2021年12月8日水曜日

出張あれこれ、お店編

11/23~12/3、2年ぶりにお得意様へのご挨拶で、
関東、中部、関西を出張してきました。

昨年はcovid-19の影響で行けなかったので、
久しぶりにたくさんの方と直接会って話す、
笑顔で話す、充実した時間を過ごせました。

内容が多すぎるため、お店編、農家編、友人編と
分けて記録しようと思います。
もちろん、ここに書けない、お店への配慮で公開できないことや
僕が個人的に思ったけど言えないよね、という話はたくさんあります(笑)


飲食店さんにつきましては、
さすがというか、
全てのお取引様は継続して営業されております。
お客さんに愛されているかどうかが問われましたが、
原料供給側としては誇らしい気持ちでいっぱいです。

全てのお店にご飯を食べに行くことはできませんでしたが、
これまでお会いしてなかったシェフと話したり、
これまで予約すらできなかったお店でご飯を食べたり、
遠くから元気な営業の様子をこっそり眺めたりしました。
状況は少ししか良くなっていませんが、
みなさん前向きに動いていて、
お客さんもエチケットを守っていて、
それでも夜遅くなると人は少なくて、
お酒の消費量も少ないままで、
2年の間に変わったニーズとうまく付き合いながら、
それでも好きな仕事に関わっているみなさんに、
人と人のつながりが近い現場の良さを感じます。



小売店さんは、元気になりましたが、
変化に対応するのは、いつでも求められていますよね。

野菜売り場では、自分の写真があると少し気恥しくなります。
同時に、気持ちも引き締まります。


ポップについても、うちはもう少し売る人のこと、
延いてはお客さんのことを考えるべきだと痛感しました。

アスパラについては、需要に対して日本の全体的な供給が
間に合っていないのではないかという印象です。
供給力の低下については、農家編で書こうと思いますが、
良いものが取れなくなっている中で、
どうやって集めるか、野菜の価値を伝えるか、
喜んでもらえるか、を真剣に考えていただいてます。


プレオープン前日のお店へも。

こちらのお店は、もう何もかも
ずば抜けている印象です。

物事をひとくくりにして話すことは嫌いですが、
関東よりも関西の方が、売り場の表現力が豊かなんじゃないかと思いました。
流通、慣習、需要量などの要因は色々あると思いますので、
良いか悪いかではなく、お店が何を選択しているか、ということを
今までにないくらい感じることができました。
八百屋さんやバイヤーさんたちと付き合い始めて、
まもなく10年になり、
ようやく人と売り場のつながりが見えてきた気がします。

そして、お店にいくと、ひしひしと感じるのが、
お店側の雰囲気。
売り場とお客さんと店員さんから何となく感じる雰囲気が、
よい空気感なのか、少し違和感があるのか。
その感覚を感じるのも、楽しかった。
間違ってることもたくさんあると思いますが、
なんとなく感じられるようになったのが、嬉しい。


2年前にマツコの知らない世界にでたことで
うちのアスパラが売りやすくなったことも寄与していると思いますが、
アスパラ自体の価値はもう少し上がっても良いと思います。
うちだけじゃなくて、どんなアスパラでも。

鮮度や味だけじゃなく、品種や現場の臨場感、
加工、ポップなど、うちができることは、
まだまだたくさんありそうです。

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