そんな方には向いていると思います。
札幌とか東京には沢山こういった幼稚園があるんでしょうが、
この田舎町の近くにもあることに感謝です。


入場で、相変わらず一際小さいムスコ。
卒園式も明るく、涙あり。
最後に、『だいすきだったしるし』をみんなで歌いました。
この歌詞を見ただけで泣けてきます。
楽しい思い出しかない幼稚園は、きっと財産。
小学校に行ったら規則とキマリとルールの中で、
集団生活の基礎を身に着けねばならないのだから。


そして、演劇もみせてくれます、わくわくの園児たち。


最後に今年一年お世話になった先生たちと。
すみこ先生とすえこ先生。
これまでの子ども達に加え、新参者のムスコを良く見てくれました。
優しく、シビアに、丁寧に。

来年はゆきえ先生だそうです。
楽しい最後の一年を過ごしてもらいたいです。

2016年3月16日水曜日

今年は6棟

手前に4棟、400m先に2棟、計6棟の
ハウス被覆が概ね終わりました。
微調整や修理は残ってますが、
降雪と風を気にしながらの作業は一段落。
まだまだ雪深い畑ですが、少し春です。
アスパラはまだ眠ったまま…もとい、
土の中で春を待ってます。


今年は6棟ですが、来年は何棟になるか未定です。
ハウスは16棟が収穫可能となるため、
優先順位づけが難しい。
雪を飛ばすハウス、
融雪剤で雪を融かしてくハウス、
遅らせて少し手を抜くハウス…
体制構築に1年かけて考えます。


ハウスの腰ビニルをつける19mmの単管、
雪の重みで沈み、波打ってます。
金具を外して、金槌使って高さを均一にして、
金具を取り付けて微調整して、で、
50m1時間ほど。
資材をケチって建てると、時間を取られます。
わかっていても、初期投資を可能な限り抑えたい。
でもそう考えているうちは、作業を効率化できない。


この分だと、早いハウスは3月末にはアスパラが収穫できそうです。
問合せも既に何件か頂いております。

外仕事、お客様向けの事務作業、両方が忙しい時期になりました。
卒園や送別会などもありますが、
今体調を崩すと、ずーっと引きずることになるので、
万全の体で雪融けを迎えるように注意しながら、仕事したいです。

2016年3月14日月曜日

アスパラは眠っています・・・?

金曜日のようす。
ついつい
「アスパラはまだ眠ってますが、もう少しで土から顔を出します」
なんて書いてしまいがちな景色。

ところが!

アスパラの生理を説明する言葉としては、
「眠っていない」、
となります。
学問的表現と言ったらよいのでしょうか。
知らなかったことによる誤表記をこれまでしていました。

このハウスの品種はウェルカムなので、
正しくは8度以下で500時間経過した頃、
11月には休眠が終わっているんです。

その後は、目を覚ましているものの、
温度が低いために生育が止まっている、
という状況です。
ですから、起きているんです。

ですが、実は違ったとしても、
伝わり方としては間違った表現の方が
良く聞こえることがありますよね。

お客さんにどう伝わるか、伝えるかは大事。
でも表現的に良いものを選ぶのか、
事実だけを伝えるのか、それが問題。
大げさに言うと、夢を語れるのか、
事実だけしか語らないのか。

夢を語るのは、技術であり、得手不得手があります。
一方事実だけを語れることは、「晒せる」ということであり、
そっちの方が個人的には信頼できます。
夢は夢で楽しいしわくわくしますので、
それ自体を語ることはいいことだと思います。
でも、見込みや予想を事実を元に語るほうが、
私は好きだし大事だと思っています。

語る内容によって相手に与える印象が違うし、
その人を判断する軸も変わるし、
もっと言うと集まってくる人も変わってくるということ。

力強く生命を輝かせようとしている、
と、萌芽を表現するのと、
生理上この温度になると土から顔を出します、
では明らかにその人となりがわかるし、
惹かれる人が違ってくるだろう。

自分が納得する表現を使うというだけなのだが、
それによって決まってくる事柄や
それによって集まってくる人が選別されているということを
自覚する必要があるんでしょう。

でもよーく考えると、
「眠っています」、よりも、
(眠りの有無を置いといて)
「雪の下でじーっと待ってます」と書くほうが良く伝わるかな?



3/14はホワイトデー。
何も買ってない私は、急遽子ども達をパフェを食べに連れて行きました。

美味しかったー、と言ってくれたのでよかったです。

2016年3月9日水曜日

暴れん坊天気

中々プラスの気温にならない日が続くと思うと、雨が降り、
そしてまた-20度まで冷え込む・・・。
そんな天気が続いてます。
本当に暴れん坊で困ります。

ハウス被覆作業は、屋根部分だけではなく
地面から雪除けが必要になりますが、
毎日凍てついているので、なかなか進みません。

2/24

2/27

乳児用のアンパンマン号を自在に操るムスコ

お母さんがいない日は、温泉やらラーメンやら

3/2

ついについに、ロフトベットを購入。

3/7にようやく2棟を被覆完了。

春に向けた調査予行演習

今朝(3/9)の写真です。
遠くに完成した2棟、手前の3連棟の真ん中の1棟、
合計3棟が被覆完了です。

体調もすっかり仕事モードになりました。
動き出すと次々仕事が沸いてきてエンドレスという・・・。

一人仕事が多いので、色々と考え事します。
いま時期はまだ考え事をする余裕があります。
経営のこと、不安もあるし楽しみな部分もあります。
自分でやるって、どういうことなのか、少しずつ見えてきましたが、
後継者なので楽な部分もありますよね、確かに。

いまやっていることが巡り巡って、誰かの笑顔を作っているという、
そんなミスチルの「彩り」が響きます。
働く理由って、ある時はそういうことだったりしますよね。
家族の笑顔が第一だけれども、それだけでは満たされない。
博愛主義ではないけれども、笑顔になる人がいるのは確かでしょう。


ハウス内の雪は例年よりも少なめにしました。
雪解け水で土壌を洗いたいという気持ちもありますが、
気温がなかなか上がって来ずに雪融けに時間がかかりそうなので、
少しでも早く萌芽させるために10cmくらい少なくしました。
何日違うかというと・・・、外気温によりますので、気持ちの問題かもしれません。
ただ漠然と作業するより、見込みや計画を折り込みながら、
自分の主張を入れながら、仕事をすることが大事だと経験から学んでます。
一応、3月下旬にはアスパラが食べられるはずです。

暴れん坊の天気に付き合うのは、難しいけど、諦める部分も必要ですし、
それを言い訳にしない覚悟もあります。
覚悟がないと、農家なんて、自営業なんて、できないです。