復興支援の名目で、福島産の野菜や果物を買おう、という動きにはとても疑問を感じる。まあ、買ったところでお金が落ちるのは農協くらい。農家に復興に向けたお金を上乗せして出すわけでもないだろう、たぶん。しかし、問題点はそこではないと思う。
批判を怖れずに書くが、福島原発付近は、一刻も早く人をゼロ人にすべきだと思っている。放射能で汚染された地域の人の受け皿を早く見つけてあげることが政治や行政の仕事であり(現状では自分の保身ばかり)、その受け皿になる協力や手助けをするのが日本国民の役割ではないかと思っている。
だから、福島県産のものを買うという行為自体が、福島県民を長く被曝させてしまうという一票になっていると思う。ものが食える食えないの話ではなく、福島県民のことを思えば、購入しないという行為で支援したいと思う。
なぜ早く危険だと言ってあげない?なぜ本当の情報を出さない?なぜ未来ある子供を守ろうとしない?なぜ、なぜ、すぐに健康に害がでないことが安全だと言える?
原発に対しては、ノーと言うべきだと思うし、そうあるべきだと思うが、残念ながら自分に決定権はない。放射能の危険性を正確に知る人はいないのか?情報が錯綜していて混乱してしまう、情けないことに。でも、放射能の危険にさらされていない日本の土地はたくさんあると思う。ブラジルや中国に日本を作ったように、日本の別な場所に福島県を作ってもいいのではないでしょうか。
ある人たちとの話の中で、自分の考えが整理できたので、書きました。批判や反論もたくさんもらえると嬉しい。
2011年9月6日火曜日
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2 件のコメント:
うっちー、ありがとう。
私も全く同意見です。
あまり大きくは報道されていないみたいですが、すでにチェルノブイリの強制移住の基準を遥かに超えた土壌汚染が多くの地点で確認されているのに、それでもなお強制移住に踏み出さない国や県には憤りを感じます。
福島市内でも除洗したことによって避難勧奨地点から外された地域もあり、小さいお子さんを持つ家庭は落胆をしています。
除洗したからといって大幅に空間線量が改善される訳ではなく、この先何度も除洗を繰り返さなければいけない状況を考えると、やはり一度福島県民全体をどこか別の場所に移住をさせてしまった方が賢明だと思いますね。
しかも市内の土壌からはストロンチウムも検出されているのに、その報道もサラッとしかされず、はっきり言って国や県は色々なことを隠ぺいしているとしか思えません。
福島県で働くSハウスの社員の中にも、県外に転勤したいが県外から福島に転勤してもいいよという人がいなく辞めてしまうというケースが出てきていて、会社も止むなく福島県で働く社員に対して危険地域手当なるものを出すことになったみたいですが、それはそれで微妙な話ですよね。
首相が変わった今、福島県民が前を向いて進める決断をしてもらいたいものです。
ところで、北海道も記録的大雨と聞いていますが畑は大丈夫ですか?
demokoさん
ありがとうございます!
そうですか、福島にいらっしゃっても感じているということは、よほどなんですね。
北海道が受け皿になる余地を考えつつ、運動にも参加した方が良いのかな、なんて考えてます。放射性物質は、安全か否かではなく、どういう物質がどの程度出ていて、いつまで出るか、などの正確な情報をながすべきですよね。本当に、腹が立ちます。やらない福島県や東電などにも、できない自分にも。
会社の取り組みも問題ですよね。海外移転などは緊急避難でしかなく、長期的にどう考えるかは企業の行動にもかかってるというのに。
長雨、何とか大丈夫でしたよ、美唄は。でも大変な地域もあるので、安心もしていられないです。
コメント、ありがとうございました。こちらに避難していらっしゃる元福島県民の方々からの批判など怖かったですが、何が正しいかを判断するには、ひとりで考えててもダメですよね。
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