2016年9月10日土曜日

失敗は成功の糧

生産においては、特にそれを感じます。
失敗というよりも、それはただ必要な経験なんだと。
それを活かすか、失敗で終わらせるか。
それが生産の大きな楽しみのひとつです。


そして、生産に限らず、営業・販売でも同様です。


熟慮して取引に至ったとしても、信頼関係を結ぶに
至らない取引先は、多々あります。


今年だけでも、

商品第一を掲げて取引に至るも、いざ始まると価格の事しか言わない、とある通販会社さま

市場のアスパラが少なくなった時だけ取引依頼をする仲卸さま

電話のやりとりすら面倒がる担当者がいる小売店さま

市場のアスパラが高いときにしか注文しない飲食店さま

などなど、上手くいったことも下手こいたこともあります。


この取引は失敗だったかというと、決してそうではありません。
双方のニーズが合わなかっただけかもしれませんし、
人間関係が生理的に合わないこともありますし、
そもそもの要望を取り違えていたかもしれませんし。


この経験が、次の営業・次の信頼関係構築に役に立ちます。
もっとしっかりニーズを聞こう。
市場取引にないメリットをきちんと聞こう。
電話以外の連絡方法を初めに聞いとこう。
どんなアスパラがいいのか、もっと深く聞こう。


基本的に変わらないことは、会わないと上手くいかない、ことです。
会った上で、信頼関係を結び始められます。
会っても駄目なら諦められる。
アスパラは、話せませんし、アスパラ見て作り手や畑がわかる人もいません。
アスパラの話ですが、人と人のつながりです。
確かなアスパラづくり、とともに、確かな信頼関係づくりも、
重要な農業経営の基盤です。

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