お盆過ぎたくらいには、もう今シーズンも終盤戦を残すのみ。
毎年この時期には「去年は何してたっけ?」とか
「去年のアスパラはどんな感じだった」と思います。
これが、昨年6/3に9cmポットから定植したハウスの、
昨年8/22の写真。
(ハウスの幅は7.2m)
こちらは、本年6/13にセル苗から定植したハウスの、
本年8/23の写真。
(ハウスの幅は6.3m)
10日間の定植遅れと、苗の状態としては
1ヶ月以上ハンデがあるポットとセル。
その割りに、本年のアスパラにはほとんど遅れがない
感じにまで生育が追いついてきました。
といっても、光の当たり加減や天候で全然色は比較できませんが、
単純に繁り具合と背丈での比較です。
入れてる堆肥の量も今年の方がやや多いですし、
何と言っても晴れの日が多かったので、
それが大きく起因しています。
ついつい「腕が上がった」と思ってしまいます、というか、
こんな時くらい思わせてくれ。
いやいや、勘違いしてはいけません。
(とはいえ、昨年と潅水方法、温度、栄養など、管理方法は変えてます)
冷静に判断すると、やはり気温と日照なんです。
あと品種も違うので、生育は今年の方が旺盛になって当然。
それでも、来年の夏アスパラからは収穫できそうなので、
とりあえず、ひと安心しております。
こちらは、今年最後の夏どりをしているハウス。
というのも、来年は国営基盤整備事業の工事区になっており、
約7haが更地に返ります。
このハウスも、来年の春収穫を終えたら、解体します。
最後の夏アスパラ、綺麗に出てきてくれています。
来年の基盤整備でアスパラ露地畑は1ha、ハウスは10a、
畑作は6haが利用できません。
アスパラは定植から収穫まで3年かかります。
なくなったアスパラの代替の畑を来年つくりますので、
そのための苗です。
約14,000株。
越冬させて、生き残った苗を来年6月に定植する予定です。
ちなみに、今年アスパラを植えろ、という親父と、
来年植えたいという私の間で意見対立しました。
基本的には、代表は私なので私が種や苗の発注を行わず、
来年定植する段取りを組んだのですが、それぞれの言い分はこうです。
父は、なくなったアスパラ畑のかわりに、
再来年から収穫できるアスパラ畑をつくるべき、と言います。
確かにそうです。
反対した私の理由は、
1.今年は定植2年目の畑とハウスの新築・定植があり、そこに手間がかかる。
2.私がうちで経験した短い12年のうちで、急いで定植して良かったことは1回しかない。
3.再来年に定植する方が、基盤整備で畑が減っているので、定植作業に集中できる。
というものです。
これが吉と出るか凶とでるかは、運だし、結論は10年くらい経たないとわかりません。
露地アスパラは定植した年の天候がとても大事です。
今年は干ばつ気味でしたが、結果としては「定植には良い年」でした。
来年はどうだろうか・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿