2009年12月29日火曜日
2009年さよなら
本日、「ニューカントリー」の取材を受けました。まだ経営者でもないのに、経営者のネクストステージ、というコーナー。妻と二人で、うちやま農園について話させてもらいました。うちやま農園の特徴は、体験農園にとどまらず、作物をつくることから食べ方までをプローデュース、また父の経営は…、などなど、話はいつものように脱線し放題。発売は1月23日だそうです。
なぜ写真が某メーカーのお菓子かというと、取材に来られた素敵な女性記者さんの写真を撮り忘れてしまったため、お土産を撮った次第です。すみません。
相変わらず、農家が聞いたら怒るんじゃないかということばかり話しました。今年は農家のこせがれネットワークのお陰で、たくさんの取材を受けさていただきました。でも、こんなに好き勝手なことばかり話していたら、総スカンを受けるのではないかと心配にもなります。
こちらは、マイナス12度まで冷え込んだ朝の、樹氷です。こんな天気には「シバレル」といいます。寒い、滅茶苦茶寒い、のもっと寒い版です。
さて、本年もみなさまのお陰で、うちやま農園は無事(?)に一年を過ごすことができました。ありがとうございます。そして、来年もまたよろしくお願いいたします。
…このブログは妻の料理ブログに比べるとかなり不人気です。まあ、面白くないのはわかって書いてるんですけどね。でもうちやま農園が続く限り、このブログも続きます。よろしくお願いします(^^)
2009年12月24日木曜日
新聞て…
ブログの読者が2名になりました!嬉しい(^^)
さて、今日は新聞記事について、ボヤキを。
一昨日、某新聞社から電話で質問を受けた。内容は「農家の戸別所得補償の運用で産地づくり交付金などの補助が減額されますが、うちやま農園のアスパラではどうですか」というもの。
回答は「アスパラの全面積ではないが一部は補助金をもらっている。受取額は120万円くらい。減るのは減るが、補助金をアテにした経営は行ってません。それよりも、票取り目的でない政治を自信もって推進してくれ、と思ってます。」と。
それが記事には「80万円くらい補助金が減額となる。正直、辛い。」と。…!!!ぬぬぬ…。補助金をアテにしている農業経営は、経営ではないと思う。記事には美唄市のアスパラ農家(33歳)と書かれている(実際の経営主はまだ父なので正確ではありませんが)ので、まあ、我が家だとわかるでしょう。そこまで逼迫した経営ではありませんが、補助金をアテにしている農家が見たら「うちやま農園も苦しいんだな」と共感してくれるかな。周囲から浮かないためには結果オーライかな??
書きたいことを書けばいいのか?事実を書くのが新聞の役目でしょう。僕も妻も取材して成果物のレポートを納品する仕事をしていたので、取材する人への目は厳しめ。書きたい内容は仮説であって、取材や調査によって事実が違えば、実態を書くべきだと思いました。古くから賢い経営をしている農家ほど雑誌や新聞の取材を嫌がりますし、かつては私の好きな中田英寿氏もそうだったように、やはり乗り越えなければならない壁があるのかな、こちら側に。言い方が悪かった、出会いを大切にしていなかった、相手を尊重していなかった、などなど…。
2009年12月20日日曜日
農業道徳その2
後藤さんとの話し合いには父も参戦。それについての雑感を。
さて、『儲ける』とは、適正な利益を上げること。暴利を上げることが儲けではない。私と父にはこの認識に行き違いがある。二宮尊徳曰く、『道徳なき利益は悪だが、利益なき道徳は戯言』だそうです。
一方で勉強になったのは、新しいとか珍しい、ことへの話題集中の疑問。農業ブームの中ですがその以前から、報じられる農業はそこへ。過去からの伝統技術を守り良質な農作物を作り続けている農家、食糧供給を義務と捕らえて日本のために作り続ける農家、農協の責任は農家にあると黙々と努力する農家…。いずれも数は少ないですが、うちやま農園も含めて現在メディアに注目されている小売り農家や効率的経営よりも、大事にしなければならない農家は、たくさんある。まあ、継ぎたい農業や魅力ある農業とは別次元の価値ですけどね。私もややミーハーなので、それを忘れてはならない。
2009年12月15日火曜日
新・農業人フェアにて
2009年12月10日木曜日
アスパラガス加工品
あくまで一個人の感想ですが…最悪でした(>_<)
アスパラガスはこれまで加工品としてはヒットがないです。ジャム、焼酎、缶詰…。消費者に与えた印象は、風味や匂いに癖があって食べにくい、加工品で美味しくないなら新鮮でも美味しくないだろう、などではないでしょうか。
このジュースもそうです。香り・味・後味は悪く、栄養価が高いというだけでは我慢できません。ホワイトアスパラの缶詰の味は本物ではなく、新鮮なものの本当の美味しさが理解され始めた昨今、これはまた誤解を与えるでしょう。復刻版、と書いてあるのですが、以前の評価も気になります。
農家や地元を助ける加工品ならいいのですが…
2009年12月8日火曜日
農業道徳
ブログ書いてる方は尊敬する農家のひとり。うまく事が進んでいるときには、忘れがち。まだ身に付いていない証拠です。父は、私はこの辺が農家として足りないとよく言う。有無…
2009年12月5日土曜日
たまには仕事写真を
2009年12月4日金曜日
取材受けました。
Agrizmの1月16日発売号に載るそうです。
午後には、北海道アルバイト情報社のおふたりもいらしていただいたのですが、写真を撮り忘れました、すみません。
取材は、父は何回も、妻も数回受けているので慣れているようだが、私は本格的な雑誌の取材は初めてです。それが1日に一気に2件も…。
話をしていて感じたことは、私は消費者ウケしたり、紙面ウケする農家ではない、ということ。
農家の記事でよく見るものとして、消費者に喜んでもらえればいい、自分が作った成果がみえる、自然の恵みを受けて生活できる、生き方がここにある、サラリーマンと比べたら人間らしい、などなどのコメント。
実は、共感できるものは少ないんです。
農家のことと消費者のことを長期的に考えたときには、農作物の低価格化は農業の衰退を招くし、自然の恵みをもらうなら山にこもったりする方がいいし、農業は取りたい作物だけを作るので自然には逆らっているし、同じ仕事なのにサラリーマンと農家を比較するのも変だな、と思ってます。
仕事として、自分の成功する場所として農業を、内山家を継ぐことを選んだわけなので、自己実現の手段です。もちろん、エンドユーザー(消費者)への最大の満足を考え、地域コミュニティーの改善や農業界の底上げ、土や作物など農業についての勉強、後世のことを考えた持続可能な農業を展開していくことも必要ですが、それは農業でなくても、サラリーマンでも必要なことでしょう。
さらに、農協や国策に頼らずに自分で経営できる農業を考え、実践していくことは、既に当たり前のことで、特別大きな声で言うことでもないと思います。さらに、取材をされたことがない農家にも、素晴らしい農家はたくさんあるんです。
そんな考えがあるものだから、「あれ、農家らしくないな」という感じの表情をされたり、「そうですよね!」なんていう盛り上がりに欠ける取材だったかな、という感想です。
でも、それが私らしい、と妻や友人は言ってくれます(^^)
ということで、我が家の写真もいっぱい撮っていただいたので、私が撮った下のような家の写真が、どんな素敵な写真になるのか、楽しみです。つまらないから、すこーししか掲載されないかも知れませんが…。
最後になってしましたが、REFARM設立発表会in北海道の開催内容が決定しました。
http://www.re-farm.jp/event/2010/01/refarmin-1.html
是非ご参加を!!
2009年12月2日水曜日
いつの間にか!!
2009年11月27日金曜日
怠けてました
つい先ほど、農家のこせがれネットワーク設立発表会in北海道、のための有志集会を行いました。本気で農業の新しい標準を作ろうとしてます。詳細は改めてご案内しますが、2010年1月11日祝日に札幌で行いますので、是非お越しください!
報告が沢山。
まず、新居が完成しまして、いよいよ二世帯同居が始まりました。家はとても素敵ですが、同居、は農家の嫁が出ていく理由No.1です。私は常に妻の味方ですが、どうなることか^^; みなさん遊びにきてくださいね。
キャベツ。全然駄目。玉が大きくならず、巻き方も悪い。味は越冬用としては素晴らしいのですが、全体の1割くらいしか収穫できませんでした(T-T) 30万円くらいの大赤字…。悪天候とはいえ、私が言い出しっぺなので、父母様ごめんなさい。
畑の雪が溶けてしまってます。引っ越しで片付けが遅れているのでありがたいのですが、何やら暖冬で雪も少ないという長期予報…。心休まらない冬期休業かなあ。
その他諸々、次回以降にします!
2009年11月6日金曜日
最終日
何を考えてるのか知らんが、9時から。競りも見れなければ野菜運送作業だけで人もいない。旅行内容の会議で『せめて7時にしてくれ。最終日なんだから早起きしても大丈夫でしょ。』と言ったら、研修だけが目的じゃないから忙しくしたらだめ、息抜きも大切だ、なーんて信じられない理由で却下された。しかも旅行に行かない青年部の役員に。今でも納得いかない。
鹿児島市場では北海道の馬鈴薯、玉ねぎ、大根、南瓜を取り扱っていたが、美唄とは取り引きなし。札幌の市場関係者とはいつも取引価格をめぐってモメル。基本的には鹿児島も同じかな。違うのは、相対が70%を超えており、活気がなくなっている、というところ。需要激減によりますます農家に金が落ちないが、決済が1週間なのでキャッシュフローを考えると年一回よりはいいなあ。
あっという間に4日が終わりました。百聞は一見に如かず。また農業マンとして成長しました!今回研修したお陰で、さらに勉強することが増えました!
まずは…
ぐっすり眠って疲労回復します。
写真は桜島
そして今回のメイン(?)、知覧特攻平和会館、行ってきました。陸軍特攻隊の遺品が展示してあるのですが、寄せ書きや写真を見て胸が切なくなり、遺書を読んで号泣でした。『一死報國』、『天皇陛下萬歳』なんて、今の常識や感覚ではあり得ない。さらに、ここにある手紙は、軍の検閲を通ったものだけだから、全てが心情を吐露したものではない。しかし、子供や後継者や後輩などに少なからず教育らしいことやる以上、過去の凄まじい教育と感情操作、不条理な環境など、知っておいた方が絶対いい。
2009年11月5日木曜日
2日目
(有)さかうえさん、何と視察費が1万円。この姿勢が好き。有名すぎて、何を書いたら面白いかな…… 。 無借金や効率的な人材・機械利用などは周知の通りですが、特に僕が感じるのは、社長の情報収集の圧倒的なチカラ。これがバックボーンでしょう。売れる作物、機械の補助金など、早いです。
明日は知覧の茶生産組合を視察させていただきます。実はそれよりも、特攻平和会館の方がメインだったりします。
2009年11月4日水曜日
研修1日目
宮崎にきました。美唄は雪の中を出発しましたが、やはり南国、温かい(^-^)
メインは葡萄園スギヤマさん。スギヤマさんの本は読みましたが、賢い農業の教科書のような人でした。歯に絹着せぬ物言いで、北海道の機械屋に金を落とす農家を暗にバカにしながらの話、とても楽しかったです。農業を科学する、とはこういうことですよね、ほんと。
ただいま、繁華街から帰ってきました。以外と栄えてるが、まとまってることでそう見えるのかな。りんごさん、米ちゃん、ありがとうございました。うどんを食べ損なって残念ですが、うまいものはまた明日。
2009年11月2日月曜日
雪だー
ついに降っちゃいました…。
まだ黄化が不完全だったので、綺麗な紅葉もなければ、株への養分の転流も不十分です。来年のアスパラの出来は、やや不良となると思われます。この後も雪は降り続けており、現在の積雪は20cmくらいです。明日まで降るので、どれだけ積もることやら。
立茎栽培のために立てたイボ竹を抜くのが、積雪直前の仕事。超特急で抜きました。畑が広いために丸3日かかります。雪前に抜かないと折れてしまうので、もう必死です。
こちら、スコップの左の細長い物体は…自然薯です。
お分かりの通り、失敗しました。7月の長雨で根が張らなかったためと思われますが、葉っぱの展開も悪く、薯も縮こまっています。食味には問題がないので、来年は、水はけの良い場所で作ることと、ムカゴから種イモを作ることに挑戦します。20個植えて2つしか掘ってないのだが、このまま埋めとくと大きくなるのかな??
そういえば、今年来た修学旅行生のこと、ブログに書いてないですね。すみません、今月中に書きます。あと、妻のブログはもうすぐ更新されるみたいです。
明日から、農協青年部の研修です。3泊4日宮崎・鹿児島に行ってきます。果物やこちらにない農業・農産物をたくさん勉強できるほか、知覧特攻平和祈念館、宮崎のスギヤマファームさん、鹿児島の焼酎、指宿温泉などなど、勉強以外にも楽しみがいっぱいあります。こちらのブログをレポート代わりに使って九州を紹介しようと思います。
2009年10月26日月曜日
2009年10月24日土曜日
今年も
天候不順で昨年より1か月以上遅れての作業です。今年は雪の中での農作業がありそうだなあ…(´Д`)
この方のブログ、毎日更新されてます。http://a-gyo.blog.drecom.jp/m/archive/849
凄いです、いろいろと。勝手に紹介しましたが、怒られないと思います(^^;
2009年10月22日木曜日
担い手像見直し拡大路線修正
gxc.google.com/gwt/x?client=ms-docomo_etc-jp&ei=C4PfSqT3GY3s6AOVmNirDg&guid=on&u=http%3A%2F%2Fwww.nougyou-shimbun.ne.jp//modules/bulletin/article.php%3Fstoryid%3D3187&wsc=tc&wsi=4db65ab75a408851
まぁ、国の政策がどうだろうと、自分で作って自分で売ってきた農家のやることにおおきな変化はないか。ついでに、既得権者だけが得をして汎用性の低い補助金制度も見直すべき。言い出したら農地法や減反や……見直してほしいことの枚挙に暇がない。
2009年10月17日土曜日
小麦播種
大豆との輪作で、大豆収穫後にサブソイラを入れて水捌けを改善し、土壌改良材を散布してからソイルクランプラ(チゼルプラウともいう)で土と混ぜながら平らに均し、種をブロードキャスターで巾12mでバラマキし、ロータリを上っ面5cmでかけて土と種を混ぜる。鎮圧ローラーを引っ張る。
以上。3haくらいだから、中型トラクタでも3日くらいでおわります。
写真はロータリ耕の後で虫を探すカラスたち。この辺のカラスも人と機械に慣れていて、春と秋は襲われないかびくびくしながら仕事してます。
2009年10月15日木曜日
どう思いますか?
私の見たフランスの番組では、Mンサント社の動物実験で、遺伝子組み換え食を食べた牛が変死しており、同社はそれを隠蔽し、賄賂で許可機関(FDAだったかな?)の担当者を買収して、許可を取得した、と。
変死する可能性はかなり低いんだろうけど、倫理観だけではないようだし、農家の手間を減らすことだけを考えて食べる人のことを軽視した姿勢が嫌。農薬同様に気にすべき事項です、きっと。
ちなみに、上記許可は裁判にもなっているようですが、M社の勝訴。証拠の立証が難しいですよね。さらに、アメリカでは裁判官も選挙で選びます。選挙コンサルタントという職業も多いです。これでは、企業VS原告(弁護士など)という構図が裁判官の中にも芽生えるのでは?
2009年10月14日水曜日
大豆刈り
私、農業機械の操作が苦手です。徐々に慣れるしかないのですが、大きくて恐い、んです(^^;
2009年10月13日火曜日
恵まれた環境
今回記述したいのは、畑と同じ敷地内に住居がある、
という環境です。うちやま農園は13haの農地がほぼ
同一敷地に広がっています。
これを当たり前と思っていましたが、後発の土地開発
農業地域や、離農や後継者不足などによって離れに
土地を持っている人がいるんですね。こうすると、
納屋はどこに置くか、機械の格納庫はどこか、通勤は
どうするか、休憩場所はどこか、などなど農作業以外
に考えたり手間をかけたりする事が多くなります。
気候風土や先代の功績のほかにも、恵まれた環境に
いるな、と道外の農家と話をすると感じることが多い。
ちなみに、北海道でも農地を広げるために離れに土地
を持つ農家が急増しております。規模拡大だけが農家
の生きる道、と考える人もいますが、効率化を考える
ときには疑問です。昔の言葉で、隣地ほど便利で有効な
土地はない、という意味の格言があります。
「隣の土地は借金してでも買え」
2009年10月11日日曜日
冬支度です
左はアスパラが根っこに養分を転流させて黄色くなっている
もので、これから雪が降る前にかけて、紅葉していきます。
去年は娘の出産で写せませんでしたが、綺麗なので後日
紅葉したアスパラ畑をアップします。
ちなみに、手前に枯れているアスパラがあるのわかりますか?
病気で枯れてるんです。病気で枯れたものは養分の転流が
ありません。この時期に褐色に枯れるのは病気なので要注意。
右は大豆収穫直前。現在の水分率が20%強で、19%以下で
受け入れしてもらえるので、もう数日待ちます。
こちら、左は来年の種になるパプリカと万願寺唐辛子です。
農家らしく、種は買わずに自家採取です。今のF1品種では
こうは行かないのですが…。詳細は極秘です(^^)
キャベツ、葉の広がりはいいのですが、巻きが弱い。もう
巻き始めてもらわないと…。
こちら、新居ではしゃぐ愛娘。歩けるけど、高速ハイハイで
移動します。ちなみに、よく男の子に間違えられますが、
女、です。もうすぐ1歳です。
台風の被害はほとんどなかったのですが、最近雨が多く、
作業がすすみません。娘と戯れる時間が増えて、仕事に
足が向きにくくもなってます。
これから11月中旬にかけては、除草剤散布、大豆収穫、
小麦播種、緑肥のひまわり鋤き込み、アスパラの支柱片付、
キャベツ収穫、ハウス片付、などなどです。天候不順で
やや作業が遅れ気味ですが、たぶん何とかなります。
2009年9月26日土曜日
今期のアスパラ終わり
昨年のブログに続き、今年もばらばらのアスパラです(笑)
今年もありがとうございました。明日は霜が降りるそうで。
最近、日経MJのセミナーにて小阪裕司氏の講演を聞いて、
うちやま農園のアスパラについて気づいたことがある。
(ちなみにセミナーは、人の行動と感性から業績向上を
考えるニューロマーケティング系のもの。勉強楽し。)
それは、泥炭地で作っている、という難易度の高さ。
もともと山菜であるアスパラは、水捌けが良い土地を好む
ので、美唄で作るまでは、火山灰や砂地でおもに作られて
いた。現在もそれが多い。なぜ泥炭地が難しいかというと、
まず水捌けが悪い(これは暗渠でクリア)、次に窒素分が
多い(しょうがない。こういう土質、という割り切りでクリア)、
さらには、有機成分が多いために細菌類が多くて病気に
なりやすい(防除回数が多くなるが仕方ない。クリア)、
などなど。枚挙に暇がない。36年前に作り始める時には、
泥炭地でアスパラなんて、絶対に失敗する、おかしなことを
始めるもんだ、などと周囲に囁かれたそうです。
でも、泥炭地のお陰で、独特の甘みが出て、根本まで柔ら
かいアスパラになるのです。
これ、来年はもっとアピールしようかな。露地主体の栽培は
北海道に多いが、泥炭地というのは北海道でも美唄くらい。
いい武器だ。
(内緒話ですが、水稲に泥炭は向かないと言われてます。
蛋白が高くなってしまうそうで、食味悪に。でもそうすると
美唄の米が売れなくなるから、大声では言えない…。)
2009年9月20日日曜日
こんな状況です
病株と健康株
2009年9月15日火曜日
怠慢??
現在、訳あって引っ越し中。
今年中には新居を公開します!!
引っ越し、生涯で9回目。農家は引っ越しがないので、小さい頃は転校生に憧れましたが、高校を出てからは引っ越しだらけ。変化を楽しむ、とは、仕事に限らずです。
2009年9月6日日曜日
秋晴れは程遠い
今年最後の体験農園に、千葉県から若い夫婦が
いらっしゃいましたー。
あいにくの時雨もようの中、美味しそうなアスパラを
探してきてくれました。仲良さそ(^^)
さて、午後からはハウスのアスパラを植え替えするに
あたって、暗渠掘り。機会は自前。ところが、
連日の降雨によって土が軟らかすぎたために断念。
ハウスを先に張って土を乾かしてからやり直すことに。
当初は暗渠は既存のものを利用する予定でしたが、
水捌けの悪さから、急遽やることにしたため、
段取りが滅茶苦茶。今年の定植も諦めるか…。
ここから、長いかも。
先日、父が代表を務める「そらちDEい~ね」という
グリーンツーリズム(GT)団体のお客様で、GTの
レポートを書いているという札幌大学大学院の方が
うちやま農園にいらっしゃいました。
そこで改めて感じたのが、2代目がやってきたこと、
やっていることのお陰で、随分と広い視野にたって、
多岐に亘る活動にも参加で来ているな、ということ。
これを、当たり前、と考えるか、恵まれている、と考える
かで、対面、対自分において、成長が分かれると思う。
感謝の顕れというか、したことされる、というか。
人にしたことは自分に返ってくる。こらが真理、と
以前に教わったことがある。
肚に落ちた。
だから、自分に訪れたことは、良かれ悪かれ、自分が
起こしている、自分が選んでいる、すなわち自分の
責任なんだ、とすべてに納得がいくようになった。
話がややそれました。
ちょっと違うけど「愚者は教えたがり、賢者は学びたがる」
この言葉、結構好きで、謙虚に学び続けることが、
成長への早道。現在の状況を悲観も楽観もしすぎず、
ただ機会は今しかない。そう日々を過ごしている…否、
半分くらいかな。やはり自分に甘いから忘れちゃう。
いいたかったのは、自分の受け止めかたと表現の
しかたで、未来は小さいながらも変化していく、ということ。
ひとりごと
改めて言いますが、私は無宗教です。でも、D.カーネギー
に影響されているということは、キリスト教なのかな??
2009年8月31日月曜日
授業でうちやま農園
の青山千景講師さんのクラスが体験農園にきましたー。
何でも、農家に行って、収穫や農作業体験以外に、
話をしてくれるとこを探していたそうです。それは、
うちやま農園が求めていることろ!!(^^)
青山さん含めて9名の体験でした。
私のややクドイ話も熱心に聞いてくれる生徒さんたち。
ちょっと的外れな話もしてしまいました。
土づくり、市場や卸売のこと、流通形態よりも、
『なぜ、うちやま農園のアスパラは美味しいか?』、
なんてことをもっと話したらよかったかな。
アスパラ以外にも、生で食べられるトウモロコシに
感激してくれる生徒さんたち!
本当に元気いっぱいです!!
帰りに3代目も入って記念撮影。
後列の左端が青山さん。食育を現地で実践する、
素晴らしい食育インストラクターです。
また、別の機会に一緒に仕事させてもらいたいな、
と思いました。
生徒のみなさんも、やりたいこと目指して、
ガンバレー!!
2009年8月23日日曜日
研修生は、早大ボート部OB。
今週は腰痛に始まる苦しいスタートでしたが、後半は
楽しい出会いがありました。
まず、写真の右おふたり様は北大医学部生で、
キャンプ体験にお越しいただいた夫婦です。元早大の
応援部長さんで、Dr.コトーを目指しています。
そして、左の漢が、元早大ボート部の土田くん、
いいえ失礼、松橋くんです。秋田の米農家の息子で、
今年大学を卒業予定。農家のこせがれネットワークの
COO脇坂さんの紹介で、2泊3日の研修に来ました!!
19日夜にメールをくれて、21日に来るという、大学生
ならではの決断力と行動力にまず感動。研修中も熱心で、
柔らかい物腰ながら、いろんな事を考えて、吸収している
んだな、と感じました。
僕と同じく、実家に入る前に、他の農家で勉強したいと
考えていて、また、教員免許も取得予定で、さらに実家の
米はお父さんが相当おいしく作る、など、似ていることが
多かったので、ついつい可愛がってしまいました。
帰りの姿ですが、大きなリュックが小さく見えるのは、
気のせいだと思います。また会おう!!
農家に限らずですが、さまざまな経験は視野を広げ、
出会いを広げ、自分を大きく成長させると思います。
就農年数は実力とは比例せず、体験したことは何を
やるにしても自分の糧とできるはずです。これからの
農業を変えるのは、変える力があるのは、思うに
若い農業者です。自分の選択のすべてに責任を持ち、
我が家のことも、地域のことも、国のことも、世界の
ことも考えながら農業を行っていかねばなりません。
世間の農家イメージは間違いだらけだし、農家を
ナメてる方々にもできるもんではありません。
こせがれ君たち、農業をやりたまえ!!
2009年8月20日木曜日
晩夏の曇天続き
たぶん、寒暖の差も有利に働くと思うのですが、25度以上で生育がとまるソラマメを、初夏どり、秋どりできる環境は、適している、と言えますよね。でも、食べる習慣がないので、生産者も少ないんですよ。今日出荷しているのは、うちやま農園くらいらしく、鎌倉や、高級有名フレンチ、札幌のソラマメ好きさんなどに送りました。
写真は、本日収穫の一部。不稔で1粒莢が4kgもありましたが、Mサイズ以上で15kg収穫。でも予定量の1/3くらい…。右の写真は、10月収穫予定のソラマメ。左にちょこっと発芽が見えるのが、秘密の大根です。北海道での作付は知人以外はないので、できたら報告しますね。
夏野菜、ハウス内でやっとこんな状況です。昨年たっぷりとれたパプリカは、低温により花が落ちちゃってます。いや、管理不行き届きもありますが…。
2009年8月19日水曜日
怒り
この内容には怒り続けたい、誰になんと言われようとも。
特に最終コメント。
これに怒り続けられる限り、農業を続けられると思う。
もちろん、起こること自体が無意味なことで、何の解決にもならないことはわかっているつもり。必要なのは深呼吸と冷静な分析・判断。しかし、怒りはパワーを生むこともある。この種の怒りであれば、必要性は高いでしょう。
2009年8月18日火曜日
腰が…
2009年8月9日日曜日
夏もアスパラ、大好評!!
夏もアスパラ刈りやってまして、休日は訪問者でいっぱい(^^)
左は、美唄の子育て支援センター主催のアスパラ体験農園、
右は、宇都宮からキャンプにきてくれたご家族です。土の
ベッドにテントを張って、楽しんでもらいましたー。
子供への食育、うちやま農園の本領発揮です!!
その他にも来て頂いているのですが、カメラを忘れることも
多くて…、すみません。
こちらは、東京からのお客様。アスパラも美味しく食べて
もらいましたが、キャベツやトマトも美味しそうにかじって
ました(^^) 野菜は採れたてに限りjます。
ソラマメ、あと2日ほどで採れます。空に向かって豆が伸びる
ことから、空豆、です。豆が綿で守られていることから、
蚕豆、とも書きます。もうちょっと、ガンバレー!!
20日くらいまで収穫できそう。
右は、家に持ち帰る野菜たちです。毎日野菜がたっぷりです。
快晴続きで、やっとトマトの味が良くなってきました。