2015年8月30日日曜日

秋アスパラ!?

春のアスパラ、夏のアスパラ、があるってことは、
秋と冬もアスパラはあるの?

冬は雪の下なので今の技術では難しいですが、
かろうじて、「秋アスパラ」はあります。

春の味が濃くて滋味の強いアスパラ、
夏のあっさりして栄養価が高いアスパラ、
秋のすっきりしつつも春のような甘みがあるアスパラ、です。

ただ、秋アスパラは条件が厳しい。
昨年も一昨年も2,3日しか取れておりません。
それが今年は、すでに秋アスパラの様相が!

その条件とは、
・最低気温が13-16度くらいをちょろちょろすること。
・晴れの日が続くこと。
・上記が3,4日続くと出てきますが、雨が降ったり
 温度が高すぎたり低すぎたりするとまたリセット。

でも、取れるか取れないかわからないアスパラを売るわけには行かないので、
運が良かったら当たります、という程度にしています。
この時期ご注文いただいた方には、春以上に気象状況に注意して送ってます。

秋アスパラ、うちでも名残のアスパラとして
さらに食欲が増す存在です。



攻めの農業緊急対策事業で建てたハウス10棟。
ようやく完成し、

水道工事や電気工事も完了し、

残りの資材も納品され、

少し落ち着けるかもしれません。
やりたいことは山ほどありますが、仕事に追われることはないかも、です。

しばらく天気もいいし、またがんばろう!



追伸:8/23、ミスターチルドレンのコンサートに行きました。
たまらなく素晴らしかったです。
さらにファンになりましたし、桜井さんの歌詞にされに惚れ込み、
現在は問答無用のモチベーションに襲われております(笑)

2015年8月28日金曜日

小さな決断

今年の夏は、休めない!という半端なじゃない多忙感です。

いやー、いつもとペースが違いすぎますね。
既存のアスパラ畑4haを管理しながら、
新植を4ha平行させるというのは、本当に苦しいです。

昨日、ようやくハウスの定植も終了しましたが、
植えた箇所の草取りが同時進行していて、
8月はパートさんもフル稼働。

この後は余ったポット苗で補植を行いつつ、
セル苗の鉢上げと草取りを延々と、という作業。

基盤整備を恨むつもりはありませんが、
定植から3年かかって収穫となるアスパラの
畑を全てリセットする、というのは、作業負担が大きすぎます。


何を決断したかというと、
就農以来取り組んできた「美味しい野菜をつくりたい」という
気持ちだけでやってきた家庭菜園のおすそ分け。
こちらを今年限りにしたいと思います。
8年間、やってきましたし、お客様にも喜んでいただいておりましたが、
今年はアスパラの繁忙により全く畑に行けず、
母にほぼ全てを任せてしまう状況。
母は母で選別作業に忙しい中での野菜作りなので、
これまた手間も中途半端となり・・・。

来年・再来年・3年後くらいまで、中止し、
その後はアスパラの収穫量が回復次第再開します。

アスパラへの情熱と作業負荷を最優先させたいので、
苦渋の決断ではありますが、ご理解いただけるとありがたいです。
野菜だって、手間を掛けた分だけ応えてくれます。
愛情で美味しくなるという意味は、そこです。手間です。
それができないなら、休みます。
トウモロコシだけは続けます。

出来ることと出来ないこと、
やるべきこととやらなくていいこと、
自分にとってやった方がいいこととそうでないこと。
この辺の選択は、仕事だけじゃなくいい人生を歩む上でも
必要な作業だという考えのもとの決断です。

2015年8月16日日曜日

夏アスパラはどこへ??

夏アスパラ、このブログを読んで頂いている方はご存知と思います。


夏のアスパラガスは、日本中で収穫されています。


おそらく知られていないことは、
1.栽培方法が春と違う
2.味も春と違う
3.栄養素も違う
といったあたりかも知れません。
育ち方も季節環境も違うので、上記のような違いが生まれます。


農家にとっては、さらに違いがあり、
4.市場価格が安い
5.どこで消費されているかわからない
6.産地差がわからない
といったことが起こっています。
問題なのは、市場価格が原価割れするくらい安いのに、
スーパーなどの小売店では春と同じ価格で売られていること。
そして多くの消費者は旬じゃないから高いものだと思っていること、
食べたいのに店頭に並んでいない、ということがあります。


市場での安さとは裏腹に、商品が消費者の目には触れておらず、
触れていても春と同じ価格で売られている、ということです。


市場や仲買の利鞘が大きいとか加工に回っているとか、
そんな簡単な話ではないと思います。
毎年のことですが、市場に聞いても「ニーズがない、
廃棄覚悟で買っている仲買もいる」の一点(二点?)張り。
消費者の声と市場の声が一致しないという不思議の中、
北海道の夏アスパラの原価割れは毎年8月いっぱい続いています。


当然、農家のやる気の低下、価格割れによる経費削減で管理工数を
減らすために品質が低下する、取るだけ赤字で体力も低下、などなど、
あまりよろしくない循環を生んでおります。


このギャップがなぜ生じているのか、推測以外の事実を中々つかめずにおります。
春とは違ってギフトがない、というのは大きな要因かもしれませんが、
「食べたい人がたくさんいて、商品も市場にあるのに、店にない」
という状態は、早急に克服すべき課題と思ってます。

2015年8月12日水曜日

夏真っ盛り!

そんな中、久松農園ご一行様が、茨城からいらっしゃいました!
久松さんには毎冬お世話になっており、やっと恩返しができる、
と気張って案内しました。
表に出てこない篤農家を4件案内したので、
スタッフの方も含めてご満足いただけたようです。

私がいつも刺激をもらっている農家たちなので、
忙しい時期にも関わらず、しっかり時間をとってもらい、
私と同様に刺激を与えてくれたと思います。

2日間のアテンドに、父は渋い顔をしていましたが、
これまでお世話になった大きさに比べたら全然返してないです。
まだまだ会ってほしい人はおりますので、
また北海道に来て欲しいなー^^


シュンとした、という感想もありましたが、それもそのはず。
北海道の8月上旬は、作物がもっともきれいな時なのです。
罹病しても発病していないし、緑が真っ盛り。

アスパラも例外ではなく、とても勢いがあります。


こちら、ハウスの電気工事。
できないことはあっさり任せられる性分です。

できることをコツコツ、というものの、盛夏にハウス内を歩くのは、
そこにいるだけで体力を消耗します。
とりあえず、1/10の定植が終わりました・・・。


こんな畑が毎年見られたらなんていいことか。
お盆を過ぎるとこれが枯れてきたり病気の症状がでたりと、
見るに耐えない姿にかわっていかないかとヤキモキする毎日です。

最近は大気が不安定な日が多く、急な雨が多いです。
でもハウスの中って、それなりに仕事があるんですよね。
仕事中毒になっちゃいそうな・・・、いやそれはないな(笑)

お盆は仕事が詰まっているものの、午後はゆっくり過ごします。
お盆ですから。

2015年8月5日水曜日

夏休み、続く畑の繁忙

ムスコ、夏休み中も幼稚園に行ってます。
バスを待つ間も昆虫探しに余念がない。
幼稚園の通常と違うのは、遊びだらけってことです。
毎日めいいっぱい遊んでくるので、行きたい!と言います^^


畑の方では、苗の選別などもやっております。
もうすぐ定植予定のウェルカム。
そうです、不良種が多くて話題のウェルカム。
今回も半分を廃棄しました。
もう、苗の選別レベルはかなりあがりました(笑)


7/31-8/2、妻は農業女子プロジェクトの一環でマルシェを取り仕切ることに。
その間、あもりを仰せつかりました。

8/1-2はお泊まり会もあり、大いに遊んでくれたと思います。
でも、午前中は仕事したいから友人宅に預かってもらいました。
いつもの仲良しご家族。


午後から、ムスコの幼稚園のお泊まり会へ。
流しソーメンしたり、

ダンスしたり、

就寝直前までお友達と走り回ったり、
本当に活発な環境で、より活発になってきました、ムスコ。

ムスメの社交性は相変わらず高く、
2つ年上のお姉さんと仲良くなって、
お泊まりも一緒にしていました(笑)

親と先生の懇親会もあり、新参者の私は
なんとか溶け込もうと、3時までお付き合い。
翌日は当然廃人のように・・・。

でも子供たちはとっても元気。
帰宅後は私が昼寝する中、外遊びをし、
プールで2時間あそびまくり。

お母さんいなくても泣かなくなった子供達でした。
今更?(笑)


こちら、定植1ヶ月のバイトル。
はじめて植えますが、生育がウェルカムと違うので、
ちょっと奇形かと焦りました。
友人に確認して一安心。


2ヶ月になる畑では、そろそろネットをかけて倒伏防止が必要なほどに。
今年はまだハウスの定植も残っており、本当に忙しい日々です。



ムスメ、こんなポーズも。

でもいつもの表情が親としては安心^^

30度超えの毎日は体に堪えますが、
もうひと頑張りします。