2009年5月30日土曜日

畑の野菜について


 にんにくです。うちやま農園では、20年くらい前に大量に作っていましたが、立茎アスパラをはじめたことによっての繁忙から、栽培は500株くらいに限定しています。綺麗な6片のにんにく、今年も楽しみです。ちなみに、にんにくの栽培は母です(^^;


 こちらは、ソラマメ。主枝を摘み、脇芽が3本立ってきまして、花芽もつき始めています。昨年、思った以上に上手に作れたことと、もともと好きだったソラマメが、新鮮なものはさらに美味しいとわかったので、昨年の40粒から460粒に増産しました。北海道のソラマメ、数が少ないですが、いい戦力になりそうです。


 自然薯はご存知でしょうか?北海道にも自然薯の在来種が存在し、その種を購入できましたので、ことしから自然薯試験栽培します。写真がわかりにくいですが定植がおわった状態です。自然薯は織田農園さんから仕入れたもので、品種名は「掘れ掘れねちっこ」。かのウサイン・ボルトも毎日食べていたといわれるほど栄養満点の野菜です!平地で、かつ泥炭土壌でどう育つか、楽しみです。

2009年5月29日金曜日

ジェイアール名古屋タカシマヤにて

販売、終了しましたー!

昨年並みの売り上げはなんとかキープできました。インフルエンザの影響が名古屋にはなかったのが救いでしたが、昨年よりは景気の悪化を実感しました…。
百貨店さんからは催事のお誘いをよく受けるのですが、すべて断っています。しかし、タカシマヤさんとはある共通認識があるので、出店させていただいております。それは、良いものを売る、ということです。百貨店では売り上げのうちの数%を出店料などで徴収するため、売り上げが沢山あがる会社を呼ぶ傾向があります。しかし、タカシマヤさんは、売り上げよりも本当に美味しいものを置きたい(もちろん最低限は売ります)、とおっしゃっていただき、且つ、生ものなので、完売しても構わない(棚を空けることは小売店では厳禁)、とおっしゃっていただいております。この2点を了承いただくことは、なかなか難しいのです。ジェイアール名古屋タカシマヤさん、いつもありがとうございます!そして、何度も来ていただいたお客様、ありがとうございます!
そういえば、『ブログ見ました!』と来てくれたお客様がいたのですが、サービスし忘れたんです(妻のブログを呼んでなくて…)。もしこのブログを読んでたら、コメントしてください。


こちら、帰宅後すぐに、好評だったホワイトアスパラを露地でやろうと、試験で土盛りしました。
品種はメリーワシントンなので、これまでのコロポックルと違った味がするか、楽しみ。


ハウスの中は、すでに立茎アスパラが2mくらいに成長していました。
右の写真は、露地の立茎準備中。反対側までは200m・・・

2009年5月19日火曜日

今年も来ました!

名古屋高島屋のウィークリースポットで明日から1週間、アスパラ売ります!

前乗りして、名物キシメンで腹ごしらえ。売るぞー!

2009年5月18日月曜日

ホワイトアスパラの『アスケン』


 今夜の夕食は、『アスケン』さんのホワイトアスパラ。
太くて逞しいフォルムで、味は香りが豊かで、苦味が
適度(アスケンさんは、今年は苦味が足りない、と
言っておられました)な、おそらく本物の美味しさ。
 ホワイトアスパラについては、うちやま農園は
作付2年目なので、ほぼ素人です。同じアスパラでも
管理方法や土壌・肥料の影響などが異なるために、
33年のグリーンアスパラの知識だけでは足りません。
 昨年、北海道大学の前田先生(現在は弘前大学)に
お願いしてアスケンさんを紹介してもらいまして、
情報交換を行っております。
 農作物についてよく思うことは、農家はもっと他の人が
作ったものを食べてみるべきだし、本当の野菜の味とは
なにかを求める方がいいんだろうな、ということ。
 『うちのが一番美味しいよ!』なんてよく耳にしますが、
食べ比べをせずに言える言葉ではないし、百人百様の
好みがある中で、一概に一番とは言い難い、のでは?
 また、アスパラはホワイトもグリーンも、春の萌芽を
するため、野性味というかエグミというか苦味というか、
昆虫や小動物から身を守る自己防衛の物質を体内に
もっています。それを楽しんで味わうのが冬眠から体を
起こすことになるし、人間にない能力も『いただく』という
ことになる、のではないでしょうか。
 あ!こういう食育をもっと体験農園で広めていきたいな!

2009年5月17日日曜日

圃場にて


ムラサキアスパラの圃場にて、チュッ、です。

そういえば、糖度が高いムラサキアスパラは霜に
あたりにくいのですが、今回はグリーンよりも
あたっている割合が高い気がします。なぜ??

一般的には、泥炭が多い土地では糖度が乗りにくい
ためか、霜にあたる数が増えますし、堆肥と粘土などで
土づくりができている圃場では、あたりも少ないです。

2009年5月16日土曜日

霜が降りました(TT)


 15日、アスパラを収穫し始めて33年目にして、
最も遅い時期の霜が降りました。

 写真のアスパラ、色が濃くなっている部分が、
霜にあたった部分で、細胞組織が壊れてしまうため
味もぼけて、萎れていきます。
 当然、正品にならないので、廃棄処理。
 畑のアスパラの約1割がこのような状態。
正確な被害額は出せませんが、100万円までは
いかない程度でしょうか…。

 去年に比べればまだマシですが、美味しさを
求める露地栽培でのリスクはこんなところにも
あるんです。


 さて、14日に市場視察に行った際に購入した、
アスパラソヴァージュです。これは確か、キク科の
植物で、ユリ科のアスパラとは直接的な関係は
なさそうです。フランスから空輸されているのですが、
これで398円は高すぎでは??
 ただ、アスパラ屋としては、作りたいな、と思い、
購入済みの種を播きました。


 こちら、札幌の有名な八百屋さん、杉原商店で
買った加賀太キュウリ。ボリュームとみずみずしさは
素晴らしいですが、キュウリ臭さが消されすぎていて、
私にとっては退屈な味でした。

2009年5月15日金曜日

一本150g!


先日掲載したフランスのホワイトアスパラがありましたが、
うちやま農園でも、どっしりとしたホワイトアスパラがとれました。

味は、ジューシーで、甘み・ほろ苦さも心地よく、食べやすかったのですが、
残念ながら、味の華やかさ、深みでは、敵いませんでした。


こちらは、畑の状況。
好天にも恵まれ、本当によく萌芽してくれています。
しかし!本日未明には霜が降りる予報です…。
昨年は5月9日に遅霜が降りたおかげで、甚大な被害
を受けたのですが、未明にまた降りることがあれば…。
露地栽培は、自然環境に耐えるために美味しいものを
作ることには最高の環境なのですが、自然災害には
ある程度、心の大きさが必要ですね(^^)
両親はなれているようですが、私は気が気ではありません

2009年5月11日月曜日

名古屋からの御一行様


 毎年の恒例行事となっております(^^)
 今年も名古屋からお客様が体験農園にいらっしゃいましたー
 
 昨年はちょうど遅霜が降りた後の最悪の条件でしたが、
今年は収穫開始直後という最高の条件のアスパラを
収穫してもらいました。また、食にも関心がある方々なので、
父の話も熱心聞いてました。
 山菜狩りのように、奥へ奥へいって
しまいますねー、などと言いながら、皆さん3Lくらいのアスパラ
ばかりを収穫していきました。もう目が肥えてます(^^;



家族連れの方も、子供と一緒に収穫作業。
宝探しのように、探しまわってますね-

楽しんでもらえて良かったです。
ありがとうございました。

2009年5月7日木曜日

次々とアスパラガス

 こちら、昨年定植したアスパラ畑です。

 見難いかもしれませんが、手前の機械はアスパラ収穫を楽にするもので、アームを伸ばしてアスパラ籠を積んだテーカーを引っ張るんです。だって、ここの畑は1町2反。片道200m以上あるんです。全部の畑をソリ引っ張って歩いてたら、日が暮れちゃいます(^^;

 
 こちらは、上の畑の隣にあるハウス。ここでは、4月3日から収穫したのですが、そろそろ株の力がなくなってきたので、立茎栽培の準備に入っています。剪定してよいアスパラだけを立てていく作業で、これがかなりの手間。でもきっちりとやることで、20年くらい、よいアスパラがとれるんです。実際、16年目の株でも、2Lクラスがいっぱい取れてるんですが、この立茎栽培による株養成のお蔭なんです。剪定期間が50日ほどあるので、ハウスの立茎栽培アスパラは6月下旬から収穫開始。その時期は露地のアスパラがとれなくなるとき。要は、4月から9月まで出荷を切らさないという、当農園の強みのひとつでもあるのです。



 こちらは番外編。
 アスパラ収穫の合間に食べる
「日本ホウレンソウ」です。
生で食べてます。美味しい(^^)

※リンク先の畑からの風だよりの久松さんから注文があり、発送しました。ブログで「もう他のアスパラは食えないかも」なんて、最高のほめ言葉ですよね!嬉しーっ

2009年5月4日月曜日

アスパラ刈り

体験農園の1プログラムの
アスパラ刈り」に 大学の友人一行
が来てくれました!

写真が後先ですが、上は、刈り取り後の
バーベキューの様子。自分で収穫した
アスパラを網の上で炭焼きしました。
私も食べ、やはり、美味しい(^^)

下の2枚は、畑での刈り取り風景です。
まだ気温が低いので露地のアスパラは
トンネルを掛けたもののみが萌芽してます。

すこし取りにくいのですが、みなさん、
持ち帰るお土産アスパラを、自分の鎌で
一生懸命とってましたー



お気楽な娘も来ておりまして、
農園にそぐわない格好でしたが、
汚れることもなく、楽しんでもらえました!

本格的な体験農園は、5月20日くらいからの予定です。

本場のホワイトアスパラガス


太いっ!!
左のホワイトアスパラガスは、
フランスの農家が作っているもので、
札幌の高級フレンチで使われている
ものです。
2Lサイズなので、その大きさが
お分かりいただけると思います。
肌はちょっと難ありですが、味の方は、
輸送で時間が経っているのに、ホワイトの香りとほろ苦さが口いっぱいに広がります。
当農園のものとの単純な比較は無意味なので、別モノ、として考えます。
経営上、こだわり上、オリジナリティ、好み、などなど、ありますからね。
それにしても、フランスでも指折りの農園ということですが…。世界は広い!
おそらく、世界一のホワイトでは?と、アスパラを提供してくれた有名な八百屋さん。

2009年5月1日金曜日

料理してみました


 昨年から丸1年ぶりに、アスパラ料理
しました(^^)
 手前は、ムラサキアスパラをざく切りに
しただけで、奥は、グリーンアスパラと
ホワイトアスパラにオリーブオイルを塗って
塩コショウ振って、魚焼きグリルに入れて
焼いただけ。これが、うまみが逃げずに
中に凝縮されて、旨いのです!!
 さて、1年前の内容をみると、結構幼いな、と感じます。知らないことが多すぎ。
でも、知らないからこそできる(怖いもの知らずってことと思います)ことって、
沢山ありますよね。
 これまでやった、大ケガ、転職、就農、その他多数の挑戦など、詳しく知っていたら
やらなかったことが多い。自分の選択には後悔はありませんが、知らなくてよかった
と思うことは多々。
 ちなみに、アスパラの3色セットもそのひとつかも。手間がかかってかかって…。
アスパラ屋としては、当然やるべき、と思いましたが、これまで2代目が手を
つけなかった理由がよくわかりました。
 じゃあ、止める?まさか!!こんなに美味しいのに!