2019年12月30日月曜日

ムスコのこと

小学3年生のムスコ。
サッカーに夢中です。

4歳からサッカースクールに通い始めた時、
まだ膝よりボールが高くて、
ボールを跨ぐのも大変でした。
はじめはサッカーが好きというよりも、
走り回るのが楽しいという感じでした。

1年生になり、奈井江サッカースポーツ少年団に入団。
地元美唄にはサッカーチームがないため、
三笠か奈井江か迷いましたが、近いので奈井江へ。

よくわからないまま走り回って帰ってくる感じでしたが、
ドリブル主体の奈井江サッカーは楽しかったようで、
ボールタッチがみるみる成長しました。

2年生になると、4年生の試合に呼ばれるようになり、
時々点数も決めるようになりました。
そこで初めて、あれ、ちょっと上手いのかな、と思いました。

2年生の冬には、コンサドーレ札幌U12のセレクションを受けるか、
奈井江に残るかを迷って、もう1年奈井江で頑張ることを決意。
試合で全力を尽くさないチームメイトにもの足りなさを感じつつも、
それをムスコが勝利に導くべきだと思いました。

そして3年生。
4年生の大会ではもはや主力。
負けて悔し涙を流すことも多くなり、
自分が点数を決めて活躍しても、
チームが負けたときには泣いてました。
点数じゃなく、みんなで頑張って勝ちたい。
そう言ってました。

今年の夏には、FCバルセロナの短期キャンプがあり、
4日間、長沼まで通って、バルササッカーの一端を学びました。
このキャンプで初めて、他のチームの上手な子達と
サッカーをしました。
この経験がとっても良かったようです。
通常の練習でも、意識が変わったように感じました。

そして主要な大会が全て終わった9月末。
昨年同様にコンサドーレ札幌U12のセレクションを
受けるかどうか、再考の時です。

条件は、自分で通えること。
車の送迎ではなく、JRに乗って通えること。
そして、勉強を疎かにしないこと。
そして、奈井江の同級生は本当にいい仲間だが、
その子達とサッカーができなくなることを決断できるかどうか。

意外にも、ムスコの腹は決まってました。
もっとサッカーが上手くなりたい。
それには上手な子達と高いレベルでサッカーがしたい。

こちらのサッカースクールが、4歳から通う、
岩見沢スターキッズサッカースクール
奈井江の3年生とともに、競い合いました。
一生懸命頑張る3年生のお陰で成長できました。
コンサドーレのセレクションに受ける前にも、
みんなとスクールで練習。
小さい2人のコンビ、運動神経のKくん、
左足の決定力のSくんなどなど、
個性的で平和で仲良しの奈井江3年生。

セレクションは、11/4に一次試験、
11/16・17に二次試験が行われました。
ボールタッチ、身体能力、1対1、
リフティング、左足、協調性、ゲーム・・・。
60名くらいの中から一次で24人くらいになり、
何人採るかもわからないままの二次試験。
何が評価されたかわわかりませんが、結果は、見事に合格。
2020年4月から、コンサドーレ札幌U12の選手になります。

遠くまでわざわざサッカーだけやりに行くの?
コンサに行かなくてもサッカーできるじゃん?
今から挫折させてもいいの?
小さい頃は自由にサッカーさせた方が伸びるんじゃないの?
などなど疑問はあると思いますが、
決めた理由も諸々あります。
ムスコには、何があってもこの道が良かったと思ってます。

12/1-10には、前述のバルサキャンプで選ばれたので、
スペインに行かせました。
向こうでバルサのサッカーを、現地の子供と試合をして、
そしてスペインやカンプ・ノウの空気を吸って、
親元を離れて一人で旅することで、
人間として成長してくれたと思います。

帰国後にすぐあった北空知ブロックの3年生大会では、
なんと優勝!
みんないい笑顔!

なんだかムスコ自慢になりました。
自慢というより、本当に成長が早く、あっという間だったことを、
書いてみたのです。
僕のサッカーへの関わり方もあっという間に変わりました。

春までは一緒に体育館で汗を流し、細かくアドバイス。
夏頃からは畑仕事が忙しくなったので、
送迎や応援のみになっている間に、手に負えなくなってました。
というのも、僕はサッカーをきちんと習っておらず、
小学生でサッカーをやめてます。
だから、今でもサッカーは好きですが、
選手として厳しいフィールドで感じていることが、
理解できないのです。

外から見て起こっていることと、
現場であるフィールドで選手が感じることには、
少し次元の違うことがあると思ってます。
すでに、ムスコがフィールドで感じていることと
外からみている僕の感覚には、ズレが生じていたのです。
さらに、テクニックや体力でも、けっこう拮抗してます。
嬉しいことなのですが、歯がゆくもあります。

まだ何も達成してませんし、サッカー選手としては
スタートラインにも立ってないと思います。
それでも、確実に成長を遂げて、変化しています。
それをそばで見るということは、最高の贅沢だと思ってます。
そして、どんな趣味よりも大事な時間だと思ってます。

長々と書きすぎました。
書類整理中の息抜きでした。
みなさま、良いお年をお迎えください。

2019年12月18日水曜日

降雪前のあれこれ

北海道の多くの地域は、降雪・積雪によって
露地の農作業が終了します。
その前にできることを全力でやって、冬眠。

ただ、「その前」がいつかは、毎年違うし、
天気予報・長期予報とにらめっこしながら、
その前を見極めて作業します。

アスパラで言うと、降雪によって倒伏するまで、
できるだけ刈り取りを遅らせたいのです。
ハウス被覆もギリギリまで剥がしたくないのです。
とはいっても、だいたい作業できて11/15くらい、
という当たりはつけています。
ムスコのサッカー場も、冬はなくなります。
今年はコンサドーレのセレクションを受けるので、
雨でもボールを蹴れるようにしました。
結果は、運よく合格できまして、来年4月から、
コンサドーレ札幌U-12に入ります。

ハウス被覆、残る4棟を11/5に巻上げ、
11/7に刈り取りました。
11/8-9に大雪予報がありましたので、
本当にギリギリまで耐えましたが、
ハウス内のアスパラはまだまだ青々してました。
刈り取るのがもったいないのですが、
降雪で倒伏しては同じこと。
思い切って刈り取りました。

その後雪がとけて作業できそうなので、
解体するハウスの内部で作業。
時間がかかって人手が必要な作業も、
こつこつとこなして、できるところまで進めます。

11/13で全ての作業を終了し、11/15には慰労会。
今年もパートさんにはお世話になりっぱなし。
でも楽しく仕事してくれて、盛り上がって飲んでもらいました(笑)

アスパラの状態も悪くないので、
来年は今年のような苦しい年にはならなそうですが、
どんな春の天候になるかはわかりません。

あんな不作、と忘れられない2011年から8年経って、
それ以上の不作だった今年2019年。
5年に1度はくると思っている災害による不作は、
やはりまたすぐにやってくるのだと覚悟して、
日々改善につとめます。