2010年1月30日土曜日

プレゼント


妻のお友達が作ってくれました。
 
手前が、ホワイトアスパラのネックレス、奥がグリーン&ムラサキアスパラの携帯ストラップです。妻がネックレスを、私はストラップをいただきました。超お気に入りです(^^)
 
最近、先日の農家のこせがれネットワークの『REFARM設立発表会in北海道』で知り合った農家さんとの交流が盛ん。勉強になり、刺激になる。自分の家の経営だけではなく、広い視野で農業の問題を捉えて自ら行動する人たち、ホントに素敵です。まあ、中には変な人や自分の利益しか考えない人もいますけど、それもまた良し。
 
出会いは財産。ありきたりだが、いくらでも人と会えた営業職から離れると、一つ一つの出会いが貴重。

2010年1月26日火曜日

先日の続き・・・

最近は、字ばっかりなので、意味なく娘と甥の写真。右が甥です。この写真とってるとき、妹から「こういうおじさんいるよねー」といやな顔されました…。
 
さて、勉強会のことについて調べなおした内容を少々。
 
先に断っておきますが、農業には千差万別の土地と千差万別の思想や哲学がありますので、これが絶対に正しい、ということはないと思ってます。
 
アミノ酸の状態で根が吸収するというのは、正確には誤り。植物が窒素飢餓に陥った時に、根酸が微生物のキョウ膜(ポリサッカライド)を壊して、根の突起物を伸ばして微生物の体内から核酸を吸うことがある、というのが正しいようだ。だから、基本的には硝酸態窒素で吸う場合が多いみたい。ただ、野菜が生殖成長に移ったり、食べられる状態になったときに黒っぽい深緑になっているということは、硝酸態窒素を含んでいるから危険だし、窒素過多だということ。書けるのはこの辺までかな。
 
また、うちの泥炭についてだが、有機質なのでアスパラを好む微生物は沢山住んでいるようだ。その証拠に春の畑からは湯気が上がっている。その微生物が好む完熟たい肥を投入していれば微生物はどんどん活発に活動するし、肥料の投入量も減らせる、ということらしい。微生物を投入してもその土に合っていなければ死んでしまうし、大前提として水はけが良いことが大事だそうだ。いろいろな農法があるが、土が有機物を栄養とする好気性の微生物をどれだけ持てているかが大事。そして、農薬や化学肥料のやりすぎは、微生物を殺してしまい、延いては土を殺してしまう、ということ。
 
書くとキリがないし、書いただけ自分の中での疑問が出てきて、穴もでてくるので、この辺で。
でも上記のことを教えてくれる人が(父の知人だが)周りにいることって、幸せです、ホント。

2010年1月25日月曜日

勉強会に参加しました

1月23日、とあるアスパラ農家さんの紹介で、とある技術交流勉強会に参加。
 
そこで、赤井川コロポックル村の赤木さんと会えました!
この方、札幌の飲食店関係者では超有名なアスパラ農家さん。1本200gを超えるアスパラを作っているのですが、勉強熱心だし、技術も隠さない。紹介してくれた士別の石黒さんと3人で、アスパラ談義に花を咲かせました。もう、ものすごい盛り上がりでしたよ。
 
3人とも技術公開して、アスパラの質をもっと高めあおうという点では考えが一致しているため、気持ち良い交流でした。それぞれの土質、気候、経営状況などが異なるため、味や収量は大きく異なりますが、各地で良いアスパラを作り続けることは大事なこと。素晴らしい出会いに感謝、感謝です。
 
勉強会で気になったのは、植物が根から硝酸態窒素ではなくてもアミノ酸の状態で吸収するということ。環境次第ではアミノ酸が硝酸態窒素に変化していくこともあるようですが、光合成によってさらに1炭水化物を吸収すると、化学肥料が減らせるとも。確かに、一理ある。化学肥料は50%が流失しているため、有機体での施肥で硝酸態窒素を発生させないのなら、環境にも優しい、か。
 
考える前に、泥炭土の有機性をもう少し詳しく見る必要がある。腐食した有機物の吸収や微生物や細菌とのバランスなど、正確に分析できない部分もあるし、アスパラは不耕起栽培にも近いので、単純に毎年試せない。極端に悪い慣行農法だけをつるしあげて、農法批判する議論にも意味がない一方で、新しい技術は吸収して試作していかないと、あっという間に取り残されてしまう。
今年も試験がいっぱいあって、楽しくなりそうだ。

2010年1月17日日曜日

盛り上がりから覚めて…

農家のこせがれネットワークの盛り上がりから、ほぼ一週間経った。
 
現在、今後の運営について打ち合わせ中。
 
そこでちょっと疑問が。農家のこせがれ達に農家の魅力を伝えることは必要だが、肚の座ってない「こせがれ」たちには、それだけでは足りないのではないだろうか?
 
農家をやることは、あくまで生きるための職業選択のひとつ、と私は思います。なぜ農家でなくてはならいのか、何のために仕事をするのか、自分はどうしたいのか、という重く苦しい疑問に答えられないこせがれ達が、自営業の農業を続けられるのだろうか?と。コンセプトとは別に、個人には厳しく聞いていこうかと。これこそ、思いやり、とか、愛、とかって言うんだと思う。
 
そもそも、農家のこせがれネットワークの設立趣旨では、『社会人経験を積んだこせがれ達が、農家に旋風を起こすハズ』、のような文章があったような…。これには大賛成。それがない人には、せめてそれだけの経験を農業研修中に叩き込む必要があるでしょう。
 
なんて、ちょっと偉そうですね。


そういえば16日発売の雑誌に載った。見開きだが、なんか恥ずかしい。カメラマンさんのブログでも紹介してもらった。http://yuricamera.jugem.jp/?eid=79
月末に発売の「ニューカントリー」にはネクストステージというコーナーで、農家の友ではREFARM設立発表会in北海道のレポートが掲載されます。

2010年1月13日水曜日

REFARM設立発表会in北海道


2010年1月11日、ついに北海道にも来ました、農業の新風が。会場は100名を超える参加者、メディアはなんと13社。注目されてましたね、実は。
 
テレビ局は当日夕方と翌朝のニュースで、新聞は翌日の朝刊と夕刊にて、報道していただきました。ちょっと有名になれたかな(笑)
 
以前書いたので詳しくは書きませんが、やはり、素晴らしい仲間が集いました。北海道は広いのですが、全道各地から農家やこせがれが集まって、真剣に農業のことを考え、語り合いました。
 
こういう活動自体が農家の経営を直接的に良くするということは、ありえません。ただ、そのきっかけとなるヒントや出会い、刺激、共感などがごろごろ転がってるんですよ、こういう会には。活かすかどうかはその人次第。もちろん、活かすつもりで来てる人ばかり。懇親会でも話が尽きない。延々と農業の話を熱く語り合う会合は少なく、解散させるのに一苦労するほどでした。これから、仲間といろいろ仕掛けます(^^)
 

代表の宮治さんと、パネルディスカッションしている時の写真です。
 
目立ちたがり屋の私は、昨年3月に東京で行われた設立発表会にはアスパラ色のセーターで参加し、見事に注目を集めました。今回はスーツが目立つかな、と。イヤラシイ、と野次られながらもあまり目立てなかった…。
 
北海道でもこんな熱い会ができたことが嬉しくて、涙腺の緩い私は懇親会でこっそりと泣きそうになりました。成功裏に終わったイベントですが、本部の事務局の手助けがあったからこそ、無事に終了できました。誘致していただいた関係者の方々、会場を貸していただいた北海道、後援をいただいた諸団体のみなさま、そして参加者のみなさま、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。そして、これからもご指導・ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。

2010年1月10日日曜日

いよいよ明日

農家のこせがれネットワークのREFARM設立発表会in北海道、いよいよ明日です。
参加人数は目標の100名に達し、盛り上がりそうな予感(^^) 北海道の農家と、農家と消費者との関係をもっともっと良くしていきましょう!
今からでも参加間に合いますよー

2010年1月2日土曜日

謹賀新年


本年も、宜しくお願いたします。
 
やはり、新年から娘と戯れています(笑) 娘も雪遊び大好き!
 
毎年元旦に立てる目標。うちやま農園としては、いつも同じ。農家と消費者に貢献できる農業を展開するのみ。
 
私、3代目は、「まだ、足りん」、が目標。カッコいい言葉を使うとそれだけで満足してしまうし、わかりづらい。日々行動するときの指標にはわかりやすさが大切。過去には、面倒くさいことをやる、もっと速く、もっと真剣に、などなど。
「まだ、足りん」というのは、自分に対しての言葉で、仕事のこと、パートナーのこと、農業のことを考えるときに、思考を進める上でこれでいいというのはなく、今正しいと思っていることは過去のことで常に更に思考を進める必要がある、ということ。これがいい、と思ってもまだまだイイことは在る。こんなにも頑固で自惚れ屋な自分が、充分考えた、なんてことは言えないのである。