2019年10月26日土曜日

視察について

道内はもちろん、秋田県、栃木県などの道外からも
視察に来てくれた本年。
ちょっとした、雑感です。
ちょっとじゃなく長いですが・・・。

うちは2代目の父が北海道で始めて立茎栽培を導入したり、
収穫体験を導入したり、アスパラ生産組合長を20年やったり、
アスパラを45年も作り続けていることもあって、
私が物心ついた頃から、よく人が見にきます。

父は視察やお客様には積極的に時間を裂いていました。
しかし、4年前から事業継承して私が代表になってからは、
少し来客にも変化があるような気がします。

というのも、画期的なことは私は特に行っておらず、
「良いものをたくさん作って、顔の見えるところに売る」、
ということ目指しているからだと思います。

視察に来ていただいても、何が聞きたくて来たのか、
何を知りたいのか、を明確に聞くようにしてますし、
ただ何となく来るという視察はお断りしてます。
うちで吸収できることがあるなら、喜んで情報提供しますし、
失敗事例を見たい方にはうってつけの圃場だと自負しております。

年々情報交換に充実した視察も増えていますが、
一方では、父の人柄を求めてきた方々には、
私の説明や圃場管理や経営理念ではもの足りなく帰ってしまう
方々も多くいるのも事実です。
圃場への視察は、基本的には代表の私が、
時間がとれなければ、父が代行します。

うちやま農園はひとつですが、
私、父、妻、と、それぞれが違う社会で活躍しているので、
それぞれ会いたい人にアプローチしてもらうと、
より充実した視察ができると思います。
全員に会いたいという贅沢な視察は受けられません。
だって、家族4人が揃って話することなんて、
お盆と正月しかないですし笑

あと、私は10年前と比べてずいぶんと丸くなりました。
攻撃したり罵ったりすることはないです、たぶん。

2019年10月13日日曜日

残す畑仕事も僅か

あと2週間もすると雪が積もり始める北海道。
前更新からまた1ヶ月も空いてしまいました。

アスパラは9/25をもって終了し、
収穫作業はカリフラワーとミニトマトを残すのみ。
畑は大豆が少し残ってます。

そして10/16からは降雪前の片付け作業に入ります。
ハウスのアスパラは、まずは被覆をはがすのが先。
でも、雪のタイミングが遅いなら、10/25以降に刈取ります。

露地は、3年ぶりに緑の畑です。
綺麗な畑ができました。
病気対策を諸々行いましたが、やはり天候が大きいです。

農作物は、自分が思うような収穫をするために、
たくさんの要件をそろえることが必要です。
その必要な条件の中に、天候、が大きく存在します。
土や水分や温度をいかに操作しても、
天気がよくないと、成果がでないことが殆どです。

施肥技術や有機成分の操作、微量要素の配分などが優れていても、
天候が備わらないと充分な農作物にはなりにくいのです。
だからこそ、天候には感謝しかありません。

長くなりましたが、来年に向けての準備をしつつ、
ここ1ヶ月の出来事を少し。

サッカーの仲間とムスコ。
小さい3年生コンビ、本当にいいコンビです。

こちら、マラソン大会でのムスメ。
そしてムスコ。
毎年出場している美唄ヘルシーマラソンの3km。
冷たい雨の中、よく走ったけど、練習しないとマラソンも勝てないよね。


結婚18周年、ついに子供たちをつれてディナーにいけるようになりました。
フレンチでも何とか食べれるようになってくれた子供たち。
毎年の楽しみになるといいなあ。


カリフラワーの大繁忙も終わりました。
アスパラのピーク時と同様、冷蔵庫が狭いなあ、と。

ミニトマトの最終盤。
上まで色づいてくれたら嬉しい。
2年目になって色々できるようになったけど、
売り先がなくて市場に左右されるのは、
やはり作るおもしろさも半減しちゃうなあ。


ということで、あと少しで楽しい農作業が終わります。
総括はまだ先にします。
でも、春のアスパラの大幅減収で苦しいスタートとなりましたが、
夏も諦めずに頑張ったお陰で、
よい夏の収穫に恵まれ、来年への仕込みもできました。
友人農家が「とにかく諦めたらアカン」と言ってくれまして、
何とか年を越せるくらいまで回復しました。