2022年9月17日土曜日

秋になって、ようやく

今植える?と思われるかもしれません。
ここは土壌還元消毒の試験を行なっていたハウスです。
紫紋羽病という、土壌菌による不治の病におかされたハウスです。
ここ以外にも紫紋羽病のハウスはありますが、10aあたりの収量が
1tを切ったので、栽培をやめて土壌還元消毒による改植試験を行うことにしました。
理由は2つ。
1つは、このハウスの他にも収量が減少していて栽培終了するハウスが今後出てくること。
もう1つは、40年以上前にこの病気の研究は「治らない」ということで打ち切られており、
紫紋羽病にはクロピクという薬剤処理しか効果がないと言われているのですが、
その毒性の強さから使用を控えたく、試験実例がない土壌還元消毒を試す価値があるかと
考えたことです。

消毒には、米糠が1t/10aくらい必要なので、米糠とNK52という微生物資材と
ともに散布して、30〜40cmくらい耕起します。
7月3日に20万リットル/10aの潅水を行なって、土の表面を全て農ポリで覆って、
ハウスを閉め切り、50日放置しました。
温度が必要なので、北海道では6月下旬から8月が適期です。
その後土を乾かして、耕起して、9/2に定植です。

成功したかどうかは、3年後、根がしっかり張った頃にわかります。


ズッキーニ、今年も遅くまでがんばってます。
軟腐病とうどんこ病にかかっているものの、
忙しい収穫作業です。


ハウスアスパラは、もうほぼ終了です。
萌芽がない上に、実も赤くなっていまして、養分転流が始まっていることでしょう。

今年植えた露地アスパラは、他の圃場と同様に、
かなり多くが斑点病にかかってしまいました。
幸いにも欠株にはならなそうですが、
来年の生育が心配です。

秋分の日の前ですが、すでに稲刈りは終盤ですし、
うちの小豆も8割くらいは収穫が終わっております。
春に2週間早く色々なことが始まって早すぎると思っていましたが、
その分早く秋がやってきたんだと思ってます。
この分だと片付けも初雪も早いかもしれませんね。

片付けの段取り、11月下旬の出張の準備、越冬準備などなど、
収穫作業に追われなくなったと思ったら、寒さや雪に追われます。
それでも、周りの農家が稲刈りで忙しい今こそ、暇をアピールしたいと思う、
天邪鬼な私です。

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