2010年2月28日日曜日

北海道農業者サロン


2月23日~24日、洞爺湖で行われた講習会に
参加しました。講習会の内容よりも、顧問の方に
直接聞いたり、話してくれる内容の方に興味が
あって行ってます。ホント、何でも知ってるんです。
 
写真左がその一コマ。講師は蔦谷先生。手前が父。
右は発芽したサトイモです。
サトイモの他に、トマトとパプリカが発芽揃いました。
 
サロンには父が加入していて、いつもついて
行ってます。だって、とても勉強になるから。
この会のお陰で農業のことが面白くて仕方ないと
思えるようになりました。
 
何を考えたらいいのか、何を考えるべきなのか、
そんなことを教えてくれます。そこから自分が
どの知識を経営に活かしていくかを選択する。
ですが、やりたいことだらけになってしまってる(笑)
 
集まりですが、北海道農業者サロンは技術と
農業哲学においては欠かせません。
 
そういえば、2月23日に北海道新聞2面の
「ひと2010」に掲載されました。
冷やかしの電話がいっぱい…。緑のセーター、
いつもは着てないですよー

2010年2月20日土曜日

ひつじの町、士別


19日20日と、旭川の北にある士別市に行ってきました。
目的は、REFARM仲間の谷くん、石黒さんに会うこと、
士別と交流して見識を広めること、一人旅を楽しむ、
などなど。
 
写真は、ランチを食べた「Restaurant μ(ミュー) 」。
左がラムのカルパッチョ、
右が子羊のモツとトマトソースパスタ。
味付けは素材の味を活かす程度に抑えられ、羊の香りと
食感を楽しめるという、かなりの美味しさ。
 
行って気付いたのは、一昨日読み終えた村上春樹の
「羊をめぐる冒険」の舞台では?ということ。聞くと、それは
もっと北の美深町だった。残念。
 
谷くんと会談後、士別の「BLUE SEEDS」という農業青年の
会の人たちと飲んだ。というか、強引に参加した。ちなみに、
宿泊させてもらった谷くんの家も、強引に行くことにしたのだ。
リーダーの大友君、新加入の中山君、遅れて佐藤君が来た。
積極的に農業を行っている姿勢がとても気持ちよく、僕の
意見を聞きつつ、自分たちの思いも忌憚なく言ってくれる。
気持ち良すぎて、飲みすぎた。1カ月後に再会を期す。
 
士別の農業については感想を書けるほど深く情報収集は
していない。人口も23,000人くらいだから飲み屋街は寂しく、
シャッターも目立つ。買い物は大型量販店が市街地に集中
しているのでし易いと思われる。目立つのは、釣具店。
天塩川での釣りが最近注目を集めているらしい。
昭和29年に1町4村が合併した町なので、面積はバカでかい。
サムライ士別(たぶん標津との区別で言われている)という
だけあり、農家ごとに独立心が強い気がした。
 
谷くんは英語も堪能で、世界の農業情報を集めて経営の
かじ取りをするようで、その勉強量や意欲には敬服です。
僕の持っている本の10倍の量が部屋に並び、人脈も
数倍ありそう。お父さんとお母さんは非常に温厚で優しい
人なのに、どうやったらあんなにガツガツした子供が育つ
のか、とても興味深い。谷くん、褒めてるつもりです。
谷家には突然の宿泊を受け入れていただき、さらには
お土産までいただき、感謝、感謝です。お言葉に甘えて、
また行こうと思います。
 
谷くんは、彼女とうちやま農園に遊びに来てくれるそうなので、
それも楽しみ。どう弄ろうかと…。

2010年2月18日木曜日

REFARM北海道イベント

3月6日に開催します。内容は下記の通りです。
http://ameblo.jp/kosegarenet/theme-10009297674.html
農家のこせがれネットワークの主旨に賛同できるかた、積極的な参加をお待ちしてます(^^)
 
もうすぐハウスの除雪が始まります。体も休めたし、また多忙な農作業が待ってます。
 
本日、我が家に父の友人が集まり、私も参加。農業の熱い話から裏話まで、楽しい話が飛び交ってました。そこで、私にチクリと「農家を儲かると言うな」と。その真意は、労働に対する適正な対価を得られる仕事ができるのが農家であって、決して不当な利益を得ているわけではないから、というもの。キャッチーなんで、儲けるという表現を安易に使っていたことを反省。適正な対価、についてはそれぞれ見解あると思いますが、それを得られるようになるための努力が半端じゃないことは確か。収入の半分以上が補助金というわけのわからない農業経営は、見直すべきだ、ともその人はおっしゃってました。経営感覚のある農家の話は、本当に勉強になります。でも、その人は品質の高い作物を簡単に作っちゃうから、ちょっと考えが及ばないところもあり、尊敬しちゃう人なんですよね。ご近所で良かったなー、と。

2010年2月6日土曜日

本について

私は、初対面の人や仲良くなりたい人に、どんな本を読んでいるか、どんな映画を見るか、休日の過ごし方をどうしているか、よく聞きます。その中でも、本がその人を短時間である程度わかるには良い材料です。
 

 
それで、私を理解してもらうのひとつの手段として、この冬こんな本を読んでます、という企画。強引ですね、すみません。雑誌はキリがないので載せません。
 
小説は、この冬も村上春樹にはまりました。ハードカバーは重たいので文庫しか読みませんが、海辺のカフカは最も面白かった。自分と向き合う物語や、道徳的にキワドイ部分を読んでいくのが楽しいですね。「Ran!Ran!Ran!」は駅伝の話ですが、主人公が後半全く走らない話で、遺伝子組み換えについても書いてある、超読みやすいストーリー。感動します。
 
「ガンジー」は娘のためにという名目で買いました。「食糧格差社会」は現場から離れた農業への視点が欲しくて読みました。「根物語」は単純にタイトルに惹かれました。「戦略思考コンプリートブック」は、5,6年前に呼んだんですが、ビジネススキルが落ちたのを懸念して読み直しました。
 
一番勉強になっているのが、「風景のコスモロジー」です。コスモロジー=宇宙観。米を作り始めて自然に逆らった生活を営み始めた農耕文化の発達とともに、人々の中に備わった、恐怖。自然への恐怖、人口増加への恐怖、死への恐怖。そこにコスモロジーが生まれ、またこれらを克服するために更に文明を発達させて、また新たな恐怖を生んでいく。それを、風景という視覚でわかるものを通して、日本の文化を再考する、という本かな。農家をやっていく上で、読んでおいて良かったな、と思いました。買った理由は、カバーが格好良かったことと、農村風景の蘊蓄に役に立ちそうだな、と思ったからですが、それ以上の大きな収穫でした。
 
娘がいるお陰で、私も妻もゆっくり本屋に行けないのがストレス。本屋さんでじーっくりといろいろな本を品定めして、買う。これが子供が一緒だとできないんですよね。しかしこの冬、1日だけその時間をもらいました、僕だけ。あの2時間はホント幸せだった~

2010年2月3日水曜日

REFARM北海道はつづく…

先日、実行委員会で軽く打ち合わせしました。
 
アツい人たちの集まりは、話も尽きず、意見もいっぱい。充実する半面、決定には時間がかかる。でも新しいことを始めるときは、初めが肝心。人財がそろって、同じ目的のもとに行動することがコミットできれば、走りながら修正していける。農家と生活者とこせがれの3者が集まる場の提供が基本ですね。冬の間に新しいことをじっくり始められるのって、農家のいいとこかも。
 
いろいろな企画を実現する場を作る側ですが、まだまとまってないので、まとまり次第、まずは設立発表会にきた皆さんにMLで紹介・相談して、その後にリリースしようかと。
 
 
それと、先日の農法について書いたブログ、記載に間違いがありましたので、赤色で訂正しました。失礼しました。