2017年12月6日水曜日

失敗は怖いか

失敗することへの恐怖。
これは失敗がその後に及ぼす影響も然ることながら、
自信喪失や信用失墜など、様々なことへ波及する。

金銭的にも精神的にも、この失敗をしないことが一番。
だが、小さな失敗という名の「経験」こそが、
ある種の成功のためには非常に大きな意味を持つと思う。

失敗を怖れることこそ、自己成長には障害となる。
失敗をわざわざすることはない。
というよりも、賢い人や良く考える人ほど、
失敗しないように事前に予防線を張る術をよく知っている。
その予防線を張るアンテナのようなものは、
机上の勉強や情報収集、失敗などの経験からくるものだろう。

それでも、失敗はおこる。
私が思うのは、経営者としての失敗と、
従業員としての失敗の、ことの大きさの差だ。
従業員としての挑戦は、失敗の責任は社長がとるので、
気軽に考えられる反面、取り組む事業の規模も小さくなりがち。
経営者の挑戦は社運を左右するため、
失敗の責任も規模も大きくなりがち。

事業継承を受けて2年、これまでよりも好きなことができる反面、
ひとつひとつの選択・決断には熟考を要している。
数も多いので、ある程度のスピードの中で
的確な選択をしていく作業、本当に日々の小事が大事だ。

話が逸れてしまったが、失敗することはある、と言い切れる。
なぜなら、最後の結果が良く出るか悪く出るか、半分は運によるからだ。
失敗を糧にしろ、というのは簡単だが、
失敗のショックから立ち直るだけでも大変だ。
それでも尚、失敗をしてでも挑戦した方がいい。
なぜなら、自分を成長させるのは挑戦であり、
挑戦には失敗がつきものだからだ。

上手くいってる時には、見えにくいのが失敗だ。
失敗する可能性は常にあるし、
その傾向なんて至る所から見えているし、
失敗するかしないかは紙一重のことがほとんどだ。
どこに落とし穴があるかわからない。

失敗することは、恥ずかしくないし、隠すことでもない。
それをもとに、助けが得られたり、仲間が増えたり、
誰も見つけられなかった解決策を見つけたり、
これまで見えていなかった世界と出会うきっかけにもなる。

失敗は怖くないので、挑戦しましょう、という話・・・?
というわけでもないのだけれど、
考えて、人のために挑戦していくことは、
結果がどっちにころんでも自分を成長させるし、
あとあと良い方向に進むことが多い、と言い切れる。

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