2023年1月22日日曜日

流れ、てありますね

今年は47歳になる年です。


基盤整備事業はうちの地域で始まって、

アスパラ畑がリセットされ始めたのが、2015年あたりで、

それ以降は、経営基盤の再構築に追われる毎日、毎年。


子供は大きくなって、今年からふたりとも中学生になります。

サッカーの送迎に明け暮れた毎日から解放されます。

楽しくて夢中になりましたが、中学校からは好きなことを

見つけてやってほしい。それがサッカーであっても違くても。


自分が第一優先にしてきたことが、一気に片付いた昨年末。

これまではやりたいことが湧いてこなくておかしいな、と思っていながら、

色々な本を読み、色々な人に会ってきました。

そのお陰か、フッとやりたいことが浮かびました。

街を何とかしたい。


このまま15年後に1万人を切って、インフラ整備もできず、

大事な子供の教育を優先せず、自分の支持団体に忖度した行政を続けたり、

街の人よりも街の外の人にお金を出したり、外の人からの意見ばかりを聞いたり、

住民の居住満足度を向上させようとせずに、情報強者ばかりを優遇するような街に、

このままどんどん進んでいくのは嫌。

行政マンのことを悪口言うのを良く聞きますが、

行政マンに力を発揮させていない管理職や市長、市議の責任、

そして街を作るのは住民なので、住民の意識も大きく関わっていると思います。


生まれ育った街に対する気持ちは、その人にしかわからないと思います。

妻には理解してもらえませんが、当然だと思ってます。

積極的に自分から何かを変えようと動いている経営者の面々に会ったことも、

その背景にあると思うし、

できないことがストレスになるからと街の情報をなるべく頭に入れないようにしてきたことも、

実は自分にはストレスになっていたんだと思います。


美唄の今の姿は、10年後の札幌だと思うし、20年後の東京や日本だと思う。

先に人口減少によって衰退を始めたから、今なら最先端の街になれます。

存続できれば。

市長として、街をリードする。

支持団体も持たず、街のこと、住民のことだけを考えて政治を行う。


だけれども、これまで僕が15年ほどこの街で得た信頼は、ほぼありません。

農協のやり方に反対して自分で作物を売り、

JCの間違った正義についていけずにすぐに辞めたり、

行政のイベントごとも市民のことを考えていないことは全て断ってきました。

そんな人間が信頼されない街なのはわかっていましたが、

自分の主張を曲げてまでやることではないと思ってます。


どうやって信頼を得て、市長として街をリードするか。

具体的な話はまだ先です。

まずは信頼を得てから。

そのために何をするか。

市議会議員が近道なのかな?

と真剣に考え始めてます。


でも、家業を疎かにすることはしたくないのです。

信じてついてきてくれている家族、スタッフがいるし、

僕が在るのは、うちやま農園とアスパラがあるからです。

家業優先。それだけは譲れません。

市長になるということは、家業よりも行政を優先することです。

それは間違いない。

どうやって街を良くすることに加わることができるか。

それを真剣に考え始めたのが、年末です。


これから、尊敬する何人かの人にお願いして、

話を聞かせてもらいます。

実務両立や理想の行政をどこまで現実に近づけるか。

それが見えたら、スタートするし、

見出せなかったら、別の方向から街を良くする方向に尽力したいと思います。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

札幌からです。
読んでいて、非常に考えさせられました。
内山さんの熱い思い、伝わってきました。
地域の人が幸せを感じられるまちづくり。
応援しています!