2023年4月11日火曜日

誰のためか

11月に書きましたが、気持ちの整理がようやく着いたので、公開します。

それくらい、僕も狭い視野で思い入れていたんだと思います。

サッカーのために、という視点で頑張って勉強して、

4月から札幌光星中学校に通って、チームはHKDfootbollclubです。


息子(テツとかウッチーとか呼ばれてます)の挑戦、

一旦休止です。


私が息子のサッカーに熱を入れ始めたのが、息子が小学校2年生の時。

隣町の奈井江サッカースポーツ少年団に入り、

2年生の頃から少し目立つようになり、5年生の試合にも混ざるように。

サッカースクールも4歳から通っていましたが、

もっと上手くなれるんじゃないかと、頻度を増やしたり、

試合を録画して一緒に見たり。

時に怒ったり、よくないこともしていましたね。


小学3年生の時、夏休みにスペインのサッカーチーム「バルセロナ」の

育成組織が日本で短期キャンプを開催し、北海道は長沼が会場となっていたので、

友人たちと共に参加。そこで、サッカーの楽しみ、

サッカーでの向上心が芽生えたと思います。

コンサドーレ札幌に入りたいといいだし、自分で通うならいいよと、

選抜試験を受けたところ、運よく合格。

4年生から移籍します。


ところが、札幌中の上手い子が集まるチーム。

これまでと違うサッカーに慣れないどころか、全然活躍できない。

4年生から20人を超えるチームメイトをAとBにクラス分け。

Bクラスでの練習や試合参加が長く続く、苦しくもどかしい時間が続きます。


5年生の夏には、試合にも呼んでもらえない、プレーもうまくいかない、

そんな状況で自信もなくしている息子に、チームを辞めるように進言。

でも息子はもう少しここで頑張ると決断。

そして、Aクラスに入ったのが5年の冬くらいか。

関東に遠征して、横浜マリノスやレジスタといった強豪にコテンパンにされる

素晴らしい経験を経て、6年生はAチームに入ります。


Jリーグの下部組織なので、中学のU15クラスに昇格できるかどうかが、

試合で勝つよりも大事なこととされるチームです。

息子は小さい体ながら、頭を使うサッカーでチームに貢献するも、

体力面を考慮して昇格できませんでした。

息子なりに全力を尽くしてサッカーに取り組みましたが、一歩及ばず。


プロの目で育成してもらってきて、昇格できないということは、

サッカーで飯を食うのを諦めた方がいいですよ、という優しい助言だと思ってます。

うちでは文武両道が教育方針なので、サッカーは真剣にやる遊びで、

学校教育が放棄した体育的理不尽経験を獲得する場や、

協調性、一人では物事が進まない事実の把握訓練などだと思ってます。

夢を諦めないことが良いこととされたり、逃げないことを大切にする風潮がありますが、

私は、諦めるポイントを経験することや、逃げるという選択をするという経験こそ、

社会人になってから生きてくると思ってます。

経験や選択が間違っていても、学生、または若いうちは、糧にできます。

理想と現実、自分への評価、逃げ出すべき状況などなど、

受け入れて進む人生において、大事なことばかりです。


ところが、まだまだサッカーが大好きの息子。

中学校に行っても続けたいということで、チーム探し。

自分一人でどうこうするよりも、みんなで一丸となって走って蹴って、

勝利を目指すサッカーをしたいそうで、

協調性が育まれてよかったと思ってます。

でも、息子を逞しくしてくれたチームには感謝しつつも、

結局選手を育てられず、外部から上手な子を集めてくるだけという、

評判通りのコンサドーレには、もう関わりたくない心境です。

コーチの不勉強や派閥争いで、コーチが育成について何も学ばない。

コーチが選手を育てられないから、チーム外の優秀な選手を最優先で採用する。

今後改善してほしいことがたくさんありますね。

息子に限らず、チームメイトがつまらなそうにサッカーをする姿を、

心苦しく見たことが何度もあります。


北海道の、札幌の、サッカー教育レベルは低い、と聞きます。

子供のためではなく、チームの面子やクラブの維持、コーチの収入などのために、

チームが存在しているという状況が少なくありません。

サラリーマンコーチも同様です。

優先順位は、子供よりも上司なので。

いわゆる闇の部分がよく見えたのですが、

客観視して傍観者であることで、色々流そうと思ってます。


競争じゃなくて、自分の理想と現実にしっかりと向き合える、

中学校でのサッカー生活を送ってほしいなと思っております。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

始めまして、通りすがりですが・・・・

有名サッカーチーム、特にJの下部組織の監督やコーチは生活が掛かっていますので、目先で勝てるチームを作るために、目先出来る子を入れて試合に出します。

それが仕事ですから仕方がない事です。

親からすれば自分の子は出来ると思うのですが、生活が掛かっている監督やコーチはそんな未来を見ません。

小学生や中学生で諦める必要は無いと思います、子供達はそれぞれ成長曲線が違うのです、その違う成長曲線で早いうちに成長できる子が小さい時に良い思いをするのです。

ですが、中学生で急に伸びる子や、高校で伸びる子も沢山居ますし、その逆で消えてしまう子も沢山います。

ですから、ご自分のお子さんはじっくり育つように、暖かい目で見て育てられたら如何でしょうか?

ご自分がJリーガーだったり、海外でサッカーをして活躍したなら別ですが、自分の期待に答えられなくても我が子だと思えば良いのかなと思いますよ。

因みに我が子もサッカーをしており、小学生の時からそれなりに結果を出しており、中学年代では県リーグで優勝するチームでJ下部チームの監督からは「○○君に勝てる子はうちのチームにはいない」と言われていました。

ですが、高校年代の時は高校年代3冠をとった高校に入学しており、その年代が3冠でしたのでまるっきり出番がありませんでした。

しかし、そんな最強のチームで練習し負ける気がしていなかった様で、いまだサッカーを諦めておらず、海外へ行く準備をしています。

まぁ、子供の人生は子供の物なので好きにすればと考えています。

親が出来る事は応援する事と考えており、今は資金面での応援が出来る様に頑張っている次第です。