2020年1月27日月曜日

子供のため?

子供のため、というと、何でも正義になってしまう、
そんな変な価値観が通用する世界がありますよね。

でも、何をもって子供のためなのか、
何が子供のためなのか、を考えることを
怠ってはいけないと思うのです。

楽園のような幼児のころ、
天真爛漫な小学校のころ、
大人になり始める中学校のころ、
正しい理屈だけを与えることが子供のためとは思えません。
なぜなら、世の中は理不尽なことであふれているから。

その中でも、自分は自分の考え持って、
人のことも考えることができて、
社会の役に立てるような生き方をしてほしい。
それは僕の私見で、どう思おうが個人の勝手でいいと思います。

なぜこんな話かというと・・・。
(あくまでも個人の感想ですけどね。)
あんまりいい話じゃないんだけど、少年サッカーのコーチたち。
子供のこと、怒鳴りすぎだし、口撃しすぎだし、ダメだししすぎ。
昨日観に行った試合でも、励ましたり考えさせたりする声は稀で、
指示して、意に反したら批判して、命令しまくり。

勝つことが子供のためなの?
厳しくすることが子供のためなの?
そういうチーム作りや練習をしてきたんですかね?

もちろん、甘やかしすぎてはいけません。
いい事と悪い事は、大人が教えてあげましょう。

勝利を掲げることで自分の立場を保とうとしてませんか?
勝利を目指す姿勢は大事ですが、結果についてダメだししてませんか?
だいたい、勝ちたくない子供がいると思いますか?
なぜやらないか、子供の立場で考えたことありますか?
大人の考えを当てはめて決め付けていませんか?
などなど、ベンチに向かって客席から野次りたいことだらけ笑

ムスコの所属するチームは少年団なので、
クラブチームほど勝利を優先しません。
(クラブチームは勝利による会員数確保が結構大事なことが多い。)
だから、勝利よりも大事なことがあると言います。
その通りだと思います。
勝利よりも大事なことは勝利を目指した先にあります。

勝利だけが目的になると、その先は見えません。
サッカーを人間形成の手段と考えるべきだと思いますが、
実際はそういうチームは稀ですね。
悲しいことです。

そして、子供たちも大人の口調を真似します。
できない子供をけなし、悪いプレーにケチをつけ、
自分が認められないと拗ねる。
映し鏡です。
子供がどういうサッカーの環境を求めていて、
それにその子供が合っているのか。
将来に直結することだと思うので、学校の環境よりも必死に見てます。

学校教育の内容が薄くなり、
習い事の役割が大きくなってきたと感じてます。
われわれが育った頃よりも、とても大きく。
教育の正解を探すよりも、子供と一緒に考えてくれるとありがたいです。

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