2009年5月18日月曜日

ホワイトアスパラの『アスケン』


 今夜の夕食は、『アスケン』さんのホワイトアスパラ。
太くて逞しいフォルムで、味は香りが豊かで、苦味が
適度(アスケンさんは、今年は苦味が足りない、と
言っておられました)な、おそらく本物の美味しさ。
 ホワイトアスパラについては、うちやま農園は
作付2年目なので、ほぼ素人です。同じアスパラでも
管理方法や土壌・肥料の影響などが異なるために、
33年のグリーンアスパラの知識だけでは足りません。
 昨年、北海道大学の前田先生(現在は弘前大学)に
お願いしてアスケンさんを紹介してもらいまして、
情報交換を行っております。
 農作物についてよく思うことは、農家はもっと他の人が
作ったものを食べてみるべきだし、本当の野菜の味とは
なにかを求める方がいいんだろうな、ということ。
 『うちのが一番美味しいよ!』なんてよく耳にしますが、
食べ比べをせずに言える言葉ではないし、百人百様の
好みがある中で、一概に一番とは言い難い、のでは?
 また、アスパラはホワイトもグリーンも、春の萌芽を
するため、野性味というかエグミというか苦味というか、
昆虫や小動物から身を守る自己防衛の物質を体内に
もっています。それを楽しんで味わうのが冬眠から体を
起こすことになるし、人間にない能力も『いただく』という
ことになる、のではないでしょうか。
 あ!こういう食育をもっと体験農園で広めていきたいな!

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