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2021年12月10日金曜日

出張あれこれ、農家編

今年の10月に、久松農園のご一行様が、
北海道に視察に来てくれて、
そのアテンドをさせてもらいました。

covid-19の影響から畑にいる時間がほとんどとなり、
人と会って学ぶという機会が失われていることに、
本当の意味で気づけた時間でした。

そこで、当初は挨拶回りだけの予定でしたが、
無理やり空き時間をつくり、
そこに友人の農家を回るという贅沢な時間をつくりました。

12月は本州の農家にとっては超繁忙期。
半ば強引にアポイントをとり、畑作業を見させてもらったり、
直売の現場に同行させてもらったり、
新規就農の土地選びの「妙」を勝手に面白がったりと、
充実した学びを得られました。
長文になりますが、備忘録として残したいとおもいます。


まずは、久松農園から独立した野瀬くんの就農した
山梨県北杜市の圃場へ。
ロケーション最高!
野瀬くんの性格と畑の場所が、とても合点のいくことに、
新規就農者の性格が土地選びに現れてる妙に、ちょっと気づきます。
もちろん、就農地の課題や今度の展開など、
楽しく聞かせもらいました。


2軒目は、長野県ののらくら農場、萩原さんのもとへ。
5年前、人に働いてもらうということ、
農作業をチームで行うということについて、
真理的な観点から教えていただき、いまだにたくさんの
教唆をいただいております。
忙しい中、収穫作業に同行し、30分動画を回し続けながら、
ずーっと作業を見させてもらいました。
土も良い、人も良い。
のらくら農園には人は変わっても不変の真理があります。
夕方の畑の案内から、夜のレストラン「ヒロッシーニ」での食事まで、
どっぷり甘えて学んびました。


ここから数件は、久松農園の久松さんがアテンドしてくれました。
3軒目は、「茅ヶ崎海辺の朝市」を運営する農家へ。
代表的な役割を果たす伊右衛門農園の三橋さん。
農家として勉強させていただきながら、
直売所ではうちのアスパラも売っていただいております。
朝市、開始直後の綺麗な陳列と綺麗なお客さんの列。
農家のマルシェ的なものは様々ありますが、
こちらの運営は人の善意で成り立っていて、
お客さんもそれを支持するという、
特殊なカタチで成り立っております。
地域性を最大限に生かした理想的な形のひとつとして、
衝撃的でした。

三橋さんの畑では、久松さんたち本州の農家が、
野菜の細かい管理方法や数日単位での栽培管理のズレなど、
もう1年1作の北海道農家には脳みそがついていかないことばかり。
1人で行った5年前とは違う畑の美しさを堪能させてもらいました。


その後、埼玉へ移動。
4軒目は、埼玉県入間市の「上原農園」。
上原さんとは10年来の古い付き合いで、
境遇も似ていることから、とても仲良くさせてもらってます。
畑は4回目かな。
草取りについて久松さんがサンプル道具を持参しての議論。
やっと共通の話題に混ざれて楽しめた(笑)

その後は農家直売コーナーがあるスーパー「ヤオコー」さんへ
行って、そのまま外で立ち話。
後継者として、地域のリーダーとして、
競合する農家や地域の農協出荷農作物について、
本人の成長についてなどなど、
いつも話題と独自の価値観で楽しませてくれます。

伊右衛門の三橋さん、しまじろう農園さん、
在来農場の寺尾さん、野瀬くん、そして久松さんも。


5軒目は、お茶としいたけ「貫井園」の貫井ちゃん。
僕が農家のこせがれネットワークに参加するきっかけとなった、
Uターン就農した後継者です。
原木シイタケの生産現場を案内していただき、
その重たくて細かいという、原始的な仕事に敬服。
配達や品質管理など、もう働きすぎです。

最後に記念写真をば。
上原さんも貫井さんも、10年以上肌ツヤが変わらないのは、
入間のお茶のお陰なのか?と盛り上がるけど、
どっちも本当に忙しく畑で売場で活躍していて、
その充実感も十分に感じることができました。


ここまでが関東圏の旅です。
久松さんが北海道に来た時も感じましたが、
久松さんが話していくうちに農家から引き出されるものって、
普通に行くと聞けないことばかりなんですよね。
だから楽しいし、だから尊敬してます。
でも、そんな久松さんの影響力が強すぎて、
実は「久松断ち」をしてます(笑)
SNSの投稿を見ないようにしているんです。
本人には言ってませんが、それでも尊敬に変わりはありません。
いつもありがとうございます!!



7軒目が、関東を抜け出して、愛知県豊川市。
アスパラ農家で、僕の話を聞いてくれる稀有な存在です。
そして、有名な北河ブラザーズの弟君です。
写真はスナップエンドウですみません。
アスパラ畑を見たことないので、行ってきました。
畑を見ると性格の隠れたところまで見えますからね。
怖いですよね、農家の目は。
アスパラの写真は撮り忘れましたが、とてもきれいに管理してました。
上から視点じゃないですが、期待通りでした。
周りに研鑽する農家がいないということですが、
もう少し色々試してみてもいいかもしれないですね。
固執せず、柔軟に。
暖地のアスパラの難しさは、やはり北海道とは事情が違います。
より高度の技術が求められると思うので、
僕が口出しすることはほとんどなくて、
お互いの情報を頻繁に交換することで切磋琢磨したいです。


最後の8軒目は、愛知県稲沢市のなす農家、丹下くん。
同い年で後継者で代替わりしてスタッフ雇用を積極的に行う、
色々と似ている状況で、時間を忘れて話しました。
こちらもちょうど忙しい時期なので、2時間くらい
仕事をずーっと眺めさせてもらいました。
スタッフの良い雰囲気の空気が、
本当に気持ち良かったです。
そこもうちにとても似てます。

良い人が良い農作物を作る。
僕はそう信じてます。
丹下くんは今後も事業展開が変化しそうで、
ただ話を聞いてるだけでも楽しめます。
柔らかい独特の雰囲気は、人も集まる、羨ましさ。

丹下くんといるとアオバトすらドラマチックに見えるという(笑)

 

書いてみてびっくり、8軒いって、11人の農家と交流できました。
初見の人、何度目かの人、畑は初の人など様々でしたが、
マスクをとり、感情と理屈を組み合わせた話を、
笑顔でできている充実した時間を過ごしました。
これこそ贅沢。
これこそ自営業の醍醐味。
自分が自分を客観視する狭い視野が、少し広く、遠くまで
見えるようになると感じてます。


忙しい時間を割いていただいたみなさんには感謝しかないです。
もちろん、俺はアスパラで(笑)

2019年1月31日木曜日

大人の研修旅行

年に一度の大人の研修旅行。

今年は福井に行かせていただきました。
農家のこせがれネットワークの北海道の仲間たち(通称北海道Roots)と、
個人的に知っている素晴らしい農家に会いに行く、
もう刺激的すぎてたまらない旅です。
 三軒行かせていただいて、その中の1枚です。

さつまいも農家で、農作物自体へのこだわり、地域への貢献、
周りを巻き込む力、そして純粋な人柄!
オマケに親父さんと意見が合わないという共感ポイントまで(笑)

あと、写真NGですが、ハウスでレストラン向けにベビーリーフなどを
とても賢く、とてもロジカルに作付けする、キレ者農家さん。
こちらは人との関わり方が本当に勉強になりました。

悲しいことに、我々の仲良しメンバーも年々少なくなっていきますし、
道内では増えないんじゃないかとも思ってますが、
行ける限り続けたいです。
僕という人間を理解してくれて、さらに許してくれると言う、
神様のような仲間です。


そして1月ぶりにまた久松さんに会いに。
今度は畑に行きました。
帰りの写真ですが、モヤモヤが晴れた顔してると思います。



鎌倉では新規にレストランへも。
新しい営業も久しぶりにやると面白い。
こっちも晒すし、向こうも晒してくれると、取引にならなくてもいい。
いやいや、是非お取引を(笑)


 唯一の観光。
東尋坊は、荒れていると怖いですね。


旅中に買った本です。
初めて入る本屋で、非日常感覚で探すと、
いつも選ばない本が選べて、とても楽しい読書ができます。

 こちらは家族旅行中に買った本です。



本日で、冬の営業や研修や遊びの旅はおしまいです。
あと半月もすれば雪原で畑仕事を始めます。
露地アスパラづくりの課題はつきませんが、
素晴らしい人と付き合っていると、
何とかなるという自信だけはついてきます。


子どもと関わって幸せを感じますが、
仕事でしか満たされない欲求もあります。
自分と、畑と、関わってくれる人たちと正直に向き合って、
今年も充実した仕事をします。

2014年12月16日火曜日

福島の今

福島、というより、原発の影響で避難区域に指定されてる、
もしくは指定されていた地域の今、です。

農家のこせがれネットワーク北海道(REFARM北海道)から
派生した、農家の勉強会グループ北海道Rootsによる
冬の研修で、原発の影響の今を見に行きました。
アトンドしていただいた現地の方には、心から感謝です。

一泊二日の行程で、津波被災地区、復旧未着手の地区、
原発による避難指示地区、除染作業などなどを見せていただき、
住民と研究機関との間に入って農地再生に向けた
放射性物質の現状報告などをされいていた方の
講演を聞かせていただくと言う充実した内容でした。

農地の除染作業の一工程で、表土や枯葉などを黒いフレコンバックに
入れて仮置きしている状態です。

住宅の前にも。

住宅街とフレコン。何度も見ました。

こちら、富岡駅の周辺。6号線を通ってこちらへ。
新しい駅舎と思われるものが奥に見えます。
手前の支柱もそうですが、この背後にある廃墟は
写真もとれないくらいの手つかずの状況でした。




こちらは、農地の除染中。
除染と言っても、表土5cm削って、客土10cm、という作業。

除染物質仮置き場にて。
今回の参加メンバーは8人。
自由参加だし、農家の規模や理念はバラバラです。
ようは、小規模有機農家、大規模畑作農家、
大規模野菜農家、小規模野菜農家、などなど、
一般的には交流が少ないと思われているメンバーです。
そんなくだらないことにこだわらない、勉強熱心な変態です(笑)

それぞれが感じたことは、それぞれだと思います。
だれも強要しないし、偏見を捨てるために見に来たんだから。
それが言わなくてもわかるメンバー。
本当に優秀。というより、こうあってほしい。


私が感じたこと、気付いたことを、少し書きます。
あくまで私見なので、強要する訳でもないし、
ご意見はいただけると嬉しいです。

驚いたことは、放射性物質が自然減する、ということです。
自然減と言っても、植物に取り込まれてしまった場合もあるだろうし、
水で土と一緒に運ばれたり、消えたわけではないと思います。
しかし、住民による放射線の測定でも、3年半のうちに8割減少しています。

広島・長崎での原爆投下、世界中で核実験を行っていた時の放射線飛散量、
ビキニ環礁の核実験による被曝などありますが、そういうことだろう、と。
ただし、ゼロにはなっていないので、低量の放射線を被曝し続けることによる
人体への影響については少なくともあると思いますので、
これは世界的な調査を続けて公表してもらいたいと思います。

ちなみに放射性物質、放射線、放射能、についてのわかりやすい説明。
放射性物質はウルトラマン、放射線はスペシウム光線、放射能は各ウルトラ兄弟の能力、です。

放射性物質に関する発表では、出るものと出ないものがあります。
被災者感情をあおったり、いじめにつながるようなものは出さないと言う、
あまりにもあいまいな基準で判断されているようです。
避難指示によって災害を被った人、避難地区ではないけど
危険性から災害を被った人、避難地区外で風評被害を被っている人・・・。
枚挙に暇がありませんが、誰が悲惨とかいい思いしてるとか、
そういう争いについては、我々が関与すべきではないと思ってます。
ですが、どういう状態にあるか、については知っておいてよかったと思ってます。

人体に影響ある放射線量については、公表数値はあります。
でも個人差あるでしょう。
これまで農作物について持っていた考えは、少し変わりました。
人体に影響はありますが、農作物が吸収している量は極僅かで、
農薬と同じような基準で考えるなら本当に微量で、
体内に入っても排出される程度の量であれば問題ないのではないか、と。
農薬や放射性物質が少しでも入っていれば有毒、と信じるならば
もうそれを食べた時点で精神的に有毒なので、身体もそういう反応をするでしょうが、
少なくとも肝臓の機能で処理できる量であれば、私は食べてもいいかな、と。

除染については、セシウムの粘土への吸着の仕方も興味深かったです。
つまり除染方法としても様々な方法がある中で、予算含めて
どの手段をとるか、難しく複雑な問題が山積みのようです。
耕起方法や農法などなど、目で見えること見えないこと…。

地域によってはいまだに放射線量が高止まりしている地域もあるようです。
除染をこまめに続けることが良いのか、
地域であるていど見切りをつけて補償問題にするのか、
歴史ある地区、先祖代々の土地、生活保障、
隣町との関係、それぞれ違う本音と建前。

とにかく話を聞く。
コミュニケーションは、質よりも数。
これについては異論がないところです。
経済よりも優先させるところは、そう多くないと思います。
他人事と思えないことを、現地に行き、現地で話を聞くことで
より身近に感じることができたとともに、
伝える側に立つということがいかに難しいかも痛感してます。
当然、SNSは無力です。facebookはやってますが、書けません。
かといって、対面でどこまで話せるか、わかりません。
認識を変えてくれて、考える機会を与えてくれた研修会に、感謝。
今はそれだけです。

2014年9月22日月曜日

ブドウ

こちら、フルーツファーム 荒さんの「旅路」という葡萄。
めちゃくちゃファンです。


この子も
この子も
大好き。

みなさんも是非。

2013年12月14日土曜日

北海道roots&北農研

12日、こせがれNWから派生した勉強会グループの
「北海道roots」の勉強会に芽室に行きました。
残念ながら写真はありません。
 
何度か書いてますが、いいメンバーが揃ってます、本当に。
最近の農業で疑問に思うことが経営を意識するあまりに
営業ばかりに力が入り、生産における向上があまりみられないこと。
農家たるものとはあまり言いたくありませんが、
作らないと始まりません。作らないと売れません。
天候リスクを抱えながらも、一定以上の数量と質を確保
することは、生産者としては当り前のことだと思います。
 
当たり前だから、やった気になってませんか?
もっと増収できるんじゃないですか?
あなたの技術知識は正しいですか?
掛けた方がいいちょっとの手間を惜しんでませんか?
 
まずは売り先決めてから作る。これ素晴らしい。
でも、技術があるからできることです。
しっかり作れるから期待を裏切らない。
作れないなら、作ることから集中してください。
営業努力して10%売り上げをあげるなら、
10%増収の方が、伸びシロが大きいです。
そんな考えはさておき。
 
北海道rootsに集まるメンバーは、生産も営業もハングリーに学びます。
情報を公開することで入ってくることもよくわかってます。
自分に欠けていることもわかっていると思います。
そして何より他人を尊敬し合えます。
出会ったころのように営農について掘り下げたり
いわゆる農業論を長時間交わすことは減りましたが、
同じような価値観や向上心を持っているメンバーは、本当に楽しい。
 
今回のテーマは「農薬」。
メーカーではなく第三者的な視点から効き方や成分の影響など、
質問も盛んに飛び交うあっという間の4時間でした。
参加した農家は規模は1.2ha~120ha、科学農法や有機農法、
土壌条件や所有機械など様々な農家です。
濱本くん、赤木さん、野見山さん、小林さん、大竹くん、
髙野くん、東山くん、そして幹事の谷くん。
またよろしくね。今回これなかったメンバーも、また次回。
そして協力していただいた北農研のみなさま、
本当にありがとうございました。
どうか我々をスタンダードと勘違いしていただき、
今後も仲良くしていただければ幸いです。
そして来年は福島と盛岡で開催しますので、よろしくお願いします。

2013年2月9日土曜日

退任のお知らせ


REFARM北海道の世話人総入れ替えを行うことにしました。
もちろん、私の代表としての仕事も2/16が最後。

3年間、私がお願いした世話人5人と私と6人で、
無から有を作りだす活動ができたと思います。
世話人だけではなく、沢山のメンバーに支えられたお陰で、
沢山の人に出会え、沢山のことを経験できました。

一方では、イベントを行う際、他団体と共催する際、
各メンバーの考え方の違いから、意思決定が遅くなったり、
トンガリのない決定をすることがでてきたことに、
そろそろ潮時かとも考えていました。

私が考えるのは、
組織は常に活性化していくべきだし、
一部の人たちのために利用されてはいけません。
また必要とされるうちは続けるべきです。

続けるのに、最良の選択かと思います。
幸いにも、何人かに打診したところ、世話人をやりたいと言ってもらってますので
これから公募してさらに世話人を募ります。
みなさん、是非応募してください。

世話人が入れ替わることで、全く新しい組織になることを祈ってます。
目的や方針が変わっても、
誰が世話人をやっても、
イベントがどんな内容でも、
REFARM北海道を応援していきます。


以下、挨拶メールの内容です。

--------------------------------------

REFARM北海道のみなさま

こんにちは、世話人の内山です。

3周年を迎えるREFARM北海道ですが、このたび、世話人を総入れ替えします。

現在まで、今野徹氏、濱本壮男氏、金丸大輔氏、野見山朋秀氏、赤木陽介氏、
そして私内山の6名が世話人としてREFARM北海道を運営してきました。
これまで、イベントを考え、運営方法を考え、
それぞれの世話人の違った意見を楽しくひとつの方向にまとめなが
REFARM北海道の活動を支えてくることができたと思っています。

3年が経過し、考えが凝り固まってきたこと
地域や職場での役割が増して発足当初のように時間が作れないこと
企画がマンネリ化してきたこと
などにジレンマを感じながらの最近の運営でした。

そんな現状を打開すべく、色々と考えた結果、
REFARM北海道を新たな組織に革新させ、持続的な団体にするために、
世話人を総入れ替えして、引き継いでもらうことにしました。
我々がしがみつくより、新たな血を入れた方が、よりクリエイティブに、
よりエネルギッシュになるのではないか、と。

農家のこせがれネットワーク、REFARM北海道、他に類をみない団体です。
人材も豊富で、農家・生活者問わず、楽しい方々が沢山集まっている団体だと自負しています。
だからこそ、運営側の人材の活かし方でいくらでも楽しく、
期待感のある活動が可能になるのだと思います。

2/16の3周年イベントにて、新世話人の発表を行います。
新世話人については、今日から当日まで、公募します。
現在の世話人は全員総辞職しますので、
全く新しい組織を作ってほしいと思っています。
当日はたくさんのみなさんにお越し頂きたいと思っております。

「我こそは」、と思う方はもちろん、
「あの人を推したい」とか、「自信ないけど面白そう」、
はたまた「あいつらがいないならもっと面白くできるぜ」、
などなど、自薦他薦は問いませんので、
私もしくは世話人宛てにご連絡ください。

それでは、今後もREFARM北海道をよろしくお願いします。

2012年11月6日火曜日

晩秋ですなー

先日行われたREFARM北海道の収穫祭。
当日のゲストは農家のこせがれネットワーク代表の宮治さん!
 
自費で来ていただき、会費も全て払って頂きましたが、
その粋な心だけじゃなく、腰の低さには尊敬せずにはいられません。
親しみやすさ、プレゼンのキレ、6Kを引っ張る、
どれをとっても最高の男でした。
我々が農家のこせがれネットワークに居心地の良さを感じる
要因のひとつには、宮治さんが代表だからだと痛感。
 
本人は、「こんな扱いを受けるのは北海道だけ」と、
喜んでいてくれたようです。
良かった良かった。
 
そして翌日。
飛行機が19時ということで、おもてなしをしなくては、
と考えた我々REFARM北海道の有志。
 
そうです、普段農作業をしない宮治さんに、
少しでも農業を体験してもらおう、と。
まずは我が家で、と思ったら、思わぬ時雨模様に
3時間家の中でダベってました。
「こんなにゆっくりと過ごしたのは久しぶり」と。
 
次に野見山ファームへご案内。
ハウスのトマトの後片付け作業がたっぷり残っている、
ということで、何と初の農作業に。
養豚帽子に借りたツナギと長靴。
「俺にも農家のDNAが流れている」という言葉通り、
初めてとは思えない手早い作業にビックリ。
たっぷり3時間働いて帰ったそうです。
 
きっと、北海道がもっともっと好きになったと思います。
また来てくれるそうです。
REFARM北海道でも、みんながみんな、
「宮治さんと話せて良かった」、「代表は素晴らしい」、と言ってましたよ。
 
 
 
さて、久しぶりに秋晴れの中での農作業だった昨日。
 ハウスの農ポリを片付けたり、露地のイボ竹を抜いたり。
気持ちよかったので、写真を何枚か。

 
妻が15年付き合ったドコモからソフトバンクへ。
俺もそろそろかな…。

2012年10月24日水曜日

収穫祭あります!

私の農業生活を楽しくさせてくれている、農家のこせがれネットワーク。
 
北海道ではREFARM北海道として活動してます。
11月3日のイベントではメディアには出ない本物の農業を知ってもらう良い機会になるはずです。
 
是非ご参加ください!
 
 
詳細はREFARM北海道ブログ http://ameblo.jp/kosegarenet-hokkaido

2012年9月29日土曜日

本屋さんにて

札幌の紀伊国屋さんでのイベント、
サイエンスカフェに参加してきました。
(農家のこせがれネットワークつながりでご案内いただきました)
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/costep/news/article/191/
目的は、内容に興味があったことも然ることながら、
人が集まる仕掛けや興味を惹く仕掛けを探ること。
 
 
今回のイベントでわかったことは、
1.ちょっと知りたい、を満たす内容
2.わかりやすい事例と説明
3.会場の一体感と講師とオーディエンスの近い距離感
以上3つがポイントのような気がした。
 
REFARM北海道に生かせるところもあるし、
真似しちゃいけないところもあったなー(笑)
 
 
井上雄彦『空白』、
http://www.amazon.co.jp/%E7%A9%BA%E7%99%BD-Switch-library-%E4%BA%95%E4%B8%8A%E9%9B%84%E5%BD%A6/dp/4884183002
行きのJRで読んで、そのままハマって
先ほどまで読んでた本。
何かを止めて、何かを始めるって、
それなりの理由があるし、
それを言葉にするのって難しい。
漫画家なのに言葉で丁寧に内面を現してくれる
井上雄彦さんがとても好きです。
 
何かに流され、何かを忘れ、何かを省き、
自分に有利な論理を組み立てる。
見られ方や外的要因にだけ敏感になり、
内面の変化を認めず苦労をしない。
そんな自分の内面と向き合おう。
外に伝えるには、ブログよりも対面がいいんだけどね。
 
 
で、紀伊国屋のイベントと読書が重なり、
農作業も体に余裕が出てきたこともあって、
本を読みたい意欲が急に旺盛になりました^^
 
 
雑誌に加え、
小説もいくつか。
物語が嫌いだった幼少期。
三国志で史実が好きになりました。
小説が好きになったのは伊坂幸太郎のお陰ですが、
物語を愉しむことを教えてくれたのは三国志。
いろいろ読んできましたが、途中で諦めた吉川英治氏の
原文をわかりやすく書き直してくれたのがあったので、
また読んでみようと思いました。
 
でも、飲み会で三国志の話はしませんので、あしからず。

2012年7月24日火曜日

富良野満喫

果たしてない約束を果たしました。
アンパンマンショップに子供たちを連れて行く。
ここの遊び場は、自由でいい。
ムスメは他人のお父さんと楽しく遊び、
遠くからそれを眺めるのが好き。
 
ひねくれている自分が言うのもなんですが、
純粋に育ってくれーと願うばかり。
 
で、こうなりました。
 
 
 
その後、農家のこせがれネットワークで知り合った
農家仲間のスイカ農家・柿原さんの畑へ。
約4haのスイカ栽培ですよ!
露地が約3ha、ハウスが1haですって。
スイカ畑の緑色は、他の畑の緑とは異質です。
 
今は球回し(ズラシ?)といって、スイカの球をひっくり返して
まんべんなくお日様にあててあげる作業。
腰が大変、といっても、球は7-10kgある!
アスパラの腰への負担とは比べられないな。
着果したスイカひとつひとつに目印の棒を立てて、
状況を見ながら剪定(摘果や様子見など)をして、
天候を予想しながらひとつひとつの球を仕上げて行く。

うちのアスパラも露地が多いですが、リスキーですよね。
そして手作業やヒューマンスキルを要する作物だから、
やっていけてるんだよな、とここでも再認識。

 
ちょっと、感動ものですよ。
管理作業や歴史を聞いてると。
スイカの話を当たり前のようにする柿原さんですが、
ご家族も含め、怪物です。
畏敬の念を抱きます。
  
青いのは農協出荷用の浅いスイカ用コンテナ。
農地は山の裾の火山灰(砂壌土)で、石英がピカピカしてた。
水捌けも良いし、アスパラに向いてるなー、と思ってたら、
お父さん曰く、40年くらい前にホワイトアスパラを作っていたそうです。
きっと良いアスパラが取れたことでしょう。
道路沿いにはアスパラ畑も多く、楽しいドライブでした。
 
 
そしてスイカを購入。
収穫の端境期といことで、自信作ではないものを、
無理やりお金払っていただいてきました。
もちろん、愛のある感想を言うつもり^^
 
 
柿原さん、本当にありがとう!!
 
 
そして我が家はいま、フルーツ王国です。
王国というのは、1Q84を読んでるからですが…。
スイカ、メロン、サクランボ、モモ・・・。
仕事の疲れがぶっ飛びます。
 
 
仕事の疲れと言えば、今回の旅でも
子供の面倒をみるだけでグッタリでした。
楽しいんですが、ぐったり。
そうすると、仕事意欲が増します。
こんな辛い思いをしなくてすむ仕事って、素敵、と。
  
 
どうでもいい話ですが、
富良野のローソンで、ふと店員さんの名札に目がいく。
四月朔日。
んんん???
 
で、名前ですよね?何て読むか教えていただけませんか?
とここ最近では記憶にないくらいの低姿勢で聞きました。
 
 
 
 
 
わたぬき、さんです。
ちょっと感激しました。

2012年2月26日日曜日

REFARM北海道2周年

2/25、農家のこせがれネットワーク北海道(REFARM北海道)
の2周年イベントを行いました。
 
設立発表会、REFARM北海道の立ち上げからもう2年か…。
今回もたっぷりの内容。
といいつつも、客観的視点でのイベントは、士別の谷氏のブログ
または今野徹氏、菅野義樹氏のFBページを見ていただきたいです。
 
 
ここからは、私の反省を。
 
ディベート、私が管理していた推進側のAグループが負けちゃいました。
もう少し勝つための方法を教えた方が良かったかな。
打ち合わせを2カ月行ってきましたが、参加してくれた人たちの
ほとんどが、ちょうど当日に来れないという事態。
学生さんや農家さん(頼まれたとは言え推進を言うには勇気がいる)に
任せましたが、本当に考えてくれましたね。
考えたて臨んだ結果を受けて、さらに考えを深めて行動してくれると思います。
 
ワールドカフェ、ちょっとテーマが大きすぎたかな。
地域と農業を語るワールドカフェ、で、「地域と農業の理想の関係」。
いっぱいいっぱいの中での全体セッションも、ファシリテーターとしての
経験不足が露呈してしまう情けない状態に。
 
いつも支えられているとはいえ、世話人だけじゃなく、
参加者のみなさまに感謝です。
今回も会えてよかった。 
写真は2次会の世話人たち。

 
今回のイベントは時間と気を遣ったと思う。
2周年だし、中規模イベントもこなれてきた感があるため、
一度気を引き締めようと。
 
空周りもあったが、懇親会が盛り上がったので、ヨシと。
仲間との時間、語り合える空気、この場だけの感情、
それが刺激になり、溢れるモチベーションとなるのだ。
人に恵まれていることが自分の一番の武器だと、
転職の面接でよく言ってた。
本当にそう思う。

2012年2月2日木曜日

REFARM北海道2周年

お知らせ遅れました。
 
農家のこせがれネットワーク北海道(REFARM北海道)の
2周年イベント、2/25に開催決定です!
是非ご参加ください!
 
http://ameblo.jp/kosegarenet-hokkaido/

2012年1月20日金曜日

REFARM北海道世話人会

REFARM北海道(農家のこせがれネットワーク北海道)の世話人会を
我が家を会場にして行いました。
世話人は6名。
札幌の今野さん、岩見沢の濱本くん、三笠の野見山さん、
栗山の金丸くん、赤井川の赤木さん。
 
場所が北海道各地に分かれているため、普段はスカイプ会議ですが、
年に1,2回は集まって、どっぷりと会議。
昨年の反省と今年の活動方針について。
 
内容の前に、本当に楽しい人たちなんですよ。
この人たちと一緒だから、続けられるんだな、と、
1年ぶりに実感した。
 
イベントのこと、今後のこと、農業以外のことなど。
我々の世代だから感じてできることをやっていこう、とも。
やること、山盛りになりました。
これからのREFARM北海道にも乞うご期待!

2012年1月13日金曜日

新年会

地元連合会を入れて、今年は2つの新年会。
写真は赤井川で行った北海道Rootsという
農家のこせがれネットワーク北海道の中の農家で、
農業を真剣に追い求める人たちの集いの新年会。
9日は二川くんのお宅を借り、少人数ですがワイワイと。
Rootsのメンバーはそれぞれ北海道では有名な人たちで、
農法や規模、売り先などさまざまな農家の集まり。
それでもお互いを認め合って、自ら向上したいという
本当にモチベーションの高い人ばかり。
愚痴のない飲み会、やはり最高に楽しい。
 
翌日10日はボードへ。
二川くんの家から見える朝の景色も美しい。
みなさん、今年も1年よろしくお願いします。
 
 
で、私はこの後、ひどい熱を出しまして、昨日は病院に。
咽頭炎からの発熱だそうで、
私は38.6度、妻は39.4度まで上がりましたが、
もうふたりとも元気です。
 
やること沢山あるのに、遊びと風邪で5日をフイに。
急に忙しくなった気がしてます…。

2011年12月31日土曜日

粋な心遣い

新年になりませんが、フライング気味で投稿です。
早いに越したことはない。
スピードは最優先課題。
 
あっぷりんご園の水木さんからリンゴのギフトが届きました。
ふじと王林、無添加のリンゴジュースとリンゴジャム。
で、味の前に、あれ?
見たことあるようなラベルが・・・
おおおおーーーーーー!!!!
なんて粋な計らいなんだ。
ブログの写真がラベルに!
 
積水ハウスの営業時代、「期待を上回る提案」
が会社方針だったし、自分も目標としていた。
難しいけど、こんな風にあっさりされちゃいました。
友人とはいえ、感動しますよ。
送る方の手間も知ってるから、余計にびっくり。
このひと手間(実際には4手間くらいかな)が、いまの自分に足りない。
 
フジ、とても果肉が詰まってて、なめらかな味わい。
もう少し酸味がある方が好みですが、
トゲがなく、優しい味わいです。
3年前の農家のこせがれネットワーク設立発表会にて
リンゴジュースを試飲させてもらいましたが、
その時もトゲがなくて優しい味だな、と感じましたが、
その印象がそのまま蘇りました。
ジュースの何の種類のリンゴが使われてるか知りませんが。
 
王林の方が好評のようなので、楽しみです。

 
で、最後はいま読もうとしてる本。
正月は大学駅伝と読書と営農計画に明け暮れる予定!

2011年12月27日火曜日

REFARM北海道の勉強会

昨日、札幌にて『TPPから考える明日』という
イベントを行いました。
主催は農家のこせがれネットワーク北海道こと、
REFARM北海道です。
また写真を撮り忘れましたよ、すみませぬ。
 
年末にも関わらず、40名強の方々にお集まりいただきました。
北大の東山氏、経営コンサルの依田氏に話題提供をいただき、
その後、10人×4組でグループディスカッション、
さらに20人×2組でグループディスカッション。
視野を広げてもらう、他人の意見を受け止める、
といった基本ルールの下、みなさんが何かを得ていたら幸いです。
 
意見を統一するつもりは毛頭なく、
勉強会と言うよりも意見を聴く会、的なノリ。
TPPという広くわかりにくいテーマに、戸惑いも多かったと思いますが、
自由で本音に近い意見も結構出ました。
私同様、頭の固い社会人には目から鱗の話もあったかと(笑)
 
20人のグループは事前にアンケートに回答いただき、
任意にグループ分けしました。
この2グループで2月下旬のREFARM北海道2周年イベントの
一部、REFARM北海道的TPPディベートをやってもらうつもり。
 
グループごとに交流を深めてもらい、議論を深めてもらうのは、
東京の農家のこせがれネットワークの朝大学からいただいた戦術。
ちょっと状況が違うけど、きっと旨く行くはず。
 
 
でもでも、こうしてイベントの企画・運営ばかりやってると、
「たまには参加して、大いに暴れてみたい」衝動に駆られます。
キャラじゃないんだよな、調整役・進行役なんて…。
この冬、どこかのイベントで暴れたい!!
 
 
それにしても、久松さんのブログに紹介されると、
アクセス数一気に増えるなー。焦る(笑)

2011年12月13日火曜日

イベントのお知らせ

じゃんじゃんご参加ください!
REFARM北海道『TPPから考える明日』

タブーに挑戦、的なノリです。
つまらないでしょ、反対か賛成か、なんて。
考えましょう。そして、生きましょう。

2011年12月7日水曜日

貫井園のしいたけ

 

届きました!貫井園の原木しいたけ!

わがままな私が、「一番美味しい時期に送ってください」
とお願いして、本日届きました。
 
素敵なパンフレット中の「ひき肉とエビの肉詰め」を
妻に作ってもらい、いただきました。
旨い。こんなしいたけ、初めてです(^^)
肉厚・ジューシーで、香りがとってもあります。
次はてんぷらにしよー。
 
貫井さんとは出会って3年。ようやく頼めました。
美味しい農家さんからのお取り寄せ、病みつきになります。
次は青森のあの人かな…。

 















 
 
 
ムスコよ、雪が嫌いなのだな(TT)



2011年11月28日月曜日

萩原さん来た。嬉しい。

http://www2.pipaoi.jp/ict/i/detail/123
萩原義弘さん、農家民泊に来ていただきました。
といっても、写真家さんの写真を撮り忘れた大バカ者です。
 
芸術的なセンスが皆無に近い私は、
アーティスト、クリエイターなどをとても尊敬しています。
貴重なお話をたくさん聞かせてくれました。
 
凄いことやっている人って、
自分が凄いってことは話さないですよね。
当たり前にやってるから、なんでしょうね。
自分のことたらたら話す人って、苦手です。
話してくれなくても、会話してたらわかりますし。
 
 
11/27には、REFARM北海道の収穫祭が開催されました。
私は世話人代表でありながら、内容にはノータッチ。
全権を実行委員にお任せです。
イベントは、自由に企画できる方が面白いですよね。
で、内容については、REFARM北海道のブログが
更新されたら、リンクを貼ろうと思ってます。
 
今回のイベントは、新しく参加される方が半分くらい
いたような印象を受けました。
今までになく、農家が少なくて、一般の方が多い。
で、一番来てほしいkosegareが少なかった…。
新たな出会いが新たな気づきを与えてくれたことは、
言うまでもありません。
誰もが主役で、プレーヤーである、という集まりなので、
受動的な参加者がいないことは誇っていいかな。

2011年7月7日木曜日

いた!

昨日、アスパラの視察に行きましたが、いました!
凄いアスパラ農家!アスパラ野郎!
 
科学的な裏付けをもとに、2~3t/反の収量を上げています。
情報の公開はできませんが、他にも同様の農家が1,2件あります。
 
話が盛り上がり、帰宅時間は19時予定を大幅に遅れる23時…。
アスパラの話をガッツリできる人と仲良くなれて、本当に嬉しい。
冬にアスパラ合宿をする約束をして別れました。
 
そういう人は、だいたい自分で売り先を持っているから、
農協の研修とかアスパラ部会の研修のルートでは巡り合えない。
 
そうです、農家のこせがれネットワークのお陰です。