2025年2月19日水曜日

何が成長か

先日、農家になってからの友人2人とお泊まり会。

北陸に出張して農家や工場を視察する予定が、

大雪でキャンセルになってしまったので、

せめて泊まってじっくり話しよう、と。


1人は地域のために事業を縦にも横にも大きく展開し、急成長。

もう1人もあっという間に農地を拡大して大台に乗る。

そんな2人と話していると、自分が何もしていないような気がしてくる。

あれ?俺って何もしていないんだっけ?

焦ってしまい、何を考えたら良いかわからなくなるが、

ようやく冷静に。


成長していなくても、徐々に良くなっているし、

喜んでくれる人、貢献できている人は、確実に増えている。

ただそれが、ゆっくりなだけだ。

そして、急な変化は好きではない。


さらに、泥炭地はアスパラにとって病気の宝庫で、

毎年毎年他の産地に比べたら、病気対策にかける時間もお金も、

2倍くらいかかっていると思います。

(土壌の有機物が豊富なことの弊害なので、味も2倍美味しいと思っています)


アスパラをつくって、つくり続けて、社会に貢献したい。

私は、人の役に立つことが、仕事にも人生にも必要。

そして、本事業以外でも貢献できる何かがほしいですね。

先日書いたように、傷が癒えたのが最近なので、ちょっとずつ

気持ちを解放している、まだ最中なんだと思います。


新しく出会うこと、新しく知ることは、

表面上は新しい何かを身につけている気になります。

人の話を聞くことや教えてもらうことは、努力ではない。

自分で考えて行動できるようになることが、ある意味では成長。


売上や利益に惑わされてはいけない。

もちろん、両方とも大事だし、どっちも上昇できている。

でももっと大事なことが、自分の中にある。

2025年2月15日土曜日

将来の夢みたいなこと

とにかく、今の教育はすぐに将来の夢を決めたがる。
お前は将来何になりたいんだ?
なんて偉そうに聞く大人。
反吐が出ますね。

僕はやりたいことも決まらない上に、想像力も乏しかった。
やりたいこと?
世の中がよくわからないし、今が友人関係と
つまらない学校に行くことでいっぱいいっぱいなのに、
将来なりたいものって何?
全然意味がわからない。
 
そんな思春期真っ最中の息子は、まだ私と遊んでくれます。
最近始めた有酸素運動の散歩以外にも、
冬に運動させてくれる貴重な存在。

本人がどう思っているかわかりませんが、
学生のうちに決めなくても、社会人になって
やりたいことが見つかればいいね、くらいに応援してます。
当然、やりたいことが見つかることは悪いことではありません。
でも、無理矢理見つけることで、変な安心感が生まれ、
物事を深く探っていく、見つけていく、という楽しさが
失われるような気がする。

そして、やりたいことが変わることは、絶対ある。
好きな人が変わる経験は誰でもあるはず。
そんなもんですよ、人の気持ちなんて。
そこに正直に生きれる方が、楽しいですよ。


そんな可能性の宝庫みたいな29歳の若者と食事に。
せっかくいくなら営業しようか、と思ったら、
お取引先の飲食店とお友達で、
若者と同じ美容室に通っている店主でした。
とても美味しかったです。

自分がやりたいこと、特に全てをかけてでもやりたいことが
見つかったら、もしくは出会うことができたら、
それはとても幸せだと思います。
さらに、それを仕事にできたら、充実感あります。
それでも、その道に行かなくても、楽しい人生や、
新たな可能性は、無限に広がっていると思います。

個々人が人生を謳歌できる日本になるように、
一生懸命働いて税金を納めているんだ、とも思います。
僕だって、嘘つかれたり卑怯な真似されたり誤解されたり、
人に裏切られることがたくさんあります。
それでも、楽しい人生を送るには、自分次第だと思います。

人に受けるとか、どうみられるとか、どうでも良い。
自分を受け入れて、自分と向き合って選択できれば、
夢なんてなくても楽しく生きていけるよ。
若者たち!一生懸命勉強して仕事せよ!
先のことは積み重ねた努力の上にあるぞ!

2025年2月10日月曜日

偏屈だと、自分でも思いますが

勉強すればするほど、人の批判や真似よりも、

自分で自分をどうするか、という問題に当たる。


だから、人の経営やアスパラづくりへのアドバイスや意見なんて、

その人がその人の脳みそで考えるべきことなので、

他者に求めたり他者にアドバイスしてほしいと思っていることが、

そもそもあなたの課題なんですよ、と思ってしまう。

思った結果、何も言えなくなる。

言わないことが、最高の回答なのではないだろうか。


人の成功談や人から教わったことは、努力でもなければ

自分に不足していることでもないと思う。

それを自分でどう生かして、どういう自分と向き合って仕事をしていくか、

もしくは生きていくか、ということが、人としてとても面白い。

そこに向き合えているかどうか、話すと見えてくる。


自分の現状を受け入れて、自分に必要な学習を理解し、

ひとつひとつ試して失敗して成功へと繋げる。

そんなことを30歳くらいで描いたけど、いまだにこの考えはしっくりくる。

人に求めては、何も生み出せない。

面白いかどうか、好きか嫌いか、そんな選択も悪くはない。


お客さんにはもちろん、家族にも、仲間にも、褒められたい。

でも何より、自分の根底から納得できる結果にしたい。

そのために刻む一歩一歩は、わりと日常にも存在する。

毎日楽しみたい。

気づけば残り人生も30年しかないじゃないか!

販売店のご紹介

うちやま農園のアスパラを小売していただいているお店の紹介です。季節性商品のため、ない場合にはご容赦ください。


【買えるお店】

北海道
大丸札幌店
フーズバラエティすぎはら(札幌市中央区)
相沢食料百貨店(稚内市)
・北海市場(西町・発寒・川沿・屯田・山鼻)(札幌市)

関東
やさいやふうど(東京都大田区南雪谷)
こだわり商店(東京都新宿区)
福島屋(東京都羽村市、六本木)
横浜タカシマヤ
・高島屋玉川店
・そごう千葉店
・そごう大宮
ひまわり市場(山梨県北杜市)
・横浜水信(横浜、平塚、東神奈川、小田原、ジョイナス)

石川県
・六星(白山市)

中部・東海
フードオアシスあつみ(愛知県豊橋市)
スーパーサンシ(三重県)
・遠鉄百貨店浜松店(静岡県)
・伊勢丹静岡店


関西以南
・BIG BEANS(芦屋店、west本店)
・阪神梅田本店
・大丸神戸店
・近鉄上本町店
・大丸芦屋店
・ラディッシュ(宮崎県)

その他、全国各地のイベントなどにスポットで入ります。

(敬称略、順不同)


以上です。都度変更します。

飲食店のご紹介

うちやま農園のアスパラは、以下のお店で食べることができます。ただ、季節性の商品のため、ない場合もございます。(一部掲載、順不同、敬称略)


【食べられるお店】

(北海道) 
日本料理とらや(円山)
SABOT(円山)
・鮨・肴匠くりや(南郷7丁目)
・小割(すすきの)
melimelo(メリメロ)(すすきの)
・セミーナ(大通)
・かわず池(すすきの)
・フンギ堂(狸小路)
・吉花(大通)
・雷井土音(大通)
・山小屋ジンギスカン(すすきの)

プティラパン(滝川市)
二代目佐平次(函館)
寿楽(美唄市)
楽蔵(美唄市)
カフェ ストウブ(美唄市)


(関東)
富士屋ホテル(箱根)
サンプリシテ(代官山)
囲坊主(埼玉県川越市)
木村食堂(台東区)
あこや(恵比寿、日比谷)
つな八(新宿、東京駅)
ラリアンス(神楽坂)
・HAUS(外苑前)
Fujimaru浅草橋(浅草橋)
ラテール(世田谷)
ブエナビスタ(浜松町)
和酒バルKIRAZ(目黒)
・スリオラ(銀座)


(中部)
ドルチェヴィータ(愛知県豊田市)
・天ぷら梵(名古屋市)
・フレンチ奥村邸(犬山市)
ラ・テラス(奈良県奈良市)

(関西)
アルモ(大阪府和泉市) 

(九州)
月と和音(宮崎県宮崎市)



その他、イベントなどでスポット的にご利用いただいているお店も多数ございます。


以上です。都度、更新します。

2025年2月9日日曜日

オフシーズンの過ごし方(48歳)

いまだによく聞かれます。
冬は何やっているの?
過去にも何回か書いているので、48歳編です。

基本は、読書です。
趣味の読書ですが、農作業のオンシーズンには、
読み流しというか、頭に残らないことがわかっています。
だから、必要なもの、読みやすいものしか、オンシーズンは読みません。
オフシーズンは、本を体に染み込ませるように、
ゆっくり読みます。
といっても、私は本を読むスピードがとても遅い。
漫画も、子供たちの半分以下のスピード。
学生時代は、それで本を読むことを敬遠していたのですが、
読む楽しさがわかってからは、時間をかけて読むことを
そのまま受け入れて、贅沢に読書時間を使っています。

実用書も昔ほど読まなくなりました。
本屋さんに並ぶものがハウトゥーものばかりで、辟易してしまうので。
それでも友人に紹介されたら、今の自分に欠けていることだと素直に受け入れ、
買って読みます。紹介ありがたい。
物語を多く読むのは、自分の頭の中の整理や、
自分の思考と向き合うためです。
答えはいつも、心の中にあります。


そして、家族とゆっくり過ごすのも、冬しかありません。
今年の家族旅行は、タイ王国へ。
夫婦は22年ぶりのタイ、もちろん子供たちは初。
3泊5日という短い旅なので、アユタヤとバンコクへ。
新千歳空港から直行便があるのがありがたい。
背の並びが替わり、息子は2番目に。
今回の旅行で驚いたのは、娘の英語力。
聞き取れる耳があるって、ありがたい。
私はあたふたしてニコニコしているだけ。

衣装を着て、観光客が少ない朝にアユタヤ遺跡。

有名なワット・マハタートのお顔の前で。
久しぶりのタイ王国は、もう微笑みの国ではありませんでした。
経済成長が目に見えて明らかで、それでも貧富の差は変わらずで、
日本よりも人に優しいので軽犯罪におおらかでした。
余裕というか、器が広いというか、
国王と宗教に支えられているからなのか、
22年前同様に、心が豊かな国だと感じました。
市場の雑踏、路上で寝る人、詐欺行為などは、もはや名物化してますw


息子のサッカーでは、交流大会で小3までのチームメイトと再会。
テン、ソラ、ケンタ、セナ、元気で何より!
フットサル交流会の決勝で当たるも敗戦。
背もこんなに差がついしまっていたw
 

オフシーズンは他にも、来年の経営計画を立てる、決算業務、
スタッフと打合せ、お取引先の挨拶、土壌分析と施肥計画、
友人とご飯を食べる、ゆっくり寝る、健康診断を受ける、
じっくり新聞を読む、日本について考える、自分と向き合う、
夫婦喧嘩する、などなどあり、3ヶ月を充実させています。

あと2週間ほどで今シーズンもスタート。
雪は少ないものの、自然と喧嘩せず、美味しいアスパラを、
スタッフともども充実した仕事をして、
たくさんの方に食べてもらえるように精進します!