2021年6月13日日曜日

少しずつ

 農業は、特に北海道では、1年で1サイクルなのです。


それでも、うちやま農園は変化し続けています。

都会の組織や大会社が日々変化しているように、

見えないところが少しづつ変わっていて、

その小さい変化が積もり積もった時に、

ある形になって目に見えてきます。


見える前の、こっそりひっそり、意識的にも無意識でも、

少しづつ働きかけたことが、良い方に現れたら達成感もあるし、

とても嬉しい。


でも悪い方に現れることも、たくさんあります。

それでも、修正して良い方向に向かわせたり、

途中で諦めることで、あらたな変化を生んだりします。


その変化が、日々の目まぐるしい対応と思慮が、

僕自身が経営を飽きない要因のひとつだと思います。

安定的に儲かるよりも、適度な自然災害に遭いながらの、

ジェットコースターのような経営は、

家族にとっては辛くても(申し訳ない)、

仕事のやりがいにつながってたりするんです。


さあ、春アスパラも最終盤。

ハウス、露地、と続きましたが、まもなく終了です。

そしてこれから1か月が、来年の春アスパラへの仕込みで

最も大事な時期です。

大好きなサッカーのヨーロッパ選手権が行われていますが、

来年のアスパラのために全力を尽くします。