2010年12月25日土曜日

年賀状から始まり・・・

お世話になった人に書く、年に一回の葉書。
もらうと嬉しい。だから書いている。大学生や社会人になりたての
頃は、面倒くささを言い訳に書かないことが多かったが、素直に
考え直すと書くべきだった。
 
私は筆不精である。こうしてメールを週に1回書いていることも
仕事のお陰と言うか、自分の考えの整理のためか・・・。
 
感謝の気持ちを毎日伝えるべき人には、毎日伝えた方がいい。
感謝の伝え方はいろいろある筈だが、形にしないと伝わらない。
形にしなくても感謝を伝えたいなら、相手の感謝を敏感に感じることかな。
してほしいなら、先にやってあげること、だ。
 
自分が見たこと、経験したことからしか学習できない私。
今後のビジネスの渦中で、農業や地域というフィールドでどうやって
生きていくのか。冬の時期にがっちりと考えをまとめ上げて、開幕ダッシュに
つなげます。毎年のことながらこの時期に考えをまとめないと、来年度、
アクセル全開で仕事に向かえない。
 
お正月は1年で一番のんびりできるし、餡子餅は美味しいし、幸せだなー。
何て、冬なので時間に余裕があるせいか、考えがぐるぐる回ってます。
 
みなさま、良いお年を。

2010年12月19日日曜日

2010年振り返り

今年をざっくりと振り返ります。
 
良くも悪くも、農家のこせがれネットワークに浸かった1年でした。
北海道の設立発表会が1月にあり、3月からREFARM北海道
として活動をスタートし、本年だけで8回のイベントを開催。
また取材もうちやま農園ではなく、REFARM北海道の世話人
としてのものが多く、時間を畑仕事以外に使ってしまいました。
 
このお陰で、沢山の農業者と友人になって切磋琢磨できている
ことはもちろん、農業者以外の方とも多数知り合うことができ、
本当に農家のこせがれネットワークには感謝感謝です。
 
本業のアスパラについては、本当に苦しい年だった。
昨年の低温多雨の影響から、予想通り春からアスパラは収量が
少なかった。それを通年で補うために、早々に立茎栽培へシフト
して夏のアスパラをとる戦術が当たり、総収量は何とか前年を
上回ることができた。高温多雨の初夏となり、病気との闘いであった
が、幸いにも虫の被害は少なかったため、草勢は旺盛となり、
来年の春ものは平年並みの収量が期待できそう。
 
麦は散々だった。大豆は旺盛な成長を止めたことで倒伏を防ぐこと
に成功し、前年を上回る量は確保したが、目標には及ばなかった。
 
新年早々に妻の妊娠がわかり、忙しい年を予感させた。
3月には私の肝臓からアルコール分解酵素が分泌されていないことが
わかり、禁酒を決行。最近になり350ml缶を飲めるようになるまで回復。
6月にはFIFAワールドカップが私を苦しめた。体は疲労困憊なのに、
寝不足に次ぐ寝不足で、体力的に若くはないと実感した。
8月には第2子が誕生し、準備、育児、家事などに追われる日々を送った
が、熱い夏と出産繁忙が過ぎれば平穏な日々が訪れた。写真は100日。
 
研修生の松橋くんがいたことによって、人を育てることにおいて勉強になる
ことが多かった。農業については、有志による勉強会をスタートさせたこと、
豚を新たに飼って命を勉強できたこと(もちろん来年も飼う)が収穫だが、
今年に限っては、勉強時間が不足したと思う。すぐにできる気になることが
自分の悪いところ。要は自惚れ屋で自信過剰。アスパラのことにおいては
気をつけている『謙虚な姿勢』を、多方面ではついつい忘れる。
 
12月には、昨年まで所属していた団体を辞めて浮いたお小遣いを使って
東京に営業と市場調査に行けた。これはいろいろな人からの刺激をうけて
実行に踏み切った。うちやま農園としてではなく、ビジネスマンである私のため。
小売店や飲食店の動向を肌で感じ、直接交流することで、新たに見えてきた
ことが沢山ある。書くと安っぽくなるから書かない。
実感できたことは、いわゆる世間の動向も大切だが、「何がやりたいか」が
はっきりしていれば、それに流されることもなく、やりたいことを実現するための
方法を考えられる、ということ。
 
年賀状に追われているが、ちょっと息抜きしてみました。

2010年12月11日土曜日

勉強


12月4日、農家のこせがれネットワーク北海道の
道南交流会を函館で開催しました。
企画・運営はすべてfamfamにお任せ。
パワーありまくりの学生団体なので、我々は参加者。
50人集まり、道南農業や経済活性化などを話題に
3時間交流しました。
写真、充実したいい笑顔。あ、目つぶってる…。
帰りの熊嶺荘、最高のお湯でした。
 
 
12月8日は北海道農業者サロンの冬期勉強会。
空師とインドのビジネスマンの講演に懇親会。
相変わらず話の内容が濃い。ゲップ出そう。
 
 
最近感じるのは、農家になって3年も経つと、
消費者の感覚よりも農家の感覚になるな、ということ。
新しい事業や新サービスへの取り組みについては、
自分の作業ありきで考えてしまう。ここに限界があると
頭ではわかっていても、育児や趣味や仕事の時間を
差し引いて、狭い範囲でしか考えていない。
また、できることとやらなければいけないことが違えば、
できることとやりたいことも違う。
やりたいことを見失わなければいいだけかもしれないけど、
客観的に自分を判断する材料が不足している気がする。
シーンは沢山あるので、ひとつひとつ揃えていくか。
 
というわけで、来週は営業・市場調査強化週間です。
製造業でいうR&D強化週間。
何をしたかは、後日報告します。

2010年12月1日水曜日

とりとめなく書きます。



REFARM北海道のイベント『農からうまれた収穫祭』、
無事終了しました。料理の一部と、会場の雰囲気。
テルツィーナの雰囲気が良く、料理も素材の味が活きていて、
集まった人も食と農に関心ありまくりの人々。充実した時間でした。
 
 
帯広の祖父母に会いに行った帰り、富良野のアンパンマンショップへ。
娘は大好きなアンパンマンに大はしゃぎ。
 
立ち寄った富良野のフラノマルシェのマーケティング力に感心し、
新得町の㈱キョウショクの『十勝漬本舗』では漬物の原料が中国産と
ベトナム産が大半を占めていることにガッカリし、『みなとや』の
田舎そばはやはり美味く、リッチモンドホテル帯広は泊りやすかった。
そんな十勝への旅。
 
 
本日は、美唄市グリーンアスパラ生産組合の2010年反省会。
会社員時代から同じ思いだが、やる気のない人たちが集まっても
ポジティブな話にならないし、何も生まれない。
技術研鑽や反省は、やる気がないならゴミ同然。
 
私は、精神論は嫌い。頭が悪から論理的にしか理解できない。
 
でも、何のために仕事するんですか?と思っちゃう。会社員の時には
何のための会議だ?部下イビリ?数字の帳尻合わせは管理職の仕事でしょ?
部長が平社員の忌憚ない意見を聞きたいための会議、とか、バカみたい。
本音が出るわけないでしょ。書き過ぎだし、脱線しましたね。
アスパラの収量減に対しての施策もない、来年の販売計画もない。
組合員も質問しない(内山親子だけ質問するから、バカみたいだし)。
天候のせいとか市場の量とか、言い訳はいらない。言い訳だよ、そりゃあ。
阻害要因は多数ある中で、何をやるかを一生懸命探して行動する。
ビジネスマンなんだから、我々は。
 
仕事って、自分で探すものです。受動的ではなく、能動的に。
環境条件が違うのはハンデではなく、その現状を把握して、その中で
何をするかの判断材料。北海道は雪が降るけど、土地が沢山あって、
夏の酷暑日や湿気も少なくて、農業用水も充実している。
ここでどうやったら、ここでしかとれない美味しいものが作れるのか、
どうやったら数が増えるのか、その挑戦が農業技術を向上させるし、
毎日が楽しくなる。面白い仕事なハズだが、飲酒やパチンコの方が
面白いのかもしれない。まあ、人それぞれか。