2016年8月28日日曜日

トッピング論争

培土論争に続く、勝手に論争シリーズ、第二段。
(7月に書こうと思ってました。時期的は来期の話になります。)

トッピングです。
アスパラ農家のトッピングとは、アスパラの主枝を切ることです。
放っておくと2-3mにもなるアスパラを、
任意の高さで切ります。
通常は1.6m程度ですが、好きな高さで切ります。

切るとすっきりします。
こうするこでのメリットいくつか。
・頂芽優勢といって、主枝を切ることで脇芽(ここでは擬葉や新芽)
 の伸長を促す。
・上部の風通しを良くする事により、暑さや湿気がこもるのを防ぐ。
・防除作業をしやすくする(機械によりますが)。
・そもそも光合成量が擬葉で制限されるから切っても影響なく、
 視界や光を妨げるなら切った方が良い。
などなど、それぞれ個別の理屈もあると思います。


切らない露地の畑です。
わっさりします。
何故切らないのか。
・切り口から灰カビ病が入るリスクが高い。
・切って片付ける時間がない。
・切ることで邪魔な下枝の伸長を促進するから。
こんなとこでしょうかね。

天気と時間の都合さえあれば、切ることをオススメします。
しかし、切って片付ける手間は、やってみるとわかりますが、
想像以上です。
それでも切らないことで管理可能なのか、
今年の天候はどうなのか、
夏にどういうアスパラ管理をしたいのか、
来春どのくらいアスパラをとりたいのか、
などなど考えて、選択すべきです。

みんながやっているから、とか、やった方がとれると聞いた、とか、
この時期にやると決まっているから、とか、
そんな理由で作業しないようにしましょう。

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