11月12日にて、雪前の片付けを全て終えました。
これまでの10数年と違って、
春と秋がそれぞれ1ヶ月もなかったんじゃないかというくらい、
夏への移行の早さ、冬への移行の早さが特徴でした。
それに加えて雨の天気が多くて畑が乾かず、
短い時間でたくさんの作業をしなければならなかったので、
気忙しい一年となった印象です。
アスパラも家族も、なんとか元気に年越しできそうです。
アスパラは今年並みか微増くらいの収穫量が見込まれまして、
味に関しても半分は天気ですが、改良の成果に期待してます。
父も母も歳の割にはとっても元気。
娘は高二の女子高生生活を満喫しているようだし、
中三の息子はサッカーが一旦終わり、高校に期待してる様子。
私はトレーニングや食事改善を妻に手伝ってもらって、
近年で最もパフォーマンスが良い一年になりました。
(おかずの構成が変わり、大変だという愚痴もありますが、家族にもそれは良いはず!)
スタッフたちは今年もフル稼働。
ちょっと人数が少なかったこともあって、
かなり忙しく働いてもらいました。
元気なスタッフの姿に癒されることもちょいちょいあります。
お得意様にもスタッフにも恵まれ、
今年もありがとうございました。
以下、前回からの2ヶ月の推移です。
前回の投稿でゲリラ豪雨ばっかり、と愚痴りましたが、
9/21の写真ではまだ緑をかろうじて保っております。
しかしこの後、あっという間に病気が広がってしまい、
9月26日にはこれくらい黄色く、葉も落ち始めました。
アスパラがほっそりとしていますね。
緑が薄くなってきたのは、養分転流が始まった証拠です。
この養分転流が大事なアスパラ。
本州や九州では夏アスパラの萌芽が終わってからは
晴れて乾く日が多いので、たくさんの光合成が可能ですが、
北海道では萌芽が終わって1ヶ月もしたら雪が降ってきます。
温度も急激に下がるので、養分転流のための光合成も少ししかできません。
10月24日にはもうだいぶん枯れてしまいましたが、
かろうじて緑を残しています。
この3日後に大雪で全て倒れてしまいます。
その前も曇天が多く、どれくらい光合成をしてくれたか・・・。
その少し前、一部の枯れた畑では、病気の菌を焼却すべく、
アスパラを刈り取ってガスバーナーで地面と株元を焼却しました。
女子たち、火の扱いも上手です。
こちらは土壌還元消毒の後に植えたアスパラ。
8/30に植えて1ヶ月の生育でしたが、来年につながる良い生育でした。
ハウスについては、最近では現在収穫中のアスパラ畑に
土壌改良の資材を散布して、そのまま定植する改植が流行っているようです。
色々なやり方があって良いと思います。
ここは私見ですが、アスパラは根域の広い作物だし、
一度植えたら株の下の土はいじれません。
そのまま植えるよりは、しっかり消毒してしっかり耕す方が良いと思います。
九州では1年待てないと聞きますが、消毒期間は1.5ヶ月で済むので、
そのまま植えるよりは、しっかり土壌還元消毒をしましょうと言いたいです。
こちら、茂だけ茂ったけど、熟すのが遅すぎたフルーツホオズキ。
しっかり作っても色々課題が出てきます。
お客さんの希望量が送れなかった悔しい作付けです。
でも来年もやる。
片付けの大きな作業の一つに、ハウスの被覆を巻き上げる作業があります。
写真は巻上げ後に峰部に上って被覆資材をマジックテープで止めているところ。
アスパラが褐斑病にかかってしまいました。
秋の油断です。
ハウスは全部で22棟。
なるべく被覆時間を長くしたい。
雨や雪では巻上げできない。
風があっても巻上げできない。
5人のスタッフと時間との戦いですが、
今年も条件の良い時に無事に巻上げ完了。
あー、やったぞー、て叫びます。
細かい片付けも、全ては来年のスタートのため。
上手に片付けできると、上手に春のスタートが切れます。
すごいのは、私だけじゃなくて、スタッフも
そのつながりを理解して片付けをしていること。
感動しちゃうよ、本当に。
トラクターが20年を超えて修理が増えてきたので、
いきなり壊れないかということかな。
世間的にはクローズになったままですが、
農水省が米を作るのを実質的に制限する生産調整が行われていて、
地域では誰が米を作るかは権力闘争となるかもしれません。
くだらないことですが、自分だけ得しようとする人が現れることに、
とても悲しくなるし、田んぼを巡って争うなんてダメな人間だなと思う。
自分の周りの大切な人たちのために、
来年も一生懸命働くぞ、と毎年仕事が終わる度に思います。
今年も感謝感謝の一年でした。








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