2019年12月30日月曜日

ムスコのこと

小学3年生のムスコ。
サッカーに夢中です。

4歳からサッカースクールに通い始めた時、
まだ膝よりボールが高くて、
ボールを跨ぐのも大変でした。
はじめはサッカーが好きというよりも、
走り回るのが楽しいという感じでした。

1年生になり、奈井江サッカースポーツ少年団に入団。
地元美唄にはサッカーチームがないため、
三笠か奈井江か迷いましたが、近いので奈井江へ。

よくわからないまま走り回って帰ってくる感じでしたが、
ドリブル主体の奈井江サッカーは楽しかったようで、
ボールタッチがみるみる成長しました。

2年生になると、4年生の試合に呼ばれるようになり、
時々点数も決めるようになりました。
そこで初めて、あれ、ちょっと上手いのかな、と思いました。

2年生の冬には、コンサドーレ札幌U12のセレクションを受けるか、
奈井江に残るかを迷って、もう1年奈井江で頑張ることを決意。
試合で全力を尽くさないチームメイトにもの足りなさを感じつつも、
それをムスコが勝利に導くべきだと思いました。

そして3年生。
4年生の大会ではもはや主力。
負けて悔し涙を流すことも多くなり、
自分が点数を決めて活躍しても、
チームが負けたときには泣いてました。
点数じゃなく、みんなで頑張って勝ちたい。
そう言ってました。

今年の夏には、FCバルセロナの短期キャンプがあり、
4日間、長沼まで通って、バルササッカーの一端を学びました。
このキャンプで初めて、他のチームの上手な子達と
サッカーをしました。
この経験がとっても良かったようです。
通常の練習でも、意識が変わったように感じました。

そして主要な大会が全て終わった9月末。
昨年同様にコンサドーレ札幌U12のセレクションを
受けるかどうか、再考の時です。

条件は、自分で通えること。
車の送迎ではなく、JRに乗って通えること。
そして、勉強を疎かにしないこと。
そして、奈井江の同級生は本当にいい仲間だが、
その子達とサッカーができなくなることを決断できるかどうか。

意外にも、ムスコの腹は決まってました。
もっとサッカーが上手くなりたい。
それには上手な子達と高いレベルでサッカーがしたい。

こちらのサッカースクールが、4歳から通う、
岩見沢スターキッズサッカースクール
奈井江の3年生とともに、競い合いました。
一生懸命頑張る3年生のお陰で成長できました。
コンサドーレのセレクションに受ける前にも、
みんなとスクールで練習。
小さい2人のコンビ、運動神経のKくん、
左足の決定力のSくんなどなど、
個性的で平和で仲良しの奈井江3年生。

セレクションは、11/4に一次試験、
11/16・17に二次試験が行われました。
ボールタッチ、身体能力、1対1、
リフティング、左足、協調性、ゲーム・・・。
60名くらいの中から一次で24人くらいになり、
何人採るかもわからないままの二次試験。
何が評価されたかわわかりませんが、結果は、見事に合格。
2020年4月から、コンサドーレ札幌U12の選手になります。

遠くまでわざわざサッカーだけやりに行くの?
コンサに行かなくてもサッカーできるじゃん?
今から挫折させてもいいの?
小さい頃は自由にサッカーさせた方が伸びるんじゃないの?
などなど疑問はあると思いますが、
決めた理由も諸々あります。
ムスコには、何があってもこの道が良かったと思ってます。

12/1-10には、前述のバルサキャンプで選ばれたので、
スペインに行かせました。
向こうでバルサのサッカーを、現地の子供と試合をして、
そしてスペインやカンプ・ノウの空気を吸って、
親元を離れて一人で旅することで、
人間として成長してくれたと思います。

帰国後にすぐあった北空知ブロックの3年生大会では、
なんと優勝!
みんないい笑顔!

なんだかムスコ自慢になりました。
自慢というより、本当に成長が早く、あっという間だったことを、
書いてみたのです。
僕のサッカーへの関わり方もあっという間に変わりました。

春までは一緒に体育館で汗を流し、細かくアドバイス。
夏頃からは畑仕事が忙しくなったので、
送迎や応援のみになっている間に、手に負えなくなってました。
というのも、僕はサッカーをきちんと習っておらず、
小学生でサッカーをやめてます。
だから、今でもサッカーは好きですが、
選手として厳しいフィールドで感じていることが、
理解できないのです。

外から見て起こっていることと、
現場であるフィールドで選手が感じることには、
少し次元の違うことがあると思ってます。
すでに、ムスコがフィールドで感じていることと
外からみている僕の感覚には、ズレが生じていたのです。
さらに、テクニックや体力でも、けっこう拮抗してます。
嬉しいことなのですが、歯がゆくもあります。

まだ何も達成してませんし、サッカー選手としては
スタートラインにも立ってないと思います。
それでも、確実に成長を遂げて、変化しています。
それをそばで見るということは、最高の贅沢だと思ってます。
そして、どんな趣味よりも大事な時間だと思ってます。

長々と書きすぎました。
書類整理中の息抜きでした。
みなさま、良いお年をお迎えください。

2019年12月18日水曜日

降雪前のあれこれ

北海道の多くの地域は、降雪・積雪によって
露地の農作業が終了します。
その前にできることを全力でやって、冬眠。

ただ、「その前」がいつかは、毎年違うし、
天気予報・長期予報とにらめっこしながら、
その前を見極めて作業します。

アスパラで言うと、降雪によって倒伏するまで、
できるだけ刈り取りを遅らせたいのです。
ハウス被覆もギリギリまで剥がしたくないのです。
とはいっても、だいたい作業できて11/15くらい、
という当たりはつけています。
ムスコのサッカー場も、冬はなくなります。
今年はコンサドーレのセレクションを受けるので、
雨でもボールを蹴れるようにしました。
結果は、運よく合格できまして、来年4月から、
コンサドーレ札幌U-12に入ります。

ハウス被覆、残る4棟を11/5に巻上げ、
11/7に刈り取りました。
11/8-9に大雪予報がありましたので、
本当にギリギリまで耐えましたが、
ハウス内のアスパラはまだまだ青々してました。
刈り取るのがもったいないのですが、
降雪で倒伏しては同じこと。
思い切って刈り取りました。

その後雪がとけて作業できそうなので、
解体するハウスの内部で作業。
時間がかかって人手が必要な作業も、
こつこつとこなして、できるところまで進めます。

11/13で全ての作業を終了し、11/15には慰労会。
今年もパートさんにはお世話になりっぱなし。
でも楽しく仕事してくれて、盛り上がって飲んでもらいました(笑)

アスパラの状態も悪くないので、
来年は今年のような苦しい年にはならなそうですが、
どんな春の天候になるかはわかりません。

あんな不作、と忘れられない2011年から8年経って、
それ以上の不作だった今年2019年。
5年に1度はくると思っている災害による不作は、
やはりまたすぐにやってくるのだと覚悟して、
日々改善につとめます。

2019年11月14日木曜日

これでいいのか、生鮮品

農作業オフシーズンがやってきた。
積雪による強制的なオフだけど。

野菜など生鮮品の価値だけがあがらない社会に腹立つ。
値上げの話はすぐにニュースになるけど、
農作物が極端な気候変動で収量減になった時、
値上げにならないと毎年作り続けることはできないです。

これも、これまで勝ち組とされていた篤農家や
優良経営農家が苦しみ始めているから。
もちろん、そのまま優良経営の農家もあるけど、
少なくとも知ってる何軒かの農家が、
気候変動と野菜の価値への理解のなさなどに苦しんでいる。

今年の量販店は特に、低価格安定を目論んでいたのか、
野菜が多いときにも値下げせず、供給減の時だけ値上げ。
消費者は買いやすいのかもしれないが、これでは生産者は報われない。
なぜなら、野菜の価格は基準がそもそも低いからだ。

前回の消費税増税のときも、世間が好景気で沸いているときも、
野菜は安いことを求められた。

生鮮品以外は、とくに贅沢品やサービスはけっこう値上げ容認するのに、
体と心をつくる大事なものだけ安いことだけが正義みたいな。
安さだけが消費者の味方じゃないだろうに。

機械でもさ、安いもの買ったおかげで、
メンテナンス費用や買い替え頻度が多くなったり、
パート賃をけちって自分が身を削った結果、
過労で倒れるみたいな。

だから高けりゃそれでいいのかというと、そうでもない。
カードも結局金を使えば使うほどお得感が益すとか、
なんか不平等。
だって、使いたくても使えない人はたくさんいる。

どっちか極端な方、ではなく、
良心というか良識というか、
みんなが上手くいくちょうどいいところって、
社会的に決まってるんだろうけど、
そこが不満、て話。
何を食べるか、とても大事だと思います。
同時に、どうやって作っているか、もとても大事。
どうやって作るか、どうやって運ぶか、については、
いくらで売れるか、がとても重要な要素です。

農業にだけ、金儲けを許さない的な空気も感じますが、
経営できないと潰れるんですよ、農家だって。
農協も負債過多の農家はそうそう助けない。
でも、生鮮品に関わるどの業界も苦しいですね。
取り扱いをやめる小売店も出てきています。

生き残るために必死。
みんなそうです。
でも「自分だけ」の意識が強すぎるのかもしれません。
自戒の意味も込めて。
他人あっての自分です。

2019年11月8日金曜日

挨拶回りスタート

今年もまもなく農作業が終わります。
冬の恒例行事、お客様行脚の情報交換がはじまりました。

まずは北海道内から。

僕達のような供給側の危機感とは違い、
消費者と接する現場の危機感も半端じゃない。
本当に野菜が売れなくなる日が来るかもしれない。

いわゆる中食で十分、という空気。
きちんとした加工会社と販売者がやるなら何の問題もないと思いますが、
大事な体を作る食を、商売ベースでしか考えられない人たちが作ったら、
中食や外食自体が健康を蝕むことになります。

安いことには理由がありますが、
食べ物が体に繁栄されることを実感するのは、
通常であればたぶん30代くらいから。
若いと気づかない人が多い。
でも、気づいた時には遅いんですよね。

節約するために、まずは食費って、絶対におかしい。
経費削減を掲げる会社がまず人件費削るくらいおかしいい。
なぜ食べるのか。
何を食べたらいいのか。
単純化した栄養学から考えても何も解決しないはず。


以下は、備忘録的にキーワードを表記。
・うちともう二件だけ
・2年後に
・青果の面積や売り方に悩む
・従業員のやる気
・売り上げ減へのモチベーション

2019年10月26日土曜日

視察について

道内はもちろん、秋田県、栃木県などの道外からも
視察に来てくれた本年。
ちょっとした、雑感です。
ちょっとじゃなく長いですが・・・。

うちは2代目の父が北海道で始めて立茎栽培を導入したり、
収穫体験を導入したり、アスパラ生産組合長を20年やったり、
アスパラを45年も作り続けていることもあって、
私が物心ついた頃から、よく人が見にきます。

父は視察やお客様には積極的に時間を裂いていました。
しかし、4年前から事業継承して私が代表になってからは、
少し来客にも変化があるような気がします。

というのも、画期的なことは私は特に行っておらず、
「良いものをたくさん作って、顔の見えるところに売る」、
ということ目指しているからだと思います。

視察に来ていただいても、何が聞きたくて来たのか、
何を知りたいのか、を明確に聞くようにしてますし、
ただ何となく来るという視察はお断りしてます。
うちで吸収できることがあるなら、喜んで情報提供しますし、
失敗事例を見たい方にはうってつけの圃場だと自負しております。

年々情報交換に充実した視察も増えていますが、
一方では、父の人柄を求めてきた方々には、
私の説明や圃場管理や経営理念ではもの足りなく帰ってしまう
方々も多くいるのも事実です。
圃場への視察は、基本的には代表の私が、
時間がとれなければ、父が代行します。

うちやま農園はひとつですが、
私、父、妻、と、それぞれが違う社会で活躍しているので、
それぞれ会いたい人にアプローチしてもらうと、
より充実した視察ができると思います。
全員に会いたいという贅沢な視察は受けられません。
だって、家族4人が揃って話することなんて、
お盆と正月しかないですし笑

あと、私は10年前と比べてずいぶんと丸くなりました。
攻撃したり罵ったりすることはないです、たぶん。

2019年10月13日日曜日

残す畑仕事も僅か

あと2週間もすると雪が積もり始める北海道。
前更新からまた1ヶ月も空いてしまいました。

アスパラは9/25をもって終了し、
収穫作業はカリフラワーとミニトマトを残すのみ。
畑は大豆が少し残ってます。

そして10/16からは降雪前の片付け作業に入ります。
ハウスのアスパラは、まずは被覆をはがすのが先。
でも、雪のタイミングが遅いなら、10/25以降に刈取ります。

露地は、3年ぶりに緑の畑です。
綺麗な畑ができました。
病気対策を諸々行いましたが、やはり天候が大きいです。

農作物は、自分が思うような収穫をするために、
たくさんの要件をそろえることが必要です。
その必要な条件の中に、天候、が大きく存在します。
土や水分や温度をいかに操作しても、
天気がよくないと、成果がでないことが殆どです。

施肥技術や有機成分の操作、微量要素の配分などが優れていても、
天候が備わらないと充分な農作物にはなりにくいのです。
だからこそ、天候には感謝しかありません。

長くなりましたが、来年に向けての準備をしつつ、
ここ1ヶ月の出来事を少し。

サッカーの仲間とムスコ。
小さい3年生コンビ、本当にいいコンビです。

こちら、マラソン大会でのムスメ。
そしてムスコ。
毎年出場している美唄ヘルシーマラソンの3km。
冷たい雨の中、よく走ったけど、練習しないとマラソンも勝てないよね。


結婚18周年、ついに子供たちをつれてディナーにいけるようになりました。
フレンチでも何とか食べれるようになってくれた子供たち。
毎年の楽しみになるといいなあ。


カリフラワーの大繁忙も終わりました。
アスパラのピーク時と同様、冷蔵庫が狭いなあ、と。

ミニトマトの最終盤。
上まで色づいてくれたら嬉しい。
2年目になって色々できるようになったけど、
売り先がなくて市場に左右されるのは、
やはり作るおもしろさも半減しちゃうなあ。


ということで、あと少しで楽しい農作業が終わります。
総括はまだ先にします。
でも、春のアスパラの大幅減収で苦しいスタートとなりましたが、
夏も諦めずに頑張ったお陰で、
よい夏の収穫に恵まれ、来年への仕込みもできました。
友人農家が「とにかく諦めたらアカン」と言ってくれまして、
何とか年を越せるくらいまで回復しました。

2019年9月16日月曜日

市場の品薄高値にイチイチ付き合えるか!

農家が野菜を作る理由、いくつかありますよね。

1.その野菜が好きだから
2.代々作り続けてきたから
3.価格がいいから
4.主要作物との作業時間のバランス
5.その他

この中の、3.については、経営上の判断が大きく関与します。

特に、作る時期を早くしたり遅らせたりすることで、
市場での価格が大きく変わることがあります。
価格、いわゆる農業収入だけを見込んで野菜を作ることは、
悪いことではありません。

みんなが出来ない時期に作る、そしてたくさん収入を得る。
作り涯もあるし、儲かる。
しかし、そこに大事なものを見失ってはいけないと思うのです。
見失ってはいけない、というより、大事なものを大事にしましょう。

経営上、最も大事なことは、人の信用を得ることです。
そのことから外れていなければ大丈夫。
私は、市場の値段が上がろうと下がろうと、
うちのアスパラや野菜を買ってくれる人に、
決めた価格で出し続けます。

市場価格が2倍の値段の時、5倍の値段の時、
いつも信用が大事、と自分に言い聞かせます(笑)

2019年8月24日土曜日

比較、意見の相違

お盆過ぎたくらいには、もう今シーズンも終盤戦を残すのみ。
毎年この時期には「去年は何してたっけ?」とか
「去年のアスパラはどんな感じだった」と思います。

これが、昨年6/3に9cmポットから定植したハウスの、
昨年8/22の写真。
(ハウスの幅は7.2m)

こちらは、本年6/13にセル苗から定植したハウスの、
本年8/23の写真。
(ハウスの幅は6.3m)

10日間の定植遅れと、苗の状態としては
1ヶ月以上ハンデがあるポットとセル。
その割りに、本年のアスパラにはほとんど遅れがない
感じにまで生育が追いついてきました。

といっても、光の当たり加減や天候で全然色は比較できませんが、
単純に繁り具合と背丈での比較です。
入れてる堆肥の量も今年の方がやや多いですし、
何と言っても晴れの日が多かったので、
それが大きく起因しています。

ついつい「腕が上がった」と思ってしまいます、というか、
こんな時くらい思わせてくれ。
いやいや、勘違いしてはいけません。
(とはいえ、昨年と潅水方法、温度、栄養など、管理方法は変えてます)
冷静に判断すると、やはり気温と日照なんです。
あと品種も違うので、生育は今年の方が旺盛になって当然。
それでも、来年の夏アスパラからは収穫できそうなので、
とりあえず、ひと安心しております。


こちらは、今年最後の夏どりをしているハウス。
というのも、来年は国営基盤整備事業の工事区になっており、
約7haが更地に返ります。
このハウスも、来年の春収穫を終えたら、解体します。
最後の夏アスパラ、綺麗に出てきてくれています。


来年の基盤整備でアスパラ露地畑は1ha、ハウスは10a、
畑作は6haが利用できません。
アスパラは定植から収穫まで3年かかります。
なくなったアスパラの代替の畑を来年つくりますので、
そのための苗です。
約14,000株。
越冬させて、生き残った苗を来年6月に定植する予定です。

ちなみに、今年アスパラを植えろ、という親父と、
来年植えたいという私の間で意見対立しました。
基本的には、代表は私なので私が種や苗の発注を行わず、
来年定植する段取りを組んだのですが、それぞれの言い分はこうです。

父は、なくなったアスパラ畑のかわりに、
再来年から収穫できるアスパラ畑をつくるべき、と言います。
確かにそうです。

反対した私の理由は、
1.今年は定植2年目の畑とハウスの新築・定植があり、そこに手間がかかる。
2.私がうちで経験した短い12年のうちで、急いで定植して良かったことは1回しかない。
3.再来年に定植する方が、基盤整備で畑が減っているので、定植作業に集中できる。

というものです。
これが吉と出るか凶とでるかは、運だし、結論は10年くらい経たないとわかりません。
露地アスパラは定植した年の天候がとても大事です。
今年は干ばつ気味でしたが、結果としては「定植には良い年」でした。
来年はどうだろうか・・・。

2019年8月22日木曜日

夏真っ盛り

というタイトルの投稿を8/8にしようと思ってました。

気づけば8/22。
もう秋のようです。

夏休み開始すぐ、
子ども会で恵庭フォレストアドベンチャーへ。
仲良しさんたちとはしゃぐムスメ。


ムスコは、8/1-4に長沼町で開催されたバルサアカデミーの
短期キャンプに参加。
充実した4日間を過ごしました。

バルサキャンプ、終了後にコーチたちと写真。
同じサッカースクールに通う友人達と。

トウモロコシが8/5から本格的に開始しましたが、
アブラムシの集中攻撃にあって、8/11には終了しました。

7/27には、幼稚園のOB会がありました。
当時、思いっきり遊んだ友達との再会を楽しんだようです。




カリフラワーの定植は7月下旬。
苗が上手に仕上がりました。

アスパラもこんな感じで、夏色です。
綺麗で爽やかな味は、天候のお陰もあって、いつも以上です。

ハウス内もいい色になってます。

太い3Lサイズもこんなにあって、
夏は3年ぶりの豊作です。


ということで、かけ足での夏の農園でした。

2019年7月18日木曜日

干害と日照不足

九州では激しい雨による災害がありました。
本当に、農業は自然に任せるしかないと思います。

北海道では干ばつです。
干ばつといっても、アメリカやオーストラリアみたいな、
ほんとうにカラッカラではなく、
植物が成長するために必要な水か足りない、という程度です。

「干ばつに不作なし」
昔から農家の間で言われています。
確かに、土が乾いて水の道ができたり、
太陽をいっぱい浴びることで植物には良いこともあります。

しかし、今年は曇りが多いのに、乾燥しています。
土が乾いている上に、日照が少ないのです。
北海道に限った話ではありませんが。

それでも、昨年は日照不足の上に低温と多雨ですし、
九州の豪雨や関東の長雨に比べると、
本当にたいしたことない被害です。

うちやま農園では、これまで春から罹病・発病していた
茎枯病や疫病が、ほとんどみられません。
アスパラの状態は、3年ぶりに良いです。

野菜も忙しくなってきます。
アスパラの夏どりに加えて、ズッキーニがピークに入りそうで、
まもなくトウモロコシとミニトマトが始まります。
夏は夏で、暑くなってほしいです。

天候に関しては、謙虚に受け入れる以外にないです。
気持ちでも作物でも。

2019年6月27日木曜日

夏アスパラにも興奮します

ここ3年、病気に苦しんだ畑も、ついに駄目です。
今年は春アスパラを収穫せずに立茎。
それでも、剪定するほどの茎数はなく、
欠株は50%を超え、擬葉も極端に短い。
極めつけは、これだけ乾燥しているのに、
しっかりと茎枯病に侵されているってことです。
遠めには悪くはみえませんが、これ以上近寄れません笑
すでに枯れ始めている株も2割くらいあります。
ただ、来年の春に最後の収穫はできそうです。


新植ハウスアスパラの定植前です。
写真からはわかりませんが、
これまでにない最高の準備ができました。


来年露地に定植するアスパラも準備開始。
ウェルカムとスーパーウェルカムを6,000粒ずつ。
種の品質は悪く、発芽率70%と表記されていて、
それにも関わらず、小さすぎたり皺がよっていたりと、
もっと選別して発売しろよな、と思うほど。
選んで植えようと思っていましたが、
間違ってそのまま植えてしまいました。
育苗環境が良くない分、悪い種が駆逐されるといいのですが・・・。


ハウスのアスパラがいい感じに仕上がりつつあります。
早いハウスでは、夏アスパラの萌芽がみられます。
興奮は春の露地アスパラほどではありませんが、
かなりあります。
親木の仕上がり具合、緑が淡い色から濃緑になり、
二次擬葉が新緑で芽吹いてきて・・・、と、
綺麗な状況がみられます。


さて、ムスコのサッカー。
チームは3年生が主力選手の半分以上という中での、
全道大会へのU-10予選。
予選を全勝で勝ち進むものの、
惜しくも準決勝敗退となりました。
自分の活躍よりも、チームで勝ちたいという思いが強く、
それに応えたくて送迎以外にもサポートしたのですが、残念。
ムスコだけじゃなく、チームの子供たちと関わるのも
とっても楽しいです。


負けを引きずっている様子はなく、もう切り替えは済んでいるようです。
次の大会にむけて、自主練習をする少年たち。
敗退のあと、悔し涙を流した2人。
大丈夫、練習は必ず自分に返ってくるよ。

2019年6月9日日曜日

残念な結果と、感謝

露地アスパラがこんなにとれなかったのは、
2011年の低温多雨による低収量以来です。

一番初めの萌芽状況をみて、
「いつもより一回り細い」
「萌芽している本数が少なすぎる」
と危機感を抱きました。

収穫してみると、やはり、全然とれない。
量も予定の半分、太いのも予定の1/4くらい。
はじめからSサイズが多い・・・。

収穫開始から5日で収量が落ち始め、緊急態勢に。
アスパラの収穫を早々に切り上げて、
夏や来年春のために養生をしなくては、
来年潰れてしまう。

2011年には、サイズを変更してもらったり、
量を減らしてもらったりして、謝罪の嵐でした。

今年は、レストランや小売店さんに謝罪の嵐。
そりゃそうです。
6月中旬くらいまでは毎年発送してますから、
今年もその用意をしてもらっているのに、
5月下旬で発送停止なんて・・・。

でもありがたいことに、お得意様のほとんどは、
仕方ないね、また夏に、また来春に、
と暖かいご理解をしてくださいました。
中には、あっ、そう・・・、と冷たくされることも。
まあ、完全なこっち都合の話ですから、
理解してくれるだけで、本当にありがたいことです。

すでに夏アスパラや来春への準備は
着々と進んでいます。
気持ちが落ち込む私を、家族やパートさんに
励ましてもらいながら、仕事に取り組んでいます。
この危機を乗り切ります!

2019年6月5日水曜日

生産者と消費者の味方でありたい

市場機能のひとつとして、
作物がとれない時に生産者を価格で助けることがあります。

北海道では今年もアスパラが大きく減収しているにも関わらず、
高値疲れという便利な言葉を使って取引価格を上げることすらしていない。

需要にたいして供給が果たせていないことがもどかしい上に、
流通過程でマッチングが損なわれているなら・・・、とか、

毎年書いてるからもう書くのも面倒だけど。

生産者を助けろとは言いません。
でも、ほしい人に届かない流通機能は見直してほしい。

うちは市場に出してませんから関係ないと思うかもしれませんが、
広い意味ですべての生産物は市場に並んでおります。

2019年5月14日火曜日

露地アスパラの興奮

5/7、アスパラが出るか心配で畑をみてる妻とムスメ。

5/14、ようやく明日から収穫できそうです。

露地アスパラがとれてくる、という興奮を、久しぶりに味わってます。
毎年違う感覚の春の迎えています。

昨年は、病気で枯れたアスパラが萌芽するか、気が気じゃなった。
今年はその対策をたくさんして、この萌芽期に
気温が一気にあがるという、とても天候に恵まれた春です。

ハウスの2年目は、いつも私を癒してくれます。


そしてムスコのサッカーの付き添いは、もはや趣味レベル。
誰もいなくてコーチとマンツーマンは、本当に贅沢な時間。



さて、本日テレビ出演を果たすので、
ちょっと現在の気持ちを書いときます。
勝手に(笑)

マニアとして出演してほしい、という嬉しいお誘いを受け、
テレビ嫌いの私も出たいと思ってしまいました。
でも、うちやま農園のことをPRしたいわけではなくて、
アスパラの魅力をもっとたくさんの人に知ってほしく、
また生産者がもっとアスパラつくりに集中できるように願って、
出演したつもりです。

なので、うちのアスパラも、美唄のアスパラも、
北海道のアスパラも、全然アピールしてません。
農家や農協からは批判されるかもしれませんが、
広い視野でアスパラを考えると、大事なことが少し違ってると思ってます。

私が大事にしたいのは、家族と友人たち。
そしてスタッフ、お客さん、サプライヤーなどなど。
関わる人が今だけじゃなくて、
継続的にいい関係が気づけるようなお付き合いを
今後も続けていきたい。
なんとなくそれが生き甲斐っぽいなあ、と最近思います。
人だな。
人とよくかかわり続けたい。

露地アスパラに興奮した朝です。
乱文にもほどがありますね。

2019年5月7日火曜日

春まっ盛り

出来事、つらつらと。

ハウス内に堆肥を投入して、耕します。
ようやく温度が上がってきたお陰で、
昨年のような萌芽がみられるようになってきました。

ここからは連休の思い出。

5/2、ミスチルのコンサートへ。
エンターテインメントに身を委ねるのは、時に心地よいです。


こちら、日帰りの東京出張にて。
内容は後日。

そういえば、アスパラマニアたちが6品種の食べ比べに来てくれました。
5:30集合でこの人数。
話した内容は秘密です!
みなさん、ありがとうございます!!


ムスコとサイクリングにいって石拾い。
かわいい。

連休中はサッカーの試合がないという、
信じられない事態。
少年団の怠慢だね。
で、空き地で自主練習。


ホワイトアスパラもようやく始まりました。

年一回のピアノの発表会では、毎回成長をみせてくれます。
信じられないくらい本番に強いムスメ。
畑では露地アスパラが萌芽しはじめました。
昨年は5/10から収穫していたので、1週間くらい
遅くなりそうです。

10連休で仕事よりも疲れた日々を送った妻。
僕は毎日子供がいて、子供の将来のことを考えなくていいなら
ずーっと遊んでたいなと思いました。

でも、突発的な事件として連休をとらえ、
また畑に向かいます!