2024年11月20日水曜日

農作業一段落の初冬

9月の投稿から、片付けが一気に進み、雪景色の北海道です。

11月7日に初雪が降り、最高気温も10度まで上がらない日が続いて、

アスパラの転流活動も終息しました。

よく頑張ったアスパラは、今年よりも美味しいアスパラになるはずです。

昨年もそう思いましたが、今年の温度から、ほぼ確実だと思います。

人間がやることよりも、天気や運による結果要因が半分以上を占めます。

そうならないように努力はしても、結果はいつもそうなります。

だから、諦めないことと、諦めること、どっちも大切。


今年のコメの価格高騰は、食用の米を作っている農家にとっては、

これまでの苦労が報われたのかも知れません。しかし、

食用ではなく飼料用や、米以外の畑作物を作った農家にとっては、

そこまで大きな恩恵はなかったと推察されます。

それでも北海道においては天気が良かったため、

昨年に比べて収穫量は増加した農家がほとんどだと思います。


うちやま農園もその波に乗りたかったのですが、

アスパラは昨年より微減、その他の作物は微増だったので、

ほぼ昨年並みの収支となりました。

カリフラワーは3年ぶりに収穫できたものの、

栽培の難しさを痛感。

アスパラ畑の後作でこそうまく行くけど、

更の農地で作るのは難しい。


毎年毎年、何らかの変化がやってきて、何らかの対応をして、

それでも経験値はどんどん上がっているので、

言い訳せずに前向きに経営していきたいです。

11月6日には、お得意先の懇親会があり、

東京でバイヤーさんと農家が集まりました。

今時珍しい企画ですが、やはり、有意義。

人が会うことのパワーは絶大です。


こちら、10年ぶりくらいにパープルアスパラを植えました。

ギフトになるのは2026年ですが、

他の農家がどんどん作らなくなった今こそ、

楽しんで作れそうなので、皆さんも楽しみに待っていてください。


毎年のことですが、1年間のスケジュールはほぼ決まっています。

2月下旬から雪かきとハウス被覆スタートして、

4月から9月が繁忙期、そして11月上旬で農作業終了。

11月中旬〜下旬にお得意先にお礼に伺いつつ、来年の相談。

12月は決算前の資金調整や年末の何となくの忙しさと体休め。

1月には家族旅行入れつつ、趣味の読書、経営計画、

人と会うことを2月中旬までやり、そして雪かきスタート。

メリハリがあると思いますが、体調は仕事に応じて変化するので、

年とともに効かなくなった無理を、熟練の技で効率化します。

まあ、限界はありますね。

だからこそ、家族もスタッフも、健康第一、家庭第一、なのです。

プレイベートの充実のためにビジネスを充実させるという

本来の快適な生活のために、今年も残り数日を楽しみます。