昨日、中3の息子のジュニアユースでの最後の試合が昨日終わりました。
あっという間で楽しかった3年が終わりました。
高校ではもっと楽しいサッカー生活が待っていることでしょう。
3年間黙っていたことを、ここでぶちまけようと思います。
サッカーは習い事ではない。
真剣な遊びだ。
だがその遊びから得るものは大きい。
それがサッカーを続けても良いと思う理由です。
プロを目指すという漠然とした理由で続けていたり、
進路のためにスポーツを続けるという親子が多いことに驚きます。
自立していない子供が多いし、チーム存続のために
優先順位がチームに偏って、子供を蔑ろにしている
指導者があまりに多い。
札幌に限らない問題みたいです。
自分の子供に期待しすぎても、最後には子供が困りますよね。
サッカースクールでは、子供に自信を持ってプレーさせることを
第一の目的としているので、
もしかしたら勘違いをさせていることもあると思いますが、
親が冷静に自分の子供のサッカーにおける「状況」を
判断してあげることは、とても大事です。
夢を持たせるような話はたくさんありますが、
そもそもの運動神経が大きく関わってきます。
その子にあった進路と、本人の自立心と、
バランスよく判断できると良いと思います。
日本のスポーツがまだまだ未発達だと思う理由に、
子供の成長段階に応じた対応ができる体制になっていないことが挙げられます。
チーム方針に従うしかない。
そのチーム方針が「勝つこと」にしか向かっていない。
情けないです。
表面的には拙い言葉を使って巧みに「育成」していることをアピールします。
それは、どこのチームにも当てはまります。
勝つことの目的は、チームの維持です。
チームを維持するには、たくさんの子供がチームに所属することが大事です。
育成することが大事だと大きな志でチームを作った人も、
いつしかチームの維持が目的となってしまっています。
また、成長度合いが子供ごとに違うにも関わらず、
そこに合う指導プログラムはありません。
皆無です。
合わせろ、くらいの姿勢です。
中学生は、体つくりが第一。
怪我をさせる指導者は、馬鹿だと思います。
その子の将来をなぜあなたが阻害するのですか?と。
また、精神的にも未熟ですし、何せ思春期真っ盛り。
大事にしすぎるのも違いますが、
個性の尊重と責任、人としての心の持ちようなど、
サッカー指導者だけに任せて置けない状況は多々あります。
これらに対して反論される方もたくさんいます。
しかし、第三者として見ている限り、その印象を拭えないという事実を
コーチやトレセンやJリーグ所属チームは真摯に受け止めるべきでしょう。
そして、こういう意見を言う親がいると、
その子供が不利益を受けるという情報のつながりも、即刻やめてほしいです。
モンスターペアレントと認定されて、子供が不当な扱いを受ける事例は、
ちらほら聞こえてきます。
また、子供の自立についても、意見が分かれるところです。
サッカー少年というか、高校生になっても、自立心が育っていない子が多い。
自分で考えて、自分で決める。
周りの環境に左右されずにそれができるかどうかが、
自立の判断になりますが、そうさせていない親が多い。
フィールドではチームでプレーしますが、
究極の判断は1人です。
そして、社会に出てからも同じです。
自由であり、1人であり、チームでもあります。
人間としての成長は、そのことを理解して、自立することにあると思います。
などなど、答えの出ないことを悶々と考えた3年間でした。
私は、です。
息子はサッカーを楽しそうにプレーしていました。
そして、勉強と怪我しない体つくりができたことは、
高校につながる財産だと思います。
子供がどういうサッカーを好むかは、
子供がわかっています。
僕もサッカー素人なので、初めはボール扱いが上手い、
体が強い・大きい、速い、などに目を奪われました。
しかし、息子は、チーム連携や、ポジショニング、
アイディア、素早い判断、など、
チームとしてトータルにプレーするサッカーを好んでいます。
つまり、クライフの言うトータルフットボールとか、
バルサのサッカーとかです。
個人技も大事ですが、チームの歯車として機能的に判断し、貢献するか。
それを共有できる相手とサッカーできる環境に来ることを祈ってます。
サッカーに脳みそを侵された親の戯言でした。
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